



ネイティブキャンプ(Native Camp)は月額 6,480 円 (税込)でレッスン回数無制限という、業界大手のオンライン英会話スクールです。
著者は社会人になって10年程経ってから、学生の頃に好きだった英語の学び直しを始めました。当初、英語の文法などはなんとか覚えていましたが、英会話の経験はゼロ。
簡単な挨拶もままならないレベルでしたが、楽しくレッスンを続けて今では累計1,000回を達成することができました。

そして、今は英検1級に挑戦中です。英検1級レベルの会話力など夢のまた夢でしたが、今では「もしかしたら手が届くかもしれない…」というところまで来ることができたのです。
それもこれもきっかけはネイティブキャンプとの出会いと継続のおかげだと思っています。
ネイティブキャンプにはそんな初心者でも安心して受けられ、英語力を高められる教材が揃っています。かく言う私も、何も話せずに手に汗握りながらレッスンを受けていた頃から、楽しく講師と意見を交わせるまでに成長することができました。
その間、レベルや目的に応じて様々な教材を活躍してきましたので、その変遷について体験談を交えてご覧入れながら、目的別のおすすめ教材をご紹介したいと思っています。
この記事の著者:Miyuki
社会人になってから約10年のブランクを経て英語の学び直しを始めました。オンライン英会話と独学で毎日楽しく英語に触れ、TOEIC L&R 970点を取得。現在は英語を使った日本語教育もしています。
目次
ネイティブキャンプを始めるなら、おすすめの教材4選

ネイティブキャンプには非常に数多くの教材があり、アプリからでもWebブラウザからでもいつでも見ることができます。各教材には対象のレベル(10段階)が示されていますので、使う際に参考にすることができます。

それでは、私が初心者から上達するに従って特に活用した教材4つを選んで順番にご紹介します。実際に教材が見てみたいという方は入会前でもこちらからご確認いただけます。

文法(初級/中級)

まず私が選んだのは文法のテキストです。
文法の教材は①入門 ②初級 ③中級 ④中上級の4つのレベルが用意されています。
文法教材はほとんどの講師が対応できることもあり、ネイティブキャンプを始めたら試しに使ってみることをおすすめします。
①入門は本当に簡単な挨拶から始まりますので、私の場合は②初級から始めました。
文法初級の単元は「可算名詞」「不可算名詞」「誰が/どこで」「いつ/いくら」「頼み事をする」など基礎的なところから学んでいくことができます。
レッスンはこのような流れで、毎回ロールプレイあり、エクササイズあり、自由会話ありと初心者でも先生に従っていけば、沈黙することなく、良い意味で淡々とこなすことができる内容になっています。

最初の頃は、「私のために先生が1対1で指導してくださる!」という贅沢さにただただ感動していました。
外国の方と英語を話す機会が今まで全く持てなかった私は、テキストを進めるだけとは言え、外国の方とコミュニケーションが取れている事実に嬉しくてたまらなかったのを覚えています。
文法の内容は簡単に感じることもありました。しかし、学校の授業では学ばなかった表現などもあり、毎回新しい発見がありました。
例えば、こちらの「可算名詞」の単元ですが、”a lot of” (たくさんの)という表現は学校でも習って知っていました。
しかし、その発音は?私は「ア ロット オヴ」と言っていました。しかし、先生に「lotの”t”とofの”o”がつながって発音されるよ。」「アロドヴという感じ」と直されたのです。これも先生はホワイトボードを使って図解してくださいました。
正しく発音ができるというのは、リスニングをするにも重要なことです。「ア ロット オヴ」のまま発音していては、「アロドヴ」と聞こえた時に”a lot of”だと理解できないでしょう。

また、”a bunch of”(1房の・1束の)はどうでしょうか?これも、私は学校で習った記憶のない表現でした。それから”a bunch of”には「たくさんの」という意味もあることを知ります。
このように、今まで知らなかったことが「文法」「語彙」「発音」など多角的に身に着けられることがオンライン英会話の魅力だと実感することになりました。テキストを一人で読んでいるのとはやはり効果が違います。
そして、文法初級レッスンが1回25分のレッスンの途中で早々に終わってしまうようになった頃、「もう少しレベルを上げた方が良い」と先生からアドバイスを頂き、『文法中級』の教材に切り替えることにしました。
このように、教材の途中であっても好きなタイミングで違う教材に移れるというのも良いところですね。
一度使ってみて、レベルが合わないようであれば、1つ下のレベルまたは1つ上のレベルに変えて調整していくという使い方ができます。
実践発音

次に使ったのは『実践発音』の教材です。私は大学の授業で発音を学んだ経験があったことから「発音は大体わかっている」という自負がありました。
しかし、このレッスンを受けてから「私の発音は間違いだらけだった」ということに気づきます。まさに目から鱗が落ちる経験をさせてくれた教材です。
『実践発音』の教材は①初級 ②中級 ③上級のレベルに分かれています。基本的な構成は同じですので、迷ったらぜひ①初級から順番に③上級まで通しでやってみて頂きたいです。
簡単にレッスンの流れをご紹介しますね。まずは課題文を通しで読みます。

単語の読み方を講師が指導してくれます。またこれがとても重要なのですが、リンキング(つながる音)についても教えてくれます。
例えば”door of”や“thousands of”などはまるで一つの単語のようにつながって発音されるということを学び、繰り返し練習します。

その後の流れは、
- 音声を聞きながら1文ずつの練習、間違いの指導
- 全体の音声を聞いて、全文を読む
- 【タイムトライアル】時間を測りながら早く読む練習(タイムを縮めながら3回)
- 【オーバーラッピング】音声と同時に読む(2回)
- 最後に心を込めて音読
ここまでくると、最初に自分だけで読んだ時と、最後に指導を受けた後に読んだ時で大きな違いを感じることができるはずです。自分でも発音が見違えるように良くなったことが実感でき、音読するのが楽しくなりました。
正しい発音を身につけることは英語でのコミュニケーションを円滑に進めるためにとても大切だと思います。ですので、この教材に出会えたのは自分にとって大きな財産だと思います。
実践発音のレッスンは、対応している講師を選ぶ必要があります。その中でも、講師によってたくさんの指摘をしてくれる先生と、そうではない先生がいました。
例えばフィリピンの講師ではコールセンター勤務を経験している講師は発音指導に特に優れている傾向があると思います。
またネイティブスピーカーの先生から高速に読む指導を受けられたり、発音よりもイントネーション中心に指導してくださる先生もいたりしました。
それぞれの講師に良いところを見つけて、ぜひたくさんの指摘を受けることをおすすめします。
5分間ディスカッション

ある程度レッスンに慣れたら、もっと自由に会話してみたいという気持ちが出てきます。
しかしフリートークをしようと思ってもなかなかハードルが高いものですし、話すお題が決まってないというのは講師にとっても負担が大きいです。
そこで、私が活用したのは『5分間ディスカッション』の教材です。
この教材には「趣味」「映画」「動物」…というように全部で100個のテーマが用意されており、レッスンでは1つのトピックにつき5分を目安に講師の質問に次々と答えていきながらスピーキングやディスカッションの能力を高めていくことができます。

例えば、”Animals”の題材を選んだとしましょう。
講師から
“Which do you prefer, dogs or cats?” (犬と猫、どちらが好きですか?)
という質問をされます。
初心者だった時は、“I like cats.” というようなことを言うので精一杯でした。
そこで、先生は”I’m a cat person.”とか”I adore cats.”など、他の言い方を紹介してくれたり、文法を直してくれたり、”Why do you like cats?”など他の質問に展開してくれたりします。
最初の頃は、”Yes”や”No”などしか答えられないことも多く、「答えが短すぎるよ」と言われることもしばしば。しかし、慣れるに従って、”Yes, because ~”と理由も含めて話せるようになってきたのです。
そして、トピックについてですが、「趣味」「映画」「動物」といった簡単なものだけでなく、「人生の意味」「政治」「差別」「愛」などもっと抽象的で多角的な議論ができるものも揃っています。
最初は難しいトピックに挑戦できずにいましたが、次第に100個のうち何が来ても自分の意見が言えるレベルにまで到達でき、上達を感じることができたのがこの教材です。
ディスカッションをするにあたって、英語力の問題だけではなく、「そもそも日本語でも自分の意見が言えない」という問題にぶつかる時もあります。
そんな時は色々な国の講師のレッスンを受け、違った文化・背景や視点を通じた意見を聞くことで、自分の意見を段々と形成できるようになりました。
なので、『5分間ディスカッション』は初心者から上級者まで、総合的なディスカッションの力を伸ばせる、とてもおすすめの教材だと思います。

デイリーニュース

レッスンを長く続けていると、途中で伸び悩みを経験する人も多いかと思います。
私も気軽な会話はできるけど長い文章になるとしゃべれない、会話の内容が複雑になると言えずに諦めてしまうという時期がありました。
そんな時に自分のレベルを一つ上げるために、ある講師がすすめてくれたのが『デイリーニュース』という教材です。
毎日最新のニュース記事を使った教材がアップデートされ、記事を読みながら語彙力や読解力、様々な議題に関する自分の意見を伝える力を鍛えることができます。
こちら、以前は上級者向けの教材でしたが、今ではレベル毎に記事が用意されており、レベル3以上の方から使えるようになっています。

レッスンはこのような流れで進みます。
- 単語とフレーズ
- 記事の音声を聞く
- 内容についての質問に答える
- 記事を音読する
- ディスカッションをする
私はここでたくさんの知らない単語や表現を学ぶことができました。先生に質問をして教えてもらうと、自分で勉強するよりも深く記憶に残るものです。
スピーキング能力を上げるために、最後のディスカッションにもぜひ時間を割きたいところですが、教材のボリュームが大きいので、時間切れになることもしばしば。
もし時間が足りない場合には、事前に予習をした上で音声を聞く部分や音読はスキップしてもらい、その代わりに理解できなかった部分を質問などすると時間が有効活用できると思います。
<英会話=アウトプットの時間が大切>と思いがちですが、アウトプットばかりをしていても必ず上達が頭打ちになる時がきます。大きな理由は語彙力の不足です。
そして、英語を読んだり単語を覚えたりというインプットの大切さに気付くのです。
オンライン英会話をしながら、インプットも両立したいという希望を叶えるのが、この『デイリーニュース』の教材です。ぜひ、会話に慣れてきたら自分のレベルに合わせて取り組んでみてください。

教材の目的別活用

さて、今まで4つの教材についてご説明をしてきました。しかし、ネイティブキャンプにはまだまだ無料で使える教材が豊富にあります。
ここからは目的別に教材をご紹介していきたいと思います。
TOEICを受けたい人

TOEIC L&R TESTの対策をしたい人のために、レベル別に2つの教材が用意されています。
対策ができるのは、リスニングに当たるPart1~Part4と、長文読解のPart7です。
こちらテキストは事前に内容を確認することができませんが、レッスン中は閲覧することができ、購入の必要はありません。レッスンができるのはTOEICの教材に対応した講師に限りますが、予約なしで受けることができます。
私も実際に受けてみましたが、例えばPart1でしたらTOEICの形式に沿った写真が表示され、講師が流す音声を聞いて、正解を選びます。
600点対策と800点対策の違いは、800点対策の方が一文を全て聞き取りさせるなど、より完璧に聞き取りをする練習が盛り込まれているくらいです。
別途市販のTOEICのテキストを使って一人で対策するのもいいですが、私は先生に盛り上げてもらえるネイティブキャンプのレッスンをたまに取り入れることで、試験まで楽しくモチベーションを保つことができました。
英検を受けたい人

ネイティブキャンプには英検の2次試験の面接対策に対応した教材もあります。対応している級は3級、準2級、2級、準1級です。
これは一般に販売されている旺文社の『二次試験・面接 完全予想問題』シリーズに沿った教材になっています。事前に教材の内容を確認することはできませんが、レッスンの時間内に閲覧することができます。

このレッスンには英検二次試験対策に対応した講師を予約する必要があります。予約には別料金がかかります。
私は英検準1級を受ける際に利用しました。旺文社のテキストを買うことなく、ネイティブキャンプのレッスンで本番さながらの面接を受けることで、良い練習になったと思います。
まず私は、日本人の英検対策に定評のある先生を予約してみました。別途400コイン(800円分)かかりました。
その後、フィリピンの先生のレッスンも何度か予約をしました。こちらは1回につき100コイン(200円分)かかりましたが、実はネイティブキャンプではコインがもらえる様々な機会があり、頂いたコインで済ませることができました。
レッスンを受けてみた感想は、英検は日本独自の試験のため、やはり日本人講師の方が実際の試験に近いやり取りを再現してくれ、役立つアドバイスをくれる印象でした。
日本人講師の中には自分でも英検を受けた経験があったり、中には2次試験の面接官をやっていた方がいたりします。ぜひ講師プロフィールで英検対策を得意とする講師を探してみてください。

ビジネス英語を身につけたい人
仕事で使う英語を身につけたいという人のための教材は2つあります。
1つ目は『ビジネス英会話』です。①初級 ②中級 ③上級のレベルがあります。

この教材のポイントは何と言っても「ロールプレイ形式」です。この単元で学んだ表現を穴埋め形式で何度も何度も講師と繰り返しロールプレイすることで身につけていきます。
このテキストはよく言えば初心者から取り組みやすい、悪く言えば少し退屈とも言えます。ひたすら同じことを繰り返しロールプレイするため、テキストを読んで自分で繰り返しするのとあまり効果が変わらないのではないでしょうか。
手軽にビジネス表現を覚えたい、講師と一緒に練習したいという人におすすめです。
2つ目は、『実践!仕事の英語』です。個人的にはこちらの方が難易度は高い一方、実践的で楽しく取り組め、おすすめできる教材です。

コスモピア株式会社のテキストを使って進めるレッスンです。
テキストを別途購入することもできますが、レッスン中にはその単元の内容を閲覧できますので、購入をしなくても問題なくレッスンを進めることができます。
また対応講師を選ぶ必要はありますが、予約も必要ありませんので、なんと追加料金を全くかけることなく受けることができ、非常にお得感がありますね。
テキストは、多国籍企業を舞台に現地の従業員との接し方や取引先との交渉など、ストーリーに沿って実践的なシミュレーションができるだけでなく、文化や背景知識も学びながら適した表現を学ぶことができるようになっています。

レッスンでは、仕事に関する資料(グラフなどを含む)を読み取り質問に答えたり、ロールプレイをしたり、習った表現を応用して実戦練習をしたりしていきます。
ビジネスで使われる表現は日常会話とは少し違い、丁寧な表現や誤解のない明確な表現が好まれたりします。また例えば会議のファシリテーターとして話を振ったりまとめたりする力や商談をまとめたり、職場改善をする力も試されます。
そういったビジネスの現場に特化した形で英語が学べるという意味でおすすめの教材です。
どんな目的にも使えるフリートーク
ネイティブキャンプでは今までに紹介したように非常に多彩な教材が用意されているのですが、それでも一番幅が広いレッスンは何と言っても『フリートーク』だと思います。
フリートークでは、講師に直接お願いをして引き受けてくだされば、どんなレッスンにアレンジをすることもできるのです。
例えば、私は実際にこのようなお願いをしたことがあります。
- 自分の用意した教材をやりたい
- 英検1級の2次試験対策をしてほしい
- 英作文の添削をしてほしい
ただし、講師によってできることできないこともありますし、もちろん満足がいかなくても自己責任です。そこは自分に合った講師を見つけ、適性に応じてお願いするのが良いかと思います。
フリートークの受け方のおすすめとしては、話すテーマを決めて予習をして話をさせてもらうことです。
何も決めずに行くと、講師によっては話の主導権を握られてしまい、全く口をはさめないで終わってしまう…ということも起こりえます。
もちろん、フリートークでは些細な日常の話に終始しても構わないと思います。今日の何気ない出来事を聞いて反応してくれる人がいるだけで癒されたりしますよね。
コミュニケーション能力という意味では一番磨けるのはこのフリートークなのかもしれません。
カランメソッドについて

ネイティブキャンプの特徴の1つに「カランメソッド(Callan Method)」の正式提携校ということが挙げられます。
カランメソッドをやりたいという理由でネイティブキャンプを選ぶという方もいるのではないでしょうか。
カランメソッドとは
カランメソッドは、「通常の4倍のスピードで英語が習得できる」と言われている英語教授法で、スピーキング力の強化に特化した学習法と言えます。
レッスンは以下の流れで進みます。
Revision(復習)
レッスンの最初は復習から。講師が早口で2回質問をした後、間髪を入れずに講師と同じタイミングで答えを言っていきます。
この間テキストは一切見ず、耳だけを頼りに即座に回答をしますので、英語をそのまま英語で考えて口に出す訓練ができます。レッスン時間の大半はこの復習が占めます。
New Work(新単語)
復習が終わると、新しい単語や文法について、講師が英語とジェスチャーのみで説明をします。その後にその単語や文法を使った質問と回答が始まります。
これを次回以降のレッスンでまた復習しますので、反復の練習を通して体に刷り込んでいくことができます。
Reading(音読)
残りの5分でテキストを開き、前回リーディングしたところの続きから一人で音読をしていきます。講師は発音が間違っていないかなど、チェックをしてくれます。
カランレッスン中には講師に質問をしてはいけません。レッスン中はひたすら口を動かす練習に励むため、質問をすることで練習時間が減り効果が半減してしまうのです。
なのでもし疑問があれば、カランレッスン以外の時間でフリートークなどを受講し、そこで質問をすることになります。
実際にレッスンのサンプル動画がありますのでご参考にしてください。
カランレッスンの始め方
レッスンを受ける前にレベルチェックテストを予約します。この際、予約コインは消費されません。
事前にルールをチェックしてから臨みましょう。

レベルチェックを受けると、講師は「ステージ1から始めましょう」「ステージ2から始めましょう」とレベルに応じて開始するステージを選んでくれます。
次に、指定されたステージの教材(書籍またはeBook)を購入します。最初の数回はリーディングがないためテキストがなくても問題ありません。何回か受けると、「そろそろリーディングを始めましょう」と言われますので、それまでに購入しておきます。
レッスンはカランメソッド対応の講師を予約することで受けることができます。
キャンペーンを利用すると、無料で予約できたり、半額で予約できる講師がいたり、テキストをプレゼントされることもありますので、カランのキャンペーンの時期に始めるのもいいかもしれません。
レッスンの終わりには終了箇所を講師が記録してくれ、次に予約した講師はその引継ぎを読んで続きから開始をしてくれる仕組みになっています。
これを機にランキング上位の人気講師を予約してみると、神業のような高速でスムーズなカランレッスンを展開してくれて驚きの体験ができたりします。
カランメソッドの効果は?
カランメソッドはステージ12まであるのですが、私は実際にステージ8まで受けてみました。
カランメソッドのレッスンは他のレッスンとは全く雰囲気が異なるので最初は緊張もしましたが、たくさん自分で復習の練習をしてから臨むと講師との一体感を楽しむこともできます。
では、実際スピーキング力向上に効果はあったのでしょうか?個人的にはスピーキングの流暢さに特に効果があったと思います。
例えば、こちらの教材のサンプルをご覧ください。

太字の部分の質問を講師が2回高速で繰り返します。その後に続く回答を、テキストを見ない状態で講師と同時に口にします。この例のように長い回答もたくさんあります。最初は全然ついていけないのですが、この形に慣れてくると、
“The difference between A and B is that ……, whereas ……….”という文章が頭で考える前に口をつくようになります。つまり、同じような形を反復練習していくことで、まとまった表現やパターンがスラスラと言えるようになるのです。
例えば、”at the moment”とか“out of the room”という表現はまるで一つの単語のようにまとまって発話できるようになります。
英文はいくつかのかたまりの組み合わせでできているので、かたまりを速く口に出せるということは、流暢さの改善につながるということだと思います。
また、比較的長い文章が作れるようになるというのもカランメソッドの効果として感じたことです。
例えば先ほどの例文で言うと”an action we are doing now”というのは”an action”の後に”(which) we are doing now”という関係代名詞の修飾節がついています。このように文を後からつなげて長く詳細に説明していくことができるようになってきました。
以前は文の構成を最後まで考えないと発言できなかったため、瞬発力が弱く、会話の中で黙ってしまう時間が長かったのですが、今は考えることなくまずは口に出し、考えるのと同時に詳細の説明を付け加えていくという話し方ができるようになってきました。これがカランメソッドの最大の効果かなと実感しています。
自分の実力を測れるマンスリースピーキングテスト

オンライン英会話を長く続けていると、伸び悩んだり、成長が見えにくかったり、マンネリになってしまったりしがちです。そこで、自分の現在の位置を定期的に確認することが大切です。
ネイティブキャンプでは毎月AIによるスピーキングテストが受けられます。

テスト形式は2種類あり、1つ目は『日常英会話』です。

「音読」「絵を見て答える」「自由回答」の問題が出題されます。

2つ目は、『ビジネス英会話』です。

ビジネスシーンに焦点を当てた題材で同様に「音読」「絵を見て答える」「自由回答」の問題が出題されます。

5分程度の問題に答えると、結果はこのような形式ですぐに返ってきます。
毎月の成果を見比べながら自分の苦手分野を知ることができますし、結果のレベルに応じて自分に合った教材を見直すきっかけにもなると思います。


最後に
ネイティブキャンプの最大の利点は何と言っても、回数無制限でレッスンが受けられること。英会話初心者の私にとって、まず大事なのは「慣れ」でした。
そのため、ペースを気にすることなく、好きな時に何度でもレッスンが受けられるというネイティブキャンプのシステムは魅力的でした。
仕事のある平日、忙しくてレッスンが受けられない時も、週末に何時間も続けてレッスンを受けることも可能です。
レッスン回数が無制限というのが魅力のネイティブキャンプですが、その教材の豊富さも魅力の一つだと思います。
ネイティブキャンプは今回ご紹介した以外にも多彩な教材が揃っており、お子様や初心者から上級者まで幅広く目的に応じて活用できるのが魅力です。カランメソッドなど一部購入が必要な教材もある一方で、ほとんどの教材は無料で使い放題です。
今回ご紹介したテキストは全て実際に私が活用していたもので、予約せずとも受けられる場合が大半でした。それぞれ、本当にやって良かったと思えるものです。
7日間無料トライアルがありますので、その期間にぜひ興味のあるテキストで実際にレッスンを受けてみてください。




