




「たくさん問題を解いたけど、簡単に解ける問題も多くて効率が悪かった。」
「限られた時間でどこに重点をおくべきかわからない。」
TOEIC学習をするうえで、こうした悩みはありませんか?この記事で紹介する「Santa」は、このような悩みにAIが答え最適な学習を提案してくれる、TOEIC学習アプリです。
この記事では、TOEIC900点を目指す筆者が、4か月間「Santa」を利用し、実際にTOEIC受験に挑んだ体験談を紹介しています。
筆者が感じたメリデメや、他のユーザーの評判・口コミなど、忖度なく紹介するので、参考にしてみてくださいね。
この記事の著者:amada keiko
30代の主婦、2児の母です。大学卒業後、保険会社の企画部門に13年勤務。現在は姉妹の育児に奮闘しながら、ライターとして活動しています。学生時代から語学が好きで、中学・高校時代は駅前留学で英会話を学びました。大学では国際交流サークルに所属し、海外ボランティアなどにも参加。現在は育児の合間を利用して英会話とTOEIC学習に励んでいます。
目次
私がSanta TOEIC(サンタトーイック)を選んだ理由

筆者は、TOEIC900点突破を目指す2児の母です。
最後に受けたTOEICは6年前で、スコアは765点。その後は出産や育児などで完全にブランクがあいてしまっていました。
奮起して学習再開したものの、未就学児2人を抱えてとにかく時間がありません。隙間時間を有効活用すべく、アプリ学習を取り入れることにしました。
「基礎は身についているし、参考書もある。アプリでは問題がたくさん解ければいい。」と考えていた筆者は、早速、問題集タイプのアプリをいくつかダウンロード。
しかし、パート別でしか分類されていない問題を、時間がない中で1問ずつ順番に解いていくのは途方もない……。新しい学びを得られる問題に出会える頻度も低いと感じました。
せめて、問題のレベルや項目がもう少し細分化されたアプリがないかと探していたところ、「AIが自分に最適な問題を提案してくれる」というSantaを知り、興味を持ったのです。
無料で利用を開始してみたところ、確かにSantaの方が、効率的に問題を解きながら学びが得られると感じました。
そして何よりも、学習するのが楽しかったです。問題を解き進めるごとに推定スコアが更新されますし、実力を見える化してくれます。
ゲーム感覚で飽きずに継続できるのが魅力で、有料会員として継続使用することを決めました。

AI TOEICアプリのSantaとは?

利用者はアジアを中心に400万人を突破し、人気を拡大しているSanta。運営会社のRiiidは、ソフトバンクビジョンファンドから200億円を調達したAI教育企業です。
ここでは、Santaの主な特徴や料金プランについてご紹介します。
Santaの3つの特徴
特徴① 実力分析で弱点を見える化
学習を進める都度、その解答状況をもとにAIが実力を分析。
推定スコアはもちろん、苦手な項目・パートなどを細かく分析し、見える化してくれます。
特徴② 苦手を克服!自分専用のカリキュラムをAIが提案
Santaのメイン機能である「おすすめ学習」では、AIが自分の弱点を分析し、最適な学習カリキュラムを提案してくれます。
世界的な学会(NIPS)でも認定されたAIが、400万人の学習データと3億もの解答データを解析して提案しているのだそうです。
学習の分野だけでなく、レベルも自分に適したものが提案されるので、効率的に学習ができます。
学習中にも、回答スピードについてアドバイスをくれたり、連続正解で難易度調整が行われたりなど、レベルアップをサポートしてくれますよ。
特徴③ アプリ1つで完結!問題・単語・動画講義など幅広くカバー
Santaは、TOEICテストの全パートを対象として、以下のような幅広い学習コンテンツを備えています。
基礎問題 | ・基礎を構築するための並べ替えや穴埋め問題(約800問) |
実践問題 | ・本番と同じ形式の演習問題(約2300問) ・全パート対応 |
英単語 | ・得点レベルごとの必須単語(約800語) ・表示される単語を見て「知っている」「知らない」で答えるシンプルな機能 ・例文、音声機能あり |
動画講義 | ・頻出問題と解答戦略を解説した動画講義(約200講義) ・Part1からPart6が対象 |
模擬試験 | ・トレンドをおさえて作られた模擬試験 ・Mini(30問)、Half(100問)、Full(200問)の3種類 |
復習用のコンテンツも充実しているので、学習から復習までの流れをしっかり構築できます。
復習クイズ | 【学習したいパート】【間違えた問題だけ】【ブックマークした問題だけ】など自分でカスタマイズした問題に再チャレンジ |
単語帳 | 英単語機能で学習した単語で自分だけの単語帳を作成 |
学習履歴 | 学習済みの問題・講義・単語を一覧で確認 |
ハイライト | 覚えたい単語や文章をマーキングすることで自分だけのノートを作成 |
学習するパートや目的に応じてアプリを行ったり来たりする必要がないのは嬉しいですよね。
ダウンロード先URL | |
Google Play | https://play.google.com/store/apps/details?id=co.riiid.vida&hl=ja&gl=jp |
App Store | https://apps.apple.com/jp/app/id1148006701 |
Santaの使い方
Santaで学習を進めていくには、「おすすめ学習」と「選択学習」の2つの方法があります(↓)。

コンテンツは共通で、AIの提案に従って進めていくか、自分で選択して進めていくかの違いです。
おすすめ学習

「おすすめ学習」では、上述した基礎問題・実践問題・英単語・動画講義・模擬試験といったコンテンツの中から、AIが最適な学習を提案してくれます。
使い方は極めてシンプルで、ステージごとに提案される学習をこなしていくだけ。
基本的には1ステージで3セル(項目)の学習が提案され、それらが完了すると小テストに挑戦できるように。小テストも含めて全て完了すると、次のステージに進みます。
推定スコア800点前後の筆者の場合、この画像のように実践問題の学習が圧倒的に多い印象。
自分が苦手とするテーマの問題が5問1セットで出題されるので、効率的に苦手を潰し込むことができます。
初級者向けには、英単語・動画講義・基礎問題など、基礎を固めるための学習も多めに組まれるようです。
英単語や動画講義の学習では、学んだことを生かせる問題も併せて出題されます。提案されたものをこなすだけで自然と理解が深まっていく仕組みになっているのが嬉しいです。
ステージが進むごとに推定スコアや学習成果が記録されていくので、学習推移もわかりやすいですよ。

選択学習
一方、「選択学習」は自分で学習を選択して進めていきます。選択学習には「問題・講義・単語・模試」が揃っており、自分に足りない部分を補う形で取り組むのに適しています。
「問題」を例にとると、ただパート別に分類されているだけでなく、テーマで分けられて進捗率や理解度が示されているので、どれを優先的に学習するかのヒントになります(↓)。

また、学習を進めながら、分析や復習の機能にもワンタッチで遷移することが可能。全体的にユーザビリティはシンプルで使いやすいです。

有料会員と無料会員の違いとは?
Santaは無料でも使えるアプリですが、機能に制限があります。
ここでは、有料会員になったら何ができるのか、料金プランとともに紹介するので、選ぶ際の参考にしてみてください。
有料 | 無料 | |
おすすめ学習 | 〇(無制限) | 〇(1日2セルまで ) |
選択学習 | 〇(無制限) | 問題:× 講義:〇(無制限) 実践模試試験:〇(一部のみ) |
単語学習 | 〇(無制限) | × |
分析 | 〇(無制限) | 〇(無制限) |
復習クイズ | 〇(無制限) | × |
学習スタイルによって必要な機能は違いますよね。
会員登録したその日中はすべての機能を使えますので、時間がある日に登録して、すべての機能を試してみてください!
メインの「おすすめ学習」は、無料会員でも使えますが、1日2セル(項目)までと上限があります。
提案される項目によりばらつきがありますが、問題を解く時間だけでいうと平均して15分〜20分くらいのイメージです。Santaメインで学習する場合や、短期集中で学習する場合は、物足りなく感じるかもしれません。
しかし、しっかり復習もすればそれなりの時間になりますので、コツコツと無料プランで継続しているユーザーも少なくないようですよ。
復習方法について触れると、無料会員の場合は完了した問題に再チャレンジできる「復習クイズ」機能は使えません。
しかし、学習履歴や単語帳、ハイライト機能は使えるので、問題文をリピートしたり、暗記したい単語などを反復学習することは可能です。
特にハイライト機能は使い勝手が良く、後段のおすすめの学習法でも触れているので参考にしてみてください。
筆者が有料会員となった1番の理由は、「選択学習」の問題を解く機能が使えなかったこと。
「おすすめ学習」で出題された問題は、スキップできません。
長文読解やリスニングは、状況によって取り掛かるのが困難なこともありますから、それが原因で問題が解き進められなくなってしまうのを避けたかったのです。

有料会員の料金プラン
買い切り型の「1か月プラン」と「3か月プラン」、1か月ごとに自動更新される「サブスクリプションプラン」が用意されています。
1か月プラン | 月額¥4,900 |
3か月プラン | 月額¥2,940 |
サブスクリプションプラン | 月額¥2,900 ※会員登録から3日以内に購入すれば月額¥1,900 |
筆者がSantaを始めたころには、会員登録から3日以内に購入すると格安になる「スタートダッシュセット(1年間¥11,800)」と学生限定の「アカデミープラン(1年間¥8,800)」がありました。
筆者を含め多くの方に選ばれていたようですが、残念ながら廃止となってしまいました。
長く利用したい方には少し割高になってしまったように感じますが、お得なキャンペーンも頻繁に行われているようですので、是非Santa公式のTwitterや公式HPなども確認してみてください!
【調査】Santa TOEICの評判や口コミ

ここでは、TwitterやApple Storeの評価などをもとに調査した他のユーザーの評価を紹介します。
良い評判・口コミ
- AIによる推定スコアの精度が高い
- スコア予測がモチベーションUPにつながる
- 隙間時間で効率的に学習できる
- 苦手分野を分析して対策してくれる
- 実際に点数があがって効果が出た
全体として良い評価の方が多いです。
悪い評判・口コミ
- AIによる推定スコアの精度が低い
- 日本語訳が分かりづらく、誤字脱字も多い
- システムのバグが多い
- 有料版の値段が高い
少数派ながら、推定スコアの信頼性を疑問視するユーザーもいました。
これに対する公式の解答も併せて紹介しておくと、「直近200問の問題のレベルや正答率等により推定値を算出するため、タイミングにより乖離することもある」とのこと。
問題を解き続けるようアドバイスがありました。
日本語訳やシステムのバグについては筆者はあまり気にしていませんでしたが、言われてみると確かにそうかもしれません。
日本語訳の精度については、正直、筆者は全く気にしていませんでした。しかし、評判を見てからじっくり確認してみると、確かにその傾向はあります。
筆者の場合は、日本語訳はサラリとしか目を通しませんが、初級者などで日本語訳をしっかり読んで学習したい場合には、多少ストレスになるかもしれません。
システムのバグについては、言われてみれば、何度かアプリが落ちてしまったりしたことがありました。
レビューで指摘されているバグがどのようなものか詳細はわかりませんでしたが、筆者は学習のストレスになるほどバグが多いとは感じていません。
定期的にバグ修正は行われているみたいですよ。
その他の評判・口コミ
悪い評判というわけではありませんが、行き詰まりを感じて嘆いているコメントも複数見つけました。
- 問題が難しい。そもそも自分の単語力が低すぎる……
- 推定スコアがなかなか上がらない。停滞期突入……
Santaは、問題のレベルも自動調整されるので、簡単に解けるような問題は提案されない仕組みになっています。そのため、確かに難しいと感じることが多いです。
それを差し置いても、全体的に問題が難しいという口コミが散見されます。
特に、初級者はレベルが高いと感じる方が多いようです。
また、レベルが上がってくるとスコアが伸び悩む方も多いよう。一定水準まで伸びると、停滞期を迎えるのは英語学習ではあるあるですよね。
モチベーション維持が辛くなりますが、Santaが停滞期を示したなら、新たな勉強法も取り入れてみるなど停滞期を乗り越える工夫が必要かもしれませんね。
【TOEIC受験レポート】気になる学習成果は?AIの信頼性も検証

ここでは1つの事例として、筆者の取り組み内容や、筆者がSantaを選んだ経緯や取り組み内容、実際にTOEIC受験をした結果などを紹介します。
TOEIC対策にはSantaと参考書を併用
今回のTOEIC受験に向けた学習期間はおよそ4か月間でしたが、家事・育児に追われる日々でなかなかまとまった時間が取れません。
コツコツ継続することを大事にしながら、Santaが提案してくれる学習カリキュラムを進めました。
苦手意識の強かった長文読解パートについては、参考書を併用。
机に向かう時間があるときは参考書で学習し、そうでない時にはSantaの選択学習機能を使って、重点的に長文読解問題の実践を積み重ねました。
学習時間の合計はおよそ50時間程度で、うち半分がSantaによる学習です。
なお、今回の最大の目標は、リーディングの時間切れ回避。
かつて900点に到達していた時でさえ、最後まで解ききったことはなく、前回のTOEIC受験に至っては、長文読解の最後の3つくらい(10問程度)は読まずに塗り絵をしていたような状況でした。
Santaの分析によると最初はオーバー気味だったリーディングの回答時間も、受験直前にはかなり安定した数字になりました!
(参考:受験直前の解答時間分析)

結果は70点スコアUPで学習効果を実感
5年ぶりのTOEIC!結果は835点と、目標の900点にはまだまだです。ですが、スコアアップには成功し、久しぶりの800点台に乗りました。
重点取り組みをしたリーディングについては無事に時間切れも回避。大幅にスコアアップしました。
(参考:6年前と最新のスコア)

筆者はTOEICの参考書も併用していますので、Santaだけの効果ではないと思います。
しかし、「体系的に学べる参考書でインプットして、実践を積めるSantaでアウトプットする」という学習方法に、筆者は効率の良さと手応えを感じています。
「おすすめの学習法」の項目で詳細をご説明しているので、是非読んでみてください。
気になるスコア診断の精度を検証
続いて、Santaの推定スコアと、実際のスコアを照らし合わせてみます。
筆者の最初のスコア診断は775点。その後上がったり下がったりしながら、TOEIC受験直前には840点前後で推移していました。
筆者の例で言うと、公式が言う「±20点」の範囲内に収まる結果となりました。
なお、Santaの予測スコアは正答状況で結構簡単に上がったり下がったりするので、タイミングによっては「±20点」は微妙かもしれません。
特に筆者の場合、途中、集中できない環境下で簡単な問題をたくさん間違えたり、選択学習で偏った問題ばかり解いていた時期があったので、スコアがかなり乱高下しています。
ですが、集中して問題数を重ねると大体800点台半ばに落ち着いてくるので、これが自分の今の実力と捉えていますし、「本番と同様の集中力でたくさん問題を解けば、ある程度信頼のおけるスコアが算出される」と評価しています。

ちなみに今回のTOEIC受験、重点対策したリーディングはかなり伸びたのですが、リスニングは伸び悩むどころかスコアダウンしました。
もともとリスニングが得意だったので自分の力を過信してしまっていましたが、力不足はもちろんのこと、ここ数年で難化傾向にあるといわれているリスニングに対策が追いついていなかった印象です。
Santaの苦手パート分析を見てみると、まるでそのことを予言していたかのようなグラフになっていました……。
(参考:グラフではP1~4がリスニングに対応)

以上のことをまとめると、筆者は「Santaは100%信頼できる」と思っているわけではありません。ですが、参考にできます。
自分が実践を積む中で感じている手応えと、Santaの分析を照らし合わせながら弱点を強化していくことで、有益な学習ができそうだというのが筆者の感想です。
【レビュー】Santa のメリット・デメリット

ここでは、筆者が有料会員としてSantaを実際に4か月使用し、感じたメリット・デメリットを具体的に紹介します。
サンタのメリット
メリット①無駄なく効率的な学習を実感
アプリを開くだけで、全てのパートからバランスよく自分に最適な問題を提案してくれるので、効率の良さを実感しました。
AIの苦手分析がどこまで的中しているのかの検証は難しいですが、「すぐに解ける問題ばかりで時間の無駄だった」と感じることはありません。
10分程度の学習でも学ぶことがたくさんあります。
メリット②実力分析でウィークポイントを見える化
実力分析により、自分の現在地が把握できます。
目標とする得点のユーザーと比較して、どの分野がどのくらい不足しているかを提示してくれるので、伸ばすべき弱点が明確になります。
数値化して自分の実力がわかるので、モチベーションもUPしますよ!
メリット③復習機能のユーザビリティが◎ 記憶定着をサポート
「復習クイズ」機能では、自分でカスタマイズした復習クイズにチャレンジすることができます。
シンプルながらユーザビリティに優れているので、気軽に復習に取り組めます。
覚えておきたい単語や文章をマーキングしておけるハイライト機能もとても便利。これらついてはおすすめの学習法として後ほど詳しくご紹介しますね。
メリット④TOEIC対策に特化したテクニカルな解説も充実
最近のTOEICはひっかけのような問題も増え、難化傾向にあると言われています。
こうした問題への対策や、従来からの「TOEICあるある」を踏まえて、問題の解き方のアドバイスが多く解説に含まれています。
TOEIC対策、という意味においてとても有益な解説です。

サンタのデメリット
デメリット①動画講義は単調でわかりやすさに欠ける
動画講義は、文字と音声による解説なので、やや単調。
人気講師が身振り手振りで解説してくれるような講義を期待しているとがっかりするかもしれません。
内容も、解答テクニックの紹介が多いので、文法を基礎からしっかりという方には向きません。

デメリット②長文読解パートは動画講義もなく学習にやや難あり
他のアプリでも同じかもしれませんが、スマホだと画面の大きさに限界があるので、長文読解問題は辛いです。
リーディングパートには音声再生機能もついていないので、復習もひたすら小さな文字と睨めっこ。何故かPart7だけ動画講義も存在しません。
前向きに捉えると、スクロールして文章を読み返そうという気持ちにならないので、速読のトレーニングになっているような気はします……。
なお、タブレットはPCでも学習は可能。かなり見やすくなりますよ。
デメリット③「ディクテーション」など解いた問題を深堀りする機能はない
問題を解き終わった後に1つ1つの問題を深堀りするためのサポート機能は充実していません。
スタディサプリなどでは、「ディクテーション」や「シャドーイング」などのトレーニング機能が採用されていますが、Santaにはありません。
勉強の仕方がわからない方や、聞き取りができず伸び悩んでいる方にとっては、こうしたフォローがあると有難いですよね。気になる方は別途、試してみるとよいかと思います。
ちなみに、Santaでも、解いたリスニング問題の音源を何度も聞くことができますので、自分でやろうと思えばできます。
筆者は、今は問題を解き進めることを優先したいので、書き取りや音読まではしていませんが、聞き取れなかった部分は聞き取れるようになるまで、リピートして復習するようにはしていますよ。
ただし、問題全体を通してしか音声が再生できない(部分的に再生できない)、速度を早めることはできるが遅くすることはできない、など、細々とした不便があることは否めません。
サンタをお勧めしたい人とは
上記のポイントを押さえた上で筆者がSantaをおすすめするのは、以下に該当する方です。
- 基礎力が身についているTOEIC中~上級者(目安としてTOEIC700点以上)
- 実践を積んでレベルの底上げを図りたい人
ご説明したとおり、Santaの講義や解説は基礎から体系的に学ぶことに重点を置いた内容ではありません。
こうした機能や効果を求めるなら、「スタディサプリ」など、基礎学習のサポートが充実したアプリに軍配があがると思われます。
実践を積みたい方にはとてもおすすめですよ!
効果を出すためのおすすめの勉強法~基本編~

まずは、基本的な学習の進め方について、筆者のおすすめをご紹介します。
基本はAI推奨のカリキュラムを進めよう
基本は、AIが提案するカリキュラムを解き進めていくのがおすすめ。
全パートの中から苦手な問題を分析して出題してくれるので、自分で考えなくてもバランスよく学習に取り組めます。
「1日に1ステージ進める!」など、目標も設定しやすいのも利点。
ステージが進んでいくごとに推定スコアも記録されるので、成果も見えやすくモチベーションも上がります。
反復学習は必須!隙間時間には復習機能を使おう
知識を定着させるためには、反復学習は大事ですよね。わかっているけど、ついつい新しい問題を解き進めたくなってしまいませんか?筆者は、まさにそう。
そこで、「雑音が多い場所にいるときや時間が少ししかないときは、復習に時間を使う」と決めて復習に取り組むようにしていました。
家族がテレビを見ている間など、新しい問題に向き合うのには辛いシーンでも、復習なら気軽に取り組めます。
有料会員であれば、「復習クイズ」機能を使って、【学習したいパート】【間違えた問題だけ】【ブックマークした問題だけ】などの項目で、カスタマイズした問題に再チャレンジすることができます。
無料会員にはこの機能は使えませんが、後段でご紹介するハイライト機能などを活用して、是非復習にも時間を使ってみてください。
強化したいパートには選択学習を活用
有料会員であれば、「選択学習」で好きなパート、好きな項目を選択して学習を進めることも可能です。強化したいパートが明確ならば、集中してそのパートに取り組みたいですよね。
選択学習であっても、連続正解すると問題の難易度が上がっていくので、効率良く自分にあった難易度の問題を解くことができますよ。
ちなみにPart5の文法問題は、短時間でたくさん問題もこなせてスコアもアップしやすいので、本番直前の追い込みでひたすら解き続けるのもおすすめです。
効果を出すためのおすすめの勉強法~プラスα~

続いて、プラスαのおすすめの勉強法を紹介します。
優秀なハイライト機能を復習の味方につけよう
筆者が重宝しているのがハイライト機能。
問題を解いた後、覚えておきたい単語や文章などを選択して長押しすると、ノートにマーカーを引くイメージで色付けすることができます。
ハイライトした単語や文章はハイライト一覧で確認可能。そこから問題文に遷移できるので、どのような問題でどんな使われ方をしていたのかも簡単に確認できます。
マーカーの色は複数あるので、筆者は「単語は青」「熟語は赤」「役に立った解説は黄色」と、色分けのルールを決めて活用しています。
アプリ上に自分専用ノートが完成するので、復習に大いに役立ちます。無料会員でも使える機能ですので、是非活用してみてください。

他教材の併用で効果UP!自分の学習スタイルを構築しよう
筆者はSantaと他の教材を併用しながら学習を進めています。
「単語帳1冊+苦手なパートを克服するための参考書1冊+Santa」が筆者の学習セットです。
これまでもお伝えしてきたとおり、Santaは実践を積むツールとしては、効率的で大変優秀ですが、苦手を深掘りする目的なら他に秀逸な学習ツールはたくさんあります。
例えば単語学習。Santaにも単語学習機能はありますが、情報量や解説の質でいうと、筆者が愛用している「金のフレーズ」シリーズの方が、格段に優れていると感じます。
苦手なパートを克服するための参考書については、「極めろ!解答力」シリーズを愛用しています。
このシリーズは、各パートで出題される問題形式、よくあるパターン、重要単語などを徹底解説してくれるのですが、その情報の網羅性はかなりのものです。
リスニングパートでは、Santaにはないディクテーション学習も取り入れられています。
机に向かってたっぷり時間を取れる時は参考書でインプット学習、そうでない時にはSantaでアウトプット学習。これが筆者の学習スタイルですが、効果を実感できていますよ。
紹介した書籍や時間の使い方はあくまでも筆者の一例。自分に最適なツールやスタイルを見つけるのが大事です◎
分析データを活用してPDCAサイクルを回そう
Santaが分析してくれたデータとしっかり向き合いましょう。
Santaはそれ自身で苦手分析を踏まえたカリキュラムを提示してくれるのですが、自分自身でもしっかり現状把握することで、効果的な学習方法やツールを選択することができます。
筆者の次なる課題は、Santaにも指摘されているリスニングの前半パート強化。参考書も併用しながら学習を開始しています。
中でも、Santaが苦手だと分析したオーストラリア人の発音については重点的に対策しています。
YouTube動画でオーストラリア人の発音の特性を学んだり、問題を繰り返し聞いたり……。少しずつ慣れてきた気がします。
このように、Santaを相棒にすることで、学習計画を立て、実践し、評価して、学習方法を見直すというPDCAサイクルが回しやすくなりますよ!
まとめ
この記事では、筆者がSantaを使って学習した体験談を中心に、メリデメやおすすめの活用法などを紹介しました。
実践を積みたいという目的においてはとてもおすすめできるアプリですよ。参考にしてみてくださいね。
興味があったら、まずは是非無料プランで試してみてください。会員登録をするだけですぐに始められますよ!




