【問題タイプ別】GRE対策 Text Completion正答率を上げる6つのコツ

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この記事の著者: ゆたぽな

TOEFL102・GRE320。純ドメから夢の海外留学を達成。現在はNYUで数理ファイナンスを勉強中。

前回のGRE対策記事の復習

  • 選択肢は絶対に先に見ない。自分なりに、空欄にどの単語を入れるかまず考える。
  • 空欄は、トリガーワード(接続詞など)とキーワードから推測する。
  • 2つ以上の空欄がある問題も考え方は同じ。文章を細分化して考える。

Text Completionの3回目の記事となります。今回の記事では、例題を中心に解き方のコツを解説したいと思います。

 

正答率をあげるコツ:キーワードとトリガーワード

キーワードは空欄推測の手掛かりとなる一番重要な単語であり、トリガーワードは接続詞をはじめとした文脈を決定づける単語です。一言で言ってしまえば、Text Completionはキーワードとトリガーワードに基づき空欄を推測する問題だということもできます。

では早速問題を見ていきましょう。繰り返しになりますが、選択肢は先に見ず、まず自分なりに空欄に当てはまる単語は何か考えてみてくださいね。

Though she strenuously did her best in maintaining her mental composure for several days upon her husband’s death, the recently divested widow finally burst into _________ when she met her old friend.

  • mirth
  • hysteria
  • laughter
  • delusion
  • celebrations

 

文の最初の部分(Thoughからher husband’s deathまでの文)は、彼女が数日間精神的な落ち着きを維持しようと気持ちを強く持ったことを示しています。すなわち「maintaining her mental composure」という箇所がキーワードになります。

これと併せて、トリガーワード「Though」に着目できれば、空欄はキーワードと反対の意味を持つ単語になるということが予測できます。答えの選択肢の中で、hysteriaがこれに該当します。

 

逆説

この例のように、トリガーワードは基本的に、空欄にあてはまる単語がキーワードと類似の意味となるべきか、または反対の意味であるかを伝えます。

この例ではトリガーワードは「Though」という逆説の接続詞で、意味がとりやすいものでした。他にも、逆説の意味を持つトリガーワードとして様々な単語が考えられます。

逆説のトリガーワード逆説ではないがそれに近いトリガーワード
Although, ThoughAnomalously
BeliedIllogically
ButIncongruously
Despite, In spite ofIronically
On the contraryParadoxically
On the other handSurprisingly
Rather thanUnexpectedly

 

以上の点を理解するために、以下の文章を見てみましょう。繰り返しになりますが、読み進める前に、まずは自分で空欄に当てはまりそうな単語を考えてみましょう。

Despite his reputation in the cabinet for _______, the minister felt that it was important to speak honestly and brusquely, to avoid any legal actions against him.

まず、空欄は大臣(minister)について述べられたものです。この質問に答えるためのキーワードは、大臣の行動を説明している正直かつ率直に(honestly and brusquely)という言葉です。

ただし、トリガーワードとなる単語(Despite)は否定的な単語であるため、文を反対方向に解釈します。したがって、空欄は逆の意味の単語(例えばindirectnessなど)が入ると分かります。

 

For all his hard work, his performance on the test was _______.

この文は慣用句(for all X, Y)を使用しており、これは「despite」とほぼ同じ意味です。彼は大変な努力(hard work)を重ねたので、考えられる結果は、彼がテストでうまくいくだろうということです。

しかし、トリガーワードが否定的な意味合いを持つので、ここでも空欄には否定的な意味の単語(例えばpoorなど)が入ると推測できます。

 

ポイントはつかめましたでしょうか?

キーワードが同じ単語であったとしても、トリガーワードが変わればもちろん空欄に当てはまる単語も変わってきますので、キーワードとトリガーワードのふたつをおさえて初めて正しい選択肢にたどり着くことができます。

 

では次の問題です。引き続き逆説のトリガーワードを使用した問題となります。以上の内容が理解できたかどうか確認してみてください。

Paradoxically, the more _____ the details this artist chooses, the better able she is to depict her fantastic, other-worldly landscapes.

  1. ethereal
  2. realistic
  3. fanciful
  4. extravagant
  5. sublime

トリガーワードは逆説的に(paradoxically)です。つまり、それは私たちが期待するものと矛盾します。次に文章の意味は、彼女の絵画の細部は(空欄)かもしれませんが、それがより幻想的(fantastic)な絵画とさせる、というような内容です。

したがって、正しい答えはfantastic と逆の意味を持つrealisticとなります。

 

二重否定

次は少し複雑な2重否定の問題です。

Although he has a reputation for volubility, others at the party did not find him to be especially _______.

  1. taciturnity
  2. loquacity
  3. reticent
  4. aloofness
  5. prodigality

まず、キーワードが人の特徴であることに気づかなければなりません。彼はおしゃべり(volubility)というものです。次に、トリガーワードであるAlthoughは、空欄がキーワードとは意味が反対になることを示します。

しかし、同時にdid notがあることに注意してください。2重否定ですので、空欄はキーワードの類似語となります。すなわち、おしゃべりの類似語を探せばよいことになります。答えはloquacityです。

 

順接

では次に、順接のトリガーワードについて見ていきましょう。これらは、文の一部が文の他の部分のアイデアをサポートしていることを示します。

Take, for example, the game of caroms, which symbolizes a _________ information system; wherein the individual pieces are idle on the board until one of the players move them according to established rules. That is exactly how a passive system works.

  1. quiescent
  2. menial
  3. obdurate
  4. insolent
  5. immutable

トリガーワードはどこでしょうか?そう、最初の文のセミコロンです(単語とは限りません)。セミコロンは、前の文章をサポートするトリガーワードとして機能します。

基本的に、セミコロンに続く節は空欄の単語の説明となっています。更に次の文には、情報システムも受動的(passive)であることを明確に示しています。選択肢の中で、quiescentがこの意味に当てはまります。

 

原因と結果

次に、原因と結果のトリガーワードです。原因と結果のトリガーワードは、順接のトリガーワードに似ていますが、重要な違いがあります。キーワードと空欄に当てはまる単語が意味的に同義であることはめったになく、また正反対の意味になるとも限りません。

原因と結果のトリガーワードに遭遇したときは、このことを心に留めておいてください。以下のような単語が原因と結果のトリガーワードとなります。

because, consequently, given, hence, if…then, in order to, therefore, thus

 

例文を見てみましょう。

We lost confidence in him because he never ________ the grandiose promises he had made.

  1. forgot about
  2. reneged on
  3. tired of
  4. delivered on
  5. retreated from

トリガーワードは「because」です。文の前半に彼に対する信頼を失ったことが書かれており、後半部分はそれに対する説明となっています。当てはまるのはdelivered onです(空欄の前にneverがあることにも注意してください)。

 

まとめですが、テキスト補完の中でキーワードだけで空欄を推測することはできません。文中のトリガーワードとなる言葉にも注意してください。また、今まで見てきたように、トリガーワードには様々な種類があります。

順接・逆説の場合は空欄に当てはまる単語はキーワードの類義語あるいは反対語となるため比較的わかりやすい場合が多いですが、原因と結果のトリガーワードだった場合は純粋に読解力が試される場合がほとんどです。

 

2つ空欄

これまでのところ、空欄がひとつしかないText Completionの問題を見てきました。ですが本番のテストでは、空欄が複数ある問題も出題されます。これらは応用問題となり難易度が高い問題が多いのですが、空欄がひとつの場合のテクニックがほぼそのまま適用できます。

すなわち、長いテキストを細分化して、今まででみたようにトリガーワードとキーワードを見つけることが基本的なテクニックとなります。

 

このテクニックが次の複雑な文を分析するのにどのように役立つかを見てみましょう。

Museum director Richards, (i) ________ refers to the smuggled Roman urn as the “hotpot,” not because there are doubts about its authenticity or even great reservations as to its price, but because the (ii) ________ of its acquisition is open to question.

Blank (i)Blank (ii)
A. characteristicallyD. timeliness
B. colloquiallyE. manner
C.repeatedlyF. expense

 

このテキストを細分化すると、

  1. 骨壷は密輸(smuggled)されている。
  2. Richards氏はそれを「鍋(hotpot)」と呼んでいる。
  3. そしてトリガーワードとなる「because」がこの文章の間にあり、本物らしい(not…doubts about its authenticity)。
  4. 入手費用はそれほどかかっていない(not…great reservations as to its price)。
  5. 獲得手段の(空欄)が疑問として残っている(its acquisition is open to question)。

という構成となっています。

 

まずは最初の空欄です。キーワードは「hotpot」となります。密輸された「urn」を「hotpot」と呼ぶことにおいて、Richards氏は必ずしも特徴的に(characteristically)話しているというわけではありません。同様に、Richards氏がそれを「hotpot」と繰り返し(repeatedly)呼んでいるという証拠はありません。

リチャーズは口語的に、つまり非公式に話しています (ここでhotとは、盗まれた、または違法に入手されたことを意味するスラング用語です)。ですので、colloquially が正しい選択肢となります。この空欄は難易度が高いかと思います。

 

では2番目の空欄です。ここでは、トリガーワードである「because」とキーワードの「smuggled」をおさえる必要があります。すると、費用(expense)は問題にされていないし、その入手の適時性(timeliness)も文中で話題にはなっていません。

しかし、「The urn has been smuggled」なのですから、それがどのようにしてここに来たのか、言い換えれば、その入手方法自体に問題がある、ということが言いたいのだと推測できます。 2番目の正しい選択肢はmannerです。

 

少し難易度が高かったのですが、考え方は空欄がひとつの場合と変わりません。ただし先の例のように、キーワードやトリガーワードは複数ある場合が多いです。

 

3つ空欄

では最後に、空欄が3つある問題にチャレンジしてみましょう。易しめの問題ですので是非正解してください!

His explosive, rude remarks convinced many that he was (i) _________ and of (ii) _________ character, suddenly making his future as a politician seem (iii) __________.

Blank (i)Blank (ii)Blank (iii)
A.indifferentD. courageG. guaranteed
B.charmingE. virtueH. precarious
C.volatileF. ignobleI. facetious

 

まず気づくのは、文章全体のトーンがネガティブであり、その政治家(politician)について否定的な意見が述べられていることがわかります。トリガーワードは特にありません。

最初の空欄は、キーワードは「explosive, rude remarks」(癇癪持ちで失礼)な政治家の性格です。選択肢Aのindifferentは無関心・中立を示唆しますが、キーワードとは意味があいません。

また、選択肢Bのcharmingも「失礼な」誰かが「魅力的」であるとは考えられないため削除できます。残った選択肢Cであるvolatileが「移り気な」を意味し、explosiveと類義語と分かります。

 

ここまでで政治家は「explosive, rude remarks」を行う、volatileな性格であることが分かったので、次の空欄も否定的な単語が入ると予測することができます。courage(勇気)とvirtue(美徳)はポジティブな意味合いを持っているので、選択肢Fのignoble(無知な)が正解です。

政治家は「explosive, rude remarks」を行う、volatileな性格でありignobleであるという情報を元に、彼がどのような政治家としての未来(future as a politician)を持つのかを予測します。これらが3番目の空欄を識別するためのキーワードです。

彼の性格は、彼が人気がないことを示唆しているので、将来は保証されていないと結論づけることができます。正解はGのprecarious(不安定)です。

 

Text Completionのテクニックまとめ

最後に、Text Completionのテクニックをまとめます。

  • 回答の選択肢を見ず、文全体の意味をまずは推測してみてください。
  • 特に重要と思われる単語やフレーズ(キーワード・トリガーワード)を特定します。
  • 自分なりに空欄に単語を当てはめてみます。
  • ここまでやって初めて、答えの選択肢の中に似たような単語があるかどうかを確認します。
  • 選択肢を一つ一つ文章に当てはめて考えないでください。これを実行すると時間がかかり過ぎ、また誤っている選択肢を選ぶことが多くなります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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