



USCPA(米国公認会計士)試験は、制度変更に伴い、必須科目である「Core科目」と、選択科目である「Discipline科目」で、受験できる期間やスコアリリース日(合格発表日)が明確に分かれるようになりました。
以前のように「いつでも受けて、すぐに結果がわかる」感覚でいると、学習計画が大きく狂ってしまうリスクがあります。
本記事では、NASBA(全米州政府会計委員会)およびAICPA(米国公認会計士協会)の公式公表日程に基づく2026・2027年の試験日程とスコアリリース日を、見やすいカレンダー形式でまとめました。
「次の試験、いつ予約すればいいの?」「今日受けたら、結果はいつ?」
そんな疑問を持った時にすぐに確認できるよう、ぜひブックマークしてご活用ください!
この記事の著者:柴崎亮(Ryo)|公認会計士・USCPAライセンス保有
初めまして!Ryoです。大学在学中に日本の公認会計士試験に合格し、大手監査法人に勤めた後スタートアップでIPOや投資を経験。その後アメリカにMBA留学し、卒業後に現地の会計事務所に就職したことがキッカケでUSCPAの勉強を開始、アビタスを利用して約半年で全科目に合格しました。
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記事の調査方法
2026年10月12日に、AICPAの公表日程とNASBA・Prometricの公式案内を照合しました。日本時間の目安は、受験情報サイトが公表した2026年の観測記録を参考にしています。筆者の受験体験と現行制度の情報は、区別して紹介します。
| 科目 | 2026年の受験期間 | スコア発表の回数 |
|---|---|---|
| Core(AUD・FAR・REG) | 通年受験 | 月1〜2回(年16回) |
| Discipline(BAR・ISC・TCP) | 1月・4月・7月・10月 | 年4回 |
日本時間の目安:2026年の観測記録では、合否は前日の夜〜当日未明、数値スコアは当日朝7〜8時ごろが目安です。公式の固定時刻ではなく、回によって前後します。
※2026年10月12日確認。受験日と発表予定日の対応は、下の年間カレンダーでご覧ください。Coreの締切は、AICPAの試験データ受領期限です。
目次
【随時更新】2026年 USCPAスコアリリース日カレンダー (Score Release Dates)
2026年のUSCPA試験において、スケジュール管理で最も重要なのは「Core科目(必須)とDiscipline科目(選択)で、受験できるルールが全く異なる」という点です。
この違いを把握せずに計画を立てると、「勉強は終わったのに、試験期間外で受けられない」という事態に直面します。必ず以下のカレンダーで最新の日程を確認してください。
Core科目(AUD, FAR, REG)のスケジュール
Core科目は、「Continuous Testing(通年受験)」で運用されています。2026年は、テストセンターの空席・営業日に合わせて一年を通じて受験できます。
スコア発表は、以下の「カットオフ日(Cutoff Date)」で区切られます。左の列は受験日ではなく、AICPAが試験データを受け取る期限です。締切後に届いたデータは、次の発表枠に回ります。
以下は公式に公表された2026年の日程です。
| AICPAの試験データ受領期限 (Cutoff Date) | スコア発表予定日 (Target Release Date) |
|---|---|
| 1月23日まで | 2月10日 |
| 2月14日まで | 2月24日 |
| 3月9日まで | 3月17日 |
| 3月31日まで | 4月9日 |
| 4月23日まで | 5月7日 |
| 5月16日まで | 5月27日 |
| 6月8日まで | 6月16日 |
| 6月30日まで | 7月10日 |
| 7月23日まで | 8月7日 |
| 8月15日まで | 8月25日 |
| 9月7日まで | 9月15日 |
| 9月30日まで | 10月9日 |
| 10月23日まで | 11月10日 |
| 11月15日まで | 11月24日 |
| 12月8日まで | 12月16日 |
| 12月31日まで | 2027年1月12日 |
※AICPA公表日程を2026年10月12日に照合。発表予定日は変更される場合があります。
私は余裕を持って2日前までの日程をおすすめします。データ送信にかかる時間も考えて予約しましょう。
Discipline科目(BAR, ISC, TCP)のスケジュール
【最重要】2026年のDiscipline科目(選択科目)は、1月・4月・7月・10月の各1ヶ月間に受験できます。
この期間(Testing Window)を逃すと、次の受験月を待つことになります。学習計画では、まず選択科目を受ける月を決めておきましょう。
| 受験可能期間 (Testing Window) | スコア発表予定日 (Target Release Date) |
|---|---|
| Q1:1月1〜31日 | 3月13日 |
| Q2:4月1〜30日 | 6月16日 |
| Q3:7月1〜31日 | 9月11日 |
| Q4:10月1〜31日 | 12月15日 |
※日程は上記の公式カレンダーに基づきます。実際に予約できる日は、Prometricの空席状況によって決まります。
ポイント:選択科目は結果を待つ期間が長めです。例えば10月受験の発表予定日は12月15日なので、受験日から約1ヶ月半〜2ヶ月半あります。
私も旧試験制度で受験した際は、次の受験日を先に決めて予約し、結果待ちの間は次の科目の対策に集中していました。試験日から逆算して勉強を進め、学習のペースを保つようにしていました。


日本とアメリカの時差に注意
カレンダーの日付は米国側のスコア発表予定日で、日本受験のスコアも同じスケジュールで公開されます。
日本では、前日の夜〜当日未明に合否が見え、当日の朝に数値のスコアが出る回があります。
2026年の公開された観測記録を参考にすると、チェックする時間帯は次のようになります。
| 確認したいもの | 日本時間の目安(公式の固定時刻ではありません) |
|---|---|
| 合否ステータス | 発表予定日の前日22〜23時台に見える回あり。 当日0〜2時台になる掲載例もあります。 |
| 数値のスコア | 米国夏時間の期間:発表予定日当日の朝7時ごろ 米国標準時間の期間:当日の朝8時ごろ |
早い時間から何度も更新するのが気になる方は、当日の朝に合否と数値スコアをまとめて見るのもひとつの方法です。
実際の表示はCPA Portalで確認します。公式の処理・発表記録はNASBA Exam Newsで読めます。NASBAの公式SNSに、直前の時刻の告知が出ることもあります。
2027年の日程と変更点も確認しよう
2027年は、7月1〜11日に全科目の受験が停止され、7月12日に再開する予定です。Coreの夏の受験計画では、結果を待つ期間が大きく変わります。
- 6月30日までにAICPAが試験データを受領:発表予定は7月13日。締切当日の受験では、データの到着が間に合うかに注意が必要です。
- 7月12日〜9月30日にCoreを受験:発表予定は10月19日。7月中旬に受けると、約3ヶ月待つ計算です。
NTSの有効期限には受験できない期間も含まれるため、停止期間も踏まえて日程を決めましょう。選択科目の第3四半期は、7月12日〜8月12日に受験期間が設定されています。
2027年の受験期間・スコア発表予定日を見る
Core科目:2027年上半期
| AICPAの試験データ受領期限 | スコア発表予定日 |
|---|---|
| 1月23日 | 2月9日 |
| 2月14日 | 2月23日 |
| 3月9日 | 3月17日 |
| 3月31日 | 4月9日 |
| 4月23日 | 5月11日 |
| 5月16日 | 5月25日 |
| 6月8日 | 6月16日 |
| 6月30日 | 7月13日 |
Core科目:2027年下半期
| 受験期間 | スコア発表予定日 |
|---|---|
| 7月12日〜9月30日 | 10月19日 |
| 10月1日〜12月15日 | 12月28日 |
Discipline科目:2027年
| 受験可能期間 | スコア発表予定日 |
|---|---|
| 1月1〜31日 | 3月16日 |
| 4月1〜30日 | 6月9日 |
| 7月12日〜8月12日 | 9月28日 |
| 10月1〜31日 | 12月17日 |
※AICPA公式の2027年日程を2026年10月12日に確認。Coreの上半期はデータ受領期限、下半期は受験期間が基準です。Coreの12月16〜31日は公表表に掲載されていないため、この期間の計画は今後の公式案内で確かめてください。
受験計画の立て方:Testing WindowとBlackout Dates
USCPA試験の合格を目指す上で、学習計画と同じくらい重要なのが「試験日程の戦略的な組み立て」です。
かつては全科目で「Testing Window(受験可能期間)」が決まっていましたが、現在は科目によってルールが異なります。
「Testing Window」制度の理解
現在のUSCPA試験は、以下の2つの制度が混在しています。
- Core科目(AUD, FAR, REG):Continuous Testing(通年受験)
2026年は一年を通じて受験できます。不合格の場合は、結果の処理が完了してから再出願し、新しいNTSと空席を確保して再受験します。 - Discipline科目(BAR, ISC, TCP):Window制(期間限定受験)
2026年は1月・4月・7月・10月の各1ヶ月間が受験期間です。それ以外は「Blackout Dates(受験不可期間)」となります。
例えば、1月のWindowで受験した場合、結果発表予定は3月13日、次に受験できるのは4月です。結果待ちと次の受験期間の両方を踏まえ、復習や再出願の時間も計画に入れておきましょう。
NTS(受験票)の有効期限との兼ね合い
試験日程を決める際に必ずセットで考えなければならないのが、NTS(受験票)の有効期限です。
NTSの有効期限は、多くの州で6ヶ月ですが、州によって異なります。まずは自分のNTSに記載された期限を基準に計画を立ててください。
Blackout Dates(受験できない期間)も有効期限に含まれます。予約のキャンセルでも期限は延びないため、選択科目の受験月とNTSの期限をセットで見ておきましょう。
▼ よくある失敗パターン
- 「とりあえず全科目のNTSを取っておこう」とまとめて申請する。
- Discipline科目の勉強が長引き、受験しようとしたらTesting Windowが閉じていた。
- 次のWindowが開く頃にはNTSの有効期限が切れ、支払った受験料が無駄になった。
【鉄則】受験日を決めてからNTS申請をする
NTSは「勉強を始める時」ではなく、「受験の目処が立った時」に申請します。
特にDiscipline科目を受験する場合は、受けたいTesting Window(2026年は1月・4月・7月・10月)とNTSの有効期限を照らし合わせ、出願・予約の時間を確保しておきましょう。


受験日から毎週の学習量を逆算する方法は、USCPAの勉強時間とスケジュールで詳しく紹介しています。
これから予備校を選ぶ方は、当サイトからアビタスに申し込むと模試がもう1セット追加されます(入会前の申込みが条件です)。
詳しくはアビタスの割引・紹介特典まとめをご覧ください。
プロメトリックテストセンターの予約と変更
USCPA試験の会場となる「プロメトリックテストセンター(Prometric Test Center)」は、希望日と会場の空席を見ながら予約します。
CPA専用の空席照会は、NTS発行前でも利用できます。日本の会場を調べる際は、国際受験用(International)の科目を選びましょう。
本予約は、NTSの取得と国際受験登録・追加料金の支払いを済ませてから進めます。
日本国内のテストセンター会場
日本受験の案内に掲載されている東京・大阪の会場は、次のとおりです。
| 会場 | 所在地・アクセス |
|---|---|
| 東京:御茶ノ水ソラシティ | 東京都千代田区神田駿河台4-6 ソラシティアカデミア5F JR御茶ノ水駅・聖橋口から徒歩1分 |
| 大阪:中津センタービル | 大阪府大阪市北区中津1-11-1 中津センタービル7F 御堂筋線中津駅・2番出口から徒歩1分 |
※アクセスは各会場の公式案内で確認。USCPAの予約で選択できる会場・日程は、CPA専用の空席照会でご覧ください。
【重要】希望日が決まったら、早めに空席を見よう
土日・祝日を希望する方は、学習の早い段階で候補日を探しておくと計画を立てやすくなります。
NASBAは、希望する日時・場所を選びやすくするため45日前の予約を推奨しています。新規予約は、遅くとも試験日の5日前までに済ませる必要があります。
私は、早期合格を目指すなら「試験日を決めてから勉強を逆算する」ことが大切だと考えています。
「勉強が完璧に仕上がってから予約しよう」と考えていると、いつまで経っても予約できません。なぜなら、自分の中で「完璧」と思える瞬間はなかなか来ないからです。
おすすめは、3ヶ月後をひとつの目安に試験日を決めることです。あとは学習の進み具合を見て調整しましょう。
「X月X日が本番」と決まると、そこから逆算して脳が勝手に集中モードに入ります。強制的に期限を作ることで、ダラダラ勉強を防ぐ。これが合格への一番の特効薬です。
予約変更・キャンセルの手数料(Rescheduling Fees)
予約した試験日は後から変更できます。手数料は、試験日までの残日数に応じて変わります。
以下はNASBAが示している金額です。延期するときは、変更画面で料金とNTSの期限を見てから手続きを進めましょう。
| 変更・キャンセルのタイミング | 手数料の案内額(米ドル) |
|---|---|
| 試験日の61日前以上 | 無料 |
| 31〜60日前 | 30ドル |
| 5〜30日前 | 60ドル |
| 5日前未満〜24時間前まで | 93.61ドル |
| 24時間前を過ぎた場合 | 原則、変更・キャンセル不可 |
※NASBA Candidate Guideと公式FAQに基づく案内額です。最終的な料金は、Prometricの変更画面で確かめてください。


International Testing Fee(国際会場手数料)の支払い
日本国内で受験する場合、出願時に支払う受験料とは別に、NASBAに対して「International Testing Fee(国際会場手数料)」を支払う必要があります。
- 金額:全6科目とも、1科目につき390米ドル(円換算額は決済時の為替や手数料で変動)
- 支払いタイミング:NTS受領後に国際受験登録と支払いを済ませ、少なくとも24時間待ってから本予約
よくあるトラブル:
「空席は見られたのに、日本で本予約できない」という場合は、国際受験登録と追加料金の支払い、反映待ちの時間を見直しましょう。空席照会と本予約では、必要な手続きが異なります。
※NASBAの国際受験案内に基づきます。国際会場手数料は返金の対象外です。


よくある質問(FAQ)
Q:スコアリリース日の何時頃に発表されますか?
2026年の観測記録では、合否は前日の夜〜当日未明、数値スコアは当日の朝7〜8時ごろが目安です。米国の夏時間・標準時間による違いは、上の「日本とアメリカの時差に注意」の表にまとめています。
合否が先に見え、数値スコアやScore Noticeが後から出ることもあります。
Q:不合格だった場合、すぐに再受験できますか?
再受験には、再出願と新しいNTSの取得が必要です。NASBAのガイドによると、結果公開後にその科目の処理が完了するまで、最大5日かかることがあります。新しいNTSの発行・予約にも別途時間がかかります。
Core科目は受験可能日と空席から選び、Discipline科目は次のTesting Windowに合わせて予約しましょう。以前のExam Section IDは再利用できません。
Q:カットオフ日ギリギリに受けるとどうなりますか?
AICPAに試験データが締切後に届くと、次のスコア発表枠に回ります。締切当日に受けても、データの到着が間に合わないことがあります。
受験日の目安は、上の「推奨受験日について」のとおり締切の2日前までです。
Q:スコアはどこで確認できますか?
多くの州では、NASBAのCPA Portalで確認できます。出願州から別の確認先が案内されている場合は、その案内に従ってください。
- CPA Portalにログインする。
- 受験した科目の合否と数値のスコアを確認する。
- Score Noticeが表示されたら、目のアイコンから開き、PDFを保存する。
Score Noticeは、数値のスコアが公開されてから通常72時間以内に表示されます。閲覧期限があるため、ダウンロードして手元に残しておきましょう。
Q:発表予定日を過ぎてもスコアが出ないときは?
まずは、合否・数値スコア・Score Noticeのどれを待っているかを分けて見てみましょう。
- 合否だけ見える:数値スコアやPDF(Score Notice)は、時間差で表示されることが多いです。
- 結果自体が見えない:締切間際の受験では、AICPAへのデータ到着が次の発表枠になることがあります。
- 出願州の案内も見る:州によっては、発表予定日より1日以上遅れて公開されます。
NASBA Exam Newsで発表済みなのに自分の結果が見当たらないときは、出願州またはNASBAの窓口に受験科目・日付を伝えて照会しましょう。
数値のスコア公開から72時間経ってもScore Noticeが見られなければ、NASBAへ問い合わせてください。
終わりに|スコア発表日から受験計画を逆算しよう
2026年のUSCPA試験では、選択科目の受験月と、Core科目のスコア発表日を組み合わせることが計画のポイントです。
受験できる期間と結果を待つ時間を、学習スケジュールに組み込んでおきましょう。
合格への最短ルートは、以下の手順で「逆算」することです。
- 最優先:Discipline科目の受験月(1月・4月・7月・10月)を決める。
- 確認:プロメトリックのサイトで、その月の空き状況をチェックする(席がないと始まりません)。
- 調整:Disciplineの合間に、Core科目の受験日をパズルのように埋める。
このカレンダーをブックマークして、ぜひ戦略的に合格を勝ち取ってください!
試験科目や受験までの流れから整理したい方は、USCPAの試験制度・内容・難易度の全体像もご覧ください。
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