



【TOEFL速報】
TOEFLの試験が8月から30分短くなる!
・リーディング:各パッセージの問題数が12-14問から10問に
・リスニング:6題から5題に(レクチャー3題、会話2題)
・スピーキング:6題から4題に(Independent1題、Intergrated3題)
・ライティング:変更なしhttps://t.co/q6WiGnXPv4 pic.twitter.com/KNqnaIr2UY
— にゃんこ先生🌍英語学習・留学情報を発信!! (@nyankoandneko) 2019年5月22日
ETSのオフィシャルサイトによると、今年8月1日よりTOEFL iBT試験のテスト時間が30分短くなり、合計3時間の試験となる。
TOEFL試験時間短縮による変更点
さて、何が変わったのかを一緒に見てみよう!
- リーディング:パッセージ毎の問題数は10個になる
- リスニング:レクチャーは3-4個、会話は2-3個になる
- スピーキング:Independent Task 一つ、Integrated Task三つになる
- ライティング:変更なし。
具体的には下記の表を参照しよう。
セクション | 現在 | 2019年8月1日以降 |
---|---|---|
リーディング | 3–4 パッセージ 各パッセージにつき12–14問 所要時間60–80分 | 3–4 パッセージ 各パッセージにつき10問 所要時間54–72分 |
リスニング | 4–6 レクチャー形式 各6問 2–3 会話形式 各5問 所要時間60–90分 | 3–4 レクチャー形式 各6問 2–3 会話形式 各5 問 所要時間41–57分 |
スピーキング | 6 タスク
所要時間20分 | 4 タスク
所要時間17分 |
ライティングセクションは相変わらず、二つのエッセイで合計50分が必要。
その他、テストの構成、問題形式、スコア計算等は一切変わっていない。
時間短縮によるメリット・デメリット
受験生にとって、30分時間短縮のメリットは、もちろん体力面において楽になる。ETSにとっても人件費等のコスト削減になる。
一方で、問題数が減るので、一つひとつの問題がスコアに影響するウェイトが若干大きくなる。
例えば、今までスピーキングのIndependent Task は2問出題されていたが、8月1日以降は1問のみになり、その一問だけでIndependent Task のスコアが決まる。そう考えると、1問の重みが増しプレッシャーを感じるのではないだろうか。
どう対応すれば良い?
時間短縮→問題数減→各問のウェイトが増→ストレス増ということにならないように、一番の対応策は、確実に英語力を上げていき、自分のパフォーマンスの安定化=スコアの安定化を図っていくことが大事。
つまり、基本的な対策方法は今まで通りと同じ。TOEFL対策と純粋な英語力を伸ばす努力を続ければ良い。
そうすれば、前述のスピーキングのIndependent Taskは2問でも1問でも、自身のスコアに影響を及ぼさない。
おまけ:MyBest Scoresの導入
テスト所用時間の変更と同時に、スコアレポートにも変更点がある。
8月1日以降に送られるスコアレポートでは、受験した回のスコアだけでなく、MyBest Scoresと呼ばれ、直近2年に受けたTOEFL iBT試験の各セクションの最高スコアとその合計点、つまりMyBest Scoresと呼ばれるものも表示される。
詳しくは公式ホームページも確認してみよう。






こんにちは!!いつもブログ拝見させていただいています!
Mybest Scoresの導入とありますが、
各セクションの最高点が合計80点を超えていれば、
そのテストでの合計が例えば78点とかでも、80点以上獲得したということで、大学に提出できるんですか?
それぞれの大学でMyBest Scoreについて違う方針がある(認める/認めない/見解を発表していないのどちら)ので、
大学のホームページを見るか、学校のアドミッションオフィスに直接に聞く必要があるよ!
感覚的には今のところ認めない学校が多い気がするね。
返信いただきありがとうございます!
大学のホームページを確認したところ
Effective August 1, 2019, the TOEFL “My Best” scores may be considered, but only in relation to the most recent score report section and composite scores.
と、あったのですが、
composite scoresとはどういうことでしょうか(><)
Composite scoreは組み合わせたスコアで、つまりMyBest Scoreのこと。
MyBest Scoreはここ2年間のテストのスコアから各セクションの最高点を選んだもので、
大学側が言いたいのは、その選ばれた最高点は直近のテストに出ているものであれば(たぶん)認めるよ、ということ。
例えば、Speakingの最高点が24だけど、それは1年半前のもので、それ以降24取ったことがない、という状況であれば、この大学はSpeaking24点として認めない可能性が高い。
出願が無駄にならないように、自分のMyBest Scoreは認められるかどうか、事前に大学のアドミッションオフィスに聞いておこう!
いつも有益な情報を提供いただき、ありがとうございます。
もし分かれば教えていただきたいのですが、昨年から新しくなったTOEFLのScore Reportには各TaskごとのScore(High, Fair, etc.)は表示されないのでしょうか。
今年の2月にTOEFLを受験し公式My Pageでスコアを確認したのですが、例えばWritingのIntegratedとIndependentそれぞれのスコアは表示されず、Writing全体の点数が表示されるだけでした。
IntegratedとIndependentどちらに注力すべきか判断できず、困っています。
御存知であれば、教えていただけますと幸いです。
Tomoriさん、質問ありがとう!
Best Scoreが導入されてから、スコアレポートでIntegratedとIndependentそれぞれのパフォーマンスは表示されなくなった。受験生にとって本当に不便だね。
そのため、二つのタスクの採点ポイントをきちんと理解して準備するしかない。
採点基準の詳細:
https://www.path-to-success.net/toefl-writing-rating-criteria
自分の弱点や注力すべきタスクを見つける方法としては、自分で分析することと、人にフィードバックを貰う方法がある。Task1やTask2を添削してくれるサービスを使って、フィードバックに応じて注力すべきタスクや改善点を見つけることもできるのではないかな!
>>にゃんこ先生
やはりそうでしたか。
おっしゃるとおり、評価指標が無くなり大変不便に思っていたところです。
ただ、これを良いきっかけとして捉えて、自分の弱点を知るべく外部への添削依頼をしてみようと思います。
ご回答いただき、ありがとうございました!!