洋書初心者におすすめ 大人が読んでも面白い児童書16選

ねこ君
ハァ。。洋書の多読が効果的だって聞いて、ハリーポッターのペーパーパック買ってみたんだけど、2-3ページ読んで挫折しそう・・。

Shan
お久しぶり、ねこ君。洋書の初心者には、ネイティブの子供が読む児童文学なんてどうでしょう?
Shan
私も小さい頃は、ガリバー旅行記とか、対訳付きの本を読んだものですよ。やっぱり、多読を始めたばっかりの時は、自分の英語力にあった、比較的簡単な初級レベルの洋書を選ぶのが継続の秘訣です。
Shan
今日は、大人でも楽しみながら英語の学習をできる、児童書をいくつか紹介します。最近はKindleでも読めるみたいで、無料から数百円で読めるものもあります。

Shan
紹介する作品は、英検一級を取得して、3年間小さい子どもたちに英語を教えていたMay先生が選んでくれたものです。

Shan
さて、それぞれの本について、May先生のおすすめの理由はなんでしょうか?

洋書に挑戦してみたいという英語学習者は多いのではないだろうか。

洋書を読むことの英語学習への効果はいろいろとあるが、一つには、英語を英語のまま理解するようになる、ということがある。英語を日本語の語順に置き換えることなく理解する練習になるのだ。

そしてなにより、英語で本を1冊読み切ることができれば、自分の英語力に大きな自信を感じることだろう。

とはいえ、洋書を読むのはハードルが高いと感じている人も少なくはないはずだ。もしくは、読んでいるうちにだんだん内容が分からなくなって、読むのを諦めてしまったという人はいないだろうか?

 

そんな人におすすめなのが、英語で子ども向けに書かれた作品、つまり児童文学だ。

とはいえ、どの作品も子どもっぽい感じはなく、大人でも十分に感動して楽しめる作品ばかりである。中には、子どもの頃に読んだ、という作品もあるのではないだろうか。

大人になってから読み返すことで、昔を思い出したり、新たな発見があったりするかもしれない。

なぜ児童書が多読におすすめなのか?

今さら児童文学なんて、と思わないでほしい。洋書の児童文学は、英語の学習にもぴったりだ。

やはり子ども向けということで、大人向けの小説よりも英語が易しいものが多い。洋書初心者でも挑戦しやすいと言えるだろう。もしくは、基礎をしっかり固めたい、という人にもおすすめだ。

 

今回紹介した8作品はどれも、子ども向けとはいえ文学的価値が高く、一般教養としても一度は読んでおきたい名作ばかりである。

子どもの頃に日本語で読んだ記憶と照らし合わせながら洋書を読んでいけば、途中で内容が理解できなくなることもなく、最後まで読み通せるはずだ。

 

今回は、それぞれの作品紹介の欄にLexile指数というものを記載した。

Lexile指数とは、単語数や英語の難易度、構文の複雑さを数値化したもので、現在ではアメリカの教育現場の他、世界165か国で使用されている。指数は1番下の「0L」から、専門書などであれば「2000L」を超える。アマゾンのサイトではこの指数を目安に洋書を探すこともできる。

Lexile指数の詳しい使い方は下記の記事も参考にしてみよう。

» 【洋書多読】 自分のレベルにあった難易度の本を探す

 

今回紹介した児童書は、どれも様々なバージョンが出版されているが、ここでは特に指数が低く、洋書初心者におすすめの本を取り上げた。自分の英語のレベルに応じて適切な本を選んでほしい。

洋書の読み方で1つアドバイスするとすれば、少しくらい分からない単語があっても、全体的な内容の理解に困るほどでなければ、一々辞書で調べずに読み進めること。

日本語の本であっても知らない言葉が出てくることはあるはずだ。単語の学習は別の機会にと割り切って、ぜひ作品を楽しんでほしい

 

洋書は聞く!AmazonのAudibleを活用しよう

アマゾンで、洋書を聞けるAudibleというサービスを開始した。子どもが読むことを想定しているからか、文章のリズムがいい作品が多い。AmazonのAudibleなどで聞くことのできる洋書も多いので、リスニングの練習として使用しても楽しそうだ。

まだ全ての洋書に対応している訳ではないが、ここで紹介している洋書も含め、かなり多くの本に対応している。プロのナレーターが朗読するため、発音もはっきりしていて英語学習者にも聞き取りやすい。購入前にサンプルを聞くこともできる。

 

初月無料のキャンペーンをやっているため、是非活用してみよう。基本は月1,500円で毎月一つの音源(本)を貰え、会員中は自由に買った本を他の本と交換できるシステムのようだ。

導入は簡単、下図のように各洋書の購入画面からAudible版を選んで購入画面に進もう。

洋書を読んで、聞いて、リーディングとリスニング力をバランスよく高めよう!!

» 参考: 洋書は聞く!?AmazonのAudibleを英語学習に活用しよう!

 

洋書初心者におすすめの児童書16選

20,000 Leagues Under the Se / 海底二万マイル

著者紹介

Jules Verne。ヴェンヌ(1828-1905)はフランスの小説家、詩人、劇作家。主な作品にJourney to the Center of the Earth (1864) Twenty Thousand Leagues Under the Sea (1870) Around the World in Eighty Days (1873)などがある。

 

作品概要

この作品の邦題は『海底二万里』。

海洋生物の調査をしていて海に投げ出されてしまった博士たちは、新鋭の潜水艦ノーチラス号とその船長モネに救助された。

そのまま一行は潜水艦でさまざまな場所を巡ることになるのだが……。SF冒険小説の草分け的作品。

 

May先生おすすめの理由

今回紹介している本のページ数は96ページ。Lexile指数は440L。

1つの文が短く、主語・動詞がはっきりとしていて読みやすい。潜水艦が舞台ということで、海や船に関わる単語が多く出てくるのが特徴。

 

この作品だけではないが、本を読んでいると大文字で始まる単語がいろいろと出てくると思う。

それらは人や場所の名前であるのはもちろんのこと、その物語における特定の固有名詞の場合もあるので、その可能性も心に留めておくと理解しやすくなる場合がある。

 

Little Women / 若草物語

著者紹介

Louisa May Alcott。オルコット(1832-1888)はアメリカ人作家であり、特に児童書作家として知られている。また、女性の権利や奴隷制度廃止の支持者でもあった。

1868年に書かれたLittle Womenはオルコットの自伝的小説で、大成功をおさめた。

 

作品概要

この作品の邦題は『若草物語』。南北戦争時代のアメリカを舞台に、マーチ家の4姉妹の暮らしを描いた。

父親が従軍して家庭を離れているあいだ、美しい長女メグ、ボーイッシュな性格で才能あふれる次女ジョー、内気で病弱な三女べス、おしゃまな四女エイミーは、貧しいながらも仲睦まじい生活を送りながら、次第に成長していく。

 

May先生おすすめの理由

今回紹介している本のページ数は112ページ。Lexile指数は460L。

1つの文はそれほど長くなく、主語・動詞がはっきりしていて文法的にも分かりやすいので、読みやすい文章となっている。

 

19世紀後半のアメリカを舞台にした作品ということで、日本の現代生活にはないようなことを英語で理解するのは難しいかもしれないが、その当時を想像しながら読み進めていきたい。

作品中には会話が多く出てくるが、こちらも現在の英語圏の人びとのカジュアルな会話というよりも、文学作品の中での会話というふうに捉えた方がいいかもしれない。

 

Great Expectations / 大いなる遺産

著者紹介

Charles Dickens。ディケンズ(1812-1870)はイギリス人作家。工場で働くために学校を続けることができなかったにも関わらず、数々の作品を残した。

作家業のみならず、子どもの権利や教育、社会改革のためにも熱心に活動した。

 

作品概要

この作品の邦題は『大いなる遺産』。

物語は、主人公の少年ピップがある日、脱走した囚人と墓地で出会い、食べ物などを持ってくるように頼まれるところから始まる。

その後ピップはエステラという女性に恋い焦がれるようになる。しばらくして、ピップは巨額の遺産を受け取ることになると知らされたのだが……。

 

May先生おすすめの理由

今回紹介している本のページ数は112ページ。Lexile指数は460L。

文法的に多少分かりにくいところがあるかもしれないが、内容を理解するのに困難なほどではないだろう。

 

1860年ごろの作品ということで、現在の日常生活ではあまり見かけないようなものや、英語の言い回しも出てくるが、そういった英語表現を感じることができるのも古典作品の面白さである。

物語の展開が早く、飽きることなく読めそうな作品だ。

 

The Adventures of Tom Sawyer /トム・ソーヤーの冒険

著者紹介

Mark Twain。トウェイン(1835-1910)はアメリカ人作家である。

アメリカ、ミズーリ州で育ち、そこがThe Adventures of Tom Sawyerやその続編であるThe Adventures of Huckleberry Finnの舞台となった。

 

作品概要

この作品の邦題は『トム・ソーヤの冒険』。

1840年頃のミズーリ州を舞台に、主人公のトム・ソーヤが仲間のハックルベリー・フィンたちと共に、さまざまな冒険を繰り広げるエピソードが描かれている。

 

May先生おすすめの理由

今回紹介している本のページ数は112ページ。Lexile指数は480L。

1つの文は長くなく、複雑な文法もそれほど出てこないので読みやすい。いたずらっ子のトムを描写するのにさまざまな形容詞や表現が出てくるのが面白いところだ。

作品中の会話には現在の英会話のも応用できそうな言い回しが多く使われていて勉強になる。特にトムを叱るときのポリーおばさんの言い方は、そのまま真似できてしまいそうだ。

 

The Wizard of Oz / オズの魔法使い

著者紹介

L. FRANK BAUM。ボーム(1856-1919)はアメリカの児童文学作家。

劇場や新聞社などでさまざまな仕事をした後、1900年にThe Wonderful Wizard of Ozを出版して、一夜にして成功をおさめる。ボームはこの他にも9つのファンタジー作品を執筆した。

 

作品概要

この作品の邦題は『オズの魔法使い』。

アメリカ・カンザス州に暮らす主人公のドロシーは愛犬のトトと家ごと竜巻に吹き飛ばされ、オズの国にたどり着いた。

故郷に戻る唯一の方法はオズの魔法使いに頼むことだと知らされたドロシーは、オズの魔法使いが住むというエメラルドの都を目指す。

 

May先生おすすめの理由

今回紹介している本のページ数は112ページ。Lexile指数は570L。

文法が多少複雑なところもあるが、1つずつの文はそれほど長くないので理解に困るほどではないだろう。

 

どんな洋書を読む場合でも、出てくる単語を全て知っているというのはなかなか難しいが、特に動詞は語彙力があればあるほど全体的な内容が理解しやすくなる。

この本は特にさまざまな動詞が出てくる印象を受けるので、ストーリーを追いながら動詞の語彙力を強化できるだろう。

 

Gulliver’s Travels / ガリバー旅行記

著者紹介

Jonathan Swift。スウィフト(1667-1745)はアイルランドのダブリン出身で、人生のほとんどをそこで過ごした。

風刺作品や随筆、詩を書いたほか、政治パンフレットも作成し、司祭でもあった。Gulliver’s Travelsで大成功を収めた。

 

作品概要

この作品の邦題は『ガリバー旅行記』。もともとは風刺小説であり、児童文学として書かれたものではなかった。

主人公のガリバーが、小人が住むリリパット国や、巨人が住むブロブディンナグ国などを旅する旅行記である。

 

May先生おすすめの理由

今回紹介している本のページ数は112ページ。Lexile指数は590L。

多少複雑な文法も出てくるが、1つの文がそれほど長くないので、落ち着いて読めば理解するのは難しくないはずだ。

 

出版は1700年代初期であるにも関わらず、文章からは古めかしい印象を受けることもなく読みやすい。現代の小説にも出てくるような英語表現も豊富に含まれている。

この作品のみならず、洋書には日本では使用しない単位が出てくることがよくあるので、その単位がどの位の大きさなのかを調べると、イメージが掴みやすくなる。

 

Mysteries of Sherlock Holmes / シャーロック・ホームズ

著者紹介

アーサー・コナン・ドイル。ドイル(1859-1930)はイギリスの作家。もともとは医者であった。

シャーロック・ホームズを主人公とした探偵小説で有名であり、これらの小説は犯罪フィクション小説における大きな節目とされている。

 

作品概要

今回紹介している本は、シャーロック・ホームズを主人公としたThe Adventure of the Blue Carbuncle(青い紅玉)、The Adventure of the Speckled Band(まだらの紐)、The Red Headed League(赤毛連盟)の3作品で構成されている。

貴重な青い宝石を飲み込んだガチョウの秘密とは? 女性は密室でいかに殺されたのか? なぜその連盟は赤毛の人だけを受け入れるのか?

 

May先生おすすめの理由

今回紹介している本のページ数は96ページ。Lexile指数は690L。

推理小説を読むのが好きで、シャーロック・ホームズを原文で読むことに挑戦したいという人は多いのではないだろうか。

 

ただ、大人向けの本はなかなか難しい。理解できない部分があると、肝心な推理の場面に影響がでるからだ。

その点、今回紹介している本なら、推理小説とは言ってもそれほど難しくないので、理解しやすいはずだ。物語の面白さは残したまま、推理小説を読む良い練習となるだとう。

 

The Secret Garden / 秘密の花園

著者紹介

Frances Hodgson Burnett。バーネット(1849-1942)はイギリス生まれだが、アメリカへ移住し作家になった。

多くの児童書を残し、特にLittle Lord Fauntleroy(小公子)A Little Princess(小公女)そして本作が有名である。

 

作品概要

この作品の邦題は『秘密の花園』。

おじの屋敷に預けられたメアリー・レノックスは、ある日、花園に続くドアを見つけた。そこは、おばが亡くなって以来10年間も閉ざされたままだったのだ。

さらにメアリーは、屋敷の他の部屋からは離れた場所で暮らしている、いとこのコリンに出会うのであった。

 

May先生おすすめの理由

今回紹介している本のページ数は112ページ。Lexile指数は870L。

文法は多少複雑で、1つの文も長めになる。あまり馴染みのない単語も出てくるので、少し難しいと感じる部分もあるかもしれないが、じっくり読んでいけば理解できるはずだ。

文章からは全体的に、古典的な文学作品という雰囲気を感じる本であり、これからどんどん大人向けの洋書を読んでいきたいという人には良い練習となるのではないだろうか。

 

A CHRISTMAS CAROL / クリスマス・キャロル

著者紹介

Charles Dickens(1812-1870)はイギリスのポーツマス出身の作家。12歳の時に父親が逮捕されると、学校をやめて働き始めた。

その後、学校へ戻るが、15歳で卒業すると、仕事をしながら夜間に勉強を続けた。1830年からは記者の職に就き、1836年には最初の本を出版した。

 

内容概要

スクルージは冷たくて、情のない男だ。金が好きで、人嫌い。クリスマスも全然好きではない。

しかし、スクルージのもとに幽霊たちが現れて、彼に自分の過去の人生、現在の人生、そして起こりうる未来を見せる。

スクルージは幽霊たちから何を学ぶのか? そしてスクルージは変わることができるのだろうか?

 

May先生おすすめの理由

この本はPenguin Readersのなかの1冊である。みなさんも、ペンギンの小さな絵が描かれた洋書を1度は目にしたことがあるかもしれない。

Penguin Readersは英語学習者向けにレベル分けされた洋書である。レベルは主要語数や文法などによって7段階あり、それぞれのレベル内に『現代文学』『古典文学』『オリジナル作品』が含まれている。

 

ここで紹介しているA CHRISTMAS CAROLはそのLevel 2である。主要語数600語で、比較級、過去形、接続詞でつながれた文章構造などが出てくる。基礎をしっかり確認したい方におすすめ。

また、ページ数も48ページと短いので、洋書初心者でも挑戦しやすい1冊。

 

Mary Poppins / メリー・ポピンズ

著者紹介

著者 P.L. Travers、イラスト Mary Shepard

P.L. Travers(1899-1996)はオーストラリアのクイーンズランドで生まれた作家である。もともとの名前はHelen Lyndon Goffである。

初めは女優として働き始めるが、その後、彼女の詩が雑誌で取り上げられるようになる。イギリスへ移住すると本格的に執筆活動を開始し、1934年に最初の本を出版した。

 

内容概要

メリー・ポピンズが到着したとたん、バンクス家の日常はすっかり変化した。

すべては、メリー・ポピンズが東の風に吹かれて、バンクス家の玄関先に降り立つところから始まる。メリー・ポピンズはジェーンとマイケルと双子の子ども達にとって、一番普通じゃない乳母となるのだ。

階段の手すりを滑り『上ったり』、肘掛け椅子を空っぽのカバンから取り出したりするなんて、メリー・ポピンズ以外に誰ができるだろうか?

 

May先生おすすめの理由

映画『メリー・ポピンズ リターンズ』が公開されるなど、最近再び話題のメリー・ポピンズの洋書である。英語の難易度はTOEICスコアに換算すると200以下くらいだ。

出てくる単語は基本的なものが多いが、文章構造は少し複雑な部分もある。

ファンタジックな物語を楽しみながら、ダッシュ(――)やイタリック体を使った意味の強調など、英語ならではの書き方に慣れていこう。

 

Charlotte’s Web / シャーロットのおくりもの

著者紹介

著者 E.B. White、イラスト Garth Williams

E.B. White(1899-1985)はニューヨーク出身の児童書作家。数々の賞を獲得したが、なかでも1970年には児童文学に大きく貢献したとしてローラ・インガルス・ワイルダー賞を獲得した。

アメリカ・メイン州にある自身の農場で多くの動物を飼育していたため、作中にそれらの動物が登場することも多い。

 

内容概要

女の子のファーンと、小ブタのウィルバー、クモのシャーロットは大の仲良し。ところが、ウィルバーの命が危険にさらされることに。

かしこいシャーロットは、ネズミのテンプルトンの助けも借りながら、ウィルバーを救うために立ち上がる。

 

May先生おすすめの理由

英語の難易度を示すLexile指数は680L。TOEICのリーディングスコアに換算すると200以下くらいだ。

簡単な単語と規則に基づいた文法を理解できれば読むことができるレベルなので、これから洋書を読んでいきたいという方におすすめ。

英語の難易度は低いが、ページ数は272ページあるので、長い英文章を読む練習にもぴったりだ。会話文が多い物語なので、楽しく読むことができそうだ。

 

Winnie-the-Pooh / くまのプーさん

著者紹介

著者 A.A. Milne、イラスト Ernest H. Shepard

A.A. Milne(1882-1956)はイギリスのロンドン出身の作家。ユーモア溢れる作品を残した。大学では数学を専攻し、卒業後はフリーランスの執筆家として生計を立てた。

第一次世界大戦に従軍したが、病気にかかり戦地を離れた。その後、コメディーや劇を執筆したが、『Winnie the Pooh』が代表作である。

 

内容概要

クリストファー・ロビンと、プー、ピグレット、ティガー、イーヨーといった動物のぬいぐるみたちの冒険の物語。

物語は、プーが高い木のてっぺんにあるハチの巣から、はちみつを取ろうとするところからはじまる。

 

May先生おすすめの理由

Lexile指数は790Lで、TOEICリーディングスコアにすると300以下くらいだ。

中級レベルまでの単語がわかり、基本的な文章構造が理解できる人向け。これから徐々に難しい文章を読んでいきたいという人に、ちょうどいいのではないだろうか。

 

クマのプーさんというと、キャラクターでお馴染みだが、本は読んだことがないという人も多いのでは? かわいらしいキャラクター同様に、文章もリズミカルで、読んでいてとても楽しい作品だ。

CDのオーディオブックも販売されているので、音読の練習にもちょうどよさそうだ。

 

Matilda / マチルダ

著者紹介

著者 Roald Dahl、イラスト Quentin Blake、Daniela Jaglenka Terrazzini

Roald Dahl(1916-1990)はウェールズ出身で、イギリス人の児童書作家である。大学へは行かず、ニューファンドランドへの遠征に参加した。

現在のタンザニアで数年働いたのち、第二次世界大戦では空軍でパイロットとして活躍した。同じく空軍に参加していた作家から執筆を勧められたことがきっかけとなり、様々な本を執筆した。

 

内容概要

マチルダは賢く、敏感な子どもだ。しかし、両親はマチルダのことを厄介者と思っている。

ある日、憎らしいトランチブル校長から攻撃されたマチルダは、突然、自分には驚くべきパワーがあることを発見して、敵を討ちはじめる。

 

May先生おすすめの理由

英語の難易度を示すLexile指数は840L。TOEICリーディングスコアに換算すると、200から300の間くらいだ。

文章そのものはそれほど難しいわけではないが、中級レベルの単語が出てくるので、少しずつ語彙力を増やしたい方にもおすすめだ。

AmazonのAudibleも販売されており、ナレーションをハリウッド女優のケイト・ウィンスレットが務めているというのも、とても興味深い。Audibleを使って、本からだけでなく、耳からも語彙を増やしてみては?

 

Pippi Longstocking / 長くつ下のピッピ

著者紹介

Astrid Lindgren(1907-2002)はスウェーデン人の作家。卒業後は新聞社などで働いた。代表作『Pippi Longstocking』はもともと1950年にスウェーデン語で出版されたが、その後、多くの言語に翻訳された。

その作家人生において100冊以上もの詩や劇、小説を残し、1958年には国際的な児童文学賞である国際アンデルセン賞を獲得した。

 

内容概要

トミーとアニカの近所に新しい友達がやってきた。赤毛で、顔にはそばかすのある『長くつ下のピッピ』だ。ピッピのお下げはいつも上を向いていて、ピッピにはあれこれ言う両親もいない。

そして、3人の子ども達は、賑やかで愉快な冒険を始める。

 

May先生おすすめの理由

Lexile指数は870Lで、TOEICリーディングスコアは300以下くらいになる。基本的な単語や文法構造のほかに、少し複雑な単語や文法も出てくる。

ただ、1文が短いので、読みやすい文章のはずだ。小説によく出てくる倒置法がところどころ出てくるので、よく分からないという人は文法を確認しておくとよさそうだ。

意味が強調されたり、児童文学のリズムの良さが感じられたりする部分で、慣れてしまえば混乱することなく読めるはず。

 

A Little Princess / 小公女

著者紹介

著者 Frances Hodgson Burnett、イラスト Scott McKowen

Frances Hodgson Burnett(1849-1924)はイギリスのマンチェスターで生まれた。1854年に父親が死亡し、苦しい生活環境で育った。

1865年に一家でアメリカへ移住すると、その数年後には執筆活動を開始。劇や小説を執筆した。

 

内容概要

サラはイギリス軍に所属する父親とともにインドで暮らしていたが、インドの厳しい気候条件のため、イギリスの寄宿学校に送られることとなる。

裕福な父親はサラが快適に生活できるよう、特別な計らいをしていた。恵まれた環境で育ったにもかかわらず、サラは親切で、気前がよく、賢い女の子だった。

しかし、父親が金をだまし取られたのちに死亡し、他に身寄りのないサラは孤児になってしまい……

 

May先生おすすめの理由

Lexile指数は940Lで、TOEICリーディングスコアに換算すると200から350くらいになる。中級レベルの単語や、複雑な文法構造も理解できる人向けだ。

現在の日常生活ではあまり使わないような単語も出てくるので、語彙力が広がりそうだ。1つの文がかなり長いので、関係代名詞や文の構造をしっかり理解しながら読み進めよう。

 

The Time Machine / タイムマシン

著者紹介

H.G. Wells(1866-1946)はイギリスのケント出身の小説家、ジャーナリスト、社会学者、歴史学者。特にSF小説やコミック小説で有名。

1895年に発表した『Time Machine』でたちまち世間に認められ、この作品は現在でもSF文学の傑作の1つとされている。

 

内容概要

タイムトラベラーがタイムマシーンから初めて一歩外へ踏み出すと、そこは802700年で、すべてがすっかり変わっていた。そこはまるで理想の国で、生命体はみな完璧に調和して暮らしていた。

それらの生命体を研究して、自分が来た時間に戻ろうと考えていたタイムトラベラーだったが、その唯一の帰り道である発明が盗まれてしまったことに気づくのだった

 

May先生おすすめの理由

完璧な児童文学というわけではないが、ここでSF小説を1作品紹介する。

Lexile指数は1010L。TOEICリーディングスコアに換算すると300から400のあいだくらいになる。難しい語彙や例外的な意味が分かり、普段あまり使わないような文法構造も理解できる人向けだ。

 

語彙力の向上、そして複雑な文章の理解と、さらに英語力をアップさせたい方に、ぜひ挑戦してほしい1冊だ。

ページ数は128ページと、小説にしてはそれほど長くないので、英語学習目的と考えるとちょうどいい長さかもしれない。

 

この記事の著者:May先生

みなさん、こんにちは。Mayです。 これまでに、留学したり、独学で勉強して英検1級を取得したり、幼児英語教育に3年間携わったりしてきました。 英語はなかなか短期間で身につくものではありません。 でも自分に合った学習方法を見つけてどんどん上達していく人を、たくさん見てきました。 みなさんが英語をより楽しく身につけられるように、私の経験や知識をお伝えできればと思っています。

 

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にゃんこ先生
ちなみに、洋書にチャレンジする時には、Kindleを導入してみることをおすすめする。
にゃんこ先生
単語もワンタッチで調べられて、辞書を引く手間もストレスを相当減らすことができる。洋書を紙で買うよりも、Kindleの方が大幅に割引があることも多い。
にゃんこ先生
できればデバイスが欲しいけど、Kindleはスマホでも無料でダウンロードできるから試してみてね。

 

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