GMAT対策 例題と実践問題で理解するAssumptionの見つけ方【CR】

早速だが、今回は前回シェアしたCritical Reasoningの例題の解説から始めたい。

前回の記事を読んでいない人は、まず、下記の2つの記事を確認することをおすすめする。

 

クリティカルリーズニング 基本のき

例題から見るCRの取組み方 解説とポイント

GMAT CR 例題

下記の問題を解いてみよう。

Because no employee wants to be associated with bad news in the eyes of a superior, information about serious problems at lower levels is progressively softened and distorted as it goes up each step in the management hierarchy. The chief executive is, therefore, less well informed about problems at lower levels than are his or her subordinates at those levels.

The conclusion drawn above is based on the assumption that:

 

意訳

従業員は悪い情報を上司に報告したくないため、悪い情報は柔らかく変えられて上司に報告される。人から人へ伝えられるにつれ、情報はどんどん歪められる。そのため、CEOはある問題について下位の従業員よりも少ない情報しか持っていない。

 

Conclusion

この例題では、Conclusionは以下の文章だね。Thereforeがあるからそれは明らか。

The chief executive is, therefore, less well informed about problems at lower levels than are his or her subordinates at those levels.

 

Premise

そして、Premiseはこれ、Becauseがあるからわかりやすい。Premiseは事実や統計、データのことが多い。Premisesは、それがおかしく感じても、GMATでは常に正しい事実である。

Because no employee wants to be associated with bad news in the eyes of a superior, information about serious problems at lower levels is progressively softened and distorted as it goes up each step in the management hierarchy.

 

GAP

PREMISE/FACT: CEOは歪んだ情報を部下から報告を受ける。

CONCLUSION/OPINION:CEOは部下よりも少ない情報しか持っていない。

Palash
GAPは、事実から結論への飛躍で、PremiseからConclusionを出すために漏れている情報のことだよね。CEOは部下たちから本当のことを伝えられないからと言って、CEOは部下たちよりも少ない情報を持っているという結論を出すのは、ちょっと行き過ぎじゃないかな?

Palash
ここで、Conclusionが正しい、正しくないということはGMATでは関係ないんだよ。Premiseは事実で、Conclusionはそれに基づいた結論(意見や想像)だから、Conclusionは納得感がある時もない時もある。一方、Premiseについては、たとえ常識と違っても、それが事実として受け入れるしかない。

Palash
問題は、PremiseとConclusionの間にあるGAPを埋めるために、著者がどんなAssumptionを使っているのかということだよね。

 

ASSUMPTION

GAPは、本文中には書いていないから、頭の中で”感じる”必要がある。Assumptionは、頭の中で”なんとなく”考えれば良い。例えば、PremiseからConclusionを導き出すために、以下のようなAssumptionが考えられる。

  • 部下からの情報は常に歪んだ情報だ 或いは
  • CEOには部下の他に情報源はない

Assumptionを自分で考える時には、柔軟性をもつことが必要。

頭の中で考えたAssumptionは、選択肢の中にあることもあるけど、いつも正しい答えになるわけではない。試験作成者がもっと良いAssumptionを考えているかもしれないし、自分が考えているのと全然違うAssumptionが出てくることもあるからだ。

 

僕たちの仕事は、間違った選択肢を削除して、正しい答えを探さないこと。間違った選択肢、より悪い選択肢を削除すると、正しい選択肢、より良い選択肢を残すことができる。

 

消去法

さて、消去法で正しい選択肢を探そう。

 

選択肢の(A)は、Conclusionとは関係のないことを述べている。「問題点はどのレベルの社員の間で解決されるべき」だからと言って、CEOの情報量が少ないことを説明することはできない。CEOは外部から情報を仕入れて来ている可能性がある。(A)を削除しよう。

 

(B)も同様にConclusionとは関係のないことを述べているね。「問題点を正しく上司に伝える社員を奨励すべき」だからと言って、CEOの情報量が少ないことを説明することはできない。CEOは外部から情報を仕入れて来ている可能性がある。(B)を削除しよう。

 

(C)も、Conclusionとは関係のないことを言っている。「問題解決能力は、低いレベルの人にとって重要ではない」からと言って、Conclusion(CEOの情報量が少ないこと)を説明することはできないよね?CEOは外部から情報を仕入れて来ている可能性があるし、自分で問題点を発見しているのではないだろうか?(C)を削除しよう。

 

(A)から(C)の選択肢は、Conclusionとは全く関係のないことに注意してほしい。これらの選択肢は、自分たちがよく知っていて、好きとか、嫌いとかの感情を感じるように作られている。GMATでは、自分たちの感情は不要。中立の立場で、客観的に選択肢を吟味することが必要だ。

 

(D)の選択肢は、僕たちが消去法を始める前に考えたAssumptionと同じことを言っている。これは、ロジックが通るよね?CEOは部下からしか情報を得ることができないのであれば、PremiseとConclusionの間にあるGAPを埋めることができる。

PREMISE/FACT:CEOは部下から歪んだ情報や報告を受けている

ASSUMPTION:CEOは部下からしか情報を得ることができない

CONCLUSION/OPINION:CEOは部下よりも少ない情報しか持っていない

(D)は正解の候補として取っておいて、最後の選択肢の(E)を検討しよう。

 

(E)は典型的なトラップ。「幾らかの従業員は上司よりも真実に対して心配している」という文章は、本文に関連はしているけど、Conclusionには全く関係ないよね。「従業員は上司よりも真実に対して心配している」からと言って、「CEOは部下よりも少ない情報しか持っていない」というConclusionをサポートできるだろうか?

けど、こういう選択肢は感情的に僕たちに影響を与えて、良さそうな雰囲気を出すんだよ。だから、注意深く、中立的な立場で選択肢を吟味しないと、簡単にGMATの罠にはまってしまう。

さて、これでより良い選択肢である(D)を選ぶことができた。

 

消去法の威力

ねこ君
おれ、(A)〜(C)は完璧に間違いだと思ったけど、(E)は完全には削除できなかったよ。。3つしか消去できなかったら、正解することできないじゃん・・
Palash
それはすごく良い傾向だよ。5つの選択肢から、3つしか、じゃなくて、3つも自信を持って消すことができたんだ!ねこ君はすごく良い仕事をしていると思うよ。正解する確率は、20%から50%に上がったんだ!
Palash
50%の成功確率って、人生で言えば相当高いし、僕は、すごく良い可能性だと思う。だから、全ての選択肢を切れなくても、ポジティブな気持ちでいること。だって、1/5の確率から1/2での確率まで上げることができたんだから。
Palash
そして、選択肢を2つまでしぼってからが、消去法が威力を発揮する。ポイントは、正解の選択肢や、より良い選択肢を探さないこと。より悪い選択肢を探すんだ。(D)と(E)を見てみよう。おそらく、(D)はそれなりに納得感があるけど、(E)はこれは絶対に間違いだ!という感覚で消去し切れないという状況にあると思う。
Palash
そういう時、(D)と(E)で、どっちが悪い選択肢か?と考えてみよう。あるいは、(D)は70-80%ぐらいで正しい、(E)は切ることができないけど間違えとも断定できない、フィフティフィフティと考える。(D)と(E)を比べると、(E)が(D)より”悪い”ことがわかり、自信を持って(E)を削除することができるんだ。

 

NEGATION TEST

Assumptionを探す問題を解くために、使えるツールがNEGATION TESTだ。

いくつかの問題では、Assumptionを特定するのがとても難しく作られている場合がある。そんな時は、NEGATION TESTを使ってみよう。

  1. STEP 1: 選択肢を否定して、選択肢と逆のAssumptionがあったとしたら、Conclusionがどうなるのか考える。
  2. STEP 2:その状態で、Conclusionは成立するだろうか?もしConclusionに影響がないなら、その選択肢は間違いだ。正しい選択肢は、Assumptionが反対になった時に、Conclusionが成り立たなくなる。

 

Negation Testは絶対にやらなければいけない訳でもないし、Assumptionを見つける方法は他にもある。ただ、Assumptionを見つけるのが難しい時にはとても使いやすいツールになる。

以下の例題を見てみよう。もし、Negation Testを使わないで正しい選択肢を見つけられればそれで問題ない。もし、どれが正解になるか確信がなければ、Negation Testを使ってみよう。選択肢の反対のAssumptionを考えて、Conclusionが成り立たなくなったら、それは正しい選択肢だ。

 

NEGATION TESTの使い方

Negation Testを適用して例題を解いてみよう。

The Spotted Mole is a rodent that burrows underground and eats all forms of vegetable matter.   Farmers are concerned that this mole could eat some of their commercial fruits, planted in above-ground planters and bins.   The farmers need not worry about the Mole, though, because throughout the region in which the Spotted Mole is found, birds of prey such as hawks and falcons are active, and these birds would prey upon the Spotted Mole if the mole came above ground at all.  Therefore, the Spotted Mole poses no threat to these totally above-ground fruits.

Which one of the following is an assumption on which the argument depends?
  • Add your answer

 

(A) The birds of prey will NOT capture and kill every single Spotted Mole that comes above ground.

Explanation: 鳥が50%のモグラ、あるいは過半数のモグラを殺したとしても、残りのモグラは野菜を食べて農家の脅威になりうる。Conclusionは変わらない。(A)を削除しよう。

 

(B) Some land-based mammals active in this region, such as fox, will NOT hunt and eat the Spotted Mole on a regular basis.

OR

NONE land-based mammals active in this region, such as fox, will hunt and eat the Spotted Mole on a regular basis.

Explanation: 狐が野菜を食べなかったとしても、モグラは農家の脅威になりうるからConclusionは変わらない。(B)を削除しよう。

 

(C) SOME other animals could pose as significant a threat to the above-ground fruits as could the Spotted Mole.

Explanation: そもそも他の動物が野菜を食べたら農家の悩みはもっと増えてしまう。Conclusionは変わらない。(C)を削除しよう。

 

(D) The times of day the Spotted Mole feeds are NOT the same as the times of day that the birds of prey are in the air.

Explanation:もし、モグラがご飯を食べる時間と、鳥がご飯を食べる時間が異なっていたら、モグラは安心してご飯を食べ続けることができる。つまり、モグラは野菜に脅威をもたらし、Conclusionを否定する。これは正解の可能性が大だ。

 

(E) Larger burrowing mammals, such as badgers or weasels, CANNOT dig up the burrows of the Spotted Mole and CANNOT endanger those that remain underground.

Explanation: Negation testでは、イタチやアナグマがモグラの脅威とならないと言っている。しかし、鳥は依然としてモグラを食べるのではないだろうか?そのため、モグラは野菜に脅威をもたらさないというConcluisionは変わらない。(E)を削除しよう。

 

Negation Testの結果、(D)だけがConclusionを否定したため、これが正解となる。

 

実践問題5問

Palash
CRには、5つのメインの問題タイプと、3つのたまにでる問題タイプがあるんだ。今までの3回の記事では、Assumptionを特定するタイプの問題を解いて来た。ちなみに、「このAssumptionを認識する」という作業は、他の問題タイプを解く時にも必要になってくるかなり重要なことだから、最初にマスターしよう。

Palash
さて、Assumptionを認識する問題タイプの問題を5問用意した。以下のフォームから解いてみよう。「Submit」したら答え合わせと解説が見れる。Premise、Conclusion、Gapを考えて、それでもわからない時にはNegation Testを活用しよう。

Palash
練習ではどれだけ時間をかけても構わない。納得しながら、消去法のプロセスを体で覚えよう。

 

にゃんこ先生
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