【中上級者必読!】小学生レベルの英単語で英会話力を大幅アップする方法

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みなさんは、「英会話は、小・中学校で教わる英単語で十分」とか「中学レベルの英語でも話せるようになる」といった話を聞いたことがありませんか?

私も昔、こんな類の宣伝を見て、本当かなぁと思った気がします。

 

ですが、今はこう断言できます。

きちんとしたアプローチをすれば、中学校で教わる英単語でも大幅に会話力を向上させられる。

はじめに

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このように断言できるのは、アメリカで約6年間生活し、仕事や私生活を通してネイティブスピーカーと何万時間も会話した経験があるからです。

私は、TOEICの点数が780点くらいだった時に仕事でアメリカへ赴任しました。

英語はある程度出来ると思って行ったわけですが、赴任当初は、音としては聞き取れても、意味が分からず会話についていけない、というシーンに結構な頻度で出くわし、その状況をどう克服すればいいのかと思い悩んだことを覚えています。

 

そして、意味が分からずついていけなくなる時には、簡単な動詞や前置詞の組み合わせに出くわしていることが意外に多いと気づいたのです。

例えば、hold offとかpush outといった表現です。どれも1つの英単語としては中学校か、今であれば小学校で教わるレベルだと思いますが、組み合わさると???となってしまうわけです。

 

基本単語の組み合わせが試験で問われる頻度はあまり多くないので、TOEICなどの高得点者でも、私と同じように???となってしまうことがあるのではないかと思っています。

そこで、中学校で教わるレベルの英単語で表現力をアップさせるための方法を書いてみようと思いました。

 

小学生・中学生で教わる英単語のスゴイ力

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文部科学省が出している中学校学習指導要領(平成29年告示)によると、小学生で600語~700語程度、中学生で1,600~1,800語程度の英単語を取り扱うのだそうです。私が小・中学生だったのは25年以上前の話で、英語の授業が始まったのは中学校からですから、今とは全然違います。

ですが、英語教育を小学生からはじめたり、扱う単語数を増やした結果、25年前と比べて日本人の英語力が格段に上がったという話はあまり聞いたことがありません。

たとえ、教わる内容が変わってきたとしても、その効果は薄いのだと思います。私は、小・中学校で教わる基本的な英単語にかける時間が少な過ぎることがその理由の1つだと考えています。

 

例えば、getなら「~を得る」、runなら「走る」、onなら「~の上に」、inなら「~の中に」、・・・といった具合に、1つの英単語に1つの日本語訳を対にして覚える。これをやり続けてしまうと、なかなか表現力があがりません。

本当は、getやrunのような基本的な動詞、inやon、at, throughなどの基本的な前置詞(副詞)というのは、英語で細かなニュアンスを表現するのにとても大切な英単語なのです。

 

先程の指導要領でも、2つ以上の英単語を組み合わせたものを連語と呼び、「連語のうち、get up、look upなどの活用頻度の高いもの」を教えていくといった類のことが書かれているのですが、これではおそらく、get up = 起きる、look up = 見上げる/調べる、いった1つの英語表現に1つの日本語訳をあてる領域を超えられないでしょう。

私が思うに、基本単語で表現力を高めるポイントは、その単語の「イメージ」や「感覚」をつかむことです。文章で伝えるのはムズカシイのですが、この基本単語の「イメージ」や「感覚」は、時間をかけて接していくうちに必ず身についてきます。

それを掴んでいく方法を書いていきますので、まずは、こういった小・中学で教わる英単語が実はスゴい力をもっているのだと認識してください。

 

基本動詞を深く知ろう

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それではまず、基本動詞を少し見てみましょう。

さっきもふれたget。「~を得る」という使い方もされますが、それと同じくらいにこの単語は「~の状態になる」というニュアンスで使われます。

 

例えば、

Instagram is getting very popular in Japan.

「インスタは日本でスゴく流行ってきています」、といったニュアンスですが、こういった時にはgetが使われます。

I hope that you’ll get better soon.

「すぐ良くなるといいですね」といったときのget betterは、わたしも昔、熟語集か何かで見たような気がしますが、そのときは、get better – 良くなる、と1対1で覚えていたように思います。

 

ですが、まず、こういった基本動詞は、複数の重要な意味があることを頭に入れて、そのイメージをつかもうとする姿勢が大切です。

getであれば、「を得る、手に入れる」ところから、「手に入れた結果、ある状態になる」、とか「目的としたところにたどり着く」といった具合に、イメージを広げていくのです。

 

get = を得る、は決して間違ってはいないのですが、そこから派生して広がっていくとどんな意味になるのかなぁ、と考えることもイメージをつかむのに役立ちます。

こういった考えをもって、例えば、getをLONGMANなどのオンライン英英辞典で調べてみましょう。Getの例文がたくさんありますが、最初の意味からの広がりを意識しながらながめていくと、getのイメージが浮かんできます。

 

基本動詞のイメージをつかむのにオススメの本は、(阿部一著 アルク)です。

ネイティブは2語で会話する

基本動詞のイメージの絵と意味を照らし合わせながら、繰り返し見ていくと、感覚がつかめてくると思います。意味を全部覚えようとするのではなく、絵から広がっていく感じです。

 

前置詞(副詞)を深く知ろう

基本動詞と同じか、むしろそれ以上に大切なのが、前置詞(副詞)です。on 「~の上に」で終わっては絶対にいけません。

例えば、There is a lizard on the ceiling. といった時には、「天井にトカゲがいます」。となりますが、この時、トカゲがいるのは天井の「上」ではありませんよね。皆さん、トカゲが天井の下側にくっついているイメージをもたれると思います。

また、The clock is on the wall. といったときも、時計は壁の上にはありません。壁にかけられた時計をイメージされるはずです。

 

こういう感覚がスゴく重要で、例えば、「下側」と聞いただけですぐにunderとかbelowといった英単語を選んでしまう方は、少しトライするだけで表現力がものすごく高まります。

この感覚を身につけるのにオススメなのが、「ネイティブの感覚で前置詞が使える」(ロス典子著 ベレ出版)という本です。

著者のロス典子さんは、ご自分のお子さんが、アメリカ生活で英語を身につけていく過程を観察して得た気付きから、前置詞を選ぶ「基準(クライテリア, criteria)」を感覚的に身につける方法を編み出しました。

使い方はとても簡単です。とにかく絵をなんども見るだけ。音声を聞きながら絵を見たり、絵を見てそれを自分で表現してみたり、といったことを繰り返すだけです。自分なりの新しい発見や気づきがあり、私はとても面白かったです。

改訂版の書籍は、音声がなく分厚いのが少し難点ですが、iPadのアプリもあるのでそっちを検討してもいいですね。

 

基本動詞 x 前置詞で英会話力大幅アップ!

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わたしは、アメリカに赴任した当時、ネイティブのアメリカ人が、「Let me quickly go through the presentation.(プレゼンをザッと見させて)」とか、「You should take it out of the slide.(それはスライドから除いたほうがいい)」といったように、1つ1つの単語なら分かるけれど、組み合わさって使われるとパッと意味が分からない表現になんども遭遇し面食らったのをとてもよく覚えています。

これらは、phrasal verb (句動詞)と呼ばれるもので、ネイティブは本当によく使います。

基本動詞のところでも触れましたが、「ネイティブは2語で会話する」(阿部一著 アルク)という本が参考になるので、興味のある方は目を通して見てください。タイトル通り、ネイティブは驚くほどよく2語で会話します。

参考記事

ネイティブの英語表現を学ぶ Youtubeおすすめ動画8選 前編

ネイティブの英語表現を学ぶ Youtubeおすすめ動画8選 後編

 

また、日本語字幕を見ながらでもいいので、アメリカの映画やテレビドラマを英語で見てみましょう。その時、基本動詞や前置詞・副詞を聞き取ろう、と少しだけ意識してみてください。

そして聞き取れたら、日本語の意味を照らし合わせて見ましょう。意訳されていることもあるでしょうが、会話の中で、phrasal verbがしょっちゅう使われることに気づくと思います。

 

にゃんこ先生
一つ誤解を避けるために補足したいのは、動詞と前置詞(副詞)の組み合わせという技を使うには、小・中学生レベルの単語力で良いのだけど、会話というのは「聞く」⇆「話す」で成り立つ。
にゃんこ先生
つまり、単語帳や本でいくら表現を覚えたとしても、相応のリスニング力が無いと相手の言っている事がわからず、会話が続かない。スピーキング力を磨くと同時、リスニング力の向上にも心がけようね!

 

まとめ

小学校・中学校で教わる基本的な動詞や前置詞(副詞)は、もっと掘り下げることで、英会話力を大幅にアップさせることができます。run 「走る」やin「~の中に」といった基本単語は、1つの英単語に1つの訳語をあてるのではなく、その単語がもつ感覚やイメージをつかむようにしましょう。

イメージは、絵やシーンを何度も見聞きし、自分で使ってみることでだんだんつかめてきます。

 

基本動詞や前置詞のイメージがつかめてくると、それらの組み合わせ(句動詞)によって英語の表現力がグッと向上しますし、基本動詞と前置詞・副詞のイメージや感覚があると、look up やget upを熟語表現として覚えていなくても、意味が分かるケースが圧倒的に多くなります。

ムズカシイ単語を使わず、小中学レベルの英単語でも言いたいことが十二分に表現できるようになりますので、是非、参考にしてください。

 

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