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この記事の著者:ヤマモト
日本の高校を卒業後、カリフォルニア州のコミカレに2年間通い、3年時にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)へと編入し、2020年に卒業。コロナ禍の影響で現在は帰国し、日本で働いている。
目次
コミカレ留学とは?

コミカレ留学は、アメリカ大学への留学方法の一つです。コミュニティカレッジと呼ばれる2年制の大学へ留学し、その後に4年制の大学へ編入することを目指すのが一般的なコミカレ留学です。
筆者自身も高校卒業後にコミカレ留学をし、3年時に4年制大学のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)へと編入しました。
今回の記事ではコミカレ留学の目的、実際にコミカレ留学をする時のスケジュール感、コミカレでの生活、コミカレ留学前にして良かった事、しておけばよかった事などを筆者の経験を踏まえて解説していきます。

コミカレの授業の様子
コミカレ留学を選ぶ理由
英語力をじっくりとつけられる
コミカレ留学を選ぶ一番の理由はおそらく、英語力をじっくりとつけられるからだと思います。中高6年間英語を習うとはいえ、その英語力だけでレベルの高い4年制大学を目指すのは難しいです。
たとえ4年制大学へ入れたとしても、いきなり全編英語の授業に問題なくついていくのは至難の業です。
コミカレは4年制大学に比べ、入学しやすく授業も易しいのでスタート時点での英語力はそこまで求められません。その間に自らの英語力を鍛える時間にあてることが出来ます。
大学の授業を理解し、日常生活にも支障のないレベルの英語力をつけるには英語を使わないとどうしようもない所へ自らを置くのが一番手っ取り早いです。
コミカレでの2年間はそういった場に自らを置き、4年制大学へ行く為の準備期間として最適といえます。筆者自身、コミカレの2年間で自身の英語力は大きく飛躍したと感じました。
単純に生活のための英語力だけでなく、学問をするうえで必要なアカデミックな英語や英語でのエッセイの書き方など、コミカレ留学無しでは得られない英語力がついたことはその後の4年制大学でも役に立ちました。
環境の変化に対応しやすい
英語力をじっくりと鍛えられるだけでなく、コミカレ留学は環境の変化に対応しやすいという利点があります。留学は環境が大きく変わるものです。
住む国が変わって文化や常識が変わるのはもちろん、アメリカの大学という日本にはまったく無い環境にもなれる必要があります。
コミカレに通う事でそういった大きな環境の変化に対応しやすくなります。コミカレには自分と同じように編入を前提として入学してくる留学生がとても多いです。
世界中からやってくる同じ目標を持ち、同じような悩みを持つ人と多く出会うことは新たな環境に慣れるには必要不可欠です。さらにコミカレ内には、すでに1年以上そこで生活をしている留学生の先輩も多くいます。
そういった人達は授業の情報や生活するうえでのコツなどを自らの経験を踏まえて教えてくれます。このような人との繋がりを得られるのはコミカレ留学の大きな利点です。
コミカレ内には留学生のコミュニティやクラブが存在し、似たような境遇の人と出会える場が多くもうけられています。
筆者は自分と同じタイミングで留学してきた友人が多くできましたし、彼らと情報交換をしたり励ましあったりしながら最初の数か月を乗り越えました。
出身が違っても、アメリカに留学に来た学生同士だったので悩みや分からないところが同じなケースも多く、互いに相談しながら生活できたことはとても大きな助けになりました。
留学費用を抑えられる
コミカレを選ぶことで、学費をかなり抑えられる事はこの留学方法を選ぶ大きな理由の一つになります。
一般的に、留学生の支払う学費は現地の学生が支払う学費よりも高額で、特に4年制の大学の学費はかなり高くなりがちです。
コミカレは4年制大学に比べて学費が安いです。留学生活の最初の2年間をコミカレで過ごすことで、学費の節約に繋がります。筆者の通っていたコミカレは一年間の学費が概算で約8600ドルでした。
一方、編入先のUCLAは一年で約63000ドルの学費がかかります。
最初の2年をコミカレにするだけで総額100,000ドル以上(日本円で1,000万円以上)の差が出てくる事を考えると、コミカレ留学がいかに経済的かが分かるかと思います。
留学生にとっては現地でのアルバイトがなかなか難しい事も考えると、ここで費用が抑えれるのは保護者さんにとってもとても大きいのではないかと思います。

コミカレ留学をすべきでない人

ここまでコミカレ留学をするメリットを挙げてきました。しかし、留学の目的などによってコミカレ留学をするべきでは無い人もいます。
例えば、私立の4年制大学を目指したい人は注意が必要です。私立大学の中には編入を制度上認めていないところもあります。編入自体は可能でも、普通に入学するよりもハードルが上がってしまう事もあります。
公立の大学ではまずそのような事はありませんが、私立大学を目指したい人はまずそこを確認してコミカレ留学をすべきかどうかを見極めてください。
また、一部の専門的な専攻や分野だと一年生の頃から専門的な授業を受けることが求められるケースがあります。その場合、そういった授業を提供していないコミカレに行くべきではありません。
必要とされる授業がある大学へと直接留学するのが最適な道となります。
このようにかなりはっきりとした目的や目標の大学がある場合はチェックが必要ですが、逆に言えばこのようなケースを除くほぼ全ての留学生にとって、コミカレ留学を避ける必要は無いと言えます。
コミカレ留学のスケジュール

実際にコミカレ留学を決めた後のスケジュール感や準備はどのような感じになるのか、は気になるところかと思います。
ここでは筆者の例でスケジュールや準備がどのようなものだったかを解説していきます。
下調べ:高3の4月まで完了
コミカレ留学をすると決めて、まず最初にしなければならないのはどのコミカレに出願するのかを選び、それをもとに必要な書類等を期日までに集める算段をつける事です。
コミカレと一口に言っても、アメリカ全土にコミカレは1000校以上あるらしいです。
その中から自分にあったコミカレを選ぶ事が大事です。例えば出願までに1年以上時間があって、じっくり調べられるならば自力で調べても良いかもしれません。
筆者の場合、コミカレ留学を決めたのが高校3年生の春で時間があまり無く、コミカレに関しての知識も乏しかったので留学をサポートしてくれるサービスを利用しました。
アメリカへ留学したいと考えている学生へのサポートサービスは様々な会社が提供しています。
筆者はアメリカ留学をしたい事を英語の先生に相談したところ、このサポートサービスの一つを紹介してもらい、利用しました。
サポートサービスを利用する大きなメリットは膨大にあるコミカレから州や編入実績を考慮していくつかの候補を挙げてくれる所です。
こちらはその候補から自分にあいそうな所を選ぶだけでよいので、たくさんあるコミカレを一つずつ調べる手間が省けます。
筆者は、高3の4月中に出願するコミカレを2つに絞りこみました。
出願準備:高3の10月ごろ完了

筆者は、両親の希望に添う形で日本の大学も受験をする予定だったので、入試が近くなると留学準備がしづらくなることを踏まえて準備自体は10月くらいには終わらせました。
結果的に日本の受験に失敗しコミカレに合格していたので、浪人ではなくコミカレ留学を決断しました。この準備期間に必要な主な準備事項は以下の通りです。
高校卒業見込みの証明書(英語)
まず担任の先生に相談し、お願いすれば用意して貰えると思います。英語で準備するのを忘れずにしましょう。
銀行口座の残高証明(英語)
学費を支払う能力があることを証明するため、銀行口座の残高証明を準備する必要があります。
証明が必要な額はコミカレによって異なるので出願の際に確認しましょう。この書類も英語で準備する必要があります。
絶対に必要な書類はこの二つです。それぞれお願いをして準備してもらうものなので、早めに動き出しましょう。
出願:高3の1月ごろまでがおすすめ
コミカレは一年中出願できるので、決まった出願時期はありません。アメリカでは9月の入学が一般的なので、多くの留学生は9月入学を狙って出願することになるかと思います。
高校卒業時点で合格通知を貰っておく方が気も楽ですし準備も勧められるので、高3の1月ごろには出願するのが良いかと思います。筆者も1月に出願し、3月には合格通知を貰いました。
出発準備:高卒の3月〜5月ごろ

合格が決まって、実際に留学を決まった後に必要となる主な準備事項は以下の通りです。
学生ビザの取得
留学生は必ず、ビザを取得しなければなりません。F1ビザの申請の為に必要事項を入力したり、大使館に出向いたりすることが必要になるので直前では間に合わないので注意しましょう。
手続きは煩雑で大変ですが、しっかりと手順を踏めば大丈夫です。筆者は留学サポートサービスからのアシストがあったのでスムーズに進めることが出来ました。
予防接種
コミカレに入学するためには何種類か予防接種を受ける必要があります。多くの場合、MMR(麻しん、風しん、おたふくかぜ)ワクチンを接種するか、それぞれに抗体を持っている事を証明する必要があります。
接種の証明や抗体証明は英語で準備する必要があります。英語で証明書を発行してくれるクリニックを探し、受診しておきましょう。
語学力の証明(必要な場合)
語学力の証明を出願時点で提出しておらず、語学学校などを利用せずに語学力を証明する場合、入学までに語学力を証明するテスト等を受け、そのスコアの証明を準備しておきましょう。
語学力の証明をせずに貰った合格はあくまで条件付き合格なので、語学力の証明が無ければ無効になってしまいます。
航空券の手配
渡航の日取りが決まれば航空券を手配し、到着日時を確定させましょう。もしも空港への送迎などのサービスをお願いしている場合、こういった情報を提供する必要があります。
携帯電話の解約
出発までに携帯電話の契約について確認しておいた方が良いです。
キャリアによってはアメリカでもそのまま使えるプラン等があるのでそれを利用しても良いですし、出発前に解約し、アメリカに到着後に現地のキャリアと契約しても良いです。
筆者は現地キャリアと契約をしたので出発前に日本のキャリアとは解約をしました。
携帯料金を抑えたい方の場合、現地キャリアと契約した方が、選べるプランに幅があるため安く済む可能性が高いのでおススメです。
英語学習
英語に関する準備に関しては、高校英語をまずしっかりとやることが大切です。特に高校で習う文法は理解しておくとコミカレ留学後のライティングクラスで役に立ちます。
学校外で英語を習うのであれば、受験やテスト対策ではなく英会話を中心としたものを探すと良いです。
筆者は高校3年の夏前から受験が本格的に忙しくなる12月前まで、英会話の教室に通っていました。
このクラスは講師とマンツーマンでひたすら英語を話し続けるという内容でした。
このクラスでは英語に関する新たな知識を得ることはあまりありませんでしたが、強制的に英語を話す機会を設けられたことが大きなプラスになりました。
高校卒業後は英会話教室には行きませんでしたが、高校時代のテキストを見返したり英語字幕で洋画を見たりと出来る準備をしていました。
英語の準備に関しては留学を考え始めた時点から、書類関係は合格が決まったら速やかに、余裕をもって準備することが大切かと思います。

出発してから入学(9月)まで

筆者はコミカレ留学の前に語学学校で語学力証明をする必要がありました。そのため、コミカレに入学する9月では無く6月に渡米しました。
そこから3か月、語学学校に通って8月には必要とされるレベルのテストに合格しました。アメリカへの入国は何度やっても緊張するものですが、特に最初は緊張したのを覚えています。
留学である旨とビザをしっかりと見せれば問題なく入国出来ます。変に挙動不審になると逆に怪しまれるので堂々としていた方がいいかもしれません。
語学学校のサポートが手厚く、到着時は空港から申し込んでいた寮までの送迎がありました。入国に関してはしっかりと書類を揃えておけば問題なく出来るかと思います。
語学学校での3か月はスケジュール感は高校の延長でしたが、授業は遅くても15時まで、金曜日は午前中のみというゆとりあるものでした。
この自由時間で授業の復習が出来るので、語学学校のクラスで苦労することはありませんでした。
この3か月は同じ留学生の友人を作りながら、英語で授業を受ける感覚を養うのにとても役立ちました。
同じ語学学校に通う生徒の多くは同じコミカレに入学したので、ここで出来たつながりがコミカレ生活をするうえで助けになりました。
筆者個人の意見としては、もし英語力の証明をテストのスコア等でする場合でも、語学学校に通うのは悪くない選択肢かと思います。
3か月は通わなくても問題ありませんが、1か月ほど通うのはおススメです。
コミカレ留学生の生活

コミカレ留学をした学生はどんな生活を送っているのでしょうか。行くコミカレや住む家によって多少の違いはありますが、今回は筆者の例をとって解説していきます。
家事情(寮、シェアハウス、ホームステイ)

ルームメイトと一緒に課題に取り組む
まず留学生がどんな家に住んでいるのか、です。4年制の大学と違い、ほとんどのコミカレは寮がありません。従って、自力で住む場所を探す必要があります。
アメリカ、特に筆者が留学していたカリフォルニアではワンルームの部屋で一人暮らしをする事はまずあり得ません。
そもそもワンルームや1Kの部屋自体がほぼ無く、あったとしても、家賃だけで2000ドル以上かかってしまうのでとても住めないです。
結果、学生の家事情は主に以下の2パターンになります。
- ホームステイ
- シェアルーム
ホームステイは、コミカレがホストとなる家族を紹介してくれるようなサービスがあります。この場合ホストファミリーによって生活のしやすさが左右されます。
もしも良い家族であれば、食事の心配をしなくて良かったり、長く続く関係を築くチャンスがあります。ただ、失敗すると学校の外でもストレスを抱える可能性があります。
実際に筆者の友人の中には、食事や生活リズムがホストファミリーと合わずにストレスとなり、途中でホームステイを辞めた例もあります。
おそらくもっとも一般的なパターンはシェアルームをすることです。2LDKくらいの部屋を複数人で借りて家賃を折半する事で安く住むわけですが、ここで一番大変なのがルームメイトを探す事です。
筆者の場合、先述の語学学校で知り合った友人4人でルームシェアをしようと決めました。もし語学学校に通っていなかったらルームメイト探しは苦労しただろうと思います。
他にルームメイト、もしくは部屋を探す方法としてはコミカレ内にある掲示板を見ることやFacebook等にあるルームメイト募集の掲示板をチェックすることがあります。
コミカレ内にある掲示板は募集があったり無かったりしますが、Facebookの掲示板は活発にルームメイトを探していることが多いです。よさそうな条件を提示している人にメッセージを送り、やり取りをしながら条件を詰めて行く作業になります。
日本のようにまず不動産屋に行く、というよりも直接的な交渉が大切になります。新学期が始まる前などは特に、人の入れ替えが活発なので条件の良い場所を見つけたら早めに連絡を取ることをおススメします。
筆者が住んでいた場所でも、最初に住んだメンバーのうち一人が途中で抜けた為、その後に別のルームメイトを探しましたが、この時はFacebookのルームメイト募集の掲示板を利用しました。
この時は5人ほどから連絡があり、実際に会ったり話したりしながら1人に絞りました。大抵の場合、募集側は複数人と同時にやり取りをするので、探す側も複数とやり取りをした方が自分が入れる家を見つけやすくなります。
生活費等の費用

コミカレ留学中の生活費ですが、州や街によって物価が異なる為一口にいくら、とは言えません。しかし、筆者が住んでいたカリフォルニア州サンノゼは物価高めの土地でした。
家賃は一人あたり約600ドルほどで、外食をした場合チップ含めて10ドル以下で済むことは稀です。
筆者は自炊しながら贅沢をほぼせずに生活をしていたので、家賃含めて月に1000ドルから1200ドルほどで生活をしていたと思います。
学生ビザで留学をしている学生は、学校外でアルバイトをすることが出来ません。したがって日本の大学生のようにアルバイトで生活費を稼ぐのは難しいと言えます。
よって、生活費のほとんどを仕送りに頼る事になります。学校内の食堂や売店などではアルバイトを募集している事はあります。
筆者はそこでアルバイトをし、月300~400ドルくらい稼ぎながら生活していました。
交友関係

語学学校卒業式での写真
コミカレ生活は、編入についてや教授や授業の難易度についての情報をいかに集められるかが、大切になります。そこで大事になってくるのが交友関係です。
先述しましたが、ここで大きな助けになるのは語学学校で知り合った留学生です。筆者個人的には彼らは同期のような感覚でしたし、国籍問わず、同じコミカレに行った人とは連絡を取り合っていました。
その他、コミカレにはクラブが複数あるので、そのどれかに入って交友関係を広めるのもいいかもしれません。コミカレの1学期は3か月弱で、たとえクラスが一緒になっても、学期をまたいで同じクラスメイトと授業を受ける事はまずありません。
なのでクラスの中で自然に友人を作るのは難しいですし、限られた英語力でネイティブスピーカーの会話に割り込んでいくのには慣れも必要です。
入学して最初の内はクラスの外でも交友関係を広げる機会をさがすことが大切だと思います。
ある程度慣れてくれば、クラスの中でグループワークを一緒にした人と話したり、テストへ向けての準備を一緒にしたりしながら交友関係を広げていくことも出来ます。
留学前にやっておいてよかった事、しておけばよかったこと

やっておいてよかったこと
留学の準備段階で何をしとくのが良いのでしょうか。筆者がやっていて良かったことはいくつかあります。
高校英語をしっかり勉強したこと
まず、高校英語をしっかりとやったことです。基本的なことですが、日本の高校でやる英語はレベルがとても高いので、しっかりと身につけておくべきです。
確かに、日常会話で使う英語は高校英語とは違う部分も大きいです。しかし、実際にコミカレに通いエッセイを書いたりしていく中で、様々な表現方法を持っておくことは重要です。
高校の内に学べる文法、単語をしっかりとやっておいて良かったと思う場面は留学後、多々ありました。
英会話の練習をしたこと
次に、英語を話す時間を作ったことです。留学をしたいと思ってから英会話教室に通いました。この教室は文法的な事は全くしませんでしたが、ひたすら講師の方と英語で話すというものでした。
日本にいる時に英語を話す環境があったことは、英語に慣れるという意味で大きな助けとなりました。この時間で培った間違いを恐れずに英語を話す勇気は留学するうえで大切なものだったと思います。
留学の厳しさをあらかじめ理解したこと
最後に、留学生活やアメリカというものへ持つ幻想やあこがれを捨てた事です。事前に下調べをしていく中で、留学の良さだけでなく厳しさや難しさを知ることができました。
もしも、留学への漠然としたあこがれをもったままコミカレに行っていたら、理想と現実の差に打ちのめされていたかもしれません。
適度に希望を持つことは大切ですが、現実をしっかり見て過度なあこがれを捨てられたことは、結果として良かったと思います。
やっておけばよかったこと
今振り返って、留学前にやっておけば良かった事もたくさんあります。これから留学を考える方はぜひ、参考にしてください。
ボキャブラリーをもっと増やす
まず、英単語のボキャブラリーをもっと増やしておけば良かったと思います。留学前は話すことと聞くことが一番大変になるのかと予想していました。
その二つも簡単ではありませんが、自分の語彙不足を一番に感じました。相手の言っていることが分かっても、自分の言いたいことを英語で伝えられないもどかしさを感じる場面が留学当初はとても多くありました。
アカデミックで難しい単語を完璧に覚える必要はないと思いますが、高校の内からある程度の数のボキャブラリーをもっておけば良かったなと思います。
日本の文化・歴史について理解する
次に、日本についてしっかり説明出来るようにしておけばよかったです。留学生である以上、自己紹介等の場面で日本について説明したり、質問を受けたりする場面に良く出くわします。
詳細を説明する必要は無いですが、特徴的な日本文化や簡単な歴史、現在の日本の社会については理解をしておく必要があります。
日本文化に関してはある程度理解していたので大丈夫でしたが、現在の日本についての理解や自分はどう考えているかはしっかりと持っておくべきだったと思っています。
コミカレで政治や経済、宗教などの授業を受ける場合はこれらの知識を持っておくのは大きなアドバンテージになります。
日本は政治的にどういう流れなのか、日本人の宗教観、日本の経済状況とその影響などをざっくりと理解したうえで自分はそれについてどう考えているかをまとめておくのはやっておけば良かったと思います。
日本人という事で、日本はどうかと聞かれる機会はとても多いです。このタイミングで良く分からないと答えたとが何度もあったので、もっと自分の国について知って説明できるようにしておけば良かったと思います。
振り返ると、この二つをやっていただけで助かった場面はいくつもあったと思います。これから留学をする人はぜひ、ボキャブラリーを増やすことと日本について知ることをやってみてください。
まとめ
今回の記事ではコミカレ留学の流れや生活、留学前にやったことややればよかったことを、筆者の経験をベースにまとめてきました。
スケジュール感や生活は留学先のコミカレ、州などによって違うこともあるでしょうし、留学前にするべきことはあくまで筆者の考えなので、参考程度にしてもらえれば幸いです。
ただ確実に言えることは、書類などの準備は早め早めにすること、コミカレ生活では積極的に動くこと、留学前は様々な形で英語に触れ続けることは大切かと思います。
留学という道を選ぶと様々な壁にぶつかる事は否めません。粘り強く、落ち着いて、頑張っていきましょう。





