




子供に英語を習得してもらいたい…
そう願って子供に英語を習わせている親御さんは多いと思います。
その一方で、子供がなかなか英語に興味をしめしてくれないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな人にオススメなのが、「英語を使ったゲーム」です。
英語でゲームをするメリットはいくつかありますが、英語でゲームをすることでインプットとアウトプット両方の効果が期待できます。
そしてなにより楽しく学ぶことができますので、子供の集中力や興味の示し方が違います。
この記事では、子供に英語に興味を持たせたい親御さんのために、英語を使った子供とできる楽しいゲームアイディアを7つ紹介します。
この記事の著者:レイトン愛加
高校時代アメリカに3か月留学、自分の英語力のなさに打ちのめされ本格的に英語の勉強をはじめました。大学卒業後はフィリピン支店勤務、その後オーストラリアで働きながらTAFE留学と英語づけの生活を送りました。現在はブラジルに移住、英語力維持とポルトガル語力向上に日々奮闘中です。
目次
【無料】英語を使った子供とできる楽しいゲーム7選

今回紹介するゲームは特別な教材などは必要ありません。必要なのは、紙やペンなどだけです。
幼児教材サイトのプリントを英語単語の学習や文章作成の練習に応用して、楽しく英語を学びましょう。
※ゲームに使うプリントはGuessWhoをのぞいてここから無料ダウンロードできます
子供と一緒に!英語ゲーム① Guess Who

対象
英検5級程度の英語力がある子におすすめのアクティビティです。
※後述しますが、質問の仕方を変えることによって難易度を上げたり下げたりすることが可能です。
目的
顔のパーツや帽子やイヤリングなどのアクセサリー関係の単語や表現の習得
ゲームの内容、遊び方:
相手が選んだ人が誰かをあてるゲームです。
まず下記のプリントを子供と親に一枚ずつ配ります。
※Guess Whoで検索するとこのゲームで使えるプリントが沢山でてきます。

ゲームの遊び方
- それぞれ1人を選びます(選んだ人は相手には秘密です)
- YesかNoで答えられる質問を相手にしていきます。
- 2を繰り返し相手が選んだ人を当てられたら勝ちです。
質問の例
- Does your person have sunglasses?
- Does your person have no hair?
- Is your person pierced?
- Is your person wearing a bandana?
- Is your person showing his/her teeth?
ゲーム中の会話例 親「Is your person wearing a striped T-shirts?」選んだ人はシマシマのシャツをきてる? 娘「Yes!…Does your person have earrings?」うん。選んだ人はイヤリングしてる? 親「No. Does your person have curly hair?」いいえ。選んだ人は髪の毛がカールしてる? … … … 娘「Is your person …Joe?」選んだ人は…Joe? 親「Yes! You won!」そうよ、あなたの勝ち! |
Guess Whoゲーム応用
小さい子や英語を習い始めた子は、質問の仕方をもっとシンプルにして単語の学習をメインにしてみましょう。
質問の例
- big eye?
- small nose?
- bag?
- ponytale?
単語のみ、もしくは形容詞を追加する程度にとどめて質問するようにすれば、まだ文章をつくる力のない子供でもゲームを楽しむことができます。
子供と一緒に!英語ゲーム② Marbles Game

対象
4歳くらいから。
目的
数字の習得
ゲームの内容、遊び方
おはじきをはじいて、なるべくポイントの高いところに置き、相手より多くのポイントをゲットするゲームです。
- まず紙に下のような絵を書きます。
- じゃんけんで勝った人からおはじきを5回はじき、おはじきがとまったところのポイントを足していきます。
- 最初の人が終わったら、次の人もおなじようにおはじきを3回はじき、ポイントを足していきます。
ゲーム中の会話例 親「Put your marble here and flick please.. ここにおはじきをおいて、はじいてね。 This is your point. これがあなたのポイントよ。 Please write your points on this paper. 紙にあなたのポイントを書いてね。 Are you ready? 準備はいい? Ok, now… Flick! じゃあはじいて! How many points did you get? ポイントはいくつ?」 子供「2!」 ↑これを3回繰り返す
親「Ok! Let’s Count じゃあ、カウントしましょう。」 ポイントを記録した紙をみながら… 子供「5 plus 2 plus 8 is…15! 5足す2足す8は15」 親「Ok! Now my turn! そうね。じゃあ私の番よ」
親も3回おはじきをはじいて、合計得点をカウントする。 親「3 plus 2 plus 1 is…6!.. Who won? 3足す2足す1は6。誰が勝った?」 子供「me! 私」 |
Marbles Game応用
小学校に入学済みの子や、小さい数字を学習済みの子には難易度をあげていきましょう。
足すだけではなく引く要素を追加したり、数字を大きくすることで難しくすることができます。
やり方は同じですが、下のような絵にすると難易度があがりますよ。

子供と一緒に!英語ゲーム③ 3 hints quiz

対象
英検5級程度の英語力がある子におすすめします。
※後述しますが、質問の仕方を変えることによって難易度を上げたり下げたりすることが可能です。
目的
動物の英単語、それに関わる表現の習得
ゲームの内容、遊び方
自分がひいたカードがなにかを、相手に3つのヒントをあたえて当ててもらうアクティビティです。
まずは下のサイトから動物のプリントを印刷しましょう
https://happylilac.net/card-category-02.pdf
厚紙に印刷するなど透けないようにして、動物ごとのカードを作っておきます。

遊び方
- カードを裏返します。
- カードを一枚引き、相手にみせないようにそれが何か確認します。
- 相手に3つのヒントを与え、それが何か当ててもらいます。
- 相手が当てられたら、今度は相手がカードをひき同じことをしていきます。
ゲーム中の会話例 親「This animal eats bananas and apples.この動物はバナナや林檎を食べます。 This animal is very big.この動物はとても大きいです。 This animal is gray.この動物は灰色です」 子供「Is this an elephant? それって象?」 親「Yeah! Good guess. そうよ。よく当てたわね」 |
3 hints quiz応用①
動物だけではなく、場所や乗り物などでもゲーム可能です。
例えば場所を勉強したいのであれば、下のサイトから場所のプリントを印刷してカードを作り、上記の動物と同じようにゲームを行います。
https://happylilac.net/card-category-03.pdf

3 hints quiz応用②
ヒントを無理に文章にする必要はありません。
小さい子や英語を始めたばかりの子なら、3つの単語を並べるだけでも十分です。
例えば象を説明するのに
- Bananas and apples.バナナや林檎。
- Very big.とても大きい。
- 灰色。
だけでもOKです。
ヒントのレベルを変えることで、難易度を調整することができます。
子供と一緒に!英語ゲーム④ 隠し迷路

対象
英検5級程度の英語力がある子におすすめします。
※後述しますが、説明の仕方を変えることによって難易度を上げたり下げたりすることが可能です。
目的
道案内の表現を学ぶ
ゲームの内容、遊び方
一人が目をつぶって迷路のゴールを目指し、もう一人がどのように進めばよいか目をつぶった相手に説明します。
下のような迷路をかきます。

- 一人が鉛筆をもちスタートに手をおいたあと目をとじます
- もう一人はどのようにすすめばよいか説明します。
- 2人で協力してゴールをめざしていきます。
ゲーム中の会話例 親「Ok. Now go straight…go straight…go straight…Stop! まっすぐ行って、まっすぐ行って、まっすぐ行って…止まって! Now turn right. 右に曲がって。 Again go straight…go straight また、まっすぐ行って」 … … … ゴールまでの道を説明する 親「Now We’ve arrived. 到着したよ」 |
目隠し迷路応用
説明をシンプルにすることで、小さい子や英語初心者でもゲームを楽しむことができます。
- up
- down
- right
- left
など、文章ではなく単語で説明するのでも最初は十分です。
↓目隠ししながら説明だけを頼りにすすんでいくので、こんな感じになります

子供と一緒に!英語ゲーム⑤ へんてこ神経衰弱

反対言葉の神経衰弱です。例えば、「Hot」と「Cold」でペアとなります。
対象
4歳くらい
目的
形容詞の語彙を増やす
ゲームの内容、遊び方
下のサイトから形容詞の語彙をプリントして、カードを作ります。
https://happylilac.net/card-category-11.pdf
※透けないように厚紙にプリントしてください。
カードを裏返して神経衰弱をはじめます。
BigとSmallのように反対言葉が見つけられたら、カードをとることができます。

へんてこ神経衰弱応用
形容詞以外でも色々な言葉で応用できます。
挨拶の神経衰弱カードを作ってゲームをするのもおもしろいです。
(カード「How old are you?」がでたら、「〇years old」をさがす)
カードを一緒に作るのも、勉強しながら楽しめるアクティビティの1つです。
またアルファベットレベルの子供なら、大文字と小文字の組み合わせで神経衰弱をするなど、カードを変えればその子のレベルに合わせたゲームができます。
子供と一緒に!英語ゲーム⑥ 誰とどこへ行ったの?

対象
5歳くらい
目的
場所や動物の名前および表現の学習
ゲームの内容、遊び方
動物と場所のカードをひいて文章をつくります。
動物・場所をプリントしてカードをつくります。
https://happylilac.net/card-category-02.pdf
https://happylilac.net/card-category-08.pdf
※透けないように厚紙にプリントしてください。
- 裏返した動物と場所のカードを1枚ずつとります。
- I went to 場所 with 動物にあてはめて文章をつくります。
I went to the library with a Monkey.などヘンテコな文ができてもりあがりますよ!
誰とどこへ行ったの?応用
英検5級レベル以上の子には動詞のカードや乗り物を加えて文章を作ると、さらにヘンテコな文章が出来て面白いです。
「I went to the library by plane with a rabbit to eat a hamburger. 図書館へ飛行機でウサギとハンバーガーを食べに行った」など可笑しい文ができあがります。
動詞と乗り物のプリントはここからダウンロードできます。
https://happylilac.net/card-category-12.pdf
https://happylilac.net/card-category-08.pdf
子供と一緒に!英語ゲーム⑦ ジェスチャーゲーム

対象
4歳くらいから
目的
動詞の語彙をふやす
ゲームの内容、遊び方
動詞のカードを1人がひき、それをジェスチャーで表現。もう1人がなんの動詞かあてます。レクリエーションとしてもおすすめです。
動詞カードをつくります。プリントはここからダウンロードできます。
https://happylilac.net/card-category-12.pdf
※透けないように厚紙などにプリントしてください。
- 裏返した動詞のカードを1枚とります。
- その動詞のジェスチャーをします。
- もう一人はそのジェスチャーをみて、なんの動詞かあてます。
「英語を使った子供とできる楽しいゲーム」注意点

英語でゲームをすることは英語の習得に有効ですが、いくつか注意したいこともあります。
子供のレベルにあわせたゲームをすること
英語のゲームを楽しむためには、そのゲームが子供のレベルにあっていることが大切です。
子供の年齢や英語力にあわせて、単語や文の難易度を工夫しましょう。子供が楽しいと思える事が一番大切です。
どんどんインプット・アウトプットしよう
親の英語力によっては、ゲームに使用する英語の正しい発音や表現を教えるのが難しいこともあると思います。
基本的な発音や表現を子供と一緒に確認したら、あとは間違えてもいいのでどんどんそれを使ってゲームをしていきましょう。
インプット・アウトプットを沢山して英語の単語や表現が増えてくると、英語の映画やアニメで聞き取れるものもふえてくるはずです。
その時に正しい表現や発音に直していくのでも遅くはありません。
ゲーム時に筆者が行っている工夫や意識
一緒にカードを作る

今回ご紹介したゲームはカードを沢山使いますが、そのカードを一緒に作って、その時一緒に単語のインプットをしています。
印刷した紙を切り取りカードにするとき一緒に単語を確認したり、あるいは1から娘にお絵描きしてもらってカードを作ったりしています。
手を動かしながら単語を覚えることにより、インプットがはかどるという利点があります。
娘はお絵描きが大好きなので、楽しみながら単語を覚えてくれています。
難易度は「少し難しい」を意識して
例えばすでに動物の単語を覚えているのであれば、動物の単語だけではなくそれに少し未習のことを加えて「少し難しい」レベルになるように意識しています。
動物の単語に動作の単語を加えてみたり、名詞に形容詞を加えてみたりして、そのゲームを通じて知識を増やす意識をもって取り組んでいます。
※monkeyだけではなくmonkey eats(名詞+動詞)、flowerだけではなくbeautiful flower(形容詞+名詞)にするなど
難しすぎると子供は嫌がりますが「少し難しい」レベルに設定すると、それができたときの達成感があり楽しんでゲームができます。
「英語を使った子供とできる楽しいゲーム」まとめ

英語の習得は一朝一夕でできるものではありませんから、楽しく学ぶことは長く英語学習を続ける上でとても大切なことです。
子供のモチベーション維持にも役立ちます。
今回ご紹介したゲームは、特別な教材も必要なく気軽にとりくめます。子供と英語を使ったゲームをして、楽しく英語を学んでいきましょう!
無料の英語教材特集




