



USCPA(米国公認会計士)試験は、制度変更に伴い、必須科目である「Core科目」と、選択科目である「Discipline科目」で、受験できる期間やスコアリリース日(合格発表日)が明確に分かれるようになりました。
以前のように「いつでも受けて、すぐに結果がわかる」感覚でいると、学習計画が大きく狂ってしまうリスクがあります。
本記事では、NASBA(全米州政府会計委員会)およびAICPA(米国公認会計士協会)のスケジュール傾向に基づく2026年の試験日程とスコアリリース日を、見やすいカレンダー形式でまとめました。
「次の試験、いつ予約すればいいの?」「今日受けたら、結果はいつ?」
そんな疑問を持った時にすぐに確認できるよう、ぜひブックマークしてご活用ください!
この記事の著者:Ryo
初めまして!Ryoです。大学在学中に日本の公認会計士試験に合格し、大手監査法人に勤めた後スタートアップでIPOや投資を経験。その後アメリカにMBA留学し、卒業後に現地の会計事務所に就職したことがキッカケでUSCPAの勉強を開始、アビタスを利用して約半年で全科目に合格しました。
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- Core科目(AUD/FAR/REG):ほぼ毎日受験可能。スコア発表は「月1〜2回」のペースで行われる。
- Discipline科目(BAR/ISC/TCP):受験できるのは「各四半期の最初の1ヶ月だけ」。年4回しかチャンスがないため計画的に!
- 注意点:受験日(Cutoff Date)を1日でも過ぎると、結果発表が次回に回される。余裕を持って予約しよう。
- 時差:日本での結果確認は、発表日の「翌日昼頃」になることが多い。
詳しくは記事本編のカレンダーでチェック!👇
目次
【随時更新】2026年 USCPAスコアリリース日カレンダー (Score Release Dates)
2026年のUSCPA試験において、スケジュール管理で最も重要なのは「Core科目(必須)とDiscipline科目(選択)で、受験できるルールが全く異なる」という点です。
この違いを把握せずに計画を立てると、「勉強は終わったのに、試験期間外で受けられない」という事態に直面します。必ず以下のカレンダーで最新の日程を確認してください。
Core科目(AUD, FAR, REG)のスケジュール
Core科目は、「Continuous Testing(通年受験)」に近い運用がされています。テストセンターの休業日を除き、ほぼ一年中いつでも受験が可能です。
スコア発表は、以下の「カットオフ日(Cutoff Date)」で区切られ、対応する発表日に公開されます。もしカットオフ日に間に合わなくても、自動的に次の発表枠に回されるため、比較的柔軟に受験日を調整できます。
※以下は2025年の実績に基づく2026年の予測スケジュールです。正式発表があり次第、随時更新します。
| 受験日 (Cutoff Date) | スコア発表日 (Target Release Date) |
|---|---|
| 1月23日 まで | 2月10日 |
| 2月14日 まで | 2月24日 |
| 3月9日 まで | 3月17日 |
| 3月31日 まで | 4月9日 |
| 4月23日 まで | 5月7日 |
| 5月16日 まで | 5月27日 |
| 6月8日 まで | 6月16日 |
| 6月30日 まで | 7月10日 |
| 7月23日 まで | 8月7日 |
| 8月15日 まで | 8月25日 |
| 9月7日 まで | 9月15日 |
| 9月30日 まで | 10月9日 |
| 10月23日 まで | 11月10日 |
| 11月15日 まで | 11月24日 |
| 12月8日 まで | 12月16日 |
| 12月31日 まで | 2027年1月12日 |
カットオフ日当日の受験は、システム処理の都合で次回の発表枠に回されるリスクがあるため、余裕を持った予約を心がけましょう。
Discipline科目(BAR, ISC, TCP)のスケジュール
【最重要】Discipline科目(選択科目)は、各四半期の「最初の約1ヶ月間」しか受験できません。
この期間(Testing Window)を逃すと、次の受験チャンスは3ヶ月後になります。「不合格だったから翌週に再受験」といったリカバリーが効かないため、学習計画の最優先事項としてスケジュールを確保してください。
| 受験可能期間 (Testing Window) | スコア発表日 (Target Release Date) |
|---|---|
| Q1: 1月中旬 ~ 2月上旬 | 3月13日頃 |
| Q2: 4月中旬 ~ 5月上旬 | 6月16日頃 |
| Q3: 7月中旬 ~ 8月上旬 | 9月11日頃 |
| Q4: 10月中旬 ~ 11月上旬 | 12月15日頃 |
※Disciplineの正確な日程は年によって数日前後します。必ずNTS発行後にPrometricの空き状況を確認してください。
ポイント:Discipline科目はスコア発表までの期間が長く(受験終了から約1ヶ月後)、結果を待つ間の学習計画が重要になります。結果待ちの期間にCore科目の勉強を進めるなど、空白期間を作らない工夫が必要です。
日本とアメリカの時差に注意
NASBAが発表するスコアリリース日は、すべて「米国東部時間(EST/EDT)」が基準です。
多くの場合、現地の発表日当日の深夜帯(午前0時前後)から順次スコアがシステムに反映されます。
これを日本時間(JST)に換算すると、スコアが確認できるのは通常「発表日の翌日 午前~昼頃」となります。
- 米国時間:3月17日 深夜〜早朝
- 日本時間:3月18日 午前中〜午後(昼休み頃)
発表日当日の朝に管理画面(NASBA Candidate Portal)を見ても「まだ出ていない」と焦る必要はありません。
時差を考慮して、翌日のお昼休みに確認するくらいの余裕を持ちましょう。



受験計画の立て方:Testing WindowとBlackout Dates
USCPA試験の合格を目指す上で、学習計画と同じくらい重要なのが「試験日程の戦略的な組み立て」です。
かつては全科目で「Testing Window(受験可能期間)」が決まっていましたが、現在は科目によってルールが異なります。
「Testing Window」制度の理解
現在のUSCPA試験は、以下の2つの制度が混在しています。
- Core科目(AUD, FAR, REG):Continuous Testing(通年受験)
基本的には一年中いつでも受験可能です。不合格だった場合も、スコアが発表され次第、すぐに再出願して最短で再受験することができます。 - Discipline科目(BAR, ISC, TCP):Window制(期間限定受験)
ここが最大の注意点です。Discipline科目は、各四半期の「特定期間(約25〜30日間)」しか受験できません。それ以外の期間は「Blackout Dates(受験不可期間)」となります。
例えば、1月のWindowで受験して不合格だった場合、次の受験チャンスは最短でも4月(Q2 Window)になります。「不合格=数ヶ月の足止め」が確定するため、Core科目以上に「一発合格」を目指す完成度が求められます。
NTS(受験票)の有効期限との兼ね合い
試験日程を決める際に必ずセットで考えなければならないのが、NTS(受験票)の有効期限です。
日本の受験生が取得するNTSの有効期限は、通常「発行から6ヶ月」です。
この6ヶ月という期間は、Blackout Dates(受験できない期間)であってもカウントダウンが止まることはありません。
▼ よくある失敗パターン
- 「とりあえず全科目のNTSを取っておこう」とまとめて申請する。
- Discipline科目の勉強が長引き、受験しようとしたらTesting Windowが閉じていた。
- 次のWindowが開く頃には、NTSの有効期限(6ヶ月)が切れており、受験料(約10万円)が無駄になった。
【鉄則】受験日を決めてからNTS申請をする
NTSは「勉強を始める時」ではなく、「受験の目処が立った時」に申請するのが鉄則です。
特にDiscipline科目を受験する場合は、「自分の受けたいTesting Window(1月、4月、7月、10月)」の開始に合わせてNTSを取得するなど、
有効期限切れのリスクを最小限に抑えるスケジュール管理を徹底してください。



プロメトリックテストセンターの予約と変更
USCPA試験の会場となる「プロメトリックテストセンター(Prometric Test Center)」の予約は、早い者勝ちの椅子取りゲームです。
特に日本国内の会場は限られているため、「勉強が進んでから予約する」のではなく、「席を確保してから勉強のペースを合わせる」のが鉄則です。
日本国内のテストセンター会場
現在、日本でUSCPAを受験できる公認テストセンターは以下の2箇所のみです。
- 東京会場:御茶ノ水ソラシティ(御茶ノ水駅 聖橋口直結)
- 大阪会場:中津センタービル(御堂筋線 中津駅 すぐ)
【重要】土日祝日は激戦です
社会人受験生が集中する「土日・祝日」の枠は、数ヶ月先まで埋まっていることが珍しくありません。
NTS(受験票)が発行されたら、学習の進捗に関わらず、まずは希望日の席を確保することを強く推奨します。
私の経験上、早期合格する人とそうでない人の最大の違いは「予約のタイミング」にあります。
「勉強が完璧に仕上がってから予約しよう」と考えていると、いつまで経っても予約できません。なぜなら、自分の中で「完璧」と思える瞬間はなかなか来ないからです。
さらに、日本のテストセンターは常に混雑しており、直前に予約しようとしても数ヶ月先まで満席…ということもザラにあります。
おすすめは、NTSが届いた瞬間に「3ヶ月後の試験日」を予約してしまうことです。
「X月X日が本番」と決まると、そこから逆算して脳が勝手に集中モードに入ります。強制的に期限を作ることで、ダラダラ勉強を防ぐ。これが合格への一番の特効薬です。
予約変更・キャンセルの手数料(Rescheduling Fees)
予約した試験日は後から変更可能ですが、「試験日までの残日数」に応じて手数料が発生します。
無駄な出費を避けるため、以下のルールを必ず頭に入れておいてください。
| 変更申請のタイミング | 手数料(USD) |
|---|---|
| 試験日の30日前まで | 無料($0.00) |
| 試験日の29日前 ~ 6日前 | $35.00 |
| 試験日の5日前 ~ 当日 | 変更不可 |
「間に合わない」と判断したら、手数料($35)を払ってでも6日前までに延期するのが賢明です。


International Testing Fee(国際会場手数料)の支払い
日本国内で受験する場合、出願時に支払う受験料とは別に、NASBAに対して「International Testing Fee(国際会場手数料)」を支払う必要があります。
- 金額:1科目につき 約390.00ドル(※為替や年度により変動あり)
- 支払いタイミング:NTS受領後、プロメトリックで予約を入れる前
よくあるトラブル:
「プロメトリックのサイトで日本の会場が出てこない!」という問い合わせの多くは、この手数料の未払いが原因です。NASBAのマイページから支払いを完了させないと、予約画面で日本国内のテストセンターが選択肢に表示されません。



よくある質問(FAQ)
Q. スコアリリース日の何時頃に発表されますか?
公式には「米国東部時間の深夜0時」ですが、日本時間(JST)では「発表日の翌日 午後1時〜2時頃」になるケースが大半です。
ただし、NASBAのシステム負荷によって数時間の遅れが生じることもあります。
NASBAのマイページを何度も更新するより、X(旧Twitter)で「USCPA」と検索し、他の受験生が「スコア出た!」と呟き始めたタイミングで確認しに行くのが最も効率的です。
Q. 不合格だった場合、すぐに再受験できますか?
スコアがシステムに反映された翌日から、NASBAのサイトで再出願(Re-examination)の手続きが可能です。再出願から新しいNTS(受験票)が届くまでには通常数日かかります。
注意点:Core科目はNTSが届き次第すぐに予約できますが、Discipline科目(選択科目)の場合は、次の「Testing Window(受験可能期間)」が開くまで待つ必要があります。
Q. カットオフ日ギリギリに受けるとどうなりますか?
「次のスコア発表日に回される」リスクが高まります。
テストセンターからAICPAへ試験データが送信されるのにはタイムラグがあります。もしカットオフ日当日に受験し、データ到着が日付をまたいでしまうと、結果発表が約1ヶ月後(次のサイクル)になってしまいます。
安全策として、カットオフ日の「2日前」までには受験を済ませることを強く推奨します。
まとめ:スコアリリース日を制する者は受験を制す
2026年現在、USCPA試験は単なる「知識の勝負」ではなく、「スケジュールの勝負」になっています。
かつてのように「準備ができたら受ける」という受け身の姿勢では、特にDiscipline科目(選択科目)の狭き門(年4回のTesting Window)を突破するのは困難です。
「あと1週間あれば…」という後悔が、そのまま数ヶ月の足止めに直結する厳しい仕組みだからです。
合格への最短ルートは、以下の手順で「逆算」することです。
- 最優先:Discipline科目の受験月(1月・4月・7月・10月)を決める。
- 確認:プロメトリックのサイトで、その月の空き状況をチェックする(席がないと始まりません)。
- 調整:Disciplineの合間に、Core科目の受験日をパズルのように埋める。
まずはプロメトリックの予約画面を開き、「自分が受けたい日の席が空いているか」を確認することから始めてください。席さえ確保してしまえば、あとはそこに向けて走る覚悟が決まります。
このカレンダーをブックマークして、ぜひ戦略的に合格を勝ち取ってください!
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