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どんな絵本がいいの?英語絵本の選び方

この時期の子供たちにとっては、綺麗な韻を踏んでいたり、リズム感のあって楽しい教材がおすすめ。絵本は英語を楽しく学ぶのにはもってこい。けど、真面目なお母さんは、こんな疑問がすぐに出てくると思う。
「絵本が英語の教材になるのはいいけど、自分は別に英語得意じゃないし、子供に読み聞かせられないし、それでも大丈夫なの?」
大丈夫。CDやオーディオブックなどの教材をうまく使おう。また、絵本を選ぶ時こういうことを心がけておこう。
- 絵本を選ぶとき、その本に対する子供の理解度を過小評価しないように。子供の可能性は私たちの想像以上にある。
- 一冊の絵本を繰り返し読んでから、次の絵本に進もう。 重要なのは、子供のために購入した絵本の数ではなく、子供に何冊の本をじっくり読み聞かせたかということ。
- リーズになった絵本がいい。絵本シリーズの主人公に馴染んだら、友達と知り合ったような気持ちで、この主人公の他の物語についてもっと知りたくなる。
読み聞かせ3つのポイント
これらの教材を使うポイントは三つ。定時、定量と繰り返し。
- 定時:毎日
- 定量:30分-1時間
- 繰り返し:同じ教材・絵本を何回でも
さらに真面目なお母さんは、こんな疑問も出るかもしれない。
「子供はまだ日本語も完璧に喋れていないけど、さらに英語を・・・どっちも中途半端になるんじゃない?」
バイリンガル教育は、それぞれの言語の単語量が、単一言語の環境で育ったより一時的に少なくなるけど、バイリンガル子供の理解力、コミュニケーション能力や認知機能の発達は、単一言語の子供よりずっと優れている。
つまり、日本語だけしゃべれる子供よりも、英語もしゃべれる子供のほうがコミュニケーション能力に優れているっていう話。これは、1970年代アメリカのシカゴ大学の教授Ben Zeevの研究ですでに明らかになった。
世の中、二言語以上は当たり前というような国々は、たくさんある。ヨーロッパはほとんど、アジアでもシンガポールやインドも多言語教育は当たりまえ。そんなに心配しなくたって大丈夫。

読み聞かせ方の4つのヒント
前述の、定時・定量(毎日20分~30分の読み聞かせ)は、どうすればもっと効果的になるのだろうか?就学前の子供向けの絵本読み聞かせについて、いくつかのTipsがある。
- オーディオブックやYouTubeと合わせて読み聞かせ
- 本を読んだ後、子供と一緒に簡単なゲームをやってみる
- 単語や文法を覚えさせなくていい、いちいち日本語に訳さなくていい
- 確実に毎日行うこと、成長を待つこと
オーディオブックやYouTubeと合わせて読み聞かせ
多くの親は、自分の英語に自信がなく、発音もうまくないため、本当に子供に英語の絵本を読み聞かせるのができるの?という疑問を持っているだろう。
実際には、子供たちは英語を学ぶ時、親からだけでなく、学校、インターネット、テレビなどいろいろなリソースがある。親の文法がちょっと間違っていても、発音がきれいでなくても、流ちょうに読めなくても大丈夫!
絵本以外の他の刺激を受けることで、子供たちは自然に親の足りない部分を補う。
オーディオブックはその一つ。
プロが、適切なバックグラウンドサウンドと相まって、豊かな表現と感情で読まれているので子供にとって非常に魅力的。
また、さまざまなオーディオブック、さまざまな英語圏の国のアクセントもあり、英語のリスニングの練習に非常に役に立つ。
もう一つのツールは、YouTube。YouTubeで絵本のタイトルを入れると、たくさんの関連動画を見つけることができる。子供と一緒に見てみよう。ママ自身にとっても勉強になる。
今回紹介している絵本はYouTubeの朗読動画も紹介しているので、是非視聴してみよう。
本を読んだ後、子供と一緒に簡単なゲームをやってみる
例えば、 日本で人気な一冊、”The Very Hungry Caterpillar”を読んだら、大きなバスタオルで子供を包み込み、キャタピラの動きを真似して床で一緒にごろごろしたら?
“Go Away、Big Green Monster!”を読んだら、異なる色の不織布を買ってきて目、髪、歯とかにカットして、小さな怪物を作ってみたら?
世の中の英語教室でも、先生が子どもと一緒に絵本を読んでから、絵本の内容に基づいていくつかのゲームする、という形のクラスがある。同じことは、パパママも自宅で子供たちと一緒にできる!
単語や文法を覚えさせなくていい、いちいち日本語に訳さなくていい
語学学習の自然法則は、「聞く→話す→読む→書く」。まずは聞くこと、そして話すこと。その後は読むこと、最後は書くことである。
すべての子供たちは、最初は耳で覚えて声を真似して学んでいる。その後は、イラストを見てストーリを理解して、だんだん字の形を認識し、単語を覚え、最後は自分で本を読めるようになる。
子どもたちに単語を覚えさせることを急いではならない。読む量が増えるにつれて、イラストのイメージを覚えることによって単語は覚えやすくなる。
日本語に訳さないと、子供は絵本の内容を十分に理解できないでしょう?と心配している親がいるかもしれない。心配しないで良い、絵とイラストだけでもある程度内容が伝わるものが絵本。
また、幼児期の英語絵本の読み聞かせは “英語を学ぶ”ではなく、本に良い印象を持たせ、本が好きになるということ。
そもそも、子どもの英語絵本を聞きたい気持ちを引き出すのは、“英語”ではなく “ストーリー”。
子供が物語を聞きたいとき、日本語か英語か関係なく、親が読んでくれれば、いつでも子供たちに喜ばれる。
本を読み終わったら、「分かった?」「何を学んだ?」のような質問をしなくていい。子供が興味津々に物語を最後まで聞いたら、十分だ。
確実に毎日行うこと、成長を待つこと
親に求めるられるのは、毎日定時・定量に読み聞かせるということに加えて、子供の成長を待つということ。
語学だけでなく、多くの学習はすぐに効果が表れるものではないので、その成長を見守ってあげよう。



子供向けおすすめ英語絵本8選|0歳〜6歳向け
Dear Zoo
朗読動画
作品概要
6ヶ月から3歳まで。
動物園に、ペットとして飼いたい動物を送って欲しい。動物園から象、キリン、ライオンなどを送ってきてくれた。色々な理由で返したが、最後に、動物園から子犬が送られてきた。
フリップのデザインだから、箱の部分は仕掛けになっている。どんな動物が送られてきたか、子供が開くとき、ワクワクするだろう。
著者
Rod Campbell スコットランドの作家とイラストレーター。
Goodnight, Moon (CD付)
朗読動画
作品概要
60年間ずっと人気な絵本。ストーリーはないが、寝る前に身の回りのすべてのものに「お休み (Good night)」を言っている小さなウサギの話。
作者が選んだこれらのものと、 繰り返された「お休み (Good night)」は、非常にリズム感のある詩になった。1歳ぐらいから、寝る前の一冊としておすすめ。
著者
Margaret Wise Brown
アメリカの児童文学作家で児童書の編集者。ブラウンは、絵を引き立てるシンプルで美しい文を絵本画家に提供し、クレメント・ハード(絵本画家)によるおやすみなさいおつきさま(Goodnight Moon)や ぼくにげちゃうよ(The Runaway Bunny)など、多くの絵本作品を残した。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
朗読動画
作品概要
英語に触れ始めたばかりの子供たちに適している。
シンプルなストーリーとキャッチーな文。簡単でカラフルな色。動物のイメージは、ユニークなコラージュであり、子供の注意を引きやすい。
さらに、最後のページには本の中に現れた十何種の動物がまとめられている。
著者
Eric Carle
1929年6月25日 – アメリカの絵本作家。 ニスを下塗りした薄紙に指や筆で色をつけた色紙を切抜き、貼りつけていくコラージュの手法が特徴。鮮やかな色彩感覚によって「絵本の魔術師」といわれる。カールが発表した絵本は40作以上にのぼり、39カ国語に翻訳され、出版部数は2500万部を超えている。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
From head to toe (CD付)
朗読動画
作品概要
同じくエリック・カールの本。体の動きを自然に覚えられる本。
主なセンテンス:I am a _____ (動物名)and I _____(動詞)。Can you do it?I can do it!
「私はペンギンです。頭を回します。あなた、できますか?」
「私はサルです、腕を振ります。あなた、できますか? 」
「私は象です、力強く踏みます。あなた、できますか?」
身体を使って子どもたちと一緒に答えよう。
著者
Eric Carle
Where is Baby’s Belly Button?
朗読動画
作品概要
子供は1歳数ヶ月から、体のほとんどの部分がわかるようになる。
少し年長の子供たちも、英語で体の部位を習ったことがない場合、この絵本を使って楽しく学べるはず。
著者
Karen Katz
Excuse Me! a Little Book of Manners
朗読動画
作品概要
『Excuse Me!』を読めば、楽しく簡単に「お願いします」「ありがとう」を覚えられる。
簡単なことばを繰り返す。子どもたちが必ず覚えなければならない魔法の言葉を紹介するには、それが1番。
げっぷをしたり、兄弟姉妹のおもちゃをこわしたりと、子どもたちは、よく知っている状況におかれた、心を動かされる登場人物を見るのが大好きになるだろう。
著者
Karen Katz
Silly Sally
朗読動画
作品概要
ヨーロッパとアメリカでは、子どもたちの英語啓蒙のために、よく「Fun&Silly Books」を読んでいる。こういう本の内容は説教ではなく、文字ガイドも特に明白なテーマもなく、単なる面白い、時にはいたずらも。小さな子供たちに好かれている。”Silly Sally”はこのような本。
この絵本の魅力は、リズム感。本より歌だ。適切なリズムで読めば、子供たちは、その意味を完全に理解できなくても楽しめる。本の中で、主人公Sallyは逆さまに歩いたり、踊ったり、子供にとって面白い行動がたくさん。
親と子供が一緒にその真似をしているうち、リズムで英語の発音を覚えていく。
著者
Audrey Wood
オードリー・ウッドの児童文学の中では、芸術、音楽、ドラマ、ダンス、ライティングなどの教養を表している。彼女の作品は、いつも想像力に溢れ、ワクワク感を作り出している。
Silly Sally: Lap-Sized Board Book
Dr. Seuss’s ABC: An Amazing Alphabet Book!
朗読動画
作品概要
リズム感のあり、子供に英語のアルファベットに興味を持たせる一冊。
著者
Dr.Seuss
アメリカの絵本作家、画家、詩人、児童文学作家、漫画家。とにかく子供たちが読んで面白い絵本を、と考案された数々の作品は、ユーモラスなイラストとリズム感のある文章が子供たちに大人気。特に有名な作品は “CAT IN THE HAT”等。
レベル別絵本・I can read bookシリーズ



My Very First シリーズ1
My Very First シリーズ2
My Very First シリーズ3
My First – 子供たちに大声で読みきかせる。
Level 1 – 音と文を大声で読み始めた子供向け。
Level 2 – 自力である程度読めるが、まだサポートが必要な子供向け。
Level 3 – サポート要らずに自力で本を楽しめる子どもたち向け。
Level 4 – 本との親和性を高めるための難易度の高い本。

最後に







