発音勉強法は簡単に探すことができる。どのように発音を矯正したら良いか、詳細に書かれたサイトがたくさんある。

なのになぜ、多くの人がカタカナ英語から抜け出せないか。どうして英語の先生ですら正しく発音ができないか。
「Rは下の図のように舌を引いて舌の先がどこにもつかないようにする」

出典:http://tomoto335.hatenablog.com/entry/american-english/04
無理です!舌を自由自在にコントロールできるわけなし、そもそも口の中なんてほとんど見えません。。。
繰り返し練習すればできるようになると言われても、そもそも舌の筋肉なんて意識したこともないんだから、いくら踏ん張っても改善の兆しがありません。
いくらネイティブの先生に一生懸命『ア〜ウア!ア〜ウア!』 と吠えられても、できないものはできません。。。。。。
なんて虚無で、つまらない特訓なんだろう、、 発音は帰国子女じゃないとできない。。。。
外国語の音を正確に出すなんでそもそもできるはずがない、そもそも舌の動きが生まれつき違うのだから。。。。

しかしもし、舌を自由自在に操れるようになるとしたら?
この記事の著者:nakaryu
東京大学経済学部経済学科出身。留学後発音が改善しないことに焦り試行錯誤した結果、少し変わった勉強法で発音矯正に成功。TOFEL103点 TOEIC915点。
目次
英語発音の矯正法
発音の構成要素

- イントネーション(intonation)
- 強調(stress)
- 音(pronunciation)
- 舌
- 唇
- 喉
発音は、イントネーション・強調・音 から成り立つ。この記事ではこのうちの“音”に絞って矯正するする方法を紹介する。
正しい音を出すには、舌に加え、唇・喉を操る必要がある。不可能に思えるが、下記のサイトを利用しエクササイズを行うことで、次第に舌・唇・喉 の筋肉を感じ、思い通りに動かせるようになる。
あひる口体操

とある英会話スクールの先生が発明した、あひる口体操。英語を喋るにはあひる口が必要らしい。
tʃ の解説動画。確かにかなりあひる口。
ってことは、もちろんトランプがChina(tʃaɪnə)という時も……..
・・・肝心なのはエクササイズ。実際に見てみよう。
例えば
æ をマスターしたい。
例)apple(æp(ə)l) and(ænd)
æを発音するにはどうしたら良いか
舌先を下げ、後舌を持ち上げて発音する
後舌が持ち上がらない。。。ここでエクササイズの出番
<後舌ブリッジ体操>
詳しくは実際の動画を見てもらえばわかるが、æを発音するのに必要な舌の動きのトレーニングを紹介している。最初は難しいが、他のレッスンなどを通じて舌が柔軟になるにつれて、簡単にトレーニンングを行えるようになる。
これでæの発音はマスター完了。あとは同じことを他の発音記号に対しても行うだけだ。
富田さんのYoutubeチャンネルには、このような有益なエクササイズがいくつか紹介されている。これらのトレーニングをコツコツ続けることで、確実に英語を発音しやすい筋肉の基礎ができる。

Youtubeチャンネルだけでも十分であるが、書籍もアマゾンで買えるので、興味のある人は是非。私は実際買ってみたが、とてもわかりやすい内容で役に立った。

また、富田さんから直接学べる英会話スクールもあるらしい。私は試したことがないが、お金に余裕のある人は行ってみると良いかもしれない。
英語喉

英語は口ではなく喉で発音する。これに気づき発声法を変えるだけで、驚くほど英語らしい英語を話せるようになる。こちらの動画が完璧に説明しているので、まずは見て欲しい。
Rachel English というアメリカの英語発音スクールでも、Placement という言葉を用いて同様に喉の重要性が説明されている。とてもわかりやすい。
喉の重要性がわかったところで、具体的に何をしたら良いか。
基本的に、こちらの英語喉Youtubeチャンネルに従って勉強すれば問題ない。ちなみにカズさんの発音はほぼネイティブ。ぜひ一度聴いてみてほしい。

上記のYoutubeチャンネルに基づいた英語喉50のメソッドという参考書も出版されている。こちらもアマゾンで購入できるので、興味のある人はぜひ。

Rachel English – Vocal Exercise

英語を話すための、喉・顎・舌・唇・首・口蓋のエクササイズを紹介しているページ。あひる口体操、英語喉で行き詰まった際、試してみるとヒントが得られるかもしれない。英語のみ。
MFT(口腔筋機能療法)

舌の機能が不十分な人向けの、治療方法。一部の矯正歯科で実際に行われてるとか。英語のためにここまでする必要があるかはわからないが、時間に余裕のある人は試してみると良い。
ここまでで“トレーニング”に関する説明は終わりです。
長々とマニアックな内容を説明してきましたが、今まで紹介してきたものを全て完璧にこなす必要はありません。部分的に習得するだけでも、かなり良い発音を身につけることができます。
また、人によっては無意識のうちに感覚で習得できるようなので、細かい舌の動きなどを知らなくても、うまく発音できるなら全く問題ありません。
おすすめの発音学習サイト

上記のエクササイズを終え、舌・唇・喉を自由自在に操れるようになった後は、発音記号を学び、練習するだけです。
この後は自分にあったサイトなり参考書なり先生とともに勉強すれば、確実にきれいな発音を身につけることができます。
自分が好きな方法で好きなようにやれば問題ないのですが、私が勉強していた際大変役に立ったサイトがあるので紹介します
Rachel Englsih

完璧なサイト。私もこのサイトのおかげでかなり発音を矯正することができた。ここでは“音”だけではなく、強調・イントネーション・リンキング・省略 など、英語の発音に必要なすべての知識を得ることができる。
毎月14ドル払えば、発音記号について学べるだけではなく、プロの先生に発音を聞いてもらいアドバイスをもらうこともできる。
フィードバックはかなり質が高い。とてもおすすめ。
インターネットスクール(毎月14ドル=1500円)
なぜか、無料でもほとんどのレッスンを見ることができる。

発音マスター後
- 今まで聞こえなかった発音の違いがはっきり聞き取れるようになる
- リスニング力が向上する
- 発音だけではなく、スラスラと英語を話せるようになる
- 他の外国語を学ぶのが容易になる
最後まで読んでいただきありがとうございました!!もちろん勉強法は人それぞれですが、紹介したサイトを活用することできっと効率よく発音を改善できると思います。
この記事が少しでもためになることを祈ってます、頑張ってください!!!





Rosetta stone の発音チェックでダメだしされた単語も直し方がわかりました。耳から取れる音でも口の動きが入らないと、何度やってもまぐれ当たりになっていましたので、とても助かります。
Namikoさん
温かいコメントありがとう!たしかに、この発音違う!と言われても、直し方がなかなかわからない時あるよね。是非紹介しているリソースを活用して発音練習がんばってね!
自分の実力がどのぐらいなのかを知るために受けます。勉強期間は1ヶ月で、初めてです。問題集と過去問をたくさんとけばいいですかね?プラスで単語帳と多読しようと思っています。