発音矯正のすゝめ 英語のコミュニケーションを円滑にする秘訣

ねこ君
はぁ・・。
にゃんこ先生
どうしたの、ねこ君?
ねこ君
こないだ海外旅行に行ったんだけど、飛行機の中で何飲みたいか聞かれるじゃん?
ねこ君
で、ウォーターって言ったんだけど、スタッフの人理解してくれないの・・。これでもTOEIC高得点なんだけど・・。
にゃんこ先生
日本人でよくありがちだね。単語も文法もそれなりに知ってるのに、英語を話しても相手に理解してもらえない・・。
にゃんこ先生
一つの原因は英語の発音をきちんと勉強してないから。今日は、発音のコツと、どうやって練習したら良いのか一緒に考えていこう。

 

この記事の著者: Hermia

Hermiaと申します。国立大学英語専攻を卒業後、英語講師として3年間勤務し、現在アメリカにて生活をしております。皆さんの英語学習に役立つ情報や私の経験を伝えていければと思います。

発音矯正をする大切さ

英語を学んでいく中でよくスピーキングが難しいという声を耳にします。

「文法や単語をしっかり学んでいても、いざ話すとなかなかネイティブに通じない。」「話しているとなんども聞き返されて自信をなくす。」文法や単語をしっかり学び、聞き取りもしっかりできて意味もわかって言いたいことがあるのに、いざ話してみるとなかなか通じないという声です。

 

こういう言葉を聞いているとどうやら発音が問題で意思疎通がなかなか取れないということが共通点として見えてきます。

「最近は国際化していて、英語なんてそれぞれの訛りがあって大丈夫!」という意見も見受けられますが、発音が原因で言葉が理解されず、コミュニケーションが取れないとなると、やはり不便なこと極まりありません。

円滑なコミュニケーションを図るために、発音の直し方、習得方法をお伝えします。

 

発音矯正を始める前に。

発音矯正を始める前に一つだけ注意することがあります。それは、どの英語を学びたいかです。

日本語にも標準語、関西弁など訛りがあるように、英語にも色々な訛りがあります。英語ネイティブ圏での訛りとして基本的に大きく分けて、イギリス英語、アメリカ英語があります。

 

アメリカ英語の特徴としては、Rの巻き舌がイギリス英語と比べ大きく、リエゾンといった音のつながりが多々あることが特徴です。イギリス英語は、巻き舌がなく、それぞれの子音なども比較的はっきりと発音する傾向があるので、日本語ネイティブには発音しやすいかと思います。

アメリカ英語、イギリス英語、両方の訛りを学ぶというのも素敵ですが、音やイントネーションなど異なってくるので、どちらかに集中すると発音は学びやすいかと思います。

 

にゃんこ先生
個人的にはアメリカ英語が好きだし、世の中の参考書もアメリカ英語のものが多いと思う。
にゃんこ先生
ただ、初心者はそこまで細かい違いはわからないと思うので、そんなに神経質にならなくても良いんじゃないかなぁ。

 

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音の違い。呼吸法の違い。

日本人にとって英語の発音が難しいと感じるのにはいくつか理由があります。

まず一つは日本語と英語の持つ音の数の違いがあります。

日本語は主に5つの母音と、14種類の子音(か行〜わ行・濁音・半濁音)で成り立っています。一方、英語は15種類の母音の音と、24種類の子音があり、さらに音の組み合わせになると日本語の持つ音に比べると倍以上の数の音があることになります。

つまり、普段使い慣れた日本語の音では表すことのできない音があるため、英語の発音が難しいと感じてしまうのです。

 

音以外には、呼吸法の違いというものがあります。

日本人は主に日本語を話す際、文章の中で浅い呼吸、胸式呼吸を繰り返しながら発話します。胸式呼吸とは、肩や胸の筋肉を使って呼吸する方法です。しかし、英語のネイティブがする呼吸は複式呼吸に近いもので、文章が終わるまで一気に吸った空気を出し切りながら発話します。腹式呼吸とは、横隔膜を意識した呼吸法です。

つまり、日本語のネイティブは英語を話す際、呼吸を意識していくことも大切となります。

 

発音矯正法

カタカナ英語からの脱却

発音を矯正していく上で大切になってくるのが、カタカナ英語の発音からの脱却です。単語集などに、よくカタカナで読み方が記載されているものを見かけます。先ほど説明したように、英語には日本語にはない音が多数存在します。カタカナ英語で話してしまうと、音の混在が多々あるため、いざネイティブと話すと全く通じないということが起こります。例を下記にあげてみます。

 

You lead the group.

「あなたがグループを引っ張ってください。」

 

この文章にある ‘lead’ですが、カタカナ英語にすると、リードと表記されます。同じようなカタカナ英語の発音では ‘read’があります。発音をカタカナ英語にすると、同じ文章でも「あなたがグループを読んでください。」という全く意味が違う文になってしまいます。

また、カタカナ英語を一度身につけてしまうと、いざネイティブ発音で話そうとするとなかなかクセが抜けず、直すのが一苦労ということがありますので、できるだけ、カタカナ発音ではなく、英語のスペルを見ながら発音を心掛けましょう。

 

にゃんこ先生
相手に通じないと、いくら英語の勉強しても意味ないよね。
にゃんこ先生
発音を一度きちんと学習すると、英会話だけでなく、リスニング、リーディングなどの相乗効果もあるから、自信がなければ是非一度集中して学習してみよう!

 

International Phonetic Alphabet(IPA)の有用性

発音をカタカナ英語ではない音で身につけるのにはどうすればいいのか、ということについてお話ししていきます。

ネイティブの発音をするために一番有効なのは、International Phonetic Alphabet(国際音声記号)です。国際音声記号とは、あらゆる言語の音声を文字で表記するための記号で、国際音声学会が定めたものです。これを学ぶことによって、英語の発音のルールはもちろん、他言語の発音も学びやすくなります。

英語の辞書などを調べた時に、英語の横にある記号が発音記号です。

 

例:apple / ˈæp.əl/

根気は入りますが、それぞれの音の出し方を学ぶことで、よりネイティブに近い発音が可能になります。

日本人が主に苦手とする音としては、

・/æ/と/ə/

・/l/と/r/

・/s/と/θ/

・/t/,/v/,/b/, /p/,/d/

これ以外にも苦手と言われる音がありますが、主にこの違いというのが難しく、話していても通じないと感じることが多いかと思います。

 

IPAを学ぶための本や教材もありますので、参考にするとより練習しやすいかと思います。

 

好きな映画のシャドウイングで音を練習

発音記号以外で楽しく発音を学びたいという方におすすめのトレーニングが、シャドウイングという方法です。

シャドウイングとは一体何か。シャドウイングとは、聞いた英語を即座陰のように口にして繰り返す勉強法です。英語の意味はわからなくても、音をとりあえず繰り返すことによって、英語のリズムと発音に慣れることが目的です。

リスニングにも効果的と言われますが、英語の発音にも効果的です。一回だけでも良いのですが、何回も同じ部分を繰り返しシャドウイングすることによって、音を口や耳が覚えていくので、繰り返すことで少しづつ上達していきます。

 

どういった題材を選べばいいのかということですが、好きな英語の映画、ドラマシリーズを選ぶのがオススメです。

初めは、ディズニーやピクサーといった子供用映画を題材に選ぶのがオススメです。子供にもわかりやすいよう比較的はっきりと英語も発音され、難しい単語が出て来づらいので、シャドウイングには最適です。

 

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イントネーション、リズムを学ぶ

正しい発音の仕方を学んだら、今度は何が心配になるかというと、英語のイントネーション、リズムです。それぞれの音が違うのはもちろん、やはり話す際のイントネーション、リズムも英語と日本語では異なってきます。

日本語のイントネーションは、主に、平坦な傾向があるのに対し、英語のイントネーションはアップダウンが激しい言語です。シャドウイングによってある程度英語独特のリズムやイントネーションに慣れることができます。ネイティブに音を近づけていくために、アクセントと強調したい部分を意識しながら話してみることがコツです。

 

I want to go out with you.

「私はあなたと外に行きたい」という文章ですが、強調する部分によって意味が異なってきます。

 

例)太字部分が強調される部分です。

  • I want to go out with you. 「私があなたと外に行きたいのです。」
  • I want to go out with you. 「私は外へあなたと行きたいのです。」
  • I want to go out with you. 「私はあなたと外に行きたいのです。」

一つの文章をとってみても、強調部分がどこに置かれるかで、イントネーションが変わるとともに、相手に伝わる意味も全く違ったものになります。

 

イントネーションでは特に日本語ネイティブは平坦にイントネーションをつけることや、また、文章の終わりの音が下に下がりやすい傾向にあるので、そういった日本語ネイティブが持つ傾向を直していくのにも効果的です。

 

にゃんこ先生
あとは、単調な練習だけでなく、本物の英語を聞く時間を増やすと、少しづつだけど彼らがどう発音するのか、ナチュラルな発音や話し方が身についてくる。
にゃんこ先生
ポッドキャストや海外ドラマなども、学習としてではなく、暇つぶしに導入してみよう。

 

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まとめ

発音矯正は円滑なコミュニケーションをとっていくために必要です。

日本語と英語それぞれ音や呼吸法、イントネーション、リズムなど異なる部分が多々あるため、英語ネイティブといざ話してみると通じづらい、コミュニケーションが取れないといった問題に当たりやすく、英語を話すのが苦手と感じてしまう原因になります。

一つ一つ問題を解決することによって、より楽しく、円滑にコミュニケーションをとることができるようになればと思います。

 

にゃんこ先生
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にゃんこ先生
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