本当は難しい日常英会話 留学開始前におすすめの勉強法

ねこ君
念願のMBA留学が始まったのは良いけど、予想以上に英語辛いわ・・。
ねこ君
授業は予習がんばってなんとか付いていけるけど、授業以外のトピックはさっぱり・・。パーティーなんて怖くていけない・・。
にゃんこ先生
海外経験がないとよくあることだけど、やはり自然な日常会話はすごくチャレンジング。会話に予測がつかなかったり、言い回しも勉強とは違くて理解ができないことも多いだろう。
にゃんこ先生
後悔しない留学にするため、留学前から積極的に口語英語も強化できると、留学生活をもっと充実させることができるのではないかなぁ。

 

この記事の著者: Tempest

  •  横浜在住、40歳台前半の男性
  •  米国でMBAを取得、専攻は金融
  •  投資銀行マン等を経て、財務・法務系の翻訳家として独立(言語は英語・タイ語)
  •  Tempestの英語学習の記録

日常英会話 vs アカデミック英語

中・高の英語のカリキュラムを俯瞰しますと、日常会話から学術的な論説文へと段階を経て進むようになっています。

また、一般にも日常会話の英語が最も簡単で、アカデミック・テクニカルな英語が難しくて大変だ、というのが通説・通念となっています。

 

しかし果たしてこれは本当でしょうか?

あるいはそう単純に割り切れるものでしょうか?

 

私のMBA留学時代を振り返ってみますと、クラスの中やグループワークでは、さほど英語でのコミュニケーションに問題が無いのに、一旦クラスから出ると日常生活・会話に大変問題をきたした、という経験があります。

 

苦労エピソード例

二年間の苦労・失敗談は枚挙にいとまがないのですが・・・

 

  • 床屋でうまく要望を伝えられず変な髪型になってしまった
  • 道を聞いたが説明が全然理解出来なかった
  • 電話越しにクレジットカードで買い物をしようとしたが、手続きの説明がよく分からずうまくいかなかった
  • ホームレスのおじさんに怒った調子で話し掛けられて意味が分からず、結局お金だけ巻き上げられた
  • 家の解約交渉がうまく出来ずデポジットが戻らなかった

 

・・・等々無数にあります。

 

学位は何とか取れたのですが、学業そのものより生活に苦労した思い出の方が強いです。

このため、これからMBA留学を志す方には通常の留学準備以外にも普段から意識して口語面の訓練もしておくことをお勧めします。以下、私のお勧めする練習メソッドを紹介したいと思います。

 

なお前提として、GMATの勉強や論文の準備が当然最優先となります。その上で、余った時間を極力口語面の訓練にも振り向けるようにしたいものです。

また、会話の練習となると「英会話学校」が真っ先に頭に思い浮かびますが、このオプションはコスパが悪いのでナシとします。私の場合「プライド」の問題もあり一度も通ったことはありません。

 

口語英語強化!「4技能」の学習法

いわゆる英語の「4技能」の観点から練習方法をご紹介したいと思います。

読む

洋書・ペーパーパック

ペーパーバックを読み漁るのがお勧めです。日本でも少し大きめの本屋に行けば色々並んでおり、そう高価でもありません。

日常的な会話の内容を「インプットしておく」という効果があります。

 

特に、映画で先に見たことがあり内容を知っているもの / 日本語訳で先に読んだこがあるものが読解の助けとなり学習効率が高くなります。

バック・トゥー・ザ・フューチャーでも、スターウォーズでも、ハリポッター(特に英国留学を志す方はコチラ)でも何でも構いません。

 

私が個人的に気に入って何度も読んだものにスティーブン・キングの「恐怖の四季」(Different Seasons)という中編集があります。

有名な「ショーシャンクの空に」(原題は”Rita Hayworth and Shawshank Redemption”)や「スタンド・バイ・ミー」(原題は”The Body”、死体の意)が入っています。

余談ですが、この二つの映画版は原作を忠実に再現していますが、ラストが大きく違います。

ネタバレ注意(”spoiler alert”)になりますのでここでは明かしませんが、興味がある方は是非ペーパーバックを手に取ってみて下さい!!

 

聞く

この「リスニング」が恐らく一番の要となります。というのは、相手が何を言っているかを理解出来ることがまず先決だからです。

 

映画を見る

一般にこれには映画を見るのが良いとされていますが、映画はかなり難度が高く、全部聞き取れないと却ってストレスになり自信を喪失し兼ねないのであまりお勧めできません。

 

NHKラジオ英会話

お手軽なものとしてはNHKの「ラジオ英語講座」があります。中学レベルからビジネスレベルまで何段階か用意されており、私も昔これにお世話になりました。

さて、私がNHKラジオ講座で学習していたのはもう20年以上も前で、当時実際に小型ラジオと薄いテキストを手にしながら聞いていました。

今もあるのか・・・とネットを引いてみましたところ、当時と同じようなカリキュラムで存在していました!

 

最上級はやはりビジネス英語系ですが、日常会話を鍛えるなら中の上あたりで「NHKラジオ 英会話タイムトライアル」や「NHKラジオ ラジオ英会話」というものがあり、ここらがお勧めです。

テキストが書店でもネット購買でも手に入り、「字面で確認出来る」のが映画と違い有利な点です。

ラジオ英会話ではネイティブによる読み上げが「リピート」されるはずなので、最初はテキストを見ながら、二回目は見ずに聞くという方法がいいと思います。

 

値段はテキストのみが500円 / 月ぐらい、テキスト+CDが2,000円 / 月ぐらいとなっています。値段も昔からあまり変わっていません。

「今さらラジオはねぇだろう。」という方は後者で、PCで聞いて下さい。それでも、「スピードラーニング」よりははるかにコスパがいいはずです・・・。

 

書く

英語で日記を書く

こちらは英語でアウトプットをする訓練です。

 

私がお勧めしているのは「日記」を英語で付けるというものです。何でも、短くても構いません。

私のPCのデスクトップには”Diary”と銘打たれたワードファイルがあり、ヒマな時に開いて思いついたことを書いています。

 

昨日の深夜(少し酔っている時に書いたもの)に一つ書き込みがあります。恥を忍んでご紹介しますと:

You shouldn’t talk a lot like this because they say that if you talk too much, you’ll get aged much faster.

「そんなにやたらと喋るものではない。喋り過ぎると老化が早まると言われているからだ」

 

とあります。

酔っているので意味不明ですが、自身への訓戒でしょうか・・・。内容はともかく文法的には悪くないはずで、とにかくヒマがあったら何か思いついたことを書いてみる、というクセを付けるのはいいことです。

 

また、書かなくても歩きながらでも「これは英語で何と言うのか」と考えてみるのもいい方法です。

空き時間をうまく使えます。私は昔、通勤電車で色々な広告を見て英語に訳してみる、という練習をしていました。

 

話す

さて、これが最終目標ですが、日本に住んでいるとネイティブ・スピーカーと話す機会はあまりありません。「×××学校」に行かない限り・・・。

 

音読練習・シャドーイング

しかしながら、独りで音読練習をする、ということは可能で口の筋肉を慣らすためにもこの方法は案外効きます。

ご存知の方も多いかと思いますが、同時通訳の訓練に「シャドーイング」というものがあります。英語のニュースを聞いて、すぐ同じことを英語で言う(影のように付けていく)というものです。

こちらは難度が非常に高く、少なくとも私などではとても手が出ません。

 

一方、レベルを下げてこれと似たようなことは出来ます。

上記のNHKラジオ講座を聞いて、(シャドーイングでなくても)ネイティブの読み上げの後に自分でも真似て極力それらしく発音してみる、というのは良い訓練方法です。

実際、所々で「さぁ皆さんも発音してみましょう!」と空白の数秒を与えられるはずです。

 

辻斬り英会話

その他に私が昔やっていたのは「辻斬り」で、街でネイティブを見かけると話しかけてみる、無料の5分英会話レッスン!というものです。

特に通りで英会話学校の勧誘をしているネイティブが多かったです。彼らも客商売なのでフレンドリーです。ただし、話だけ聞いておいて実際には通いません。性質の悪い消費者ではあります。

 

さてここで一つ留意点ですが、日本に長年住んでいるネイティブは一般に(無意識に)はっきり・ゆっくりめに英語を話すようになっています。英語が完璧ではない日本人に対しても通じるようにするためです。

日本での辻斬りで英語が通じても、現地でそううまく行くとは限りませんが、やらないよりはるかにマシです。

 

オンライン英会話

最近はオンライン英会話なるものも流行っており、「×××学校」よりも格安でネイティブと話すこともできるようなので、試してみる価値はあるかもしれないですね。

 

まとめ

MBA留学中、クラスではコミュニケーションに困らないのに、日常で困るという逆転現象を体験しました。

これは何故でしょうか?

 

アカデミックな内容は「知っていればいい」・「学が効く」ためで、一方卑近な内容は「本能に根ざす」ものなのでバイリンガルでない限り完璧にはならないためです。

逆に、これが日常会話で苦労しながらも私が卒業出来た理由です。

 

日常でストレスを感じると学業にも影響を及ぼしかねませんので、留学前からなるべく意識して会話面も練習しておくことをお勧めします。

それでも完璧にはなりませんが、やらないよりマシのはずです。

 

また、学位取得がMBAの最大の目的ですが、英会話力向上もサブの目的の一つのはずですので、それには日本で予めある程度練習しておきましょう!!

 

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