古典作品にもチャレンジ!Audibleでも楽しめる洋書8選

2019年が始まり、今年の英語の目標を立てられた方も多いと思う。

読書に関して言えば、読もうと思っていた本を結局読まずに年を越してしまった、という方もいらっしゃるかもしれない。

今年、みなさんはどんな洋書を読みたいだろうか?

新刊や話題の本ももちろんいいけれど、たまには古典作品も手に取ってみたい。

古典作品で英語力アップ!

古典作品と聞くと、洋書で読むには難しい印象があるかもしれないが、必ずしもそうではない。クラシックな作品の場合、さまざまな出版社がそれぞれ微妙に違うバージョンを出版していることが多いのだ。

ほぼ原文通りのものもあれば、古い英語を現在使われている英語に書き直したもの、若者向けに少し平易にアレンジしたものや、かなり抜粋してあるものまで。同じタイトルでも自分の英語力に合った本を選ぶことができる。

 

今回、英語の難易度を知る目安として時々紹介しているLexile指数も、バージョンによっては異なってくるので、チェックしてみるといいだろう。Lexile指数については、下記の記事で詳細を解説している。

» 参考:【洋書多読】自分のレベルにあった難易度の本を探す

また、古典作品を理解しやすくなるヒントとして、読む前に物語が書かれた時代や歴史を調べて、頭に入れておくこともおすすめだ。

 

今回は、洋書でもAudibleでも楽しめる古典作品を紹介する。どれも有名なタイトルばかりなので、教養としても知っておいて損はない作品ばかり。Audibleについては、下記の記事で使い方を解説している。

» 参考: 洋書は聞く!?AmazonのAudibleを英語学習に活用しよう!

やはりイギリス文学では、Audibleのナレーターもイギリス人が担当している場合が多いようだ。イントネーションなどの勉強にもなるので、リスニング力アップのためにもぜひ聴いてみたい。

 

普段あまりクラシック作品は読まないという方も、ちょっとチャレンジしてみてはいかがだろうか?

 

英語で読む!おすすめクラシック作品

The Old Man and the Sea / 老人と海

著者紹介

Ernest Hemingway

Ernest Hemingway(1899-1961)はアメリカのイリノイ州出身の作家。17歳で新聞記者の仕事に就くが、その後の第一次世界大戦では看護要員として最前線に配置された。

大戦後、カナダとアメリカの新聞社の報道員となり、ヨーロッパで活動した。自身の経験などをもとに、兵士や狩猟者を主人公に据えた多くの作品を残した。

 

作品概要

1952年に書かれたこの作品は、著者の代表作のうちの1作である。

キューバ人の年老いた漁師と巨大なカジキの物語。非常にシンプルな文章ながら、敗北を目の前にしたときの勇気をテーマにした力強い作品で、著者が1954年にノーベル文学賞を受賞した大きな要因とされる短編小説である。

 

May先生おすすめの理由

この洋書の読解の難易度を示すLexile指数は940L。TOEICのリーディングスコアが350くらいあれば、無理なく読めるレベルである。

会話文が多く出てくるので、洋書をあまり読んだことがなくても、それほど難しくは感じないはずだ。基礎を理解したうえで、やや難しい語句や文法構造が含まれた洋書を読みたい方におすすめの1冊。

短編小説なので、古典作品を読みたいけれど読み切れるか不安という方もぜひ挑戦してみよう。Audibleのナレーションはカナダ人俳優のDonald Sutherlandが務めている。息子は人気海外ドラマ『24』の主人公Kiefer Sutherlandである。

 

A Study in Scarlet / 緋のエチュード

著者紹介

Arthur Conan Doyle

Arthur Conan Doyle(1859-1930)はスコットランドのエディンバラ出身の作家。大学では医学を学び、在学中から執筆活動を始めた。

卒業後は医師として働きながらも小説を書き続け、1886年に書いた小説が2年後にA Study in Scarletという題で売り出されると、作家としての地位を築いていった。

 

作品概要

このA Study in Scarletは探偵シャーロック・ホームズとその友人ワトソンの有名コンビが初めて登場する作品である。

南ロンドンの屋敷に呼ばれた二人が発見したものは、恐怖に顔をゆがめた男の死体と、壁に血で書かれた謎の文字であった。警察の捜査が難航するなか、ホームズは愛と復習の悲劇の物語を明らかにしていく。

 

May先生おすすめの理由

Lexile指数は1020Lで、TOEICリーディングスコアは300から395の間くらいである。中級レベルの語句と少し難しい文法構造が理解できる人向けだ。

ワトソンが過去の出来事を語るという形で小説が始まる。誰の視点で話が書かれているのか頭に入れておいた方が、混乱せずに済むかもしれない。

Audibleのナレーションは少しクセのある声質に感じるかもしれないが、リスニング力を鍛えるには良さそうだ。

 

Odyssey / オデッセイ

著者紹介

Homer

Homerはギリシャの詩人で、紀元前750-700頃の人物といわれているが、詳細は定かではない部分が多い。ギリシャ作家の中でも、最も古く重要な人物と考えられている。

著者が残したとされる『Iliad』と『the Odyssey』は、詩の大作であり、ギリシャ古代文学の中心的作品とされている。

 

作品概要

オデッセイがトロイア戦争から故郷へ戻るまでの長い旅を記した物語。

賢いオデッセイは女神アテナの力も得ながら、海の神の妨害や、巨人キュクロプス、セイレーンや魔女の誘惑を逃れて旅を続けていく。ギリシャ神話も多く含まれた作品。

 

May先生おすすめの理由

Lexile指数は1260Lで、TOEICリーディングに換算すると400以上になる。普段あまり使用しないような文章構文でも理解することができ、中級以上の語句も理解できる人向けである。

現在ではほぼ使われないような単語が多くでてくるので、おそらく辞書は必須。ギリシャ神話を聞いたことがある人には、馴染みのある内容かもしれない。

洋書もAudibleも実用的な英会話学習向けというわけではないかもしれないが、純粋に文学や教養として楽しみたい1冊だ。

 

A Tale of Two Cities / 二都物語

著者紹介

Charles Dickens

Charles Dickens(1812-1870)はイギリスのハンプシャー出身の作家である。少年時代から家計を支えるために働き、その経験を自身の作品中で紹介している。

ビクトリア朝時代における最高の作家とされ、15冊の小説など多くの有名な作品を残した。

 

作品概要

数年後にはフランス革命へと続く時代において、フランスの貴族政治によって腐敗した農民の惨状と、革命初期に革命家が元貴族へと向けた残忍性などを描いた作品である。

これまでに2億部以上を販売している、フィクション文学の歴史の中でも最も有名な1作とされる作品である。

 

May先生おすすめの理由

Lexile指数は790Lで、TOEICリーディングスコアだと295以下なので、英語の難易度はさほど高くはない。基本的な語彙力と文法構造が理解できれば理解できるレベルである。

ただ、1文が長いところが多く、文章量も多いうえに、内容も歴史的背景を踏まえたものなので、レベル以上に英語力を問われそうだ。

Audibleのナレーションは聞きやすい声質なので、リスニングとリーディングの双方の学習におすすめ。

 

Emma / エマ

著者紹介

Jane Austen

Jane Austen(1775-1817)はイギリスのハンプシャー出身の作家である。日常生活における普通の人々を扱った、現代小説に通ずる作品を初めて書いた作家と言われている。

生涯で4作の小説を残し、19世紀初期のイギリスの中級階級を、鮮やかに描いている。

 

作品概要

Emma Woodhouseは賢くて裕福な独身女性で、現在の人生に完璧に満足していて、愛も結婚も必要ないと感じていた。

そんなEmmaの喜びは他の人々の恋愛の邪魔をすること。しかし友人の警告を無視して縁を取りもとうとしたところ、計画が崩れて思わぬことが起こり……

 

May先生おすすめの理由

Lexile指数は990Lで、TOEICリーディングスコアは300から400の間くらいである。中級くらいの語彙や、普段あまり使わない文法構造も理解できるようになりたい人は、ぜひ挑戦したいレベルである。

実際に読んでみると1文が長く感じるかもしれないが、単語はそれほど難しくないので、落ち着いて読めば理解できるはず。

Audibleの収録時間はかなり長いが、リスニング力の強化になりそうだ。

 

Heidi / ハイジ

著者紹介

Johanna Spyri

Johanna Spyri(1827-1901)はスイス出身の作家である。著者の故郷や自然を愛する心、明るく、知恵に溢れた人柄が、自身の作品に大きな影響を与えた。

児童書Heidiを執筆し、この作品は現在でも世界中で愛されている。

 

作品概要

ハイジは祖父と共に暮らすため、スイスアルプスの山へとやってきた。祖父は町の人々と関わりを持たずに暮らしていたが、ハイジはすぐに祖父の心を開くと、ピーターという新たな友人も作り、町の人々とも打ち解けていく。愛の力と自然の美しさに溢れた作品。

 

May先生おすすめの理由

Lexile指数は1000L。TOEICリーディングスコアは300から400の間くらいである。中級くらいの語彙や多少複雑な文法構造も理解する必要がある。長めの文もあるので、児童書とはいえ、英語の学習にぴったりの作品だ。

Audibleも子どもっぽい感じはまったくないので、大人が聴いても十分に楽しめる内容となっている。

子どもの頃に本を読んだという方も多いと思うので、昔を思い出しながら、作品を楽しんでみてはいかがだろうか?

 

To the Lighthouse / 灯台へ

著者紹介

Virginia Woolf

Virginia Woolf(1882-1941)はイギリスのロンドン出身の作家である。Mrs. DallowayやTo the Lighthouseといった小説で有名だが、エッセイの先駆者でもある。

執筆に関して新しいアプローチを試したことで知られ、後世に多大な影響を残した。

 

作品概要

スカイ島へ休暇に来ていた物静かで母親らしいRamsay夫人と、悲劇的だが滑稽な夫、二人の子ども達と客人たちは、近くの灯台を訪れる。家族間の複雑な緊張感と忠誠、そして男女間のいさかいを描いた作品。

 

May先生おすすめの理由

Lexile指数は1030Lで、TOEICリーディングスコアは300から400の間くらいの難易度である。単語の例外的な意味や、複雑な文法構造も理解する必要が出てくる。

Audibleで聴く場合も、洋書を読む場合も、登場人物が多いので、それぞれの人の性格を表す表現や、人間関係の描写は特にしっかり理解するようにしたい。

 

The Phantom of the Opera / オペラ座の怪人

著者紹介

Gaston Leroux

Gaston Leroux(1868-1927)はフランスのパリ出身の作家。学校卒業後、法律事務所で働き始めたが、その傍らエッセイや短編小説を書いていた。

1890年にはフルタイムのジャーナリストとなり、1900年代の初めから本格的に小説を書くようになった。

 

作品概要

1909年にフランスで最初に出版されて以降、多くの人々に愛され続けている作品。

父親の死後、オペラ座で育てられたクリスティーヌは、ある声を聞くようになる。その声の指導のお陰で美しく歌えるようになったクリスティーヌであったが、子どもの頃の友人と再会したことで、事態が変わり……

 

May先生おすすめの理由

Lexile指数は870Lで、TOEICリーディングスコアにすると300くらいのレベルである。

初級から中級程度の語彙力がある人向け。文が長い箇所もあるが、文法構造がそれほど複雑なわけではないので、落ち着いて読めば理解できるはず。

Audibleはナレーターの声が比較的聞き取りやすいので、特にリスニングの練習をしたい方にもおすすめだ。

 

この記事の著者:May先生

みなさん、こんにちは。Mayです。 これまでに、留学したり、独学で勉強して英検1級を取得したり、幼児英語教育に3年間携わったりしてきました。 英語はなかなか短期間で身につくものではありません。 でも自分に合った学習方法を見つけてどんどん上達していく人を、たくさん見てきました。 みなさんが英語をより楽しく身につけられるように、私の経験や知識をお伝えできればと思っています。

 

オーディオブックシリーズ

洋書は聞く!?AmazonのAudibleを英語学習に活用しよう!

オーディオブックと洋書で英語力総合強化!おすすめ8選

英語学習におすすめのAudible8選

7000冊以上の英語を聞こう!!無料オーディオブックサイト8選

 

Kindleのすゝめ

にゃんこ先生
ちなみに、洋書にチャレンジする時には、Kindleを導入してみることをおすすめする。
にゃんこ先生
単語もワンタッチで調べられて、辞書を引く手間もストレスを相当減らすことができる。洋書を紙で買うよりも、Kindleの方が大幅に割引があることも多い。
にゃんこ先生
できればデバイスが欲しいけど、Kindleはスマホでも無料でダウンロードできるから試してみてね。

 

にゃんこ先生
質問、要望、ツッコミ、おすすめ勉強法、なんでも遠慮せずにコメントしてね。閲覧者同士でのコミュニケーションも大歓迎だよ。
にゃんこ先生
読んでくれてありがと。FacebookTwitterから、最新情報を受け取る事が可能だよ。シェアもよろしくね。
 

コメントを残す

名前、メールアドレスの入力は任意です。メールアドレスが公開されることはありません。