英語力とビジネス力を一石二鳥で!社会人に必須のビジネス洋書

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著者について:Samurai Reinventor

”Change is the only constant” 「変われないものには明日はない」を信条に、仕事もプライベートも、絶えず新しいことにトライする中年オヤジ。英語に関しては、20代に独自のやり方で、TOEIC300点代から6年でトップMBAスクール合格。その経験をなるべく多くの人にシェアしてお役に立てたら光栄。英語の学習歴

洋書で英語力+ビジネス力アップを目指そう!

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みなさんが、英語をブラッシュアップする⽬的が、留学や学位取得後のキャリアップであれば、 語学学習プラスアルファを目指したいものです。

そこで、今回私が紹介したいのは、リーディン グの題材としての、クレイトン・クリステンセン著の「Innovator’s Dilemma」、 邦訳は「イノベーションのジレンマ」です。

 

この名著は、優良企業や優秀な組織ほど、イノベーションを阻むリスクを抱えているといいます。

これを認識して対処していくことが、企業や組織が優位性を保つために必要だというのがメッセージです。もちろん、ベンチャーや、新規分野に参⼊を図る企業にも福⾳の本です。

 

イノベーションは、日本の競争力維持や、豊かで安⼼できる社会を創っていくための鍵です。

その理由もあって、英語や留学という目的はもちろん、将来の日本や世界を背負っていくみなさんに、ぜひこの名著に触れて欲しいのです。

イノベーションは、技術だけでなく、サービスも含まれます。決して理工系やエンジニアリングに限ったトピックではありません。

 

「イノベーションのジレンマ」のあらすじ

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クレイトン・クリステンセン⽒はハーバード⼤学の教授です。

この本が出版されたのは、1997年。90年年代半ばのWindowsのリリースや、インターネットの急速な普及で、世の中の動きが一気に加速していくタイミングです。

 

クリステンセン⽒は「イノベーションのジレンマ」の中で、イノベーションの登場による業界激変がなぜ起きるのか? それを避けるために、企業は経営者は何をしなければいけないか、卓越した分析と処⽅箋を提供します。

この本を読んで、どうしても記憶にとどめたいのは、下記のイメージ図です。これに全てが詰まっています。 ぜひ意識して、本を読んください。

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ケーススタディに使われているのが、PCなどに使 われるハードディスクドライブ(HDD)の業界です。なぜ、クリステンセン⽒の研究に、HDD業界が選ばれたか?

それは、この業界が企業の生涯のスパンがとても短く、20年ほどの期間に、3回も4回も、 めまぐるしく企業の栄枯盛衰が起き、強烈な勢力図の変化したのです。

業界トップで君臨していった企業が、あっという間に没落して、新興企業に市場を奪われました。

 

クリステンセン⽒が研究を始めようとした時に、知⼈から「⼈の遺伝⼦の研究をするのならば、⼀生を⼀日で終えるショウジョウバエを対象にすればいい」とのアドバイスからヒントを得ています。

そこからクリステンセン⽒が導き出す、principle=原則がすごく分かりやすく腹落ちするのです。

クリステンセン⽒は、その原則を、その他の業界にも展開します。掘削機、製鋼業界、小売、オートバイ(ホンダのスーパーカブは愉快な話です)など。これがまた上手く、起きている事象を説明していくのです。

 

「イノベーションのジレンマ」は、その反響の大きさから、続編や、他の著者による数多くの関連書が発刊されています。

浅薄なハウツーものをたくさん読むのではなく、「イノベーションのジレンマ」の様な名著とその関連書をテーマ性を持って紐づけて読み、腹落ちさせる⽅が、英語⼒もビジネスでの応用⼒にもリンクすると思います。

私がMBAの準備勉強していた時期に、本書がまだ世の中に出たいなかったのが、本当に惜しいです。

 

学習教材に「イノベーションのジレンマ」を薦める理由

文章がシャープで分かりやすい

いくら名著でも、第⼆外国語で読む私たちに難しければ、完読を諦めるのは⽬に見えてい ます。本書はとにかく分かりやすく、ロジカルに書かれています。

私も久しぶりに読み直しましたが、通勤電⾞の隙間時間で細切れに読んでも、内容はフォローしやすく飽きるこっ となく、難解な記述もありませんでした。

 

日本語の⼊門書もあるので安心

もともとビジネス経験があまり無いのでやはりビジネス書は。。。という⽅には、本書のメッセージを砕いて平易に説明している関連書もあります。

下準備をしてから、または平行して本書を読むのもありでしょう。下のリンクの本など、参考にしてください。相当わかりやすいです。

 

良質なビジネス英語の表現

みなさんが、留学前に外資系で働いていて、ネイティブスピーカーの英語に触れる機会があればいいですが、必ずしもそうはいかないでしょう。

良書には、きちんとした文章を書くネタがふんだんに詰まっています。言葉はどの様な⽂脈で、用いるかが肝要です。英語教本の⽂例をそのまま使ったはいいが、違う文脈では刺さらないことがままあります。

 

Innvator’s dilemmaとは?エッセンスの紹介

summary

なぜイノベーションが阻まれるのか?No.1

the pace of progress that market demand or can absorb may be different from the progress offered by the technology

「テクノロジーが進化する速度は、顧客が求める ニーズの変化や受け⼊入れられる変化の速度とは違う(それよりも早まりがち)」

 

これがあらすじで紹介した図が言わんとすることです。いつしか、業界のリーダー企業の、 技術やサービスはオーバー・サプライになり、顧客の価値観とずれが⽣じます。

また、顧客のニーズ座標が、市場の成熟と共に、性能→品質→使いやすさ→価格と変遷してくこと を⾒見見逃した時に、インベーションによって破壊が起きるといいます。

 

なぜイノベーションが阻まれるのか?No.2

managing innovation mirrors the resource allocation process…A company’s executives may seem to make resource allocation process…but the implementation of those decision is the hand of a staff whose wisdom and intuition have been forged in the company’s mainstream value network

「イノベーションは、経営資源の配分プロセスを映し出す。幹部がその判断をすると思われている。しかし、その実践は、既存事業の価値基準で動いている現場に近い社員の⼿に委ねられている。」

 

私は、報道を散々騒がしている、厚労省の統計問題(組織だった不祥事)を思い出しまし た。

イノベーションの本題からは逸れますが、組織が生き物で、現場では忖度も働き、トップの掛け声とは違うことが起きてしまう、共通した問題を感じます。

 

なぜイノベーションが阻まれるのか?No.3

if a company stretches or forces a disruptive technology to fit the needs of current , mainstream customers, it is almost sure to fail….more successful approach has been to find a new market that values the current characteristics of the disruptive technology. Disruptive technology should be framed as a marketing challenge, not a technological one

「企業がイノベーションを、既存のお客層に提供すれば、おそらく失敗する。あるべきアプローチは、イノベーションの仕様をあるがままで採用してくれる客層を見つけ出すことである。イノベーションは技術の課題でなく、マーケティングの課題として把握しないといけない」

 

クリステンセン⽒のリサーチがうわべででなく、深い現場の研究に基づいていることを示唆する分析です。

イノベーションを手にした企業が、まずアプローチするのは、既存の客ベースでしょう。なぜなら、新規開拓ほど不確実で、難しいことはないからです。

大きな顧客ベースを持っている、業界大手ほどこの誤謬に陥りやすいと言えます。とても含蓄が深い分析です。

 

なぜイノベーションが阻まれるのか?No.4

the capabilities of most organization are far more specialized and context-specific than most managers inclined to believe…All of these capabilities…are defined by and refined by the types of problems tackled in the past,

「組織の能⼒は、マネージャーが思うよりも専⾨化され特殊なものである。これら能力は、過去に組織が克服してきた課題によって、形成され、磨き上げられてきた」

 

私たちの周囲でも、似た様な話がありませんでしたか?⼤塚家具が、会員制の独⾃路線か ら、ニトリやIKEAなど低価格を武器にした大型店のスタイルにぶれて失敗しました。

 

なぜイノベーションが阻まれるのか?No.5

the information required to make large and decisive move investments the face of disruptive technology simply does not exist. It needs to be created through fast, inexpensive, and flexible forays into the market and the product

「イノベーションへの投資判断をするために必要な情報など存在しない。やるべきことは、スピードを持って、コストをかけずに、柔軟に、市場にアタックをかけることである」

 

私には、日本企業の「市場調査している間に出遅れた」「実績がないとやれない、他者が動いたら追従する」様な思考停止への警告に聞こえます。

 

なぜイノベーションが阻まれるのか?No.6

it is not wise to adopt a blanket technology strategy to be always a leader or always
a follower…Disruptive innovations entail significant first-mover advantages… Sustaining situations, however, very often does not.

「常に、業界リーダーになると か、追従の戦略で行くなど、固定的な戦略を取るのは賢明でない。破壊的イノベーション の先行者は、先行者利益にありつける。しかし、既存の延長ビジネスでは、しばしばそうではない。」

 

なぜイノベーションが阻まれるのか?No.7

the most powerful protection that small entrant firms enjoy as they build the emerging markets for disruptive technologies is that they are doing something that it simply does not make sense for leaders to do. Despite their endowments in technology, brand names, manufacturing prowess, management experience, distribution muscle, and just plain cash, successful companies populated by good managers have a genuinely hard time doing what does not fit their model…

「⼩さい新規参⼊者にとって防御壁は、彼らのやっていることが、業界の既存のプレーヤーにとっては、全く意味をなさない(やれない)ことである。技術⼒、ブランド力、製造能力、経営ノウハウ、物流能⼒、資⾦力に恵まれているもかかわらず、優秀な人材で占められた今の優良企業は、自分らのビジネスモデルと違うということで思考が止まってしまう」

 

最後に

少し難しいトピックだったでしょうか?ここまで付き合ってくれて有難うございます。

リスニングを兼ねて、超楽ちんに、エッセンスを理解したいという向けに、お薦めサイトも紹介します。これがまた良いサイトです。

» Watch & Digest the “Innovator’s Dilemma” in 4 minutes.

 

お気づきになった読者もいると思いますが、イノベーションは、私のペンネームにも取り入れています。⼈間も、これまでに上⼿く行った方法や考え⽅で、こり固まってはいけないと思っています。

常に、世の中や会社や客から求める座標軸の変化を見ながら、自分の殻を破って、変⾰して行くことが⼤切だと思います。おじさんもここまで頑張っているから、若い皆さん頑張ってください!

 

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