革命的な発音教材『英語喉50のメソッド』をレビュー

ねこ君
英語の発音って難しいなぁ。。
ねこ君
ちゃんと教材通りにやってるのに、どうしてネイティブっぽい発音にならないんだろう?
にゃんこ先生
それはね、日本人の声の出し方がそもそもネイティブと違うからなんだ。
ねこ君
どういうこと?
にゃんこ先生
実は英語を話すときは口よりも喉が大切なんだ。
にゃんこ先生
詳しくはこの『英語喉50のメソッド』という本が教えてくれるよ。

 

 

この記事の著者:Hideki

こんにちは。現役大学生のHidekiです。高校生の時に英語を本格的に勉強し始めて、卒業前にアメリカの大学を受験し、合格しました。やはり、幼い頃に特別な英語教育を受けていたわけでもないので、受験は結構大変でした。しかし、同時に挑戦したからこそ経験できたことも多々あります。私はそのような経験を通して、みなさんの英語学習や大学受験に少しでも役立つような情報を発信していきたい思っています。

 

画期的な教材『英語喉50のメソッド』

日本人はなぜ発音がうまくならないのか

日本の発音教材の多くは、「R音は舌を巻いて発音する」など、口の形や動きに注目して発音の仕方を説明している。

しかし、それに沿って一生懸命舌の動きや唇の形を意識して練習しても、ネイティブのような発音をするのは至難の技だ。

 

なぜアメリカ人がいつも簡単に出すことができる音を、日本人は頑張ってもうまく出せないのだろうか。

この質問に革命的とも言える答えを出したのが今回紹介する『英語喉50のメソッド』という教材だ。

 

「口」ではなく「喉」を軸とした発音法

この本によると、従来の「口」を意識した発音法は間違っていて、英語の発音を練習する上で大切なのは「喉」であるという。

その理由はシンプルで、ネイティブは「喉」を使って発音しているからだ。

 

そもそもネイティブと日本人の声には明らかな違いがある。ネイティブが英語を喋るときの声は、日本人が日本語を話すときよりも深く、立体的に響く。

本書によると、これは日本人が口の動きで日本語の発音をコントロールするのに対し、ネイティブは喉を使って一つ一つの音を操っているからだという。

 

しかし、日本人もネイティブも、長年この根本的な事実に気づくことができなかった。

ネイティブの英語教師たちは、大げさに教えることで日本人の発音が良くなるだろうと考え、普段よりも唇や舌の動きを誇張することで、その感覚を教えようとした。

これこそが間違った英語の発音教育の始まりだったのだ。

 

喉発音は従来自然にできるもの

英語は喉をリラックスさせて響かせることで発音する「喉発音」だ。この方法は世界的に見ても一般的で、英語だけでなく、欧米の言語の発音は基本的に全て、この喉を中心とした発音方法をとる。

一方、日本人の発音はとてもユニークで、喉を緊張させることで音を小刻みに区切りながら出すという「口発音」を使う。

 

そして、この「緊張」こそが日本人が英語をうまく発音できない原因となっている。その証拠に、日本人であっても赤ちゃんは、日本語特有の喉の使い方をマスターできていないため、喉発音ができる。

『英語喉50のメソッド』では、日本人特有の口発音を脱却し、喉発音で英語を話す方法を説明している。

 

『英語喉50のメソッド』が教えるネイティブメソッドとは

本書で紹介される発音法は、ネイティブが実際に使う発音法ということで、ネイティブメソッドと呼ばれる。

その中身は「喉」「呼吸」「母音」「子音」「スリービート」の5つのセクションに分かれており、誰でも喉発音が習得できるよう、基本的な喉の使い方や呼吸の仕方についても詳しく書かれている。

 

本書で身につけられる技術は二種類

この教材のメインとなるのは「喉発音」と「スリービート」だ。

 

喉発音

喉発音は先ほど説明した通り、喉を使った英語の発音法だ。『英語喉50のメソッド』というタイトル通り、レッスンは1から50まで。

この本一冊で、子音、母音、二重母音と、英語で使われる全ての音を一音一音理解することができる。

 

スリービート

スリービートは英語のリズムだ。日本語のリズムは2ビートなのに対し、英語のリズムは3ビートなのだが、これを知っているのと知っていないのでは、発音にかなりの差が出る。

喉発音に加え、スリービートを身につけることで、ネイティブの話し方(ネイティブメソッド)を身につけることができる。

 

『英語喉50のメソッド』をおすすめする理由

その1:これ一冊で英語の発音がガラリと変わる

この本をおすすめする一番の理由は、この本が紹介する喉発音が革命的であり、日本人が独学でネイティブの発音を手に入れる最短の手段だからだ。

従来の発音の教材では、一つ一つの子音について、唇の形や舌の動かし方が、図とともに細かく説明されてきた。しかし、それらを全部頭に叩き込むのは時間がかかる。

加えて、このようなことを一つ一つ実践していては、実際にネイティブレベルの速さで話すと、舌が絡まったり口の動きがついてこなかったりして困難だ。

 

『英語喉50のメソッド』には、そのような従来の口の形を示す図は一つも出てこない。必要がないからだ。

逆に、身につけなければいけないのは喉発音のやり方のみ。これによって、日本人の英語発音の根本的な問題を解決できるため、口の形などを覚えたり練習したりしなくても、自然にネイティブの発音が身につくのだ。

もちろん最初は慣れない喉発音を習得するのは難しい。しかし、一度身につけてしまえば発音は急激に変化する。喉が慣れるまでコツコツ続けることが大切だ。

 

その2:独自の発音記号と豊富な例文

『英語喉50のメソッド』では、独自の発音記号を使う。この発音記号は喉発音専用に作られており、見るだけで、その音に対する喉の使い方や他の類似している音との違いがわかるようになっている。

従来の発音記号は、その発音記号が示す音や口の形を覚えていなければ意味がなかった。しかし、喉発音の発音記号は、喉発音を身につければ見るだけで音の出し方が一目瞭然だ。

 

さらに、この本にはレッスンごとに、そのレッスンで教えている特定の音(th音など)を含む単語がいくつも載っており、練習文もたくさん収録されている。そのため、実践的に発音を練習することができる。

レッスンが進むごとに、前のレッスンで習った発音を例文で応用できるようになっており、例文の下には単語ごとに発音記号が記載されているのでとても便利だ。

 

その3:付属のCDがとても役立つ

本書には、CDが付属しており、ネイティブの発音を実際に聞くことができる。音ごと、単語ごと、例文ごとに音声が収録されており、自分のペースで発音の上達を目指すことができる。

レッスンの練習パートは基本的に全てネイティブの音声を聞くことができるので、本である程度理解した後は、CDのみでも十分に練習ができる。合間の時間や家事をしながらでも練習ができるので、忙しい人でも習得が可能だ。

 

その4:ドリルで実践的な練習ができる

本書の最後のセクションは練習用のドリルとなっている。ドリルを使えば、スリービートの実践的な使い方も身につけることができる。

よく使うフレーズや、日常でありそうな会話を使った例文が多数収録されており、ネイティブと話す準備として最適だ。

 

さらに、このドリルでは、フォーマルな発音はもちろんのこと、日常会話で使われるようなカジュアルな発音も練習することができる。

くだけた発音を教えている教材は、この本以外にはほとんどないと思われるので、留学を視野に入れている人は必見だ。

 

また、それぞれの例文に発音記号が書かれているので、「文を読みながらこの発音で合っているのか?」などと考える必要もなく、CDにはその音声が入っているので、正しい発音を身につけることが可能だ。

 

まとめ

『英語喉50のメソッド』は、従来のものとは違う発音法で、あなたの発音を根本から改善してくれる。

「本当か?」と疑う方は、まずはこの本の著者・上川一秋さんのブログ「Nippon Dream」を閲覧してみてはいかがだろうか。

 

 

ねこ君
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にゃんこ先生
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にゃんこ先生
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3 件のコメント

  • 50のメソッドが終わって喉発音記号がついていない文章に触れますがアクティブエリアかゲップエリアどっちなのかどうやって判断していくのでしょうか?

    スリービートを習得するとなぜ英語が聞き取りやすくなるのでしょうか?

  • 50のメソッドが終わって喉発音記号がついていない文章に触れますがアクティブエリアかゲップエリアどっちなのかどうやって判断していくのでしょうか?

    • じゅんさん、質問ありがとう!
      50メソッド全部終わったんだね!素晴らしい!!
      じゅんさんの質問は、ぜひこの本の著者の上川さんのブログやYouTubeで本人に聞いてみよう!きっと親切に教えてくれると思う。

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