




英語の発音は、口の形と舌の位置で決まる。そして、発音は「話すため」だけのスキルではない。
自分が発音できない音は、聞き取れない。発音記号を学ぶことは、留学前のリスニング基礎体力づくりでもあるのだ。
この記事は、英語の子音24個・母音20個の全46音を、図解と動画で解説する保存版だ。
加えて、日本人がまず直すべき6つの音と、IELTS・TOEFLのスピーキング採点で本当に見られているポイントまで案内する。
上から全部読む必要はない。まず優先6音をやり、あとは辞書のように、気になる音を早見表から引いてほしい。
この記事の著者:柴崎亮
純ジャパ代表・英語学習苦労人。海外経験なしから米・バブソン大学MBAに進学。留学準備で10社以上の塾や予備校に通い300万円以上を浪費。同じ失敗を繰り返させないため、成功者の経験を集約したThere is no Magic!!を開設。早稲田大学卒。公認会計士・USCPA。
監修者:ウメンシャン
日中英のトリリンガル・言語オタク。英語圏留学経験なしからIELTS8.0、TOEFL104、GRE322。コロンビア大学・ペンシルバニア大学・ニューヨーク大学・メルボルン大学教育大学院に合格実績を持つ。慶應義塾大学大学院卒。
- 発音=リスニングの土台:自分が出せない音は聞き取れない。留学前に直す価値が大きい。
- 全部やらない:日本人がまず直すべきは6つ——あいまい母音/ə/・/ʌ/・TH・V/B・L/R・語末の母音付加。
- 試験の真実:単音の正確さはBand 5〜6の話。IELTS 7以上はリズムと音の連結で決まる。
- 練習法:動画で口の形を真似る→ミニマルペアで聞き分け→録音して比較。
目次
発音を直すと何が変わる?|留学前にやる価値
発音の勉強は、後回しにされがちだ。「通じればいい」「ネイティブみたいな発音は必要ない」——半分正しい。
目指すのはネイティブの真似ではなく、聞き手が努力しなくても伝わる発音だ。
発音できない音は、聞き取れない
日本語の音は英語より少ない。日本語にない音は、脳が「近い日本語の音」に変換して処理してしまう。
だからLとRが聞き分けられないのは、耳が悪いのではなく、自分の中にLとRの区別が存在しないからだ。
口の形と舌の位置を学び、自分で出せるようになると、その音は突然聞こえるようになる。
留学前が一番コスパが良い
発音の癖は、話せば話すほど固まっていく。留学後に直すより、渡航前の今、口の形から作り直す方がはるかに安い投資だ。
現地に着いてから「聞き返される→小声になる→話さなくなる」の悪循環に入る前に、まず6つの音だけ仕込んでおこう。

日本人はまずこの6つ|優先して直すべき音
46音を前に立ち尽くす必要はない。伝わりやすさへの影響が大きい順に、この6つから直そう。
※表は横にスクロールできます。
| 優先度 | 音 | なぜ重要か | 解説へ |
|---|---|---|---|
| 1 | あいまい母音 /ə/ | 英語で最も頻出する母音。弱く読む音を「ア」と強く読むと、リズム全体が日本語化する | Short u(ə) |
| 2 | /ʌ/ | but・loveの音。カタカナの「ア」に寄ると単語が別物に聞こえる | Short a(ʌ) |
| 3 | TH /θ/ /ð/ | think→sinkのように意味が変わる。日本語に存在しない摩擦音の代表 | TH |
| 4 | V/B・F | video→bideoのように、日本語にない摩擦音を破裂音で代替してしまう | F・V |
| 5 | L/R | 日本語のラ行はLとRの中間音。区別自体を口から作る必要がある | L・R |
| 6 | 語末の母音付加 | strike→「ストライク」のように子音で終わる単語に母音を足す癖。リズムを最も日本語化させる | 後半の練習法で解説 |
音声学の研究でも、個々の音の正確さより「あいまい母音・語強勢・リズム」の方が伝わりやすさへの影響が大きいとされている。
「LとRができないから伝わらない」と思っている人ほど、実は1と6で損をしていることが多い。


英語の子音24個の発音のコツ【一覧・図解・動画】
まずは子音24音の早見表から。発音記号をタップすると、その音の解説(動画つき)へ飛べる。
| /θ/ think・three | /ð/ this・mother | /l/ light・feel | /r/ right・car | /p/ pen・stop | /b/ big・job |
| /f/ fan・life | /v/ very・love | /s/ see・bus | /z/ zoo・is | /t/ tea・cat | /d/ dog・bad |
| /w/ we・quick | /m/ man・time | /n/ no・sun | /ŋ/ sing・long | /tʃ/ check・watch | /dʒ/ just・age |
| /k/ key・back | /g/ go・big | /h/ hat・who | /ʃ/ she・fish | /ʒ/ vision・usual | /j/ yes・year |
各音の解説は「理論(口・舌・息の使い方)→練習ワード→混同しやすい発音」の順。動画で口の形を確認しながら、声に出して練習してほしい。
TH(voiceless)
理論
スペル:th
舌:舌の先を上の歯と下の歯の間に挟む

口:力入れない
息:続けて出す
Voice:なし
練習ワード
throw
thumb
author
healthy
birth
path
混同しやすい発音
F、S、T
TH(voiced)
理論
スペル:th、the
舌:舌の先を上の歯と下の歯の間に挟む

口:力入れない
息:続けて出す
Voice:あり
練習ワード
then
this
there
that
others
smooth
混同しやすい発音
Z、D、S、T




L
理論
スペル:l、ll、le
舌:舌の先を上の前歯の裏につける

口:力入れない

息:続けて出す
練習ワード
valley
bell
level
light
led
混同しやすい発音
R、W


R
理論
スペル:r、rr、rh、wr
舌:くるっと上に曲げる(下図参照)

口:イメージは口を少し開けたアヒル口、筋肉使う

息:続けて出す
練習ワード
wrong
sorry
arrange
royal
混同しやすい発音
W、L



P
理論
スペル:p、pp
舌:何もしない
口:一回口を閉じて、息を一気に出す
息:止める
Voice : なし
練習ワード
pan
copy
happen
hop
pop
混同しやすい発音
B



B
理論
スペル:b、bb
舌:何もしない
口:一回口を閉じて、息を一気に出す
息:止める
Voice : あり
練習ワード
bag
hobby
habit
job
bob
混同しやすい発音
V、P



F
理論
スペル:f、ff、ph、gh
舌:力入れない
口:上の歯で下唇を噛む

(出典:teachingtruffles.comより)
息:続けて出す
Voice:なし
発音練習ワード
coffee
rough
fluff
fan
leaf
混同しやすい発音
P、H
V
理論
スペル:v、f
舌:力入れない
口:上の歯で下唇を噛む

(出典:teachingtruffles.comより)
息:続けて出す
Voice:あり
練習ワード
very
heavy
move
verve
vault
believe
live
混同しやすい発音
B、F



S
理論
スペル:s、ss、sc、c、ce、ps
舌:舌の先を上の前歯の裏に持ってくる。(歯にギリギリくっつけない。)

口:力入れないで少しだけ開ける


息:続けて出す
Voice:なし
練習ワード
mister
hiss
cease
hiss
course
place
gross
混同しやすい発音
Z
Z
理論
スペル:z、zz、ss、s、sth、x
舌:舌の先を上の前歯の裏に持ってくる。(歯にギリギリくっつけない。)

口:力入れないで少しだけ開ける


息:続けて出す
Voice:なし
練習ワード
zero
music
buzz
roses
buzz
rise
混同しやすい発音
S


T
理論
スペル:t、ed、ght、th、tt、tw
舌:舌の先を上の前歯にくっつける
口:力入れないで少し開ける

息:止める
Voice : なし
練習ワード
tin
button
get
tight
tin
to
混同しやすい発音
D
D
理論
スペル:d、dd
舌:舌の先を上の前歯にくっつける
口:力入れないで少し開ける

息:止める
Voice : あり
練習ワード
ladder
odd
did
dame
doom
混同しやすい発音
T


W
理論
スペル:w、o、wh
舌:上にも下にもつけない。
口:キス

息:続けて出す
練習ワード
one
when
beware
quick
queen
混同しやすい発音
R


M
理論
スペル:m、mm、mb、gm、mn
舌:力入れない
口:閉じる


息:鼻から出す
練習ワード
hammer
sum
mime
sum
rum
混同しやすい発音
N、NG

N
理論
スペル:n、nn、kn、pn、gn
舌:舌の先を上の前歯の裏につける。
口:力入れないで少しだけ開ける


息:鼻から出す
練習ワード
funny
son
none
son
pin
混同しやすい発音
なし


NG
理論
スペル:ng、ngue
舌:舌の先を下の前歯の裏につける

口:力入れないで少しだけ開ける


息:鼻から出す
練習ワード
anger
rung
tongue
wing
混同しやすい発音
N


CH
理論
スペル:ch、tch、t
舌:力入れない
口:丸めて少し開ける(タコをイメージ)


息:止める
Voice : なし
練習ワード
choke
teacher
match
church
choke
chunk
混同しやすい発音
SH

J
理論
スペル:j、dge、g、gg、dge
舌:力入れない
口:丸めて少し開ける(タコをイメージ)


息:止める
Voice : あり
練習ワード
lodger
bridge
judge
junk
混同しやすい発音
J、D


K
理論
練習ワード
lucky
sick
clock
came
back
cage
混同しやすい発音
g


G
理論
練習ワード
struggle
bag
gig
glue
ghost
log
混同しやすい発音
K


H
理論
スペル:h、wh
舌:何もしない
口:力入れないで少しだけ開ける
息:続けて出す
練習ワード
hot
hello
ahead
height
hedge
混同しやすい発音
なし


SH
理論
練習ワード
sure
nation
fish
shush
ship
混同しやすい発音
S、 CH


ZH
理論
スペル:s、g
舌:上の歯の近くに置くが、歯にはつけない。

Wasabiより引用
口:丸める

息:続けて出す
Voice : あり
練習ワード
pleasure
vision
beige
混同しやすい発音
SH、J



Y
理論
スペル:y、u、e
舌:舌は口の中で上にあげるが前歯にはつけない。

Wasabiより引用
口:ほとんど閉じる(わずかに開ける)


息:続けて出す
練習ワード
yet
use
yellow
useful
beauty
few
混同しやすい発音
W、L、J


英語の母音20個の発音のコツ【一覧・図解・動画】
母音は日本語の「あいうえお」5音に対して、英語は20音前後もある。ここでも早見表から自分の苦手な音へ飛んでほしい。
| /eɪ/ day・make | /əʊ/ go・home | /aʊ/ now・house | /ɒ/ hot・stop | /ʌ/ but・love |
| /iː/ see・eat | /uː/ food・blue | /ɪ/ sit・big | /ʊ/ book・good | /ə/ about・teacher |
| /e/ bed・head | /æ/ cat・apple | /ɑː/ car・father | /ɔː/ call・door | /ɜː/ bird・work |
| /ɪə/ here・idea | /ʊə/ tour・sure | /aɪ/ my・time | /ɔɪ/ boy・enjoy | /eə/ air・there |
特に/ə/(あいまい母音)と/ʌ/は、日本人の発音・リスニング両方に効く最優先の2音だ。
続いて母音について。
発音は、Long A、Long O、Long OW、Short o、Short a、Long E、Long OO、Short i、Short oo、Short uの10つ。
動画を再生しながら発音の理論を確認し、練習ワードをマスターしよう。
Long A(eɪ)
理論
スペル:ay、ai、et、e、a、ey、ea
舌:母音は舌は重要でない。リラックスして何もしない。
口:口を大きく開けて、しっかり エ イ と言う
エ

イ


長さ:長い
練習ワード
day
break
ate
faced
great
混同しやすい発音
short u、short e、short o


Long O(əʊ)
理論
スペル:o、no、now、oa、ew、ough
舌:母音は舌は重要でない。リラックスして何もしない。
口:大きく開けた口から、口を閉じて力を入れる
大きく開けた口(オ)

閉じて力を入れる(ゥ)


長さ:長い
練習ワード
show
know
coat
dough
sew
混同しやすい発音
short u、short i


Long OW(aʊ)
理論
スペル:ou、hou、ow、ough
舌:母音は舌は重要でない。リラックスして何もしない。
口:大きく開けた口から、小さく丸くして力を入れる(キスをイメージ)
大きく開けた口(ア)

小さく丸くして力を入れる(ゥ)


長さ:長い
練習ワード
now
fowl
couch
clown
loud
混同しやすい発音
short u、short o、long O


Short o(ɒ)
理論
スペル:o、a、au、aw、ou
舌:母音は舌は重要でない。リラックスして何もしない。
口:それなりに口を開けて気持ち◯を作る。

長さ:短い
練習ワード
odd
wash
混同しやすい発音
long O、short u、long OW

Short a(ʌ)
理論
スペル:a、au、ai
舌:母音は舌は重要でない。リラックスして何もしない。
口:口は結構開ける。

長さ:短い
練習ワード
mud
love
blood
uncle
bunk
混同しやすい発音
short o、short e、short u

Long E(i:)
理論
スペル:e、ee、ea、ei、eo、ey、i、ie、y
舌:母音は舌は重要でない。リラックスして何もしない。
口:にっこりして口を少し開ける


長さ:長い
練習ワード
sea
machine
liter
cheap
feet
混同しやすい発音
short i、 short e


Long OO(u:)
理論
スペル:oo、u、eu、ieu、ew、oo、ui、ue、oe
舌:母音は舌は重要でない。リラックスして何もしない。
口:口の先をすごく丸くして力を入れる。


長さ:長い
練習ワード
two
blue
group
混同しやすい発音
short oo

Short i(i)
理論
スペル:i、ee、y、u
舌:母音は舌は重要でない。リラックスして何もしない。
口:リラックスして軽く開ける。

長さ:短い
練習ワード
bid
hymn
minute
hit
lip
混同しやすい発音
long E、short e、long i

Short oo(ʊ)
理論
スペル:oo、ou、o、u
舌:母音は舌は重要でない。リラックスして何もしない。
口:軽く丸くしてリラックス

長さ:短い
練習ワード
foot
put
good
混同しやすい発音
long OO、long O、 short u

Short u(ə)
理論
スペル:a、au、ai
舌:母音は舌は重要でない。リラックスして何もしない
口:リラックスしてそれなりに口を開ける


長さ:短い
練習ワード
the
of
that
about
common
混同しやすい発音
long O、short a、Long E

その他の母音の発音
残り10音は、まず下の表で「口の作り方」の要点をつかみ、動画で仕上げてほしい。
| 音 | 例語 | 口の作り方の要点 |
|---|---|---|
| /e/ | bed | 日本語の「エ」より少し口を横に開く |
| /æ/ | cat | 「エ」の口で「ア」と言う。あひる口 |
| /ɑː/ | car | 喉の奥から深い「アー」。口は縦に大きく |
| /ɔː/ | call | 唇を丸めて突き出し「オー」 |
| /ɜː/ | bird | 口をほぼ動かさず、こもった「アー」 |
| /ɪə/ | here | 「イ」から力を抜いて/ə/へ滑る |
| /ʊə/ | tour | 「ウ」から/ə/へ滑る |
| /aɪ/ | my | 「ア」から「イ」へはっきり移動 |
| /ɔɪ/ | boy | 丸めた「オ」から「イ」へ |
| /eə/ | air | 「エ」から口の力を抜いて/ə/へ |



e
æ
ɑː
ɔː
ɜː
ɪə
ʊə
aɪ
ɔɪ
eə
単音の先へ|リズム・リンキング・シュワ
46音を押さえたら、次は「音のつながり」だ。実は、IELTSやTOEFLのスピーキングで高スコアを分けるのは、個々の音の正確さではない。
IELTSのPronunciationは何を見ているか
IELTS Speakingの採点基準(Band Descriptors)でPronunciationの評価対象は、①個々の音、②イントネーション・強勢・リズム、③意味のまとまりで区切るチャンキングと音の連結、の3つだ。
単語単体を正しく発音できても、フラットなリズムで機械的に話すとBand 6止まり。Band 7以上の分岐点は、自然な連結(リンキング)とリズムにある。
TOEFLのDelivery評価も同じ思想で、基準は「聞き手がどれだけ努力せずに理解できるか」。つまりどちらの試験も、目指すのは完璧な単音ではなく「聞き手に負担をかけない話し方」だ。
リンキング|音はつながって消える
ネイティブの英語が速く聞こえる最大の理由は、単語の境目で音がつながり、変化し、消えるからだ。
check it out が「チェケラウ」に聞こえるのは、check-it-outの子音と母音が連結しているから。
この仕組みを知ると、リスニングの「速すぎる問題」の正体が見えてくる。
シュワとリズム|強く読まない勇気
英語のリズムは「強く読む音節」と「弱く読む音節」の交互で作られる。弱い音節はすべて/ə/(シュワ)に化ける。
日本語のように全部の音節を同じ強さで読むと、それだけで「日本語のリズムの英語」になる。
弱く読むところを弱く読む——これが、発音練習の最終レッスンだ。


英語発音の練習のやり方
音の理屈が分かったら、練習の型に落とそう。科学的に効果が支持されている方法を中心に紹介する。
- 動画を見ながら口の形を真似る
- ミニマルペアで聞き分けと言い分けを鍛える
- シャドーイングで音のつながりを体に入れる
- 語末の母音を「抜く」練習
- 仕上げは矯正メソッドと実戦で
1. 動画を見ながら口の形を真似る
この記事の各音の動画で、口の形と舌の位置を確認しながら、練習ワードを声に出す。
鏡やスマホの自撮りで自分の口を見ながらやると、思っている以上に口が動いていないことに気づくはずだ。

2. ミニマルペアで聞き分けと言い分けを鍛える
ミニマルペアとは、1音だけ違う単語のペアのことだ。
right/light、sink/think、bat/butのように、苦手な音のペアを交互に発音し、録音して聞き比べる。
音素の聞き分け・発音の改善に効果があることが複数の研究で確認されている、発音練習の王道だ。

3. シャドーイングで音のつながりを体に入れる
単音ができたら、文のリズムはシャドーイングで鍛える。
音声を聞きながらほぼ同時に口真似する練習で、発話速度・強勢・イントネーションの改善に効果があることがシステマティックレビューでも支持されている。
いきなり長い素材ではなく、この記事の練習ワード→短文→好きな動画の1フレーズ、と段階を踏もう。

4. 語末の母音を「抜く」練習
strike を「ストライク」と読むと、母音が3つ余計に入る。
子音で終わる単語は子音で止める——日本語の癖と正反対なので、意識的な練習が要る。
catを「キャット」ではなく「キャッt」で止める。この練習だけで、英語のリズムが一気にそれらしくなる。

5. 仕上げは矯正メソッドと実戦で
さらに踏み込みたい人向けの矯正法を、次のおまけで3つ紹介する。そして最後は人間相手の実戦だ。
オンライン英会話で発音矯正レッスンを受ければ、自分では気づけない癖をその場で直してもらえる。

おまけ:さらに踏み込む矯正法3選
発音の基礎を学んでも、英語教育で染み付いてしまったカタカナ英語を矯正するのはなかなか難しい。
最後に、いくつか発音矯正のためのトレーニング方法を紹介したい。
あひる口体操
とある英会話スクールの先生が発明した、あひる口体操。
上記では、æを発音するのに必要な舌の動きのトレーニングを紹介している。最初は難しいが、他のレッスンなどを通じて舌が柔軟になるにつれて、簡単にトレーニンングを行えるようになる。
これでæの発音はマスター完了。あとは同じことを他の発音記号に対しても行うだけだ。
富田さんのYoutubeチャンネルには、このような有益なエクササイズがいくつか紹介されている。これらのトレーニングをコツコツ続けることで、確実に英語を発音しやすい筋肉の基礎ができる。
英語喉
英語は口ではなく喉で発音する。これに気づき発声法を変えるだけで、驚くほど英語らしい英語を話せるようになる。
喉の重要性がわかったところで、具体的に何をしたら良いか。
基本的に、英語喉Youtubeチャンネルに従って勉強すれば問題ない。
上記のYoutubeチャンネルに基づいた、英語喉50のメソッドという参考書も出版されている。
Rachel English – Vocal Exercise
英語を話すための、喉・顎・舌・唇・首・口蓋のエクササイズを紹介しているページ。
あひる口体操、英語喉で行き詰まった際、試してみるとヒントが得られるかもしれない。
留学前の発音チェックリスト
最後に、渡航・試験前のセルフチェックをまとめておく。全部にチェックがつけば、発音は「準備できた」と言っていい。
- /ə/を弱く読めるか:aboutの頭を「ア」と強く読んでいないか
- THに舌を噛む動きがあるか:think がsinkになっていないか
- FとVで下唇を噛んでいるか:coffeeの/f/が「ホ」になっていないか
- 語末を子音で止められるか:catに「ト」の母音を足していないか
- リンキングを1つ再現できるか:check it out を繋げて言えるか
英語の発音のよくある質問
英語の発音記号は全部覚えるべきですか?
暗記は不要です。まず日本人が苦手な6つ(/ə/・/ʌ/・TH・V/B・L/R・語末の母音付加)を直し、あとは単語帳や辞書で発音記号を見たときに「口の形が思い浮かぶ」状態を目指しましょう。この記事を辞書代わりに使ってください。
発音とリスニングは本当に関係ありますか?
あります。自分が発音できない音は、脳が近い日本語の音に変換して処理するため聞き取れません。口の形と舌の位置を学んで自分で出せるようになると、その音が聞こえるようになります。
ネイティブのような発音を目指すべきですか?
目指す必要はありません。IELTSやTOEFLの採点基準も、ネイティブらしさではなく「聞き手が努力せずに理解できるか」を見ています。目標は、伝わる発音とリズムです。
発音の練習はいつやるのが良いですか?
留学や試験の前、できるだけ早い段階がおすすめです。発音の癖は話すほど固まるので、口の形から作り直すなら今が一番安い投資です。1日10分、鏡の前で練習ワードを声に出すことから始めましょう。
まとめ|まず6つ、あとは辞書として
英語の発音は才能ではなく、口と舌のフォームだ。46音すべてを一度にやる必要はない。
まず優先6音を1日10分ずつ。動画で口の形を真似て、ミニマルペアで聞き分けて、録音で確認する。単音ができたら、リンキングとリズムへ。
この記事は消えないので、あとは辞書のように、気になった音をその都度引きに戻ってきてほしい。
瞬間英作文のやり方:発音とセットで、英文を瞬時に組み立てる基礎体力を。
英語ポッドキャストおすすめ30選:正しい音を知った耳で多聴すると、伸びが変わる。














