



日本人の中には、英語の文法やイディオムは分かるのに、スピーキングは全然できないという人が非常に多い。
英検準一級を持っているような人でも、英会話となると、簡単な内容でもスラスラと話せない場合が多々ある。このように、日本人が英会話を苦手とする主な理由として挙げられるのが「経験不足」だ。
英会話の力は、実際に英語を話さなければ伸びない。しかし、現実には練習相手が見つからなかったり、英語で話す勇気がなかったりして、実践的な練習が難しいこともある。
そんな場合は、一人二役で英会話を練習してみよう。
独学で英会話のシミュレーションをするだけでも、英会話能力はかなり上がるものだ。これから紹介する方法は、誰でも無料で実践できるので、ぜひ試してみてほしい。
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英会話は独学でも上達する!



一人二役だと、二人分の会話を想像してやらなければいけないため、普通の英会話よりも余計に難しそうに感じるかもしれない。
しかし、今回紹介する方法では、二人分の会話を想像する必要はない。なぜなら、二人のうちの一人が話す内容は、もう決まっているからだ。
そのため、この「一人二役英会話法」では、普通の英会話のように、練習中は自分が話す内容だけを考えれば良い事になる。
これなら、「英会話の相手が見つからない」や「英語で話す勇気が出ない」という、英会話を練習する上での壁をクリアし、気軽に、そして簡単に英会話の練習ができるというわけだ。
ちなみに、相手が話す内容は、すべてあなたに対する質問だ。あなたは、話し相手がその質問を尋ねてきたことを想定し、それに答えれば良い。
質問の数自体は限られているが、その答えは無限にあるので、繰り返し使うことができる。
また、それぞれの質問に対して、異なるタイプの受け答えをすることになるため、毎回違った文法やフレーズを使うことが可能だ。
少しでも英会話能力を向上させるため、この練習法を実践する際には、その都度質問に対してできるだけ違った答えを模索してほしい。
「一人二役英会話練習法」のやり方
ステップ1
まずは、話す相手の人物像を設定しよう。今回の質問を使う際は、親しい友達をイメージして始めるのが良いだろう。年齢や性別などは自由に設定して良い。
ステップ2
相手に次のセクションで紹介する質問を尋ねられたと想定して、それに答えてみよう。
このとき、繰り返し練習する場合は、前回とは違う受け答えをすることを心がけよう。これによって、使える語彙やイディオムなどが増え、会話の幅が広がる。
「一人二役英会話練習法」のための質問集
それでは、次の質問を使って、実際に「一人二役英会話練習法」を試してみよう。
質問1: How are you?(調子はどう?)

本格的な質問に入る前に、まずは定番のこの質問に答えてみよう。
日本では、他人に「元気ですか?」と尋ねる習慣はないが、海外ではかなり頻繁にこの質問に触れることになる。
簡単なように見えるが、実際に聞かれると詰まってしまうこともあるので、他の質問をやる前に軽く練習しておくと良いだろう。
従来の “I’m fine. Thank you, and you?” は、実際に使われることがほとんどない。
例えば、”I’m fine” よりも “I’m good” や、地域によっては “Not bad” などの方がよく使われるし、全体としては “Not too bad. How about you?” や “Very good. How are you?” という風に返すことの方が多い。
また、 “I’m” に続く言葉も、 “okay” や “alright” など様々ある。こういったものが、 “How are you?” と聞かれたときに、スムーズかつ自然に答えられるように、普段から練習しておこう。
練習するときは、以下で紹介する例のように、毎度工夫してバリエーションを増やしていこう。同じ受け答えは連続で使えないというルールを設けておくと、より良い練習になる。
例1


慣れてきたら、次の例のように会話を組み立てみよう。
例2






質問2: What did you do today?(今日は何をしたの?)

これは、日常的によく使われる質問だ。今日したことを思い出して、挙げれるだけ挙げてみよう。
ここでは、できるだけたくさんの動詞を使い、実際の英会話で動詞を使うことに慣れていくことを目標としたい。
もしも、起きてすぐなど、まだあまり何もしていない状態でこの質問の練習をする際は、最後の “today” を “yesterday” に変えよう。これだけで、話せる内容がかなり増えるので、練習しやすくなる。
例:


この質問に慣れてきたら、少し派生させて、 “What did you eat?” や “What did you buy?” など、オリジナルの質問を作ってみよう。
質問3: Who did you meet today?(今日は誰に会ったの?)

次は英語で何かについて紹介する練習してみよう。
ここでは人について紹介することになる。内容は、性格や好きなもの、所属クラブなど、何でも良い。また、その人との関係や、その人と普段どんなことをするかについて述べても良いだろう。
ここでは特に、 “outgoing” や “introverted” などの様々な形容詞を使って、形容詞のバリエーションを増やしていきたい。
たくさんボキャブラリーを知っていても、実際に会話で使わなければ、いざという時すぐに出てこないものだ。
もし今日まだ誰とも会っていない場合は、 “Who are you going to meet today?”(今日は誰と会うの?)や “Who do you want to meet today?”(今日は誰と会いたいの?)などの質問に変えてやってみよう。
例:


質問4: Where do you want to go today?(今日はどこに行きたい?)

こちらは場所に関する質問だ。しかし、どこに行きたいかを言って終わるのではなく、会話をどんどん派生させてほしい。
その場所はどんなところなのか。なぜそこに行きたいのか。そこに行って何をするのか。関連することを述べていって、実際の会話のように中身を広げていく練習をしていこう。
ちなみに、文中の “want to” は、日常的な会話で頻繁に使われる “wanna” に変えてみるのも良い練習になるだろう。ただし、テストなどで誤って使ってしまわないように注意が必要だ。
すでにどこかに行ってきた場合は、”Where did you go today?”(今日はどこに行ったの?)という風に質問を変えることも可能だ。
どこにも行けなかった場合は、 Where did you want to go today?”(今日はどこに行きたかったの?)とすることもできる。そのときの自分のシチュエーションに合わせて、臨機応変に対応しよう。
例


その他の質問例

ここからは、上記以外の質問で、普段の英会話練習に使えるものを紹介する。
上記の質問を基本とした上で、以下の質問も参考にしながらオリジナルの質問も考えてみよう。
- What are you going to do today?
- Do you need/have to do anything today? And what is it?
- How is your father/mother/brother/sister doing?
- Did you lean any English word today? And what’s the definition of it?
- How did you like your day? And why so?
- How did your test/exam/study/project etc. go?
- What kind of food do you want to eat for lunch/dinner?
- Did you find anything interesting today?


英会話独学におすすめのリソース

初心者向けの教材
英語で質問をされても、文章をスラスラ作れない人も多いのではないだろうか?
独学で英語を話せるようになりたい初心者にまずトライして欲しいのは瞬間英作文だ。何冊もやっても効果は薄いが、1冊瞬間英作文の本をマスターするのは意味がある。
日本語→英語で発話することを繰り返すことで、瞬時に訳す瞬発力と英語を口から出すことに慣れることができる。
アプリ
英会話上達には多くの自然なフレーズを身につけておくことも重要だ。
そんな時、リアル英会話というアプリを活用しよう。3,000以上のフレーズが例文・音声付きで収録されており、私も留学中には愛用した。
覚えた表現は積極的にひとりごとやオンライン英会話で口に出していこう。
動画・サイト
独学かつ無料で英会話を学びたいという人には、YouTubeの活用がおすすめだ。
ビデオブログを使えば、ネイティブの日常会話表現が学べるし、Phrasal Verbsの表現集で、ネイティブがよく使う自然な単語の組み合わせを無料で学習できる。
サイトであれば英語ペラペラ独学術も参考にしよう。
オンライン英会話
英会話は何と言っても実戦の積み重ねが大切。
ある程度独学で会話表現をストックし、英語を口から出すのに慣れてきたらオンライン英会話を始めよう。
たかが25分、されど25分を積み重ねることで海外留学や海外就職を達成した人もいる。
非ネイティブ講師であればDMM英会話やレアジョブ、ネイティブ講師であればEF English Liveをチェックしてみよう。
「一人二役英会話勉強法」のポイント

今回紹介した質問は、どれも毎日使うことができる。ちょっとした空き時間に、頭の中でもできてしまうので、通学・通勤中や、お昼休みなど、時間を見つけて気軽にやってみよう。
慣れてきたら、オリジナルの質問を考えて、質問のレパートリーを増やすのも良い。これを続ければ、英会話能力は伸びるはず!







是非、試してみたいと思います。
その調子!試してみた感想があれば是非聞かせてね!
I wanna try it!!
コメントありがとう! 是非毎日やってみてね!