小説 vs ノンフィクション?英語学習におすすめの洋書16選

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ねこ君
単語力も付いてきたから、そろそろがっつりした洋書にチャレンジしようと思うんだよね。
ねこ君
ハリーポッターみたいなファンタジーを読むのもいいし、伝記とかビジネス書みたいなノンフィクションも捨てがたい。。てか、本なんて星の数ほどあってどれを読んだら良いかわからないや。。日本語でも本なんて読まないけど。。
にゃんこ先生
お、始める前から挫折の予感笑。
にゃんこ先生
洋書の多読はそんなに考えすぎずに、❶興味があって❷自分の英語力にあった本を読めば良いんだよ。
にゃんこ先生
今回は、ノンフィクションと小説のどちらを読むべきか少し考えて、おすすめの本もいくつか紹介するね!

英語で本を読もう!New York Timesのおすすめ洋書

みなさんも一度は見聞きしたことがあるであろうNew York Times。世界的な報道機関、アメリカの知性の代表として日本でも有名だ。

そのNew York Timesのウェブサイトに『The New Work Times Best Sellers』というページがあるのをご存知だろうか?

アメリカで販売されている本のランキングが掲載されているのだ。

本はフィクション(小説)、ノンフィクション、児童書、月間リストに分類されている。そして、それぞれが紙媒体と電子書籍の合計、ハードカバー、ペーパーバック、とさらに分類されている。

 

フィクション(小説)とノンフィクションとは?

フィクション(Fiction)とは、「作者の想像力によって作り上げられた架空の物語」(大辞泉より)。小説をはじめ、童話、絵本、劇等が含まれている。

ノンフィクション(Non-fiction)は、「史実や記録に基づいた文章や映像などの創作作品。また、その形態。ドキュメンタリーやインタビューなど多肢にわたる。製作上の綿密な調査や取捨選択など作成者の独自色が出る。」(Wikipedia)。例えば、伝記、百科事典、新聞記事、科学雑誌等がノンフィクションに当たる。

 

実は、多くの英語圏の国の、子ども・青少年の読書リストを見ると、年齢の増加につれてノンフィクションの割合がどんどん増えることが分かる。

例えば、アメリカの各州共通基礎スタンダード(つまり全米統一の学力基準、Common Core State Standards, CCSS)では、小学校4年生の読書リストに50%が文学作品(小説等のフィクション)で、50%が情報収集型(Informational、つまり伝記、歴史、科学、専門性の高い本等ノンフィクション)の本が進められている。

一方、高校三年生になると、フィクションは25%で、ノンフィクションが75%を占めるようになる。

 

英語学習のおすすめは?

では英語学習者にとっては、ノンフィクションと小説はどっちがおすすめだろう?

フィクション(小説)の良いところは、①ストーリーが面白くて、飽きずに読み終わることができること、②分からない単語があっても、大体文脈(コンテキスト)で意味を推測でき、内容が理解できること。もちろん学習者のレベルに合った本を選んだ前提とする。

一方で、小説には、日常生活にあまり使われないような単語や文学的な表現がたくさんある。また、文化的な背景知識がないと意味が良く分からない表現もあるので、英語学習にとって若干支障が出るかもしれない。

 

ノンフィクションの良いのは、言葉遣いは文学的なものより、プラクティカルでロジック的な言葉が多く、イメージがすやすいところがある。

もう一つは、内容は仕事や趣味、又は生き方等参考になれるところが多くあり、英語力だけでなく実世界で役立つプラクティカルな知識を得られることだろう。

 

ノンフィクションおすすめ洋書8選

まずはノンフィクションのリストの中から、日本のアマゾンサイトで紙媒体オーディブルもどちらでも購入できるものをピックアップした。

アメリカで今読まれている本を読みたい、という方はぜひ今回の洋書をチェックしてみてほしい。

Becoming / マイ・ストーリー

著者紹介

Michelle Obama

Michelle Obamaは1964年アメリカのシカゴ生まれ。夫は44代アメリカ大統領のBarack Obamaである。

Michelle Obamaはアフリカ系アメリカ人として初めてのファーストレディーとなった。ハーバードロースクールで学んだのち、法律事務所での勤務やシカゴ市長のアシスタントを務めた経歴を持つ。

 

作品概要

アフリカ系アメリカ人として初めてファーストレディーとなった著者の自叙伝。シカゴでの幼少期から、仕事と家庭を両立した日々、そしてホワイトハウスで過ごした時間までを思い起こして書かれている。

公的な個人的な面、それぞれにおける功績と失望を、著者ならではの誠実さとユーモアを交えて綴った一冊。

 

May先生おすすめの理由

複雑な文法や難解な単語が少ないので、比較的理解しやすく感じる本である。

オーディブルのナレーションは著者自身が務めているので一聴の価値ありだ。著者の朗読はとても聞きやすく、リスニングの練習として使いやすい。

ペーパーバックで720ページ、オーディブルの再生時間19時間越えとかなりの長編だが、読み聴き終える頃にはリーデング・リスニング力ともに鍛えられていることだろう。

 

The Library Book

著者紹介

Susan Orlean

Susan Orleanはアメリカのオハイオ出身の著作家。卒業後、いくつかの雑誌で記事を担当したのち、書籍の執筆を始めた。現在も雑誌と本の仕事を並行して行っている。

夫と息子とともにロサンゼルスとニューヨークを行き来する生活を送っている。

 

作品概要

1986年4月29日にロサンゼルスの図書館に火が点けられ、40万冊以上もの本が失われた事件は未解決のままである。この事件を通して、著者はすべての図書館の歴史と図書館がもつ意味、そして図書館の将来について考察する。

デジタル化が進むなか、私たちの生活に図書館が与える大きくて無くてはならない役割とは何なのだろうか?

 

May先生おすすめの理由

文法的には複雑ではないが、馴染みのない単語が多いと感じるかもしれない。語彙力を高めるのに良さそうだ。

この作品のオーディブルも著者自身が担当している。朗読ははっきりしているし、朗読スピードもそれほど速くないので、リスニングの練習として使いやすそうだ。

図書館という、本好きのみなさんにとっては興味深い内容の本なのではないだろうか?

 

Ship of Fools

著者紹介

Tucker Carlson

Tucker Carlsonは現在FOXニュースチャンネルの番組でホストを務めている。トリニティ大学卒業後、いくつかのテレビ局でホストなどを経験した。

現在の番組では、政界や文化界からゲストを招いて意見を交え、他のメディアが扱わないような問題に取り組んでいる。

 

作品概要

アメリカの一般市民が想像するよりも、アメリカのエリートが持つ力と富はずば抜けている。自家用飛行機を持ち、自身の山でスキーを楽しみ、VIP席からスポーツを観戦する……

現在アメリカを取り仕切る人々が一般市民と関わることは滅多にないのだ。こうした人々は沈みゆく船のリーダーであることを知らない、と著者は言う。はたしてアメリカを軌道修正させる方法とは?

 

May先生おすすめの理由

1文ずつは短く、文法も複雑ではない。しかし当然ながら政治に関する単語が多いので、知らないと読みにくく感じるかもしれない。政治関連の単語を覚える良い機会と捉えて学習するといいだろう。

英語のニュースを理解しやすくなるし、2018年に出版されたばかりの本なので時事ネタを英語で話すときにも役立つ。

オーディブルのナレーションは著者自身が務めている。FOXテレビを観る感覚でオーディブルを聴くことができるので面白い。

 

Sapiens: A Brief History of Humankind / サピエンス全史

著者紹介

Yuval Noah Harari

Yuval Noah Harari1976年イスラエル出身の歴史学者。オックスフォード大学で博士号を取得し、現在はヘブライ大学で教えている。

もともとは世界史、中世史、軍事史が専門であったが、今では歴史と生物学の関係などについて研究している。

 

作品概要

ホモ・サピエンスが世界を支配しているのは、私たちが神や国家やお金や人権といった、想像の上だけに成り立つものの存在を信じる唯一の生き物だからだ。

50か国語ほどに翻訳され、すでに1千万部以上を売り上げているこの本は、人類の歴史をまったく新しい観点から教えてくれる。

 

May先生おすすめの理由

文章構造自体はそれほど複雑ではないし、1文もさほど長くない。専門的な単語が所々でてくるので難しく感じるかもしれないが、専門知識がなくても理解できるように丁寧に書かれているので、落ち着いて読んで理解しよう。

オーディブルのナレーションは、オーディブルの朗読も数多く担当しているイギリス人のナレーターが務めている。

英語の試験の長文読解やリスニングの練習としても使えそうな文章と朗読と言えそうだ。

 

Fear: Trump in the White House / FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実

著者紹介

Bob Woodward

Bob Woodward1943年アメリカのイリノイ州出身。イェール大学で歴史とイギリス文学を学んだのち、アメリカ海軍に5年間所属した。

1971年以降はワシントンポスト紙の編集委員を務めている。1973年と2003年にはピューリッツァー賞を受賞した。

 

作品概要

ドナルド・トランプ大統領のホワイトハウスでの生活と、外交や内政問題にどのように決断を下しているのかを明らかにする1冊。

著者自らが多くのインタビューや資料から、大統領の1年目を詳細に伝えている。

 

May先生おすすめの理由

専門的な単語はそれほど多くは出てこない。1文が少し長いところがあるが、まとまりごとに内容をしっかり理解すれば、さほど混乱せずに読めるはずだ。時事英語を学ぶのに非常に適した1冊と言えるだろう。

オーディブルは英語でニュースを聴く練習にもなりそうだ。日本でも頻繁に話題にのぼるトランプ大統領だが、大統領について書かれた本や側近が書いた本などがいくつか出版されているので、興味や英語力に合わせて本を選ぶことができる。

 

Churchill: Walking with Destiny

著者紹介

Andrew Roberts

Andrew Roberts1963年生まれ。哲学で博士号を取得し、現在はロンドンのキングス・カレッジで客員教授を務め、オックスフォード大学などでも講演を行っている。

これまでに19冊の本を執筆し、ラジオやテレビにも数多く出演。現在はロンドン在住。

 

作品概要

優れたリーダーは誰かと問われて多くの人の心に浮かぶのは、第2次世界大戦当時イギリスの首相であったウィンストン・チャーチルだ。

この本ではチャーチルの出生から功績までを、これまで非公開だったイギリス王室に残る資料も交えて明らかにする。

今日数々の問題に直面しているリーダーたちに多くの気づきをもたらす作品。

 

May先生おすすめの理由

1文が長く、文法構造が複雑な箇所が所々見られる。ハードカバーで1152ページという大作なので、1冊読み終えるころにはかなり英語の読解力と英文を読む自信が身についていることだろう。

オーディブルのナレーションはイギリス人俳優が担当しており、リスニングとしても面白い。今年はチャーチルに関する映画が公開されて話題になったので、洋書もぜひ読んでみてはいかがだろうか?

 

In Pieces

著者紹介

Sally Field

Sally Field1946年アメリカのカリフォルニア出身の女優。多くのテレビドラマや映画に出演し、アカデミー賞やエミー賞を獲得している。

最近の作品では『フォレスト・ガンプ』や『アメイジング・スパイダーマン』などがある。

 

作品概要

17歳でテレビデビューして以来50年以上にわたって観客を魅了してきた女優の自叙伝。

ハリウッドでのキャリアの浮き沈みだけでなく、孤独で困難だった幼少期や義理の父からの性的虐待、複雑な実母との関係などを初めて綴った作品である。

 

May先生おすすめの理由

文章構造が多少複雑な箇所や、馴染みのない単語が出てきて読みにくさを感じるかもしれないが、専門的なことが書かれているわけではないので、少しずつ確実に理解していくようにしよう。

オーディブルのナレーションは著者本人が担当している。

この作品だけではないが、洋書を読んでいると『―(ダッシュ)』記号を目にすることがよくある。語句が文中に挿入されていたり、「そして」といった感じで使われていたり、状況によって使われ方は異なる。

参考書などで基本的な使用方法を理解したら、あとは文章を沢山読んで慣れる必要もありそうだ。

 

The Fifth Risk: Undoing Democracy

著者紹介

Michael Lewis

Michael Lewis1960年アメリカのニューオーリンズ出身。ロンドンの学校を卒業後すぐに債権のセールスの仕事に就くが、そこで1980年代のウォールストリートの現状を目の当たりにする。

仕事では成功を収めるが、会社を辞め、自身の経験をもとに執筆活動を始める。

 

作品概要

トランプ大統領が当選した翌朝、アメリカ合衆国エネルギー省の人々は次の政権の移行チームがやってくるのを待っていた。

しかし誰も現れない。政府全体で同様の事が起こっていたのだ。国家を崩壊へと導いている事柄を明らかにする作品。

 

May先生おすすめの理由

政治に関わる語句が出てくるので、慣れないと読みにくく感じるかもしれないが、時事英語を学ぶにはぴったりの作品である。ハードカバーのページ数は224ページとそれほど長くないので、ぜひがんばって最後まで読み切りたい。

オーディブルのナレーションはアメリカ人俳優が務めている。英語でニュースを聴くことも時事英語のリスニングの練習になるが、洋書があれば分からなかったところを文字で確認することができるので、効率的に勉強ができるはずだ。

 

 

新作小説(フィクション)おすすめ洋書8選

次は2018年に注目を浴びた、話題の小説を8冊を紹介する。現在ニューヨークタイムズのホームページでは、『100 Notable Books of 2018』という特集が組まれている。

この特集では、自伝、歴史、サイエンスなどから、コミックにいたるまで、2018年の特筆すべき書籍を紹介しているのだ。その中から、特にここではフィクション作品を取り上げる。

どの小説も最近出版された作品ばかりで、その著者のデビュー小説も多い。新人作家の作品を読めるという魅力だけではなく、英語学習にも効果的だ。

現代的な作品は、どちらかと言うと日常的な英語を学ぶのに向いている。会話が多い作品であれば、文章からネイティブならではの英語を学ぶことができる。映画や海外ドラマだと聞き逃してしまう可能性もあるので、洋書は繰り返し読めるところが便利だ。

また、現代的なトピックをテーマにした作品からは、時事英語を学習することもできる。

 

今回紹介している小説はどれも興味深い内容ばかりで、文章自体もそれほど難しくはないはず。英語で本格的な小説はまだ読んだことがない、という方も一読の価値ありだ。

 

Asymmetry

著者紹介

Lisa Halliday

Lisa Hallidayはアメリカのマサチューセッツで育った。現在はフリーランスの編集者や通訳をしながら、イタリアのミラノで夫とともに暮らしている。

2017年にはフィクション部門でWhiting Awardという賞を獲得した。今回紹介しているAsymmetryがデビュー作品である。

 

作品概要

この小説は、短編小説のような2つのセクションから成り立っている。1つは、若い編集者と年上の作家との不倫についての物語であり、もう1つはイラク系アメリカ人の経済学者がヒースロー空港で足止めされる物語である。

一見関係のない2つの物語だが、次第に登場人物の人生が繋がりあっていく。

 

May先生おすすめの理由

使われている語句や構文はさほど難しくない。長い文もあるが、カンマなどの区切りごとに理解するようにすれば、あまり混乱することなく読めそうだ。会話文も多いので、より日常的な英語を学びたい方におすすめ。

日本の英語の教科書ではあまり見かけないような、ネイティブらしい表現を学ぶことができるだろう。

 

An American Marriage

著者紹介

Tayari Jones

Tayari Jonesは作家で、これまでにいくつか賞を獲得している。アメリカのアイオワ大学などで学んだ。現在は、エモリー大学でクリエイティブ・ライティングの教授も務めている。

 

作品概要

ロイとセレスティアルは若い黒人の夫婦で、アトランタで暮らしていた。ところが、ロイは犯してもいない強姦の罪を着せられ、12年の刑期を言い渡される。

ロイの無実を確信していたセレスティアルだったが、ロイの刑期中に友人のアンドレと関係を持ってしまう。やがてロイが刑務所を出て、アトランタに戻ってくるが……

 

May先生おすすめの理由

文章構造は比較的易しく、短い文が多いので、読みやすい印象を受ける小説である。難しい単語はほとんどないのだが、口語的な表現が多めである。

学校で習うような表現ではないので、もし解釈に迷ったら辞書を引くよりもインターネットで調べたほうが、適切な意味を把握できるかもしれない。

日本語で検索してもピンとくる訳を見つけられない場合は、英語の辞書サイトなどもチェックしてみよう。

 

Cherry

著者紹介

Nico Walker

Nico Walkerはアメリカのクリーブランド出身。衛生兵として、イラクにおいて250以上もの任務に参加した。

その後、銀行強盗で11年の刑を言い渡され服役。今回紹介しているCherryがデビュー作品である。

 

作品概要

2003年、クリーブランドの大学1年生の男は、エミリーという女性と出会う。二人は一瞬にして、人生を変えるほどの繋がりをお互いに感じる。しかし、エミリーを失いかけた男は、なんと軍への入隊する決意をする。

男はイラクへ衛生兵として派遣されるが、そこで待っていた現実は予想を超えるものであった。そして帰国した男はPTSDに陥り……

 

May先生おすすめの理由

文法的には難しくなく、1文も短いので混乱せずに読めそうだ。ただしスラングや、口語的な表現が多い。慣れていないと複雑に感じるかもしれないが、より自然な表現を学びたい人にはぴったりだろう。

フィクションということになってはいるが、小説の内容と著者のプロフィールはかなり合致する部分が多い。

イラク戦争やアメリカにおける退役軍人が抱える問題などを考えさせられる作品であり、そういった事柄に関する時事英語を学ぶこともできる1冊である。

 

Early Work

著者紹介

Andrew Martin

Andrew Martinは執筆家で、これまでに執筆したノンフィクション作品は『The New Yorker』『The Washington Post』などに掲載されてきた。

今回紹介しているEarly Workは小説としては初めての作品となる。

 

作品概要

女性刑務所で教えるピーターは、小説を書こうとインスピレーションを探していた。ピーターには医学生の彼女がいて、そろそろプロポーズする時期なのではないかと考えている。

ところが、レスリーという女性と出会い、ロマンチックな関係になることで、ピーターは小説家になりたいと思いを巡らすようになる。

 

May先生おすすめの理由

使われている単語はそれほど難しくないし、スラングなどもほとんど出てこないので、語彙としては読みやすい印象を受ける。ただし1文ずつはかなり長めである。接続詞や、関係代名詞の役割をしっかり理解する必要がありそうだ。

また、カンマで区切られた挿入句にも目を向けてみよう。挿入句は文字通り文の間に挿入された句で、その句がなくでも前後の意味は通じるものだ。

文が長いと混乱しがちだが、その文がどのように成り立っているのか、落ち着いて考えてみよう。

 

Eternal Life

著者紹介

Dara Horn

Dara Hornは1977年アメリカのニュージャージー出身の小説家。ハーバード大学で学んだ。25歳の時に最初の小説を書き、その後も作品を執筆して賞を獲得している

。ニューヨーク市立大学などでイスラエル史等を教えた経験も持つ。現在もニュージャージーで夫と子ども達とともに暮らしている。

 

作品概要

永遠に生きることの欠点とはなんだろうか? 2000年ものあいだ生きているレイチェルは、生きることにちょっと飽きてきた。

「難しいのは、永遠に生きることじゃないの」とレイチェルは言う。「難しいのは、価値ある人生を送ること」

 

May先生おすすめの理由

単語、文法構造ともにさほど難しくはなく、ページ数もどちらかと言うと少なめの作品だ。ファンタジー要素が含まれているので、楽しく読み進められるのではないだろうか。

―(ダッシュ)、:(コロン)、イタリック体など、日本語にはない表現方法が多く出てくるので、この機会に使用方法をしっかり確認するとよさそうだ。

 

Everything Under

著者紹介

Daisy Johnson

Daisy Johnsonは1990年出身の小説家。2016年に短編小説で小説家デビューすると、ハーパーズバザー短編小説賞など、数々の賞を獲得した。

現在はイギリスのオックスフォードで暮らしている。今回紹介しているEverything Underは、著者の初長編小説である。

 

作品概要

16年前に自分を捨てた母親を探す、若い女性の物語。グレーテルは辞書の編集を仕事としていた。幼いころは母親とともに運河のボートの上で暮らした。

しかし、16年前に母親はいなくなり、その頃の記憶も消えかけていた。しかし、病院からの1本の電話が、過去の疑問を呼び起こすこととなる。

 

May先生おすすめの理由

使用されている単語や文法構造ともにやや難しい印象を受ける。少し複雑な文法構造を含む文章に挑戦したい、という方にもおすすめの作品だ。

また、指示代名詞が多く出てくるので、誰が話しているのか、何を示しているのかをしっかり把握しよう。1文ずつは長くはないので、落ち着いて読み進めて内容を理解しよう。

 

The Female Persuasion

著者紹介

Meg Wolitzer

Meg Wolitzerは小説家。これまでに数々の長編小説を執筆している。また、ヤングアダルト小説の執筆も行っている。現在はニューヨーク在住。

 

作品概要

グリアは恥ずかしがり屋の大学1年生。63歳のフェイスはエレガントな女性で、何十年も女性運動の中心にいる人物である。

フェイスのスピーチを初めて聞いたグリアの内面に、これまでにない炎が灯る。そして驚くべきことに、フェイスに人生を導かれていくグリアは……

 

May先生おすすめの理由

一見、1文ずつがとても長く見えるのだが、カンマやセミコロンで区切られているので、それぞれの部分を理解していけば、きちんと内容を把握できるはずだ。

あまり難しい単語は含まれていないので、語彙にはそれほど困らないのではないだろうか。

アマゾンのAudibleも販売されていて、収録時間は15時間近くとかなり長いが、数々のオーディオブックを担当しているナレーターによる朗読なので、リスニングの練習に使うのもおすすめだ。

 

Freshwater

著者紹介

Akwaeke Emezi

Akwaeke Emeziはナイジェリア出身の著作家であり、映像アーティスト。イグボとタミル民族のバックグラウンドを持つ。

今回紹介しているFreshwaterはデビュー作品であり、自伝的小説である。6か国語に翻訳されており、賞にもノミネートされている。

 

作品概要

アダはその身体に霊を住まわせた状態で生まれてきた。やがてアダが大学へ行く年齢になると、それらの霊が力を増していく。アダは意識の消えていき、かわりに霊がアダをコントロールするようになる。

そして、アダの人生は危険な方向へと向かっていくのだった。

 

May先生おすすめの理由

多少難しい単語も出てくるが、文章自体はそれほど難しくないので理解はしやすいはず。ただ、固有名詞が多いので、ある程度は辞書やインターネット検索が必要になりそうだ。英英辞書も積極的に活用してみよう。

アフリカ出身作家による作品というのは、なかなか日本で見かける機会が少なく、興味深い1冊である。

 

この記事の著者:May先生

みなさん、こんにちは。Mayです。 これまでに、留学したり、独学で勉強して英検1級を取得したり、幼児英語教育に3年間携わったりしてきました。 英語はなかなか短期間で身につくものではありません。 でも自分に合った学習方法を見つけてどんどん上達していく人を、たくさん見てきました。 みなさんが英語をより楽しく身につけられるように、私の経験や知識をお伝えできればと思っています。

 

洋書は聞く!AmazonのAudibleを活用しよう

アマゾンで、洋書を聞けるAudibleというサービスを開始した。

洋書を購入する際に、日本ではなかなか現物を手に取って中身を確認することが難しい。大きな書店なら洋書コーナーがあるだろうが、求めていた本があるとは限らない。たとえばアマゾンのサイトなら『なか見!検索』という機能がある。

本の一部だが中身を読むことができるので、内容を確認したり、自分の英語力に合っているかをあらかじめチェックしたりすることができる。

最近出版された書籍の場合、紙媒体だけでなく、電子書籍やアマゾンのAudibleのようなオーディオブックになっているものが多い。

まだ全ての洋書に対応している訳ではないが、ここで紹介している洋書も含め、かなり多くの本に対応している。プロのナレーターが朗読するため、発音もはっきりしていて英語学習者にも聞き取りやすい。購入前にサンプルを聞くこともできる。

初月無料のキャンペーンをやっているため、是非活用してみよう。基本は月1,500円で毎月一つの音源(本)を貰え、会員中は自由に買った本を他の本と交換できるシステムのようだ。

導入は簡単、下図のように各洋書の購入画面からAudible版を選んで購入画面に進もう。

洋書を読んで、聞いて、リーディングとリスニングを両方強化したり、オーディオブックを聴きながら洋書を声に出して朗読をしたりと、様々な英語学習が可能になる。Audibleの使い方は下記の記事を参考にしてみよう。

»  洋書は聞く!?AmazonのAudibleを英語学習に活用しよう!

 

Kindleのすゝめ

通勤途中などに洋書を読む場合は電子書籍の方が持ち運びやすいだろう。自分の目的や状況に応じて書籍のタイプを選ぶことができるので、選択肢が多いのは嬉しい。

にゃんこ先生
ちなみに、洋書にチャレンジする時には、Kindleを導入してみることをおすすめする。
にゃんこ先生
単語もワンタッチで調べられて、辞書を引く手間もストレスを相当減らすことができる。洋書を紙で買うよりも、Kindleの方が大幅に割引があることも多い。
にゃんこ先生
できればデバイスが欲しいけど、Kindleはスマホでも無料でダウンロードできるから試してみてね。

 

May先生のおすすめ洋書シリーズ

英語学習と自己成長を同時に!自己啓発本を洋書で読もう

洋書初心者におすすめ 大人が読んでも面白い児童書8選

リーディング学習に、英語で伝記を読んでみよう!

なぜ英語雑誌はリーディングに最適!?おすすめ雑誌8選

 

ねこ君
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にゃんこ先生
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ねこ君
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