プロが教えるMBA留学準備講座 第一回 MBAとは?

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ねこ君
こないだテレビでMBAって聞いた・・。MBAって、海外で勉強するんでしょ・・?
ねこ君
スタンフォードとか、ハーバードとか聞いたことあるけど、なんかカッコいいよね。行ってみたいなぁ・・。けど、おれ英語できないし無理かなぁ・・。
ねこ君
ていうか、そもそもビジネススクールってなに?MBAって何をどうやって学ぶの?どうやって準備すれば良いの?

にゃんこ先生
MBA留学って、そういう漠然とした”憧れ”から始まることが多いよね。けど、なかなか正しい情報が手に入らずに、何から始めたら良いのかわからないことってよくあると思う。

にゃんこ先生
さて、今日から特別企画、この道15年以上、プロが教えるMBA留学準備シリーズ始まるよ!!

にゃんこ先生
それでは、Future Education Centerの田山先生、よろしくお願いします。

 

Tayama
は、はじめまして!MBA留学カウンセラーの田山裕丈です。初回はやはり緊張しますね・・頑張ります。

Tayama
このシリーズを通じて、留学に興味を持っているあなたに、少しでもお役に立つことができればと思っています。

Tayama
もし、内容に関して質問等があれば、いつでもコメント欄で質問してくださいね。

MBAとは?

MBA(Master of Business Administration:経営学修士)は、大学院の学位です。ビジネススクールのMBAプログラムを修了すると取得することができます。

 

ねこ君
そ、それぐらいはわかってるよ・・

Tayama
今回は1回目なので我慢してください。基本の”き”から行きましょう。

 

ビジネススクールとは?

ビジネススクールは、将来のリーダーを育成する高等教育機関です。

歴史的には、1881年に設立されたアメリカのウォートン(University of Pennsylvania Wharton School)が世界最古のビジネススクールといわれています。そして、1908年に設立されたハーバードビジネススクール(Harvard University Harvard Business School)が世界で最初にMBAプログラムを提供しました。

 

ねこ君
へー、MBAとビジネススクールって同じかと思ってたけど、厳密には違うんだね。

にゃんこ先生
MBAはビジネススクールで取得できる学位の一つだね。MBAの他にも、会計とかマーケティングに特化した学位もあるんだよ。

 

場所

ビジネススクールは、北米、ヨーロッパ、アジアなど、世界の様々な地域にあります。

例えば、アメリカにはスタンフォード(Stanford University Stanford Graduate School of Business)やMIT(MIT Sloan School of Management)、ヨーロッパにはケンブリッジ(University of Cambridge Cambridge Judge Business School)、アジアにはナンヤン(Nanyang Technological University Nanyang Business School)などがあります。INSEADのように、フランス、シンガポール等、複数の国にキャンパスのあるビジネススクールもあります。

 

ねこ君
ふんふん、そうだよね。MBAって言えばアメリカ?って思ってたけど、国だけでもいろんな選択肢があるんだ。

 

起源

ビジネススクールにはの起源には、大学、企業の研修所、起業家の三つがあります。

例えば、大学を起源とするビジネススクールにはアメリカのシカゴUniversity of Chicago Booth School of Business)、企業の研修施設を起源とするビジネススクールにはスイスのIMD(IMD Business School)、起業家による設立を起源とする学校には、スペインのIE(IE Business School)などがあります。

 

クオリティとランキング

ビジネススクールの品質の目安として、国際認証機関による認証があります。

例えば、アメリカのAACSB、ベルギーのEQUIS、イギリスのAMBAは、3大認証機関といわれています。3つの認証を受けているビジネススクールはトリプルクラウンと呼ばれ、イギリスのマンチェスター(University of Manchester Alliance Manchester Business School)、フランスのHEC(HEC Paris)、ベルギーのブレリック(Vlerick Business School)などがあります。

 

また、ビジネススクールのベンチマークとして、ランキングがあります。イギリス発のFinancial TimesやEconomist、アメリカではBloomberg Businessweek、Forbes、U.S. News & World Reportなどが独自の基準でランキングを算出しています。

 

 

ねこ君
ランキングは結構気になるよね・・。けど、なんでランキングって格付け会社によってこんなに変わってくるの・・?

にゃんこ先生
まぁ、それは色々大人の事情があるんだよ。学校選びにはランキングも大事だけど、それだけじゃないぞ、ねこ君。

 

参考記事

どの大学院に出願すべき? 悔いのない留学・学校選び

 

MBAプログラムとは?

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MBAプログラムは、修了するとMBAの学位が発行されるプログラムです。複数の大学院で学ぶことにより、一つの学位を取得できるJoint Degreeや、複数の学位を取得できるDual Degreeもあります。

通常のプログラムの他に、エグゼクティブを対象とするExecutive MBA(EMBA)もあります。

 

受講スタイル

MBAプログラムには、全日制のFull-Time MBAの他に、夜間や週末に参加できるPart-Time MBAがあります。遠隔教育スタイルのOnline MBAもあります。

 

期間と入学時期

期間は、学校により異なりますが、米国は2年、ヨーロッパとアジアは1年から1.5年のプログラムが多い傾向があります。

例えば、アメリカのUCLA(UCLA Anderson School of Management)は2年、フランスのEMLYON(EMLYON Business School)は1年、シンガポールのNUS(National University of Singapore NUS Business School)は17ヵ月です。

 

入学時期も学校により異なり、スペインのESADE(Ramon Llull University ESADE Business School)のように、世界的に9月頃の入学が多い傾向がありますが、1月頃の入学などもあります。

例えば、オランダのロッテルダム(Erasmus University Rotterdam School of Management)は1月入学です。カナダのヨーク(York University Schulich School of Business)のように、1年に2回の入学(9月入学と1月入学)があるMBAプログラムもあります。

 

参考記事

1年 or 2年? MBAの期間は短い方が良い?

 

プログラム構成

MBAプログラムは、必修科目と選択科目から構成されており、必修科目で幅広くゼネラルマネジメント、選択科目で専門分野について深く学習する機会があります。

また、チームワークを通じてソフトスキルをつける機会や、授業外での課外活動の機会も豊富です。

 

必修科目

ゼネラルマネジメントとは、経営全般のことで、社員のこと(人材管理)、お客さんのこと(マーケティング)、お金のこと(会計・ファイナンス)、製品やサービスのこと(オペレーション・調達)、情報のこと(情報管理)、法律のこと(法務)、経営方針のこと(経営戦略)などから構成されています。

  • 人材管理
  • マーケティング
  • 会計・ファイナンス
  • オペレーション・調達
  • 情報管理
  • 法務
  • 経営戦略など
このように、経営全般について学ぶことが出来るので、様々な分野の専門家の皆さんと一緒にコラボレーションしながら仕事を進める際に、共通言語でコミュニケーションをとることが出来るようになります。

 

にゃんこ先生
つまり、MBAは、経営全体がわかる幹部候補を育てるプログラムであるとも言える。

 

専門分野

専門分野に関しては、自分の関心に応じて、スキル、業界、地域という観点から選択することができます。

 

スキルの観点からは、人材管理、ファイナンス、マーケティングなど、特定分野について深く学ぶことができます。

また、業界の観点からは、ヘルスケア、不動産、エンターテインメントなどの業界に特化した知見を深めることができます。

更に、地域の観点からは、国際ビジネス、新興国ビジネス、アジアビジネスなど、ビジネススクールのキャンパス内外での様々な機会を通して、視野を広げることができます。

 

スキル

  • 人材管理
  • ファイナンス
  • マーケティングなど

業界

  • ヘルスケア
  • 不動産
  • エンターテイメントなど

地域

  • 国際ビジネス
  • 新興国ビジネス
  • アジアビジネスなど

 

ソフトスキル

MBAプログラムの興味深い点は、リーダーシップ異文化間コミュニケーションなどのソフトスキルを伸ばすことが出来ることです。

 

チーム活動の機会が豊富にあり、業界、専門分野、出身地域などが異なる仲間たちと協力しながら、チームとして成果を出すことが求められます。

また、バックグラウンドの異なる仲間たちから学んだり、自分の得意分野をチームの仲間たちに教えたりすることを通して、チーム活動の相乗効果を図ることができるようになります。

 

チーム活動を通して、グローバルリーダーとして必要なリーダーシップのスキルを習得することができます。

 

課外活動

また、授業などのカリキュラムに沿った機会だけではなく、クラブ活動などの課外活動の機会もあります。

ジャパンクラブなど文化交流を目的とするクラブ、コンサルティングクラブなど就職活動を目的とするクラブ、スポーツクラブなど趣味を目的とするクラブなど、多種多様なクラブがあり、ネットワークを構築する機会が豊富にあります。

 

起業家精神

MBAプログラムでは、新しい価値を創造することアントレプレナーシップ(起業家精神)が重視されています。

アントレプレナーシップに関連する科目のみならず、ビジネスプランコンテスト、新商品開発プロジェクトなどの機会があり、0から1を創造するために、アイデアを形にすることを学んだり体験したりする機会があります。

 

国際経験

国際経験にも力を入れており、提携校との交換留学プログラムを活用することにより、2ヵ国以上のキャンパスで学ぶことができます。また、コンサルティングプロジェクトやスタディツアーなど、様々な国を訪問する機会もあります。

 

謎の現役MBA生
一切海外経験のなかったオレとしては、異文化・多国籍のメンバーと授業を受けて、ミュニケーションして、議論して、飲んで・・って言うのはすごく意味があって、辛いけど楽しくて、留学で一番重要なポイントと思っている。

にゃんこ先生
もちろん、卒業後に異業種に転職をするとか、コンサルを目指すとか、同業種で給料をアップを狙うことができると言うメリットはあるよね。

 

プログラムの教授法

MBAプログラムで採用されている教授法には、ケーススタディ(事例研究)、プロジェクト(体験学習)、レクチャー(講義)などがあります。

ケーススタディ、プロジェクト、レクチャーをバランス良く採用しているバランス型のビジネススクールから、ケーススタディの割合が高い、ケース重視型のビジネススクールまで、学校により教授法の割合は異なります。

例えば、バランス型には、アメリカのコーネル(Cornell University Johnson School of Management)、ケース重視型には、スペインのIESE(University of Navarra IESE Business School)などがあります。

 

ケーススタディ

ケーススタディは、ビジネスの事例に関するストーリーを読むことにより、経営者の立場からの意思決定を疑似体験できる機会です。

結果はストーリーに書かれていないので、ストーリーに記載されている情報に基づいて論理的な意思決定を行うことが期待されています。

様々なケーススタディを体験することにより、自分の頭の中に意思決定のデータベースを構築することができます。

 

謎の現役MBA生
ケーススタディにはハーバードのケースが使われることが多い。事前にケースを読んで、授業内でディスカッションをするという形で進められる。ケースを理解することよりも、ディスカッションで自分の意見を言うことが大事。
謎の現役MBA生
授業に参加するって言う経験に慣れていない日本人には、最初はすごく大変。

 

プロジェクト

プロジェクトは、現場でビジネスを体験することにより、当事者として課題解決の疑似体験をすることができる機会です。

コンサルティングプロジェクトや新商品開発プロジェクトなど、具体的な成果を実現するために、ビジネスに関する知識やスキルを活用して課題を解決することが期待されています。

また、チームとしての目標を達成するため、チームの仲間たちと協力したり、リーダーシップを発揮したりすることも求められています。チームプロジェクトを体験することにより、実際に課題を解決する経験値を高めることができます。

 

謎の現役MBA生
ケーススタディよりも、プロジェクトの方が、海外経験のない日本人にとってはチャレンジになる。
謎の現役MBA生
授業内でのディスカッションには参加しなくてもなんとかやり過ごせるけど、プロジェクトは少人数のチームで進めるから、絶対に喋らないといけない。しかも、やっぱり海外の人たちは、英語だけじゃなく、自分の意見を言うのにすごく慣れている。
謎の現役MBA生
プロジェクトは大変だけど、授業以上にすごく良い経験になるよ。

 

レクチャー

レクチャーは、ビジネスに関する理論を体系的に習得する機会です。教授の説明を聞くことを通して、理論を正しく習得することが期待されています。レクチャーにより理論に関する知識を増やすことにより、論理的に考えるための知識基盤を構築できるようになります。

 

謎の現役MBA生
最近のMBAでは、先生からのレクチャー形式の授業は減っているんじゃないかな?
謎の現役MBA生
最初は英語が理解できないかもしれないけど、大丈夫、時間が解決してくれるさ。

 

今日はここまで

Tayama
ここまで読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。

Tayama
MBA留学は、経営全般の知識の習得、リーダーシップやソフトスキルの向上、グローバルでのネットーワークの構築により、世界で活躍できるリーダーになるための、飛躍の機会になると信じています。

Tayama
Future Education Centerでは、MBA留学の相談に関して、無料のプライベートセミナーも開催しておりますので、興味のある方は是非ご連絡よろしくお願いいたします。
謎の現役MBA生
私費留学の場合、投資効果が・・ってなりがちかもしれないけど、「お金じゃ買えない経験」は絶対にある。特に日本人にとってはね。オレの留学日誌はこちら

 

にゃんこ先生
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にゃんこ先生
読んでくれてありがと。FacebookTwitterから、最新情報を受け取る事が可能だよ。シェアもよろしくね。
 

2 件のコメント

  • いつも楽しく読ませていただいております。
    各スクールに授業スタイルの特徴があるとのことですが、プロジェクト重視のスクールもあるのでしょうか。

  • hiyu様

    こんにちは。

    メッセージありがとうございます。

    >各スクールに授業スタイルの特徴があるとのことですが、プロジェクト重視のスクールもあるのでしょうか。

    様々なビジネススクールがプロジェクトの機会を提供していますが、Cambridge (Judge)、IE、Manchester、Michigan (Ross)、MIT (Sloan)、Texas (McCombs)、UCLA (Anderson)について確認してみてはいかがですか?

    少しでもご参考になれば幸いです。
    ご不明な点等がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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