努力は報われる!英語⼒向上や留学実現に「GRIT」を。後編

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著者について:Samurai Reinventor

”Change is the only constant” 「変われないものには明日はない」を信条に、仕事もプライベートも、絶えず新しいことにトライする中年オヤジ。英語に関しては、20代に独自のやり方で、TOEIC300点代から6年でトップMBAスクール合格。その経験をなるべく多くの人にシェアしてお役に立てたら光栄。英語の学習歴

「GRIT やり抜く力」の磨き方

前号の、英語学習、留学の成功の3つの秘訣で、米国の⼼理学者であるアンジェラ・ダックワースさんのベストセラー「やり抜く⼒ GRIT(グリット)」の洋書(※1)を紹介しました。

(※1)Grit: Why passion and resilience are the secrets to success (英語) ペーパーバック

 

私たちのゴールを叶えるために「やり抜く⼒」が影響していて、それを伸ばしていくために、⾃分が取り組める4つの⼤大切なことを紹介しました

それは、1「Interest 関⼼心、好きなこと」2「Deliberate practice 意図的な学習」3「Purpose 目的」 4「Hope 希望」です。いわゆるハウツーの部分です。

アンジェラ・ダックワースさんは、著書の 第1章で「やり抜く⼒」の構成要素として、Passion(情熱)とPerseverance(粘り強さ)を、事例を⽤い深く説明しています。

 

前回のブログで紹介したハウツーの部分は、Passion(情熱)と Perseverance(粘り強さ)の理解の上で、全体を俯瞰して実践することで力を発揮するのです。 さっそく、その本題に入りましょう。

 

「やり抜く力」スコアを知る

まず⾃身の「やり抜く力」スコアを知りましょう

みなさんは、実際に自分の「やり抜く⼒」スコアをテストしてみましたか?いくつかのウェブサ イトで、⾃動計算してくれますので、ぜひ試してください。

 

⼀例をここに紹介します。

http://second.adg7.com/grit.html

トータルのグリットスコアと、その内訳であるPassion(情熱)スコアとPerseverance(粘り強さ)スコアが求められましたね。

 

Passion(情熱)

著者は、GRITの卓越した⼈の一人として、ニューヨークタイムズの東アフリカの出版局⻑である Jeff Gettleman のエピソードを紹介しています。米国イリノイ州出身のJeffは18歳の時点では、⾃分の将来は想像もできていませんでした。

しかし、哲学を学んでいたコーネル大学の夏休みの旅行で、東アフリカを旅した時に彼の価値観は変わります。「なんとかして、東アフリカと関われる仕事につきたい」。

 

新学期からは彼はスワヒリ語を履修し、東アフリカへの関心を深めていき ます。その後、オックスフォード⼤大学に留学、そこでジャーナリズムの道に進み、そこで彼のド リームジョブにたどり着くための、ステップを考えぬき、実践していきます。

 

ステップ1:オック スフォード⼤の学生新聞の執筆

ステップ:2ウィスコンシンの地⽅方紙のサマーインターン

ステップ3:フロリダの地⽅紙の記者

ステップ4:ロスアンゼルスタイムズ

ステップ5:ニューヨークタイムズのアトランタ⽀局

ステップ6:同紙の海外担当

ステップ7:そしてついにニューヨークタイムズの東アフリカの出版局⻑に抜擢。

 

この間、10年超。すごい「やり抜く⼒」ですよね。

アンジェラ・ダックワースさんの図(事項の図を参照)でいうと、Jeffはオックスフォード大の時に、Top-level Goal として、東アフリカに関わるキャリアを掴むという目標をたて、⼀心不乱にその⽬標に向け頑張っ たのです。そのためのステップ1〜6が、MidやLow-level Goalなのです

 

英語勉強のPassionは?

みなさんが英語力を上げる目標を掲げている時は、この絵のTop, Mid, Lowのどのレベルに当たるのでしょうか?答えはみなさんの置かれているステージにもよるかもしれません。

Jeffの場合でいうと、コーネル大学の夏休みの旅行明けの新学期に、スワヒリ語の履修に相当するもの(おそら くLow-level goal)?どうでしょうか?

 

私自身偉そうに⾔いながら、20代でMBAを⽬指す⽬標を⽴てた時は、その先のイメージは「外資系の企業で出世して、⼈から尊敬される様な地位で活躍したい」程度のものでした。この図の、せいぜいMid-level goalでしょう。

その夢の実現のために、避けて通れなかったのが英語⼒の克服で、Low-level goalです。そのレベルでも、20代中盤ごろの自分を駆り立てたのですから、自分にとって、先にMBAを取得して活躍していた先輩の影響は、⼤きかったのです。

 

また、私は、海外ビジターの週末旅⾏のアテンドをした時、ゴールデンウィークに MBAの授業にオブザーバー参加し、執拗にMBAがどの様にキャリア形成や⼈生を助けてくれるか、意⾒を求めました。

そして、自分の⽬で⽿で調べて確信を持ったことが、ブレない目標となり、多少困難にぶつかってもくじけない様になったと思っています。

 

アンジェラ・ダックワースさんは⾔っています。

「Passionというの花⽕火の様にパッと燃え盛る様 に例えられるが、私はそうとは思わない。むしろ、絶えず⾃分の行くべき方向を示してくれる compass(⽅位磁針)の様なものであるべき」

 

Perseverance(粘り強さ)

本書で紹介されている、アメリカの漫画家Bob Mankoff(※2)のストーリーは、まさにPerseveranceの象徴です。イラストの様な、ドットをつないだユニークなスタイルの漫画(例えば下の漫画)を見たことありませんか?その漫画家です。

(※2)https://www.bobmankoff.com

前述のJeff Gettleman同様、Bobも何にPassionにするか初めからはっきりしたわけではありません。

幼い頃から描くことは好きでしたが、⼤学では哲学と⼼理学を専攻します。しかし、4年生の時に読んだレジェンド漫画家Sydo Hoffの本で感化され、漫画家を⽬指します。

 

しかし、彼の作品はことごとく、出版社から断られます。実際に、Roz Chastの様な有名な漫画家でも、New Yorkerの様な雑誌に掲載される確率は1割以下という熾烈な世界です。

そんな時、ベトナム戦争の徴兵を避けたいBobは、⼼理学の修士課程に避難。しかし本当の⾃分はFunnyさが売りと、今後はスタンドアップ・コメディアンと漫画家のダブルの夢を追いかけます。

その内、コメディアンの夢は脱落、漫画家に絞ります。ここで初めて、「The New Yorkerに自分の漫画が掲載されること」が、彼のHigh-level goalとなったのです。

 

そこから、Bobが応募して、New Yorkerから受け取るのは、おびただしい数のRejection slips(不採用通知)。でも不屈の精神 で、彼はPerseveranceを持って⽴ち向かい、ついに契約を獲得します。

Jeff GettlemanとBob Mankoffの例の様に、時間はかけてもHigh-level Goalを⾒つけることはとても重要。そしてそこに⾏くために、一貫性のあるステップ・道筋(Mid, Low-level goal)を設定するのも大切です。

 

アンジェラ・ダックワースさんは言っています。High-level Goalは⾒つけるのは易しくなく、時間がかかるかもしれな い。でもそれは⼀旦決めたらペンで書き、ブレないコンパ ス(⽅位磁針)の様な役割を果たさないといけません。

それに対して、Mid-やLow-level goalは、鉛筆で書き、状況によっては書き換えるぐらいの、柔軟な考え⽅で良いのです。

 

アンジェラ・ダックワースさんの、Passionについてのくだりです:

What I mean by passion is not just that you have something you care about. What I mean is that you care about the same ultimate goal in an abiding, loyal, steady way…You wake up thinking of the questions you fell asleep thinking about….You are in a sense, pointing in the same direction, ever eager to take the smallest step forward…Most of your actions derive their significance from their allegiance to your ultimate concern, your life philosophy”(P65)

 

Passionを⽇本語に情熱と訳したとたん、何か「とにかくポジティブで、勢いがあり、ほとばしる様なもの」が情熱と思いがちです。

しかし、「やり抜く⼒力」でいう情熱とは、この様に寝ても覚めても意識の根底にある、⾃分の日々の行動を導いて行く(アンジェラ・ダックワースさんの⾔葉で)持続性のあるコンパスなのです。

私は昭和な人なので、「⼤義」という⾔葉が好きでその様に解釈しています。

 

最後に

「やり抜く⼒」は先天性の要素だけでなく、後天的に伸ばせるものであるというのが、アンジェ ラ・ダックワースさんの主張です。

最後になりますが、アンジェラ・ダックワースさんが 本書の中で紹介した考えで、気に⼊った⼀節がありました。今回紹介した本よりも前に、前に文献発表されたものです。

最も、⼼理学の見地からの理論 で、これが全てではありません。親や教育者の影響、 運不運は考慮していないものとの但し書き付です。

skill(スキル)は、talent(才能)とeffort(努力)の掛け合わ せて形成される。achievement(成果)は、skill(スキル)とeffort(努⼒)を掛け合わせて達成される。

つまり、talent(才能)はあるに越したことはないが、それだけではだめ。それに⽐べて、 effort(努⼒)は2回も式の中に登場している通り、私たちの夢の実現に導いてくれるのです。

Effort counts twice. 元気の出る考え方だと思いませんか!?

 

にゃんこ先生
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