英語絵本で日常会話・生活表現を教えよう!おすすめ8選

子どもの英語教育に関心のある方なら、英語絵本を実際手に取って見てみたという方も多いことと思う。

一口に英語絵本と言っても、その中身はさまざまだ。仕掛け絵本やクイズ形式の本、単語を紹介するタイプから、ストーリーを通じて子どもにメッセージを伝えるものなどがある。

今回はその中でも、英語学習の点から日常生活の中に取り入れやすそうな単語や表現を多く使った絵本を紹介する。

絵本で日常会話や生活表現を教えよう!

絵本を読むだけでも十分楽しいし学習になるのだが、より定着させることを考えれば、やはり絵本で学んだ表現を日常生活に取り入れることをおすすめする。

その場合、完璧に言えなくてもいいので毎日少しでも使ってみることが大切だ。文で言うことが難しければ、まずは分かる単語から始めてみるといいだろう。

子どもに英語を言ってもらうときは、「英語で言って」と日本語で指示するよりも、保護者自身が英語で質問した方が、子どもも自然と英語で返事をしやすい。それから、練習したい言葉や表現は、意識して繰り返し使うようにしよう。

 

英語の絵本を読み聞かせていて、本当に理解できているのかな、と不安に感じることもあると思う。子どもが集中して聞いているのなら、途中で日本語の説明はせずに読み進めよう。

小さな子なら英語が完全に分からなくても絵を見ながら楽しんでいるし、英語はちゃんと音として耳から入ってきている。聞いていないように見えて、同じ本を何度も繰り返し読むうちに、その本に出てくる英語を自然と覚えて使えるようになっていた、ということはよくある。

ちゃんと理解しているか確かめたいときは、読み終ってから「あの時、主人公はどうした?」というような感じで質問してみてもいいだろう。この時、決して問い詰めるような感じではなく、あくまでも楽しい雰囲気を心がけよう。

 

おすすめ絵本8選

Potty

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著者紹介

Leslie Patricelli

パトリセリは児童書作家兼イラストレーター。アメリカのアイダホ在住。プロのドラム奏者の夫との間に3人の子どもがいる。

 

絵本概要

これまでオムツで生活してきた幼児は、あるときこう思うに違いない――「おまるでした方がいいのかな?」 読みやすいテンポとユーモアに溢れた文章で、幼い子どもの頭の中を綴った絵本。最後には親も子どもも一緒になって「I did it!(できたよ!)」

 

May先生おすすめの理由

トイレトレーニングをしている子どもに、ぜひ読み聞かせてあげたい1冊。Potty(おまる)、diaper(おむつ)、I did it!(できたよ!)など、この時期の生活に欠かせない単語や表現が多く出てくる。保護者の方はぜひこういった英語を普段から取り入れてみよう。

ページに厚みがあり、しっかりとした作りのボードブックなので、幼児に渡して自分で絵本を見させても安心だ。イラストもとてもシンプルなので幼児でも見やすい。トイレトレーニングへの興味を持たせたり、きっかけを作ってあげたりする上でも、ぴったりの絵本だろう。

 

 

Where Is Baby’s Belly Button?

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著者紹介

Karen Katz

カッツは児童書作家兼イラストレーター。45冊以上もの本を出版している。コスチュームデザインやキルト製作などのキャリアを経て現在に至る。グアテマラから養子を迎えたのちに児童書の製作を開始した。ニューヨーク在住。

 

絵本概要

「赤ちゃんの手はどこかな?」「赤ちゃんの目はどこかな?」 ページの一部をめくって探してみよう! 赤ちゃんを主人公に、小さな子どもが大好きな「いないいない、ばあ」の要領で、子どもと一緒に楽しめる仕掛け絵本。

 

May先生おすすめの理由

「Where is ~?」「Where are ~?」という疑問文は、その後に続く単語が分かれば目に見えて理解しやすく、普段の生活の中に取り入れやすい質問だ。家の内外で色々な物に対して質問してみよう。また、答えに使われる前置詞(under、behindなど)も非常に使用頻度が高い英語である。

ここで紹介しているような絵本があれば、子どもに楽しく前置詞を教えることができる。この絵本の中にはいろいろな前置詞が出てくるが、初めて前置詞を教えるときは1つに絞って練習したほうが、混乱しなくていいだろう。

 

 

I Want My Hat Back

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著者紹介

Jon Klassen

クラッセンはカナダ出身。児童書作家であり、イラストレーターでもある。アメリカの映画会社であるドリームワークスにて、映画『コララインとボタンの魔女』を含むアニメーション映画の製作に携わった。現在はロサンゼルス在住。

 

絵本概要

クマの帽子がなくなった。探し出したいクマは、出会う動物たちに自分の帽子を見なかったか聞いて回るが見つからない。諦めかけたクマにシカが帽子の特徴を聞くと、クマは突然ひらめいて……? はたしてクマは無事帽子を取り戻すことができるのか? ユーモア満載の絵本。

 

May先生おすすめの理由

この絵本に出てくる表現はどれも普段使いやすいものばかりである。たとえば最初の「My hat is gone.(ぼくの帽子がなくなった)」という文はhatの所を入れ替えるだけで応用しやすい。残念ながら子どもの物がなくなることはよくあることなので、この表現を言う機会は多そうだ。

ところどころ長い文章があるが、内容は似通っている部分が多いので子どもも理解しやすいはず。ストーリーのおちはユーモアが効いていて、大人も一緒になって楽しめる作品である。

 

 

Maisy Goes to Preschool

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著者紹介

Lucy Cousins

カズンズは1964年、イギリスのケント出身。グラフィックデザインを学ぶ。カズンズの代表作である『メイシーちゃん』シリーズの第1作目は卒業後すぐに出版された。これまでに世界中で3千万冊以上の書籍を売り上げている。現在はハンプシャーで夫と4人の子どもと共に暮らす。

 

絵本概要

ネズミのメイシーは大好きな幼稚園へ。そこにはたくさんの友だちと楽しいことが待っている。コートを掛けて教室に入ったら、絵を描いたり、お話を聞いたり、おやつを食べたり。お昼寝の時間のあとは何をして遊ぶかな?

 

May先生おすすめの理由

保育園や幼稚園に通っている子ども、もしくはもうすぐ通うという子どもにぜひ読んであげたい絵本である。どこの園に通っていても必ず経験するであろう出来事が、たくさん出てくるからだ。その分、絵本中の英語量も多めだが、状況に馴染みがあるので理解しやすいだろう。

この絵本に出てくる英語を参考にして、自宅で「今日は幼稚園で何をしたの?」といった内容が少しでも英語を交えながらできるとすばらしい。ちなみに保育園や幼稚園という名称は英語圏であっても国によって異なることを覚えておこう。

 

 

In a People House

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著者紹介

Dr. Seuss

ドクター・スース(1904-1991)はアメリカ・マサチューセッツ出身。オックスフォード大学で文学を学んでいたが、自分の興味は絵を描くことにあると気づき、アメリカへ戻って漫画家となった。最初は広告の仕事からはじめ、後に児童書を書くようになった。

 

絵本概要

1匹のネズミが通りかかった鳥を人の家に招き入れ、家の中にある物を紹介していく。家の中には椅子やローラースケート、階段からバナナまで、さまざまな物でいっぱいだ。そこへ家の住人が現れて……?

 

May先生おすすめの理由

この本は文章や表現を学ぶというよりも、家の中にある物の単語を覚えるのに最適の本である。それぞれの単語に対して絵が描かれているので教えやすい。絵本を通じて単語を覚えたら、実際に家の中にある物も英語で言ってみよう。

また、例えばこの本でたくさんの単語を覚えてから、2冊目で紹介した場所を表す表現を教えてあげると練習がしやすくなる。他にも、この本では物の名前の単語は別の色で書かれているので、単語を読む練習をしている子にとっても見やすい作りになっている。

 

 

Are You Ready to Play Outside?

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著者紹介

Mo Willems

ウィレムスは児童書作家兼イラストレーター。ニューヨーク大学でアニメーションを学び、初めはテレビの仕事に就いた。そこでセサミストリートの製作に関わり、エミー賞を6つ獲得したが現在はテレビの仕事は行っていない。2003年に最初の児童書を出版。マサチューセッツで家族と暮らしている。

 

絵本概要

ジェラルドとピギーは大の仲良し。ピギーは二人で一緒に外で遊びたくて仕方ない。でもそこに雨が降ってきてしまい……? はたして二人は楽しい時間を過ごすことができるだろうか?

 

May先生おすすめの理由

ゾウとブタの会話形式で絵本は進行していく。「Are you ready to ~?(~する準備はいい?)」「It is starting to rain.(雨が降り始めた)」など、どの言葉も日常生活の中に取り入れやすいものばかりなので、絵本上で練習したらぜひ普段から使ってみよう。

文で言うのが難しければrun、jumpなど部分的に取り入れてもいいだろう。もっと英語が話せる子なら、完璧に絵本通りでなくてもいいのでゾウ役とブタ役に分かれて会話しても楽しそうだ。

 

 

Not a Box

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著者紹介

Antoinette Portis

ポーティスは児童書作家兼イラストレーター。卒業後はデザインや広告業界で働いた。ディズニーでクリエイティブ・ディレクターを務めていた時期もあるが、その後子どもの頃からの夢であった作家業に転身した。この「Not a Box」はデビュー作品である。現在は南カリフォルニア在住。

 

絵本概要

箱は箱だけど、ただの箱じゃない。想像力さえあれば、箱は山にもロケットにもなる。段ボール箱の中に座ったり、上に立ったり……。ごっこ遊びはすべてを可能にしてくれる。

 

May先生おすすめの理由

一定のパターンで文章が進んでいくので、あまり英語に自信がない保護者の方でも読みやすい絵本である。段ボール箱をウサギが他の物に見立てて遊んでいる内容なので、その箱のどこにウサギがいるのかによって前置詞が変わってくる。

「sitting in a box(箱の中に座っている)」「on top of that box(箱の上)」など、箱の部分を変えれば普段から使えそうな表現ばかりである。答えとなる文章は書かれていないので子どもと一緒に考えてみよう。

 

 

Clothesline Clues to Jobs People Do

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著者紹介

Kathryn HelingDeborah Hembrook、イラスト Andy Robert Davies

著者の二人は親友であり、共同で児童書を執筆している。デービスはイギリスで活動しているイラストレーターで。その作品は雑誌、新聞、本などに使われている。制作活動以外では大学でイラストを教えている。

 

絵本概要

仕事着、キャップ、招待状、手紙が入った大きなカバン……。これらを使う仕事はなに? 物干しざおにかかっている物をヒントに、それらを使う職業を当てよう。

 

May先生おすすめの理由

職業名を英語で学ぶのにぴったりの絵本である。初めは職業名の単語だけから言えるように練習して、慣れたら絵本の文章のように「She is a ~.」「He is a ~.」と文で言えるようにしよう。その時に可能ならSheとHeの区別も教えてあげたい。ヒントに出てくる物の名前は少し難しいものも含まれているが、それぞれ絵があるので教えやすいはず。

Youtubeを聞いてもらえばお分かりかと思うが、ヒントの部分は英語のリズムがとてもよい文章となっている。ちなみに英語圏の絵本では性別に対する固定観念を植えつけないようにという配慮がなされていることが多い。この本でも一見男性的なイメージの大工を女性がしているのは、おそらくそのためだろう。

 

 

この記事の著者:May先生

みなさん、こんにちは。Mayです。 これまでに、留学したり、独学で勉強して英検1級を取得したり、幼児英語教育に3年間携わったりしてきました。 英語はなかなか短期間で身につくものではありません。 でも自分に合った学習方法を見つけてどんどん上達していく人を、たくさん見てきました。 みなさんが英語をより楽しく身につけられるように、私の経験や知識をお伝えできればと思っています。

 

May先生の子ども英語シリーズ

子どもの英会話スクールを選ぶ7つのポイント

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