英語力だけじゃない!海外ニュースで世界のトレンドも掴む方法

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著者について:Samurai Reinventor

”Change is the only constant” 「変われないものには明日はない」を信条に、仕事もプライベートも、絶えず新しいことにトライする中年オヤジ。英語に関しては、20代に独自のやり方で、TOEIC300点代から6年でトップMBAスクール合格。その経験をなるべく多くの人にシェアしてお役に立てたら光栄。英語の学習歴

はじめに

これまで私は皆さんに、海外の時事ニュースの多読や多聴を薦めてきました。今回、オンラインでニュースが読める(そして動画が観れる)サイトをいくつか紹介します。

しかし、これまで日本語でさえも注意を払ってこなかった海外ニュースを、英語で読んだり、聞いたりするとなると、初級中級の方にはハードルが高いかもしれません。

 

そこで、今年ニュースになる可能性の高いトピックの基礎知識を身につけ、これから海外ニュースの理解を助けるような学習法を紹介します。

具体的には、ユーラシアグループ(地政学的リスク分析を専門とするコンサルティング会社)の「Top Risks 2019」へのリンクと、稚拙ですが私の意訳をご紹介します。

 

おすすめの英語ニュース

有力誌でもお手頃価格、またはフリーで手に入ります

ニュースというのは、海外の方とのスモールトークのネタにもなるし、何よりも世界観が磨かれます。海外のニュースに触れることで、日本のことを改めて発見するきっかけにもなります。

 

今は、ツイッターや海外のオンラインメディアのおかげで、海外の情報がリアルタイムで手に入ります。これと決めた主力誌を、多読する意気込みがあるならば、購読料はかかりますが、以下がおすすめです。

ニューヨーク・タイムズ

: オンライン購読料1週間1ドル

ワシントン・ポスト

: オンライン購読料年間60ドル

 

フリーでニュースを貪りたいなら、CNN ニュースやグーグルニュースで十分です。

CNNニュース

Googleニュース

 

「フェイクニュース」とは、昨今トランプ大統領の流行が流行らせた言葉ですが、今回、私が紹介しているような、身元のはっきりしたニュースを読むのが安全でしょう。

Googleニュースの場合は、いろいろなメディアからの報道を引用していますので、保守系なのかリベラル系なのかなど、情報源も意識して読んでくださいね。

 

参考記事

【完全版】英語ニュースサイトまとめ30選

 

時事ニュースのトレンドを大づかみ

いきなり世界の時事ニュースは少し敷居が高いというあなたに、ユーラシアグループの「Top Risks 2019」と言うレポートを紹介します。

これは毎年1月の初旬にリリースされます。2019年版は、1月7日にリリースされました。

 

このレポートの良さをいくつかあげます。

  1. 1年間に予測される世界のリスクをピックアップし、端的にまとめてくれている。トップリスクを俯瞰できる。
  2. 非常に英文が明快ライティングのスタイルを学ぶのに適材である。
  3. YouTubeの動画も視聴できる、リスニングスキルの勉強にもなる。
  4. (リリースのタイミングは後になりますが)日本語版が、どうしても英語が難しいときには理解の助けになります。

 

このレポートを読むことで、世界のニュースを読むために、フレームワークが身に付きます

このフレームワークがあるか無いかでは、ずいぶん時事ニュースの読みやすさや理解力が変わります。今年のレポートをきっかけに、ぜひ力を入れて読破ことをおすすめします。

 

Top Risks 2019を読んでみよう!

さて、今回リリースされたトップリスクの11項目について、主だったところだけを記載します。

原文では深い洞察が加えられて説明されているところを、今回は英語学習のきっかけとなるよう超簡訳にしています。地政学的な精緻な解釈は、必ず原文でご確認ください。

 

Top Risks 2019(1月7日リリース)

https://www.eurasiagroup.net/issues/Top-Risks-for-2019

Top Risks 2018(日本語版)

https://www.eurasiagroup.net/services/japan

※ この日本語訳は、2018年版ですのです。2019年版の訳は、まだリリースされていません(1月13日時点)

 

今年の、Top Risks

※ 筆者、超スピード意訳。参考にとどめてください

Overview

2019年は、地政学的に比較的安定と予想されるが、確率は低いが、発生すると重大なリスクが潜んでいると警告しています。「tail risk」というキーワードで表現しています。リスク1のBad seedsは、「Top Risks 2019」が発表された翌朝のNHKのニュースでも話題にしていました。ちょっとしたキーワードになるかもしれませんね。

 

Risk 1: Bad seeds

アメリカではトランプ大統領と、立法府、FBI、議会、そしてメディアとの間でテンション高まる。3月に迫るブリグジットの先行き不透明感、ドイツでメルケルのリーダーシップの終わり、フランスのマクロンの人気低迷。トランプ大統領の元、アメリカと主要国との関係が悪化(対ドイツ、フランス、中国、ロシア)。

 

Risk 2: US-China

関税、セキュリティに関わる技術の保護、知的所有権の保護、アメリカと中国の間ではテンションが高まり。南シナ海の軍事衝突のような一触即発の潜在リスクも。

 

Risk 3: Cyber gloves off

サイバースペースでの攻防も、エスカレート。従来の攻撃側(イラン、北朝鮮、中国)とそれを防御するその他国家。アメリカは、先制サイバー攻撃も辞さない姿勢にシフトか。

 

Risk 4: European Populism

ユーロでは、昨年、フランスの大統領選でマクロンとルペンが接戦したように、大衆迎合主義の台頭がリスク。今年はユーロ議会の選挙実施。大衆迎合主義が、勢力を伸ばせば、欧州議会の運営は不安定に。欧州委員会でも、大衆迎合主義者が政権を握る、イタリア、オーストリア、ポーランド、そしてハンガリーが台風の目になり、ユーロ懐疑論を煽るか。

 

Risk 5: The US at home

トランプ大統領の弾劾が、現実となるリスクは考えにくい。上院と下院で、民主党と共和党のねじれ国会となっているため、必要な議決が取れない。しかし、大統領のビジネスや家族メンバーを対する司法の追求には、大統領は抗戦するか。混迷すれば、経済のスローダウンや金融市場に影響を及ぼす。

 

Risk 6: Innovation winter

グローバルイノベーションにとっては、冬が到来。政治的には、中国による通信分野でのセキュリティー懸念、国家間でのデータの自由なフローに対する規制、それから各国の産業保護政策。5G通信技術の広がりに遅れ?アメリカを始め多くの国は、中国製品を排除に。中国は途上国に対して「一帯一路」のメリット享受の交換条件に、中国の製品を使うようプレッシャー。5Gの通信機器も、中国の部品が使えないことで、コスト高に。

 

Risk 7: Coalition of the unwilling

アメリカ以外でも、トランプ大統領と同様に過激なリーダーが存在。例えばイタリアのサルヴィーニ副首相、ブラジルの ボウソナロ大統領。似た者同士の国家リーダーが、つるんで何かをすることはないが、グローバルな秩序の形成に不安要素となり得る。

 

Risk 8: Mexico

オブラドール新大統領は、市場経済主義よりも統制経済を推進。社会保障やインフラプロジェクトを推進。新大統領の政治スタイルは独断的。メキシコにとって、2昨年は最悪の治安状態。今年は記録更新も有りうる。政治や経済も、下ランクの中南米の様相を示すか。

 

Risk 9: Ukraine

ウクライナでは、今年大統領選と議会選。ロシアはウクライナに影響を及ぼしたいので、親ロシア勢力に有利になるよう干渉するか。両選挙とも、EUよりの候補者が勝利するとは予測されるも、ロシアのため、予断は許されない。

 

Risk 10: Nigeria

アフリカの大国ナイジェリアでは、大統領選。現職のブハリ氏と、対抗するのがアティク氏。ブハリ氏は高齢で、現任期中も病欠がち。アティク氏の手腕は未知数。政情が不安になれば、ミリタントグループの、オイルインフラへの攻撃の不安が高まる。

*Brexit(アスタリスクブリグジットと表記されています!)

ブリグジット決定から3年。「アイルランドとの国境問題:バックストップ最後の守り手)案」でもなく、ノルウェープラスワンなのか、メイ首相の打つ手も限られる。議会解散で信任を問うか、国民投票を行うのか、3月末のデッドラインまで、予断が許せない。

 

Red Herrings

  • A RETURN TO DICTATORSHIP IN BRAZIL

ボウソナロ大統領の勝利は、20年に渡る左派政権を降板させた。また1964-85年の軍事政権以来、元軍人に率いられた政権樹立。しかし、これがブラジルの民主主義の終わりを意味しない。なぜならば、ボウソナロ大統領は、反対票の多くして選ばれた大統領であるから。ブラジルは、特定の機関に権力が集中できないような、統治体制となっている。ブラジルは、ベネズエラでもなくトルコでもない。

  • SAUDI ARABIA

サルマン王子は、ジャーナリストのカショギ氏暗殺で、世界を騒がせた。それでも、彼がサルマン国王の後継者の一番手であることに、変わりは無い。サルマン国王自身と一族のメンバーとの間で、統制を効かせるであろう。今年はサウジアラビアには、安定要素として働く。緊張関係にある、イラン、イエメン、カタールとあえて関係をエスカレートすることはなさそう。

  • IRAN

核合意を遵守、核能力の増強は、アメリカやイスラエルを刺激するので考えにくい

 

最後に

私自身は、TOEIC300点台からTIMEやNewsweekを、気合だけで多読して、英語をブラッシュアップしました。しかし、意味がわからない時期は、苦労しました。

当時は、社会経験も少なく、視野は狭い。しかも、高校生の時に、世界史を履修しなかったことも、裏目に出て、とにかく世界観がなかったのです。

 

好きだったのは、世界地図を見て、いろいろな国を訪れてビジネスをしている自分の妄想のみ。今考えると、TOEIC900点台まで、よく乗り越えたなと思います。

これから学習していく皆さんには、少しでも要領よく、英語力をつけていただきたい思いで、今回のコラムにまとめてみました。お役に立てたら、うれしいです。

 

にゃんこ先生
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