


手軽に始められる英語学習の方法の一つとして挙げられるのが、日記をつけることです。
ノートとペンを用意して、あるいはスマホのアプリを使ってなど、思い立ったらすぐに始めることができることが魅力です。
そして、自分の英語力に自信がない人、これから伸ばしていきたい人にもおすすめできる方法です!
私は現在、2年間毎日、英語日記をつけています。
この記事では2年間、毎日、英語の日記をつけ続けてみて、英作文力・英会話力が伸びたと感じている私が、英語の日記の効果とそのつけ方について解説いたします!
中学~高校レベルの英語からでも、気軽に始められる、英語日記の付け方を一緒に見ていきましょう!
この記事の著者:ソラ
皆様こんにちは!医療系大学院生のソラと申します。幼い頃より英語学習を継続していましたが、大学院入試の際に英語スピーチがあったことをきっかけに、使える英語を本格的に学び始めました!現在、英語論文の執筆にとりかかり始め、アカデミックな英語にも興味を持っています!いつか、ニューヨークに移住してブロードウェイに通う生活をするのが夢です(笑)
目次
英語日記をつける3つのメリットと効果

英語日記をつけると、どのような効果があるのか。今回は3つのメリットを挙げてみました。一緒に見ていきましょう!
文構造が見えるようになる
まず挙げられるのが、「文構造が見えるようになる」ということです。これは、英語で文章を書いていくことで自然と身についていく力になります。
では、なぜ文章を書くと文法が身につくかと言いますと…
私たちが母国語の日本語で文章を書くとき、文法を理解していることが前提になっています。つまり、文法が理解できていないと文章が書けないのです。
じゃあ英語の文法がわかってないと、そもそも日記なんて書けないと思うかもしれません。
そのようなときには、手元にある文法書やネットを調べてみましょう。例文をそのまま真似してみるのもいいかもしれません。
それを毎日繰り返すことで、いつのまにか文法が自分のものとなっていきます。つまり、英語日記をつけること=英語の文法を理解することとなります。
英語文法を理解できるようになると、今度は段々と英語を読むときにも文法が見えるようになってきます。
私は英語日記をつけ始めて、実際に「いつのまにか英語の長文を理解するスピードが速くなってる」と実感しています!
表現の幅が広がる(ライティング、スピーキング)
英語日記をつけることの2つ目のメリットは、英語の表現力が広がるということです。
そもそも日記とは、その日の出来事や自分の気持ち、自分の感想など身近な内容を書いていくものです。
ですので、特に日常生活に関係する身近な表現やボキャブラリーを身に着けることができます!
毎日日記をつけるとすれば、同じ表現やボキャブラリーに出会う事ができるので、効率的に自分のものとすることができます。
私が実感しているのは、ボキャブラリーの面で言いますと、ものの名前、つまり名詞の語彙が確実に増えたということです!
他には、「動詞+前置詞」の組み合わせが身に付いたことも強く実感しています!
私は中学・高校時代、たくさんある動詞と前置詞の組み合わせを覚えることにとても苦労していました。
「この動詞はどの前置詞と組み合わせることができるのか」とか、「この前置詞と組み合わせるとどんな意味になるのか」とか…
このような表現の仕方に苦労を感じていた私ですが、辞書や文法書を使って調べながら日記を書くことで、このような苦労は確実に減ってきたと実感しています!
一人でも取り組める、簡単に始められる
3つ目は、その手軽さです。
日記は、思い立ったらすぐに始めることのできる英会話学習ツールだと思います。
英会話スクールを探す必要も、教材を探す必要もありません。費用もスペースも必要ないため、簡単に始めることができます。
私は、オンライン英会話サービスを受講し始めたことをきっかけに英語日記に取り組み始めました。
私のレッスンは毎日15分なのですが、それでは少し物足りなく感じたので日記をつけ始めました。
私も場合、パソコンで日記をつけることにしたので、思い立ったその日にすぐに始められました!
アプリ?ノート?英語日記におすすめのツール4選

私たちの手元には、メモ帳・スマートフォン・タブレット・パソコンなど、日記に使える様々なツールがあります。ではどのようなツールを選ぶといいのでしょうか。
自分1人で書く(日記帳,SNS)
日記帳
まず、自分ひとりで日記に取り組む場合です。
まず考えられるのが日記帳(Diary)に毎日つづっていくこと。とてもベーシックで温かみのある方法です。
お気に入りの手帳やノートに、写真やシールなども一緒に貼ることで振り返った時に楽しい日記帳を作れると思います。
始め方も簡単ですし、ページが埋まっていくことがあなたの継続のモチベーションになること間違いなしです。
私は、中学生の時に日記帳を使って英語日記を書いていたことがあります。当時は、ページが増えていくことがとても嬉しくて、楽しみながら日記を書くことができていました!
SNS
次に、SNSを使った方法をご紹介します。言い換えるならば、“毎日投稿”です。
SNSであれば、フォロワーに見てもらったり、コメントをもらえたりするかもしれません。
もし英語圏の方にまであなたの日記が届いたならば、英語でコミュニケーションを取れる機会もできるかもしれません。
誰かにチェックしてもらうことでモチベ―ションを挙げることができるという方におすすめの方法です。
ここで、私がおすすめするSNSをご紹介します。
皆さん、「Hello talk」というアプリは聞いたことありますか?簡単に説明をすると言語学習や言語交換をメインにしたSNSです。

Twitterと似ていて、タイムラインに投稿をしたり、DMでメッセージを交換したりできます。
Hello talkには魅力的な言語学習機能がいろいろとありますが、今回は日記に特化してご紹介しますね。
日記には「タイムライン」を使います。ここでは、さまざまな国籍の方が日常を投稿しています。
ここに毎日日記を投稿しましょう!

タイムラインではいいね!をもらえたり、コメントをもらえたりするので継続のモチベーションにもなります。
このようにタイムラインに投稿をしてみました!

すると、世界中の言語を学習している方たちから、いいねをもらえたりコメントをもらえたりします。
そして注目すべきはこの訂正機能です!何か自分の日記投稿に言葉や文法の間違いがあった場合、英語のネイティブスピーカーがボランティアで添削をしてくれます!

アプリを取得するのも、アカウントを作成することも無料で、お手軽に始められるので、
日記に取り組んでみようという方に、ぜひおすすめです!

相手と書く(Google doc)
次に相手と書く場合をご紹介します。
私は、2年間オンライン英会話サービスで英会話学習を継続しているのですが、その先生にお願いをして交換日記のようなものをしています。
ですのでこの方法は、英語の先生がいる人、一緒に英語学習をする仲間がいる人などにおすすめの方法です。
誰かと一緒に日記投稿に取り組む場合、おすすめは“Google document”というGoogleの機能を使う方法です。

なぜGoogle documentがおすすめできるのかというと、一つのドキュメントを一緒に編集できるからです。まさに、デジタルの交換日記!距離が離れていても、この機能を使えば2人で日常を交換することが可能です。
個人情報が盛りだくさんなので、具体的な詳細はお店できませんが…こんな様子で日記のやり取りをしています。(黒文字が私、紫文字が先生です!)

大体5~7行くらいでやり取りを行っており、文章量は多くありません。
しかし、継続は力なり!毎日続けることで先ほどもご紹介したような、文構造を理解する力、表現力が身についてきます。
総ページ数は353ページに到達していました…!!!!
一緒に書く相手がいたからこそ2年間も継続で来ていると思いますし、ネイティブスピーカーのライティングから表現方法やボキャブラリーを楽しく学ぶことができていると思います!
英語日記の書き方。フレーズ集・例文も紹介!
ではここから、実践編です!実際に日記を書くときにどのように書いていけばいいのでしょうか。
日記に使える表現も一緒にご紹介していきますね。
日記の書き始め(天気、気分)

まずは、日記の書き始めです。
文章の書き始めって、どう始めていいか分からないということありませんか?
そのようなときには、今日の天気や今の自分自身の気分から書き始めてみましょう!
天気や気分を表現できるフレーズをインターネットで調べるとたくさん出てきますが、その中から今回は、ベーシックなものをご紹介していきますね!
…の部分に天気を表す単語を入れて、今日の天気を日記に記しておきましょう!
- It’s … today./ It was …today.
例)It’s sunny today.(今日は晴れです。)
例)It was cloudy today. (今日は曇りでした。)
- It’s … today./ It has been… all day.
例)It’s raining today.(今日は雨が降っています。)
例)It has been snowing all day. (一日中雪が降っています。)
- The weather is …today./ The weather was …today.
例)The weather is beautiful today. (今日はいい天気だった。)
例)The weather was variable today. (今日は変わりやすい天気だった。)

…の部分に気分を表す単語を入れて、今日はどんな日だったのかを日記に記しておきましょう!
- Today was … day.
例)Today was a good day.(今日はいい日だ。)
例)Today was a wonderful day. (今日は素晴らしい日だった。)
- I’m … today./ I was … today.
例) I’m happy today.(私は今日幸せだ。)
例)I was disappointed today. (私は今日がっかりした。)
- I feel … today./ I felt … today.
例)I feel excited today.(今日私は、わくわくしている。)
例)I felt sad today. (今日私は悲しかった。)
天気と気分を表すフレーズを見てきましたが、次にこの2つを組み合わせて、日記の書き始めをワンランクアップさせましょう!
- It’s been raining all day and I’m so depressed.
(一日中雨が降り続いているので、憂鬱だ。)
- The weather was so good and I felt good!
(天気が良かったので、気分もよかった!)
今日起こった出来事を書く
次に、今日あなたに起こった出来事を書いてみましょう。
訪れた場所、取り組んだこと、仕事や学校でのことを表現していきます。
今回は日記に頻出のベーシックな表現をご紹介するので、慣れてきたら自分の好きなように応用して書いてみてください!
例)I went to school today.(今日は学校に行きました。)
例)I visited the park with my mom today. (今日は母と一緒に公園を訪れました。)
この基本形に、いろいろなディテールを加えて今日あった出来事をより詳しく説明してみましょう!
例)I went to the restaurant and had dinner with my family today.
(今日は、家族とともにレストランへ行き、ディナーを食べました。)
例)I played with my god today.(今日は愛犬と遊びました。)
例)I hung out with my friend today. (今日は友達と遊びました。)
では、この基本形にいろいろな説明を加えていきましょう!
例)I hung out with my friend at the amusement park today.
(今日は、友達と一緒に遊園地で遊びました。)
例)I had classes today.(今日は授業がありました。)
例)I had some schedule today. (今日は予定がありました。)
…には、いろいろな言葉を入れることができます。今回は、何か予定があったことを説明するために、hadを使ってみました。
では今回も、この基本形を使って今日会ったことを説明してみましょう!
- I had a math class at school today.
(今日は学校で数学の授業がありました。)
では、組み合わせてより今日起こった出来事を詳しく説明してみましょう!
- I went to school today. I took a math class and an English class at school and after that, I hung out with my friend at the park.
(今日は学校に行きました。学校では数学と英語の授業を受けて、その後友達と公園で遊びました。)
毎日日記を書くとなると、何もなかったり、毎日同じことの繰り返しで特に書くことがないな~って日もありますよね。
そういうときに使える表現が…
- Today wasn’t special.
- Today was a normal day.
- Nothing special happened today.
全て、「今日はごく普通の日だった。」というニュアンスを持つ表現です。
何も書く話題が思いつかないとき、覚えておくと便利な一言です!
その感想を書く
出来事を記したら、次にそれをして自分がどう感じたのか、感想を書きましょう!
ここでは、3-1でご紹介した気分を表す表現を使うこができます。
そのほかにはどのようなものがあるのか、実際に短い日記を書いてみながらチェックしていきましょう!

いかがでしょうか!今回は、ご紹介した3つのポイントの通りに、文章を書いてみました。
短いけれども、ちゃんと日記になっていますよね。今回は3-1でご紹介した表現を使って、その日の感想を書いてみました。
では、もう一つ例を見てみましょう。

今回は、「(ケーキは)とてもうまくできたと思う。」「素晴らしいクリスマスイブだった。」ということを感想として書いてみました。このように、色々な表現がありますね。
皆さんも、今回ご紹介した表現をぜひ参考にしてみてくださいね!
効果的に日記を英語学習に取り込む方法
ここまで、どのようにして英語日記を始めたらよいか、どのようにして書いたらよいかということを説明してきました。
次に、英語日記をどのようにして英語学習に効果的に取り組めるか、いくつかtipをご紹介しますね!
誰かと一緒に取り組む

まず挙げられるのが誰かと交換日記をすることです。
これは2で説明した、SNSを利用する場合と、Google documentを使って交換日記をする場合が当てはまりますね。
誰かと一緒にすることの最大の利点は、継続のモチベーションになるということです。
英語学習に日記を取り入れることの最大の利点は、継続してこそ発揮されます。
また、誰かと一緒に取り組むことで、自分の英語を添削してもらえる機会を得ることができたり、逆に相手の日記から新たな英語表現を学んだりすることができます!
例えば、周りに英語の先生やお友達に声をかけてみることもいいかもしれません。他には、言語交換を目的としたSNSで一緒に頑張れる人を見つけるのも一つの方法でしょう。
私の場合、毎日の英語日記は英語の先生にお願いをして一緒にしていただいています。
Hello talkでは、タイムラインに一緒に英語日記に取り組んでくれる人を募集する投稿をして、相手を探しました!
皆さんも自分に合う人、合う方法を見つけてみてくださいね!
添削

上でも取り上げましたが、ここで日記の添削を受けることについて少し詳しく説明しますね!
やはり、英語力を伸ばすためにはいろいろな人からアドバイスをもらうことが大切だと思っています。
自分ひとりで日記を書いていると、自分の英語を書くときのくせだったり、自然でない表現だったり、ニュアンスが違う使い方をしていたり…、細かいところになかなか気づきにくくなってしまいます。
そんなとき、誰かに添削をしてもらえればそのようなことも防げますし、効果的に英語を学ぶことができます。
添削者は、やはりネイティブまたは英語の先生が望ましいと思います。
学校の先生や、英会話の先生など、身の回りにいる先生に声をかけてみてはいかがでしょうか。
私は、オンライン英会話でお世話になっている先生にお願いをしました!また、先ほどご紹介したHello talkなどでは無料で添削を受けることができるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

英会話学習との併用
英語日記を書くことで、英文法や表現を効果的に学習していくことができると紹介してきました。
つまり、ライティング・リーディング能力を英語日記では同時に鍛えることができるんです。しかし英語にはまだ、スピーキング・リスニング能力がありますよね。
せっかくなら、英語日記で学んだ英文法、表現を活用してこの2つの能力も一緒に鍛えてしまいましょう!
学んだことを、書いて・読んで・しゃべって・聞くという多方面から復習することで、定着のスピードが格段に上がります!!!
英語力全体を底上げすることができるので、とてもおすすめです!

英語で日記を書くことの口コミ
では次に皆さんはどのようなメリット・デメリットを英語日記に感じているのか、Twitterでの口コミをご紹介します!
メリット
・ライティング力が上がる。書けない表現をググる→その表現を覚えて音読→次は書けるようになる。この繰り返し。語彙が増え、ライティング力が上がるのは間違いないですよね。
リオさん流英語日記を導入するメリット③
・ライティング力が上がる
書けない表現をググる
↓
その表現を覚えて音読
↓
次は書けるようになる
この繰り返し。語彙が増え、ライティング力が上がるのは間違いないですよね。英語日記のおかげでほぼ対策なしでTOEIC W180点を取得することができました!— まっきー@ベースブレッド (@makky_study) November 25, 2020
・自分の日常にまつわる語彙が増える。毎日日記を書く習慣がつくことなど。
今日6月12日は「#日記の日 」です。
英語で日記をつけるメリット
✅自分の日常にまつわる語彙が増える
✅毎日英語を書く習慣がつくことなど。『英文法がしっかり身につく 1日5分 英語日記』https://t.co/TR9FkF20tC
日付記入式なので、いつでもスタートできます。 pic.twitter.com/PtclIypGOH— IBCパブリッシング 営業部 (@IbcpubS) June 12, 2021
・語彙が増え英語表現の幅が広がる。英語で人と話すときのネタに困らなくなる。言語化能力が上がる(日本語・英語問わず)。継続力が身に付き、自身がつく。
https://twitter.com/mamunga/status/1521274615468756992?s=21&t=sreLXiMBYcrN17jQq2CI1A
やはり、語彙が増える、表現が広がる、スピーキング力が上がることが英語日記の効果として挙げられていますね!
実際に、英語日記を2年間毎日つけている私もこれらのメリットをすごく感じています!
デメリット
・若干ストレスになる。時間がかかる。書くことがマンネリ化する。
【英語日記】
英語で日記を書き始めて、今日で1年が経ちました。実際にやってみて感じたことをアウトプットします。メリット
①よく使う表現を覚える。
②今日のことを整理できる。デメリット
①若干ストレスになる。
②時間がかかる。
③書くことがマンネリ化する。結論→日記は日本語でよい。
— こまちくん【筋トレ垢】 (@komachin1007) February 18, 2020
・英語日記を始める、続けることが難しい。
https://twitter.com/fruitfulenglish/status/1520961287043305472?s=21&t=sreLXiMBYcrN17jQq2CI1A
やはり、継続していくことが難しいようです…
確かに疲れて帰ってくる日などは、日記を書くのが億劫になりますよね。
私も朝から夕方まで講義があった日などはなかなか、なかなか日記を書き始められないです(笑)
そんなときは、一行日記を書きます!その日のコンディションに合わせて、無理をしないことが継続のコツです!
まとめ(継続するためのこつ・心構え)

この記事では、英語日記の取り組み方や、日記で使えるフレーズ、そのメリット・デメリットをご紹介してきました。
英語日記は継続してこそ力になりますが、確かに毎日継続していくのはなかなか難しいです。
私も今日は書きたくないな…、時間がないな…というようになかなか取り掛かれない時もありました。
そんなときは、愚痴でもいいから書こう!毎日どうにかして続ければ、確実に力になる!という気持ちで続けています(笑)
日記にはいいことばかりをつづっていくのでなく、悪いことでも、なんでも書いていいです!
皆さんも、1行でも!2行でも!1単語でも!続けてみてはいかがでしょうか。
必ず英語力UPの力になってくれると思います。


