もしアメリカ人に“Hey there, how’s it going?”と言われたら、どうやって返答するだろう?
今までに学習した英語のボキャブラリーや文法を駆使して、“I am doing fine, thank you.” と答えるのではないだろうか。もちろん間違った返答ではないが、それほど正しくもない。
アメリカ人は英語を会話口調で話しているからだ。つまり新しいアメリカ人の友達と話すときには、アメリカ日常会話を学ぶ必要がある。
日常会話はカジュアルかつ自然であり、たくさんの一般的な表現やフレーズを使用する。このフレーズを学ぶことによって、英語で話す時にネイティブスピーカーのように、より自然な英語として聞こえるだろう。
文法やボキャブラリーを学んだ次は、アメリカ日常会話を学んでみよう!
文法を忘れる=英会話をする方法

文法について心配することをやめてみてはどうだろうか。規則を知るために文法を学ぶ必要はもちろんあるが、日常会話をするときには文法を忘れることも必要だ。
例えば、母国語を話すときに文法について考えることはあるだろうか。きっとないだろう。実際には間違った文法であっても意図的に使用することもある。なぜならば文法的には誤りだとしても、それが実際の会話で使われる表現だからだ。
これは日常英会話でも同じで、会話では文法よりも流暢さがより大切となる。流暢さとはあまりにも頻繁に止まることなく話す能力のことを指す。多くの英会話をリスニングやリーディングで学んだり、一言ではなくフレーズを覚えたり何度も繰り返し練習することで、その能力を向上させることができる。
アメリカ英語はどう違うのか

アメリカ英語は、イギリス英語やオーストラリア英語のような他の英語タイプと違いはない。最も大きな違いの1つには、アクセントと発音があげられる。
発音以外にはアメリカ英語には、英語を話す他の国ではあまり聞かないような多くのフレーズや単語、さらには文章タイプでさえも使用されている。
- トイレ:loo (イギリス) – bathroom / restroom (アメリカ)
- 素晴らしい:bonza (オーストラリア) – awesome (アメリカ)
これらの違いは小さくても、自然な会話に聞こえるためには重要な要素だ。アメリカ日常会話を学ぶための最も良い方法は、アメリカ英語のリソースをたくさん読んで聞いて見ることだ。
アメリカ日常会話を学ぶ10つのおすすめリソース
書籍
McGraw Hill’s Conversational American English
ほぼ全てのシチュエーションで使用される3000以上の一般的なフレーズや表現がテーマごとに載っている。
この本のテーマには、こんにちはや、さようならなどの挨拶の言い方、賛成か反対、丁寧な人や無礼な人に対応する会話の方法さえも含まれており、それぞれのシチュエーションごとに適切なフレーズのリストを扱っている。フレーズには解説がついていないので、初心者にとっては少し難しいかもしれない。
Speak English Like an Americanと Speak English Around Town
Speak English Around Town (English Edition)
マグローヒルの本のように、エイミーギレットの本はカジュアルとプロフェッショナルな場面のどちらにおいても、使用される日常的な表現が豊富だ。
ギレットの本は表現をただリスト化しているだけではなく、それぞれのレッスンには活動中に見られるフレーズを用いた会話があり、表現や定義、さらにはいくつかの例のリストが続いている。チャプターが終わるごとに短いワークシートを行うことで、表現の理解度を深めることができる。
Looking for Alaska
教育的な本はフレーズや表現を学ぶのに良いリソースだが、実際のアメリカ日常会話について読むならば、ヤングアダルト小説を読んでみてほしい。
ティーンエイジャー向けに書かれたヤングアダルト小説のほとんどは、若者が使うような自然な会話が、スラングなども含めてたくさん含まれている。
他にもおすすめのヤングアダルト本には、リック・リオーダンの“The Lightning Thief”やアン・ブラシェアの “Sisterhood of the Traveling Pants”がある。
ウェブサイト

This American Life
このサイトはポッドキャストを配信している。
This American Lifeは、アメリカでは常時人気ポッドキャストの上位ランキングの入る番組で、各エピソードのダウンロード数はおよそ100万にも及ぶ。同名の人気ラジオ番組の構成に沿って制作されており、アメリカ人たちに“実際に起こった、一風変わった面白い物語”がテーマになっている。
この番組では、アメリカ全土に住む、ネイティブスピーカーの英語を聞くことができ、アクセントや会話のスピードの違いを感じ取れるだろう。
US American English Resources
アメリカ国務省のサイトは非常にすぐれていて、第二言語として英語を学ぶにはもってこいのリソースだ。上記にリンクされているような英語リソースがあり、写真とダイアログを使って日常会話を学ぶことができる。
非常によい教材を無料でたくさん提供しているため、サイトをサーフィンしてみよう。
American Phrases and Sayings
このサイトはイギリスだが、このページに記載されている言葉はアメリカ人のものだ。言葉をクリックすると表現の意味や語源の由来を説明するページに飛ぶ。
このサイトは英語学習者のためのものではないので、一部の言葉は理解しにくいかもしれない。上級者か単語やフレーズの語源について興味があるならば、このサイトを試してみてはどうだろうか。
ビデオブログ
ビデオブログとは、インターネット上で自分の生活を動画で発信するブログのことだ。Vlog(ブイログ)と呼ばれていて、カメラに直接話す形式で撮影するので、ネイティブスピーカーの自然な活きた英語を聞くことができる。
海外のVloggerは日記代わりにVlogを作成しているので、ネイティブスピーカーの自然な英語を聞きとることができ、語学学習のために役立つ。
アプリ

発音博士
対応端末 : iOS
単語を読み上げて、正しい発音であるかどうかを点数・改善点と共に教えてくれるアプリ。録音機能があり、自分の録音を再生することやネイティブスピーカーによる発音を聞くこともできる。
発音における自分の弱点と間違いの癖を発見するのに役に立つだろう。
リアル英会話
対応端末 : iOS
リアル英会話は、3,000近いの表現が1つのアプリに収録されており、全てマスターすれば、相当程度の日常表現をストックすることができる。
表現が豊富、例文がある、連続再生に対応しており、英語学習者に使いやすくデザインされたアプリである。
Voice of America
対応端末: Android / iOS
これはとても多いトピックがあるニュースポッドキャストため、興味があるものを必ず見つけることができる。選んだトピックについてのアメリカ日常会話を聞きとるのに最適だ。
アプリダウンロードはこちらから。
まとめ
上記で紹介してきたリソースを使用して、ただ英語を学ぶだけでなくアメリカ日常会話を学ぶことができる。今なら “How’s it going?”と聞かれても、上手に答えることができるだろう。
※この記事は、こちらのブログを参考にしてアレンジしたものになります。




