英語を仕事に「活かす」とは?外資系企業でキャリア形成する4つの心得

著者について:Samurai Reinventor

”Change is the only constant” 「変われないものには明日はない」を信条に、仕事もプライベートも、絶えず新しいことにトライする中年オヤジ。英語に関しては、20代に独自のやり方で、TOEIC300点代から6年でトップMBAスクール合格。その経験をなるべく多くの人にシェアしてお役に立てたら光栄。英語の学習歴

はじめに 〜仕事で英語を活かす〜

皆さんはどのような動機で、英語を学んでいますか?

受験、就職、転職、旅行、友達を増やすためなど、各自さまざまかなと思います。

私自身は、大学時代に司馬遼太郎の「竜馬がゆく」が大好きで、何回も読破しました。その頃から無知の強みで、漠然と、鎖国時代の日本人のようなマインドセットではダメ。グローバルスケールで考え方と行動力を持たないといけないと、思い込むようになりました。

 

大学卒業後は、英語も話せないのに外資系に就職し、一通過点としてMBAを目標に頑張り、そこから、転職をしながらも基本的には同じ延長戦上で頑張っています。

今回は、日本において外資系企業で働く上での、英語の活かし方について、経験からお伝えしたいと思います。昭和~平成期の、外資系日本法人での勤務経験をベースとしています。題材がちょっと古臭かったりしましたら、ご容赦ください。

 

外資系とひとくくりにしない

これは陥りがちなワナです。

外資系、能力主義、成果主義、スピード、だから仕事ができれば高年俸が稼げる。大枠そうですが、それは、企業の文化や価値観やマネジメントスタイルに沿った動き方をして、結果が出せた時の話です。

経済大国のアメリカとドイツの間でさえ、企業のマネジメントスタイルについては、全くの異なります。

 

アメリカ・ドイツの企業文化の違い

以下、ウェブマガジンのBusiness Insider(※1)から一節を引用し、私の意訳で整理します。

「アメリカでは、個人の裁量をある程度認めながら、チームワークを発揮するリーダーを好みます。アメリカ人マネージャーは、アグレッシブ、結果やアクション志向、自信やエネルギーに満ち溢れ、将来を楽観的に捉え、そして変化を恐れない」(※2)特徴があります。

「ドイツ人マネージャーは、かっちりしたシステムを造るのが好きです。指揮系統に厳しく、必ず指揮は上意下達で伝えられます。一方で、合意形成も重要視されます」(※3)。

 

私はアメリカでMBAをとって、アメリカ系企業の経験が長かったため、その後に、ドイツ系企業に勤めた時にはこのマネジメントスタイルの違いの理解不足で、大変苦労しました。

企業文化やマネジメントスタイルと多少馴染めなくても、単年度のように短い期間なら、結果を出せます。しかし、アウトプットを持続して出し続けるためには、やはり置かれた環境をよく理解して、自分がどのような貢献をするか考えることが長期的な成功の鍵です。

 

(※1)”24 Charts Of Leadership Styles Around The World”

https://www.businessinsider.com/leadership-styles-around-the-world-2013-12

出所:Business Insider

(※2)”American managers are assertive, aggressive, goal and action oriented, confident, vigorous, optimistic, and ready for change. They are capable of teamwork and corporate spirit, but they value individual freedom and their first interest is furthering their own career.”

(※3)”German managers strive to create a perfect system. There is a clear chain of command in each department and information and instructions are passed down from the top. Nonetheless, considerable value is placed on consensus.”

 

Business Insider以外にも、Googleで検索すると、同様のトピックが見つかりますので、ぜひ皆さんも英語の勉強も兼ねて、研究してください。今は、Trump大統領の自国優先主義で、世界貿易は緊張関係にあります。

しかし一方、日本から見ると、TPPやEUとのEPAは進展していますから、「英語を使った外資系で働く」イコール「アメリカ企業で働く」ではないケースも増えるでしょう。

TPPに触れましたので、もう1つの記事で、アジアと米国のリーダーシップのついて、ハーバードビジネススクールの記事(※4)も紹介します。

 

(※4)”Asian and American Leadership Styles: How Are They Unique?”

https://hbswk.hbs.edu/item/asian-and-american-leadership-styles-how-are-they-unique

出所:Harvard Business School Working Knowledge

 

Mission, Value, Goalを研究

外資系企業は、その本拠地のある国により、文化やマネジメントスタイルに違いがあることに触れました。

その他にも、創業者の考えや、企業が成長する過程で育まれ、株主やカスタマーなどのステイクホルダーからも支持されてきた、特徴あるコーポレートバリューを持つ企業もあります。

会社を選ぶときには、よく研究して、面接で鋭い質問をするとポイントも上がるのでしょうはないでしょうか?

 

言葉や国籍の違いさえ束ねる経営理念を理解

だいたい、ビジョン経営のしっかりした会社は、ウェブで見ても洗練されたシンプル、クリアなメッセージが掲載されているのでぜひ研究ください。企業の広報で練りに練った、何十人(何百人)の精査を受けた末の、ステートメントです。

本国の英語サイトは、絶好の英語教材です。ミッションやバリューやビジョンはいわば企業の規範であり、戦略よりも上位に位置するものです。オペレーションの拠点がどの国にあろうと、同じ経営理念(価値基準)が企業に流れているはずです。

 

そこに、共感できるか、その価値観を毎日実践できるかは、外資系企業での成功には重要です。ここでは、P&G(※5)とJ&J(※6)を紹介しています。J&Jのクレド(信条)にあまりにも有名です。

1982年の米国での鎮痛剤「タイレノール」リコール事件で、その対応の仕方でむしろ問題によって、「雨降って地固まる」結末になった美談です(※7)。

日本企業の問題を隠蔽する悪しき企業文化は、日本国民でも恥ずかしいですよね。コーポレートジャパンが、真摯に向かい合わなければいけない部分です。

 

(※5)P&G:Purpose, Values & Principles

https://us.pg.com/policies-and-practices/purpose-values-and-principles/

(※6)Johnson & Johnson:Our Credo

https://www.jnj.com/credo/

(※7)日経ビジネスオンライン:危機管理の「優等生」にも不祥事

J&Jの真価は事件後に発揮される

 

日本人にしかでいない付加価値で勝負

いくら英語だけ突出しても、中身(実務能力)が伴わないと無意味

まさか読者の方に、「語学力だけで飯が食える」と思っている方はいないとは思います。

やはり、評価の優先順位は、実務能力です。営業であれば売る力や顧客満足度を得る力、マーケティングであれば、市場を創出する、競合優位に導く戦略の立案と遂行、これらの能力を磨くことです。

これは外資系、日本企業に関係ありません。市場にしっかり入り込んで、日本人でないとできない人脈市場やビジネスの知識、感性を活かすことがマストです。英語でネイティブスピーカーの上部に報告が上手くできれば尚可ですが、物事には順番があります。

 

T型人材の尊さが提唱されて久しいです(※8)。まずは、I型人材(専門分野の強み)としての働きが期待される時期、それからキャリアパスを昇るにつれ、自部署のマネジメント能力や、他部署や外人幹部との折衝能力(T字の横棒の部分)のウェイトが増えていくキャリア形成です。

日本で育ち、大人になって実用英語を鍛える私たちは、まずコアコンピーテンシー(何かの専門分野)で結果を出しながら、コツコツと英語力を鍛えるのが理想です。

その上で、本国や現地法人の幹部(ネイティブスピーカー)に英語で上手く伝えることができるまで成長すれば、I型からT型のキャリアアップにプラスになるのは、間違いないと思います。

 

(※8)T型人材

https://jinjibu.jp/keyword/detl/271/

出所:日本の人事部

 

アメリカでも、雇われの身の思いは一緒

遊びながら英語学習を継続!!

今回、真面目な話ばかりでしたので、最後に少しくだけたネタを紹介します。

ディルバート(※9)はアメリカのサラリーマン生活を描いたコマ送り漫画です。雇われの身について回るナンセンスについて、遊びながら、英語学びましょう

作家のスコットアダム氏は、バークレーMBA、銀行と通信会社で通算16年の勤務歴を持つれっきとした元ビジネスマンです。

 

主人公ディルバートとマイクロ・マネジメントするボスが、オフィスで繰り広げる風刺の効いた会話が笑えます。

アメリカ人の中で、Dilbertの卓上カレンダーは大人気で、私自身も数年間、卓上カレンダーで毎日、ウィットの効いた英会話を楽しんだものです。以前、日本でも、ケーブルネットワークで放送しました。

カレンダーを買わなくても、公式ウェブサイトに、過去の作品が掲載されて、キーワード検索までできるようになっていますので、ぜひご覧ください。

ちなみに、ここに貼り付けた作品は、私がなんと16年前に見たものを未だに記憶していて、検索して探し出したものです。同僚と大笑いしたので、記憶の奥底に残っていたのですね。

 

(※9)https://dilbert.com

By Scott Adams

https://ja.wikipedia.org/wiki/ディルバート

ウィキペディア

 

最後に

習得した外国語は、自分の人生を充実させるため、社会に貢献するために役に立てたいものです。

グローバル化は加速し、英語力は重要度を増すでしょう。英語力が役に立つためにも、日本人としての当たり前のこと(日本語力、文化、政治、経済)をしっかり押さえ、職業人としての専門性を強化することは手を抜かずにやりましょう。

そうすることで、外資系企業のステージでも、一目置かれる日本人ビジネスパーソンとして、持続して活躍していけるしょう。皆さんの継続した英語力のブラッシュアップを期待します。

 

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