海外留学や海外赴任で現地に着いたらすぐやらなければならないのは、銀行で口座を開くこと。
今日は、アメリカの銀行口座の種類、銀行口座の作り方、おまけに両替と海外送金のサービスも紹介する。
銀行口座の種類と用語
アメリカの銀行口座は主に Saving AccountとChecking Accountという二種類がある。
Certificate of Depositという定期預金口座について、Saving Accountとリンクさせている銀行もあれば、独立の口座として開設する銀行もある。
それぞれの概ねな説明は下記の通り。詳細は銀行の公式サイトの情報を確認しよう。
Checking Account(決済口座)とは
- 機能:日常の決済口座。日本の「普通預金」口座に当たる。チェックを出したらこの口座から引かれる。
- 利子:ほとんどない。(一部の銀行は利子付きのChecking Accountも提供する)
- 引き落とし:可。毎月回数制限なし。
- 管理費:預金金額がある額(例えば1,000ドルなど)より低くなると、月$10~$15の管理費が引かれる(銀行によって異なる。
Saving Account(貯蓄口座)とは
- 機能:預金専用の口座
- 利子:付く
- 引き落とし:可。ただし、毎月の引き落とし回数に制限あり
- 管理費:預金金額がある額より低くなると、月$5~$10の管理費が引かれる(銀行によって異なる)。
Certificate of Deposit (CDs、定期預金口座)とは
定期預金口座。金利も他の預金口座より若干高い。指定の期間内で預金を使う場合、解約する必要がある。
日本では口座を開いたら通帳が渡されるのが普通だが、アメリカでは通帳がなく、Online Bankingや銀行のアプリで自分の口座状況を確認するのが普通。
銀行のスタッフはいつもChecking AccountとSaving Account両方作ろうと進めてくるが、留学生にとって、常に何万又は何十万ドルを銀行に置いているわけではないので、Checking Accountだけ申請すれば良い。
下記いくつかのメガバンクのchecking accountを紹介していく。
Direct deposit とは
「Direct depositがいくら以上であれば、口座残高は最低限の預金額より下回っても管理費が無料」という文言がよく見られる。では、Direct depositとはなんだろう?
銀行の間の振込、給料や年金の振り込みなどは全部Direct depositと言えるが、通常の場合、給料等月一回(または半月に一回)定期的に振り込まれてくるものを指す。
Debit Card(デビットカード)とは?
Checking accountを作る時、口座に関連するDebit Cardが渡される。預貯金の時ATMで使えるし、預金残高範囲内の買い物にも使える。
ただ、銀行口座の残高以上にお金を使うことはできない。クレジットカードではないのでクレジットスコア(正確に、FICOスコア)もたまらない。
アメリカの主要な銀行
アメリカでよく見られるメガバンクはChase 、Bank of America 、Citi 、Wellsfargo等がある。それぞれの地域・町には地域・町の銀行もある。
では、どの銀行を選べば良いのだろうか?おすすめの銀行は?
まず一つ目は、自分の居住地の近くに支店がある銀行を選ぼう。今後何かあればすぐサポートしてもらえる。
二つ目は、各銀行の管理費(毎月)の金額や、それを免除するための最小限必要な預金額を確認して、自分の預入や引き落としの状況にあったところを選ぼう。
最後は、そこまで重要なものではないが、この銀行はFDIC(Federal Deposit Insurance Corporation連邦預金保険会社)のマークがあるかどうか。
このマークがあれば、銀行が倒産した時、連邦政府が責任をもって賠償してくれる。下記紹介しているのは全部FDICに入っているメガバンクとなる。
Bank of America(バンクオブアメリカ)
BOAは無利子のCore Checkingと利子付きのInterest Checkingと二種類を提供している。詳細はこちらを参考してほしい。
BOA Core Checking:
- 口座開設の預入:$25
- BoA ATM利用手数料:$0
- 他銀行ATM利用手数料:$2.5(アメリカ国内),$5(海外)
- 口座管理費:$12/月。ただし、下記のいずれかを満たせば、無料となる。
- 24歳以下の学生(在学証明必要)
- 該当月に最低一回$250以上のDirect deposits
- 每日最低$1500の預金を維持
- Non-Sufficient Fund (NSF) fee:$35
- Online Banking:あり
- 携帯App:あり
その他の費用詳細はこちらを参考にしよう。
バンクオブアメリカ:日本で引き出し
引き出し金額のドル換算の3%(取引手数料)プラス5ドルのATM利用料で日本円を引き出せる。セブンイレブンのATMで出せるのでとても便利。
ただ、ATMは引き出し限度額が設定されているため、10万円程度の出金なら、ATMの方がお得だが、それ以上の金額であれば、海外送金の方が安いことが多い。
バンクオブアメリカ:口座解約
帰国によって口座を解約する場合、自動車保険や電気代、インターネット料金等自動引き落としに設定したものを全て解除した上、近くの支店に行って解約手続きを行えば良い。
既に帰国した場合は、電話(1 (800) 432-1000)でも手続きできる。
帰国するが将来的にまたアメリカに戻ってくるかもしれない場合、日本の住所で口座を維持することも可能。口座開設の際に日本の住所も登録しておけばスムーズ。
ただ、一定金額以上の貯金残高がないと口座維持費がどんどん引かれていく。また、長い期間中ずっと取引がない場合、口座が勝手に銀行側に凍結やクローズされることがあるので、要注意。
Chase(JPモルガン・チェース銀行)
Checking Accountには四種類がある。詳細はこちらを参考にしよう。
- Chase Total Checking、
- 利子付きのChase Premier Plus CheckingとChase Premier Platinum Checking
- 学生向けのChase College Checking
Chase College Checking
17歳-24歳の学生は、在学証明を提出した上申請可能。最大5年間利用可能。
- 口座開設の預入:$25
- Chase ATM利用手数料:$0
- 他銀行ATM利用手数料:$2.5(アメリカ国内),$5(海外)
- 口座管理費:$6/月。ただし、下記のいずれを満たせば、無料となる。
- 大学に在学中(最大5年間まで無料)
- 該当月に最低一回のDirect deposits
- 每日最低$5000の預金を維持
- Non-Sufficient Fund (NSF):$34
- Online Banking:あり
- 携帯App:あり
CitiBank(シティバンク)
CitiBank口座にある預金の合計金額によって、Citigold、Citi Priority、The Citibank Account、Basic Banking、Access Accountという5種類の口座を提供している。
それぞれRegular Checking、Interest Checking、Checkless Regular Checking、Citi SavingsというChecking accountがある。詳細はこちらを参考してほしい。
Basic Banking / Regular Checking:
- 口座開設の預入:$0
- CitiBank ATM利用手数料:$0
- 他銀行ATM利用手数料:$2.5(アメリカ国内),$5(海外)。MoneyPass ATMは無料
- 口座管理費:$12/月。ただし、下記のいずれに満たせば、無料となる。
- 該当口座の第一所有者が62歳以上
- 該当月に最低一回のDirect deposits、かつ、該当口座を使って一回以上billを支払う
- 最低$1500の預金を維持
- Non-Sufficient Fund (NSF):$35
- Online Banking:あり
- 携帯App:あり
注意事項:全ての州にCitiBankの支店があるわけではない。例えば、マサチューセッツ州には該当支店がない。
Wells Fargo(ウェルズ・ファーゴ)
Wells Fargoでは、Everyday Checking、Preferred Checking、Portfolio by Wells Fargo、Teen Checking、Opportunity Checkingという五種類のchecking口座が選べる。Everyday Checkingは最も一般的。詳細はこちらを参考してほしい。
Everyday Checking:
- 口座開設の預入:$25
- Wellsfargo ATM利用手数料:$0
- 他銀行ATM利用手数料:$2.5(アメリカ国内),$5(海外)。
- 口座管理費:$10/月。ただし、下記のいずれに満たせば、無料となる。
- 該当口座の第一所有者が17-24歳
- 該当月に最低$500のDirect deposits
- 最低$1500の預金を維持
- 毎月最低10回以上Debit Cardを利用する
- Non-Sufficient Fund (NSF):$35
- Online Banking:あり
- 携帯App:あり
その他の費用詳細はこちらを参考にしてみよう。
Union Bank(ユニオンバンク)
三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下のユニオンバンク。
Bank Freely checkingとPriority Banking checkingと言う二種類のチェッキング口座が選べる。支店によって日本語でサービスを提供でき、カスタマーサービスも日本語でサポートしてくれるので初めてアメリカに来た人にとっては便利。
Bank Freely™ checking
- 口座開設の預入:いずれの金額($0以外)
- ATM利用手数料:$0
- 他銀行ATM利用手数料:$0(アメリカ国内),$5(海外)。
- 口座管理費:$0/月。
- 金利:なし(Priority Bankingなら金利あり)
- Overdraft fee:$33
- Online Banking:あり
- 携帯App:あり
口座開設の流れ(BoAを例に)
Step 1 必要な書類を持って、家の近くの支店に行こう。
- パスポート
- 留学生のI-20
- 住所を証明できるもの(部屋賃貸の契約書、或いは郵便物の封筒など)
※※※ それぞれの州の銀行の決まりに若干違いがあるため、事前に確認しておいたほうが無難 ※※※
Step 2 順番を待つ
スタッフが、どんな用事があるかを確認しにくる場合と、入り口の近くにあるノートに名前を書く場合がある。いずれにして、順番になったら、名前が呼ばれる。
Step 3 担当者と話して口座開設
担当スタッフに「I’d like to open a checking account.」と伝えて、手続きをすすめる。
スタッフは書類を確認する。質問されたら事実を答えればよい。Saving Accountを作るのかと聞かれたら、ご自身の状況に基づいて決めればよい。
口座を開いたら、テンポラリーなDebit Cardが渡される。ATMで少額の現金(20ドルや50ドル)を預け入れれば、アクティベート完了となり、使えるようになる。預入の時もスタッフが手伝ってくれるので安心だ。Debit CardはChecking Accountとリンクされている。
ちなみに、本物のDebit Cardは後日(1週間か2週間)住所まで届けられる。
また、online bankingを登録するのかと聞かれたら、ぜひ「Yes」と答えよう。振込みやクレジットカードの返済等すべて携帯APPやPCで操作できるので便利だ。
大学でアルバイトしている、または海外赴任の場合、毎月/半月一回給料が振り込まれるため、「Direct Deposit」の情報も入れれば、毎月の管理費が免除される。
Tips(州によって異なることがある):
- 他の銀行より、BoAの口座開設が求めている書類がわりと少なめで、クレジットカードも同時に申請できる
- CitiBankも口座開設と同時に、クレジットカード申請可能な場合もある
- Chaseは厳しめで、求める書類はやや多め。
海外送金の仕方と手数料比較
留学生なら、入学前に学費の支払や、留学中も学費や生活費のため海外送金はしばしば発生する。
その際に気づくのは、手数料の名目の多さ:送金手数料、為替手数料、外貨取扱手数料、支払銀行手数料、受取手数料、中継銀行によるリフティングチャージ等々。
留学生の送金額も大きいのでうっかりすると高い手数料が取られてしまう。
メガバンクからPayPal等の送金サービスまで様々な選択肢はあるが、どれが一番安いやり方だろう?
ここで100万円を海外(アメリカ)へ送金する場合、手数料(為替レート損含む)を比較してみよう。
結論として、私が編み出した方法は以下の通りだ。
- 外貨exで日本円をリアルタイムの為替レートでドルに両替(為替手数料0)
- ドルを出金し(出金手数料1,500円)プレスティアに入れる
- プレスティアからバンクオブアメリカ(BoA)の銀行口座へ送金(送金手数料0、BoAの受取手数料16ドル)
ということで、送金額関係なく、約3000円(所用日数は1週間程度)で済ませる。送金額が大きければ大きいほどお得。
ゆうちょ銀行(ゆうちょダイレクト国際送金)
- 送金に必要な日数:2〜4営業日
- 海外送金手数料:3,000円
- 為替手数料・通貨換算手数料(適用レート):換算レートは独自の定め。(市場レート+2%ぐらい)
- 受取銀行手数料:各現地銀行により異なる。
- 送金限度額:1回あたり100万円未満、1日あたり200万円以下、1か月あたり500万円以下
- 必要なもの・書類:事前にゆうちょダイレクトと、マイナンバーを登録。
- 取引方法:インターネット
100万円をアメリカにドル送金の場合の手数料合計:約23,000円+支払銀行手数料(BoAの場合16ドル)
みずほ銀行
- 送金に必要な日数:現地情勢による
- 海外送金手数料:8,500円
- 為替手数料・通貨換算手数料(適用レート):1ドルにつき1円
- 受取銀行手数料:(依頼人負担の場合)2,500円
- 送金限度額:同一の送金受取人(相手先)に対して、1ヵ月間(同一月内)で200万円相当額まで
- 必要なもの・書類:事前に送金先を登録、事前に代表利用口座店へ「外国送金サービス申込書」および「外国送金明細書」を提出、マイナンバーの告知。
- 取引方法:インターネット、電話。
100万円をアメリカにドル送金の場合の手数料合計:約21,000円
三井住友銀行(SMBCダイレクト・グローバルサービス)
- 送金に必要な日数:言及なし。
- 海外送金手数料:3,500円
- 為替手数料・通貨換算手数料(適用レート):1ドルにつき1円
- 為替取扱手数料/リフティングチャージ:送金額の1/20%(最低2,500円)
- 受取銀行手数料:(依頼人負担の場合)2,500円
- 送金限度額:1日あたり300万円以内、1ヵ月あたり500万円以内
- 必要なもの・書類:事前にSMBCダイレクトを登録。
- 取引方法:インターネット。
100万円をアメリカにドル送金の場合の手数料合計:約18,500円
三菱東京UFJ(ダイレクト)
- 送金に必要な日数:言及なし。
- 海外送金手数料:(三菱UFJ支店・現地法人)2,500円・(他銀行宛)3,000円
- 為替手数料・通貨換算手数料(適用レート):1ドルにつき25銭
- 為替取扱手数料/リフティングチャージ:送金額の0.05%(最低2500円)
- 受取銀行手数料:受取人負担。各現地銀行により異なる。
- 送金限度額:1回あたり100万円未満、1日あたり200万円以下、1か月あたり500万円以下
- 必要なもの・書類:事前にインターネットバンキングを登録。
- 取引方法:インターネット
100万円をアメリカにドル送金の場合の手数料合計:約8,000円+支払銀行手数料(BoAの場合16ドル)
SMBC信託銀行(プレスティア )
海外送金ならCitibank® Global Transfers は一番便利で、費用も安め、ただ日本からCitiBankは撤退してリテール事業がSMBC信託銀行に事業譲渡されPRESTIAというブランドネームに変わった。
- 送金・着金に必要な日数:1〜2営業日
- 海外送金手数料:3,500円(通常)、0円※学生向けサービス
- 為替手数料・通貨換算手数料:1円(通常)、0円※キャンペーン時
- 為替取扱手数料/リフティングチャージ:無料
- 受取銀行手数料:各現地銀行による
- 送金限度額:一回あたり300万円相当額以下(300万円越えの場合は電話で)、1日あたり2回の送金まで。
- 必要なもの・書類:事前にマイナンバーを登録。事前に送金先を登録。
- 取引方法:インターネット
- 口座維持手数料:2,000円/月※一定基準を満たせば無料になる
100万円をアメリカにドル送金の場合の手数料合計:約13,500円(通常)+支払銀行手数料(BoAの場合16ドル)、だが…
実は、SMBC信託銀行(プレスティア)は、MBA、ロースクール、メディカルスクールの海外大学院に進学する学生向けに超お得なプログラムを提供している。ほぼ全て無料(海外大学院生限定)。
学生向けサービス内容(送金手数料無料)
- 海外送金手数料無料
- 海外ATM利用料無料
- 国内送金手数料割引
- 国内ATM利用料無料
詳細はこちら。
インターナショナルキャッシュカードを作っておけば、現地でATMからお金を引き出す際の銀行手数料も無料になる。ただし、現地のATM利用料は3ドルぐらいかかることがある。
為替手数料無料
為替手数料無料は期間限定だが、1年のうち3分の2ぐらいはキャンペーンを行っているようだ。
この優遇は、MBAを含む大学院の学生向けに3年間適用される。海外送金・ATM手数料だけでなく、国内のATM利用料も無料。他の銀行を使ってもいい。
卒業後も(誰でも)、預金残高が1,000万以上でプレスティアのゴールド会員になれば、海外大学院生向けの優遇と同様に海外送金手数料やATM利用料を全て無料にすることができる。
Paypal(ペイパル)
- 送金・着金に必要な日数:当日(引出しの際は通常3営業日かかる)
- 海外送金手数料:499円
- 為替手数料・通貨換算手数料(円で送金、ドルで受取る):送金側負担なら4%、受取側負担なら3%
- 引出し手数料:5万円未満:250円、5万円以上:無料
- 送金限度額:100万円
- 必要なもの・書類:メールアドレスのみ
ペイパルはメールアドレスだけで送金・受け取りができるので、銀行などよりずっと手間が少ない。
ただし、送金の通貨と受取る通貨が違う場合、3%の為替手数料が発生するのでとても損。送金額が小さい場合は銀行を使うよりもお得になる。
100万円をアメリカにドル送金の場合の手数料合計:約30,499円〜
楽天銀行
- 着金に必要な日数:1〜3営業日
- 海外送金手数料:750円
- 為替手数料・通貨換算手数料(適用レート):1ドルにつき約1円
- 為替取扱手数料/リフティングチャージ:3,000円(円で送金の場合)
- 海外中継銀行手数料:1,000円
- 受取銀行手数料:受取人負担。各現地銀行により異なる。
- 送金限度額:1回あたり100万円、1日あたり100万円、1か月あたり200万円、1年あたり500万円
- 必要なもの・書類:
- 取引方法:インターネット
100万円をアメリカにドル送金の場合の手数料合計:ドルで送金すると、約10,750円+支払銀行手数料(BoAの場合16ドル)
Wise(旧Transferwiseトランスファーワイズ)
- 着金に必要な日数:数時間〜1営業日
- 海外送金手数料:送金額によって異なる。トップページ画面で確認できる。
- 為替手数料・通貨換算手数料:なし。ミッドマーケットレートで換算。
- 受取銀行手数料:原則不要
- 送金限度額:ご利用の銀行による
- 必要なもの・書類:顔写真付き身分証明書等をアップロードして本人確認、住所確認が必要。(所用時間は2営業日以上)
- 取引方法:インターネット
本人確認や住所確認に少し手間はかかるが、その後の送金手続きは相当楽。
為替レートは銀行や他の海外送金サービスと比べて最も良いので、その分の隠れコストがなくなる。
100万円をアメリカにドル送金の場合の手数料合計:約6,000円
MoneyKit(ソニー銀行)
- 着金に必要な日数:3〜4営業日以上(事前登録の審査に3−10営業日が必要)
- 海外送金手数料:3,000円(通常)※月3回まで無料になる優遇プログラムあり
- 為替手数料・通貨換算手数料:1ドルにつき15銭
- 受取銀行手数料:3,000円(送金者負担の場合)
- 送金限度額:事前登録時に申告した「1年間の送金頻度」や「1年間の送金限度合計額」以内
- 必要なもの・書類:マイナンバー、送金原資・金融資産を証明できる資料、学費納付書や請求書など在学(入学)や送金先の実在性が確認できる資料。送金先を事前登録。詳細はこちらから。
- 取引方法:インターネット
100万円をアメリカにドル送金の場合の手数料合計:約7,500円
送金手数料・両替手数料比較表
海外送金手数料比較
銀行名/サービス名 | 手数料合計(海外送金手数料+受取銀行手数料) | リフティングチャージ手数料 | ソース |
ゆうちょ銀行 | 4,800円(3,000円+1,800円) | なし | ◯ |
楽天銀行 | 3,550円(1,750円+1,800円) | 2,450円 | ◯ |
三井住友信託銀行(プレスティア) | 5,300円(3,500円+1,800円) | なし | ◯ |
新生銀行 | 4,000円 | なし | ◯ |
三菱東京UFJ銀行 | 4,800円(3,000円+1,800円) | 送金金額の0.05% 最低2,500円 | ◯ |
みずほ銀行 | 11,000円(8,500円+2,500円) | 送金金額の0.05% 最低2,500円 | ◯ |
三井住友銀行 | 6,000円(3,500円+2,500円) | 送金金額の0.05% 最低2,500円 | ◯ |
ワイズWise(旧トランスファーワイズTransferwise) | 6,000円 | なし | |
FX会社 | 1,500円※直接に海外送金はできない。外貨exで両替し日本の口座に出金する際の手数料。 |
※100万円をBank of Americaの口座に送金した場合の比較
為替手数料比較(両替の手数料)
銀行名 | 為替手数料 | 備考 |
ゆうちょ銀行 | 1ドル1円 | |
楽天銀行 | 3,000円+1ドル0.5円程度 | 100万以上は送れない |
三井住友信託銀行(プレスティア) | 1ドル1円 | 口座維持手数料月2,000円(残高50万円相当ドル以上で無料) |
新生銀行 | 1ドル0.15円 | |
三菱東京UFJ銀行 | 1ドル1円(ネットだと0.25円) | |
みずほ銀行 | 1ドル1円 | |
三井住友銀行 | 1ドル1円(ネットだと0.5円) | |
ワイズWise(旧トランスファーワイズTransferwise) | 0円 | ミッドマーケットレートで両替。着金が数時間〜1日と早い |
FX会社 | 1ドル0円から0.1円など |
おすすめの海外送金方法二つ
為替手数料無料の外貨ex(旧YJFX)
外貨exというGMOがやっているFXを使えば、為替手数料無料で円からドルに両替できる。FXは両替はできるが海外送金ができないため、両替をした後に外貨預金口座に送金しよう。
送金手数料は1,500円。現地銀行に着金する際の手数料は16ドル程度。それだけの費用。
高額(1万ドル以上)の海外送金の場合は、FXで両替しておいて、国内の銀行からドル建てで送金したほうが断然お得になる。
リアルタイムの両替レートで着金が早いWise(旧Transferwise)
外貨exと同じリアルタイムのレートで両替。ただ、外貨exはFX口座から一旦お金を日本国内の銀行に出して、その後海外に送金なので、出金手数料がかかり、着金の日数も10日間程度が必要になる。
早くお金が欲しい場合ワイズ(旧Transferwise)がおすすめ。
外貨exより若干手数料が上がるが、銀行の送金サービスよりはずっと費用が抑えられる。私が利用した限り、数時間から1日以内で着金することがほとんど。とんでもないスピードだ。
よくある質問と英単語
- BeneficiaryやBeneficiary Name等はどういう意味?
受取人・受取人名(口座名義)のこと。Beneficiary Addressは受取人の住所。
- IBANコードの調べ方を教えて
IBAN(アイバン)コードとはInternational Bank Account Number の略で、国により文字数(ケタ数)は異なり、最大で34文字(ケタ)。主にヨーロッパ、中東の国々へ送金する時に必要。
IBANコードについて利用銀行のウェブサイトに載っていないなら、Wikipediaのページを参考して。
- 口座開設にあたってアメリカの携帯番号は必須?
必須ではない。とりあえず友達の携帯を書いて、自分の携帯ができたら番号を変更すればよい。
- 口座開設にあたってアメリカの住所は必須?アメリカに来たが住所はまだ決まっていない場合はどうする?
アメリカの住所までDebit Cardを郵送するので、必須。ただ、AirBnBなどの住所も可能。
- チェック(小切手)はよく使う?
- 銀行の営業時間
概ね下記の時間たのようだが、それぞれの銀行、支店によって営業時間が異なることはあるので、銀行に行く前に営業時間を調べておいたほうが良い。
- 月~金:BOA & Chase 9:00am-6:00pm / Citi & Wellsfargo 9:00am-5:00pm
- 土:BOA & Citi 9:00am-2:00pm / Chase 9:00am-4:00pm / Wellsfargo 9:00am-4:00pm
- 日:休み
- ATM:24時間
- 留学や赴任が終わった後、口座を放置していても良い?
一定期間内、そのまま銀行口座を放置し、全く取引がない場合、口座が凍結されることがある。その期間は、1年間〜25ヶ月で、具体的には銀行によって異なる。
また、預金残高が最低金額より下回ったら、毎月どんどん管理費が引かれてしまうので、可能であれば帰国前に口座を閉じておけばトラブルが回避できる。
ただ、電気代・車の保険代等の精算や家賃の敷金が返ってくることもあるので、帰国後もしばらくアメリカの銀行口座を維持する必要があるかもしれない。
用が済ませたら銀行に電話して口座をクローズする手続きを行おう。
貴方の銀行を騙って詐欺をされましcityskybanks@gmail.com
こたらは貴方の銀行のアドレスですか?教えて下さい。
我々と関係ないので、警察に通報してください。