【幼児英語のプロが徹底解説】歌とダンスで覚えられるオススメ英語絵本2選

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「英語で絵本を読んでも子どもが興味持ってくれるかな?」おうち英語で絵本を始めるとき、そう不安になるママ・パパたちは多くいます。

でも、英語絵本だからこそ子どもを楽しませる要素が含まれている場合があるんですよ!今回は英語絵本を全身で楽しむ方法をご紹介し、ぴったりな絵本を2冊紹介しますね。

 

この記事の著者: 高田一穂(たかだかずほ)

千葉県内で子ども向け英語教室運営。

子どもの言語習得には保護者の協力が不可欠であるという考えに基づき、保護者向けのレッスン・講座も開講している

高校・大学共に英語専攻。専門は「SLA(第二言語習得)」と「児童英語」。

歌とダンスで覚えられるオススメ英語絵本

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英語には日本語とは違う独特なリズムがあります。そのリズムを盛り込みながら絵本を読むと、子どもは自然と興味を引かれていきます。

英語のリズムを出すには「歌」が最適です。

日本語の絵本とは違い、英語絵本には同じ言い回しや音の繰り返しなどの韻(ライム)が含まれていることが多くあります。そのため、有名な絵本には歌が付いている場合があります。

英語を歌に乗せると子どもに記憶に残りやすく、いつの間にか英語が口から出てくるなんてことも珍しくありませんよ!

 

また、オススメなのは「ダンス」を取り入れることです。

内容に合った振り付けをすると、単語と動きが組み合わさって英語の意味を理解しやすくなります。もちろん、ダンスと言っても簡単な振り付けで大丈夫です!

では、歌って踊れる英語絵本を紹介し、読み聞かせの仕方を説明していきますね。

 

The Wheels On The Bus

The Wheels On The Bus

一つ目に紹介するのは「The Wheels On The Bus」です。

この本は様々な種類がありますが、私はPaul O. Zelinsky作をオススメしています。鮮やかで細やかな絵が目を引きますし、何よりも「仕掛け」絵本なので触って楽しむことができます。

 

ストーリーは町を走るバスを追っていく形で進んでいき、周囲や車内の様子が毎ページごとに映し出されます。文章での説明はありませんが、ギタリストがバスに乗り、最終的にバスの乗客たちと共に町のコンサート会場に入っていく様子も見ることができます。

 

おさえておきたい単語・英語表現

英語絵本を読むにあたって大切なのは単語を確認しておくことです。以下の単語の意味はしっかりと覚えてくださいね。

wheelsタイヤ(車輪)
go roundくるくる回る
all over town町中を
shut閉まる
step in/out乗車する/下車する
move on backバックする
swishシュッシュ
bumpty-bumpドスン、バタン

どのページにも同じ構造の文があり、モノの名前と、それがどう動くか説明する動詞が続きます。次の項目ではそれぞれのページをどのように動きで表現できるか説明します。

 

すぐに使える各場面の表現

仕掛け絵本になので実際に触りながら読むことができますが、もっと理解を深めるためにジェスチャーを入れたり、追加の英語表現で絵本全体を楽しむことができますよ。一つ一つの場面ごとに、ジェスチャーと親子でできる会話表現をご紹介します。

場面1The wheels on the bus go round and round.
ジェスチャー両手をぐるぐる回してバスの車輪が回っていることを表現する。
親子会話表現What’s this?「これは何?)」-It’s a bus!「バスだ!」

(箱を抱えている子どもを指して)What’s he holding?「何を持っているんだろう?」 -It’s a box!「箱だ!」

場面2The doors on the bus go open and shut.
ジェスチャー手の平を閉じたり開いたりしてドアの開閉を表現する。
親子会話表現(ギターのケースを抱えている男の人を指して)What’s he holding「何を持っているんだろう?」What’s inside?「中は何かな?」
場面3The people on the bus step out and in.
ジェスチャー実際に立って歩くか、人差し指と中指で歩いている人を作って前や後ろに行ったり来たりさせる。
親子会話表現(買い物袋を持っている女性を指して)Wow, she’s got many groceries! What do you see?「食料品がたくさん!何があるかな?」
場面4The drive on the bus says “Move on back!”
ジェスチャー絵本にあるように親指を立てて腕を後ろに振る。
親子会話表現(箱を抱えて座っている子どもを指して)Look, he the boy is sitting here. 「あの男の子がここに座っているよ」
場面5The windows on the bus go up and down.
ジェスチャー両手を上げ下げする。
親子会話表現How’s the weather?「お天気は?」-It’s rainy!「雨だね!」What color is the umbrella?「この傘は何色?」
場面6The wipers on the bus go swish swish swish.
ジェスチャー両手をワイパーのように横に動かす。
親子会話表現What are they doing?「何してるのかな?」They are wiping the windscreen!「フロントガラスを拭いているね!」
場面7The people on the bus go bumpty-bump.
ジェスチャー全身を上下に揺らす。
親子会話表現Look, it’s stopped raining!「ほら、雨が止んだよ!」How’s the road?「道路はどうなってる?」-It’s so bumpy!「でこぼこだね!」
場面8The babies on the bus cry WAAH! WAAH! WAAH!
ジェスチャー両手を目に当てて泣いていることを表す。
親子会話表現Oh, no! They’re crying!「大変、みんな泣いてる!」(箱を持っている男の子を指して)Look! What’s inside the box?「見て、箱の中に何がいる?」
場面9The mothers on the bus go Shh! Shh! Shh!
ジェスチャー人差し指を口元に当ててシーっと言う。
親子会話表現They stopped crying!「泣き止んだね!」Oh, what’s walking on the floor?「床を何が歩いてる?」-It’s a white cat!「白猫だ!」

 

子供と一緒に歌って踊ろう!

この絵本は有名な子ども向けの歌を元に作られています。

歌と映像が一緒になった動画がこちらです。バスの動きと歌詞がリンクしていて、内容がとても分かりやすいですよね。(絵本ではAll over townとなっていますが、歌ではAll through the townとなっていることがほとんどです)

 

振り付けを入れてダンスにするともっと楽しいですよ!ぜひこちらの動画を参考にしてくださいね。

 

またこちらの動画では絵本の内容のポイントを紹介し、振り付けも一つずつ解説しています。

 

The Itsy Bitsy Spider

The Itsy Bitsy Spider

2つ目に紹介するのはIza Trapani作の「The Itsy Bitsy Spider」です。

こちらも古くからの歌を元に作られた物語で、様々な種類の絵本が出版されていますが、Iza Trapaniの本はひときわ色鮮やかで個人的にオススメしていますよ!

 

本の主人公は小さな小さなクモです。クモが色々な場所を冒険し、上へ上へと目指します。最後は高い高い木の上でクモの巣を作ることができます。

注目すべきは様々な困難に負けず、諦めずに進んでいくクモの姿です。子ども大人も「頑張れ!」と言いたくなるようなハラハラドキドキのストーリーなんです!

 

 

おさえておきたい単語・英語表現

小さなクモが冒険する家の中のモノや自然の様子は、子ども達が普段目にするものです。ここで単語を覚えておくと、日常のおうち英語にも役立ちます。

Itsy bitsy小さな小さな
climb up登る
waterspout雨どい
wash ~ out〜を流して出す
dry out乾く
swooshひゅううう!(風が吹く音)
fan扇風機
pailバケツ
flickピンっと弾く
knock ~ in the air〜を宙に弾き飛ばす
plop down腰を下ろす
creepそっと歩く
maple treeカエデ
slip on~〜に足を滑らす
dewしずく
land着地する
give it one more tryもう一度挑戦する
spun糸を出す
silky web絹のような糸
weave編む

 

すぐに使える各ページの表現

小さなクモさんはページごとに小さな災難に会います。そのときは”Oh, no!”とリアクションして、クモさんが大変な状況にいることを伝えましょう。クモさんは女の子なので、sheで表します。

場面1The itsy bitsy spider climbed up the waterspout…

(雨どいを登り、流される)

親子会話表現What are these?「これらはなんだろう?」-These are flowers!「花だね!」What are looking at the spider?「クモさんを見ているのは?」-A turtle and a lizard are looking at her.「カメさんとトカゲさんが見ているね」
場面2Out came the sun and dried up all the rain…

(雨が止んでクモが登り始める)

親子会話表現How’s the weather?「お天気は?」It’s sunny!「晴れてる!」
場面3The itsy bitsy spider climbed up the kitchen wall…

(キッチンの壁を登り始めるが、扇風機で飛ばされる)

親子会話表現Where’s the spider?「クモさんはどこ?」What is this place?「ここはどこ?」-It’s a kitchen.「キッチンだね」
場面4Off went the fan. No longer did it blow…

(扇風機が止まる)

親子会話表現Is she OK now?「クモさん大丈夫かな」-Yes, she is OK!「大丈夫だね!」
場面5The itsy bitsy spider climbed up the yellow pail…

(玄関でバケツを登っているとネズミのしっぽに弾かれる)

親子会話表現What is this place?「ここはどこ?」-It’s an entrance.「玄関だね」Look, there is a hole. What do you think is inside the hole?「穴があるよ。何が中にいると思う?」
場面6Down fell the spider. The mouse ran out the door…

(ネズミが飛び出して行き、クモはまた登り始める)

親子会話表現The mouse ran out the door. Now, she is OK.「ネズミは出て行ったよ。クモさんはもう大丈夫だね」
場面7The itsy bitsy spider climbed up the rocking chair…

(クモが外に出てロッキングチェアに登るが、猫が飛び乗ってくる)

親子会話表現Look! Whose plate is that? It says KITTY.「ほら、あのお皿は誰のかな? 『ネコちゃん』って書いてあるよ」
場面8Down plopped the cat and when he was asleep…

(猫が寝ている前をクモがゆっくり進んでいく)

親子会話表現(指を口に当てて)Shhh, he is sleeping. Let’s go slowly.「ネコちゃん寝ているよ、ゆっくり行こう」
場面9The itsy bitsy spider climbed up the maple tree…

(クモが木を登っていくが、水滴に足を滑らせて地面に落ちてしまう)

親子会話表現What’s this?「これは何かな?」 -It’s a tree!「そう、木だ」Is this small?「小さい木?」 No, it’s big!「いや、大きいね!」
場面10Out came the sun and when the tree was dry…

(太陽が出て木が乾き、クモはもう一度登ることを決意する)

親子会話表現What’s looking at the spider?「クモさんを見てるのは誰?」-Yes, a rabbit is.「そうだね、ウサギさんだね」What’s the frog doing?「カエルさん何してる?」-He is sunbathing.「日光浴してるよ」
場面11The itsy bitsy spider climbed up without a stop…

(クモがどんどん木を登っていき、天辺でクモの巣を作り始める)

親子会話表現How many birds do you see? Let’s count!「鳥さんは何匹いるかな?数えてみよう」
場面12The itsy bitsy spider rested in the sun.

(太陽の下、クモはゆっくりと休む)

親子会話表現Is she sad? -No, she is happy!「クモさんは悲しんでる? ううん、ハッピーだね!)

 

子供と一緒に歌って踊ろう!

Itsy Bitsy Spiderの歌詞には様々な種類がありますが、大抵の場合“Itsy bitsy spider climbed up the waterspout” ではなく”Itsy bitsy spider went up the waterspout”という歌詞になっています。

これはclimbed upよりもwent upの方が歌いやすいからですが、子どもの年齢に合わせて絵本通りにclimbed upと読んでも大丈夫です。

 

こちらが歌の動画になります。覚えやすいメロディーなので子どもでもすぐ歌えちゃいますよ!

 

振り付けを入れる場合、こちらの動画が参考になります。親指と人差し指を交互に入れ替えて、どんどんとクモが上がっていく様子を表します。指遊びは子どもも大好きですよね。

 

本の読み聞かせのポイントはこちらから確認できます。

 

英語絵本を選ぶ際はぜひ「歌」があるかどうかを調べてみてください。YouTubeでタイトルを検索すると、歌や振り付けがあるか分かりますよ。

 

子どもは歌にするとあっという間に単語を覚えてしまいます。

どんどん歌のレパートリーを増やして、楽しみながらおうち英語に取り組んでいきましょうね、

 

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4 件のコメント

  • はじめまして、
    私は今年大学生になって英語勉強したくてこちらのサイトを見つけました。自分は中高から英語が苦手で大学生になって初めて真面目に勉強しようと思いました。まず単語帳toelf 3800をやるのは難しいでしょうか?後自分の英語センターは6割です

    • こんにちは!TOEFL3800の最初のパートの単語は基本的なものなので、今から始めても問題ないとは思うよ。
      一度本屋で開いてみて、ちょっと難しすぎる・・と思ったら、単語帳はDUO3.0から始めても良いかもしれないね!
      一方、単語帳は飽きやすいというデメリットもあるので、アニメや動画、漫画、洋書など、自分で楽しめそうな素材を見つけてみてね!サイトでたくさんのリソースを紹介しているよ!

  • 返信ありがとうございます。もう一つの質問ですがmikan というアプリは単語の勉強に役立ちますか?電車の中でスマホで勉強したいです。

    • Mikanは私は使ったことないけど、良い評判はよく聞くよ!単語が暗記できれば、アプリでも単語帳でも、単語カードでも何でもよい!いろいろ試して、自分に合ったツールを探してみよう!

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