IELTS7.5の私がライティングの採点基準と高得点のコツを解説

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ねこ君
IELTSのライティングパート1って最近難しくない?

ねこ君
グラフの説明ならいいんだけど、絵の説明をするってどういうことだよ・・

ねこ君
パート2もなかなか良い勉強法が見つからない・・。

にゃんこ先生
IELTS Writingで高スコアを獲得するためには、まずは敵を知ること、つまり採点のポイントを把握することから始まる。

にゃんこ先生
IELTSには4つの採点基準があり、それぞれ25%  ずつの配点がされるんだよ。

 

IELTSのテストで私が一番苦戦したのはライティング対策だ。

ライティングのセクションは英語力のごまかしが効かず、英検やTOEICのように、ボキャブラリーを増やしたり単語を暗記したりするだけでは意味がない。

 

しかし、テストのコツや勉強のポイントを抑えれば、スコアアップをすることはできる。

この記事では、ライティングセクションに特化した、点数を取ることに繋がる勉強法や、対策のポイントを紹介したい。

 

この記事の著者: いくみ

高校までは英語に全く興味がなかったが、6週間の短期留学をきっかけに、英語の勉強や海外で暮らすことに興味を持つ。IELTSの点数を2年で6.0から7.5に上げることを達成。イギリスでの交換留学および大学院留学を経て、現在海外クライアントを多く持つマーケティング関係会社に勤務。

IELTSライティングセクションの構成と問題形式

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IELTSのライティングセクションは、二つのタスクから成り立っている。

タスク1

Task1では、基本的な英語での説明能力を試す問が出題される。自分の意見は必要ない。表や図の説明を求める問いが多いが、その図や表自体は解読が難しいものではない。

いかにクリアに当たり前のことを説明できるか、正しいボキャブラリーを使って相手に言いたいことが伝えられるかが試される。

文字数は150文字以上と決められており、それを下回ると減点される。

 

タスク2

Task2では、個人的な意見や、ある問題に対する解決策を提案するという課題が出題される。タスク1と違い、自分の経験や知識を使う問題なので、答えに正解不正解はない。

問題自体はとてもシンプルなので、いかに正当で筋の通った主張が英語でできるかが採点のポイントとなる。

最低文字数は250文字なので、これ以下だと減点される。スコア配分はタスク1よりも高い。

 

ライティングの時間配分

ライティングセクションでは、ほとんどの人は時間が足りないと感じるだろう。そのため、1時間の試験時間をそれぞれのタスクに上手く配分することが勝敗を分ける。

タスク1よりもタスク2の方が得点の比重が高いため、タスク1は20分、タスク2に40分程かけるのがおすすめだ。

 

IELTS Writingの採点基準

にゃんこ先生
ここで、Writingの採点基準を詳しく分析してから、著者の攻略法を紹介するね。

Task1

出典:IELTS公式サイト

 

Task2

出典:IELTS公式サイト

Task 1とTask 2は同じ四つの要素から採点される。

  1. Task Achievement(問題に答えているのか)
  2. Coherence and Cohesion(内容の一貫性)
  3. Lexical Resource(語彙力)
  4. Grammatical Range and Accuracy(文法)

それぞれの要素が25%ずつのウェイトを占めているので、詳しく理解した上対策しよう。

 

上記の図を比較して分かると思うが、Task 1とTask 2の採点基準の主な違いは、Task Achievement(問題に答えているのか)において、Task 1は図表の説明なので、受験者の立場・意見(clear position)を求めていないこと。

ではTask 2を中心にこの四つの採点要素と基準を考えてみよう。

 

Task Achievement(問題に答えているのか)

7.0の基準を見てみよう。この項目には三つの要件がある

  1. 問題文にある全ての要素を含めて答える
  2. 明確な論点を持つ
  3. 各メインアイディアをサポートする

 

では、具体的にどのように書いたら良いのだろうか?

  • 問題文の範囲内で答える。その範囲を勝手に広げたり縮小したりするのはダメ。【とても重要】
  • 最初から自分の論点・立場をはっきりする。
  • 論点を論証するメインアイディアがあり、さらに補足説明や事例を用いてメインアイディアをサポートする。

 

例題

下記の例題を見てみよう。

Some say that music, art and drama are as important as other school subjects, especially at the primary level. Do you agree or disagree?

 

低得点の例文

Music, art and drama are important subjects.

Firstly, they’re enjoyable.

Secondly, people need to have lots fun and music and art allow them to this. Art allows us to express ourselves.

Finally, drama is important for people who want a job as an actor or actress.

この回答例の主な減点ポイントは二つある。

  1. ボディパラグラフでメインアイディアを三つ挙げたが、更なる説明または事例がない。
  2. 問題文の範囲内で答えていない。問題文には「primary level」という要素があるので、議論は「小学生・小学校」になるべきだが、回答には議論の対象を「People」に変えて、範囲を広げたということである。また、問題文の「as important as other school subjects」から、他の科目と比較する必要があるが、この回答例には他の科目(国語や数学等)を一切言及していない。

「問題に答えていない・問題文の全ての要素を含めて」は致命的なミスとなるので、問題を読む際は慎重に!

 

高得点の例文

高得点の例文(一つのボディパラグラフ)を参考にしてみよう。

Music, art and drama help young Learners with their Intellectual development. (メインアイディア)This is because that(メインアイディアについて更に説明) it can help young brain develop and actually helps with subjects like math and science(他科目も言及). For example(事例でメインアイディアをサポート), It has been shown that children who study the piano are more likely to do well in mathematics.

 

Coherence and cohesion(内容の一貫性)

内容の一貫性について、具体的に何を指しているのだろうか?

  • 様々な接続詞等を正確に使って、論点・メインアイディア・サポート情報をロジック的につなげ、分かりやすく議論を展開する
  • それぞれのボディパラグラフにCentral topic(メインアイディア)がある

つまり、全体の構成は「イントロ/論点提起(1段落)+ボディパラグラフ(2−3段落)+結論(1段落)」で、それぞれのボディパラグラフに「メインアイディア+補足説明(あれば)+事例」という書き方になる。

 

7.0の基準としては、接続詞等は若干足りないまたは使いすぎても許容されるが、「正確に使う」ことが大切。

あまり得点につながらないことは:

  • 冒頭にイントロとしてバックグラウンドセンテンスを入れる。例えば、「Nowadays, with the development of science and technology……」。これはTOEFLのライティングに有効な書き方ではあるが、IELTSではあまり評価されない傾向がある。
  • 接続詞の濫用。接続詞の使用は適切さと正確さが最も大事なので、全てのボディパラグラフの最初にとりあえず全部接続詞を入れると、多くの場合Coherence and cohesionの項目の得点が低くなりがち。

 

よく使う接続詞リスト:

  • 文の始まり(起句):first of all, in the first place, at the very beginning, to begin with, currently, at present, for one thing等。
  • 話が変わる際(転句):however, whereas, while, on the contrary, in contrast, on the other hand, in spite of, despite等。
  • 続けて説明する際(承句):besides, furthermore, in addition, moreover, what’s more, meanwhile, apart from, as well as, similarly, in the same way等。
  • 結論:in conclusion, in brief, in short, to sum up, ultimately, overall等。
  • 観点を提起:in my opinion, personally, from my viewpoint, it seems to me, it is clear to me that, as far as I am concerned
  • 原因・理由:because (of ), accordingly, due to, owing to, for this reason, since, as a result, as a consequence等。
  • 譲歩:although, in spite of, despite of, despite the fact that, regardless of等。
  • 列挙:for example, for instance, as follows, such as, that is to say, namely, just as, in particular等。

 

Lexical Resource(語彙力)

語彙力の項目で評価されるためやるべきことは:

  • スペルミスや品詞等、とてもありがちな間違いはできるだけ避ける。
  • よくあるイディオムやフレーズの間違いを避ける。
  • 問題文と関連性の高い単語(topic vocabulary)を使用。普段から「教育」「テクノロジ」「犯罪」等よく出題されるトピックに関連する単語を蓄積しておこう。
  • 完全に熟知しマスターした単語を使用。「完全に熟知・マスター」とは、この単語の意味だけでなく、関連する文法ルール、類義語・反対語、一緒に使う前置詞、場合にはニュアンス等も把握していること。普段から「完全マスター」のことを意識して単語を覚える必要がある。

 

語彙力の項目で減点されやすい書き方は:

  • 同じ単語を繰り返し使うこと。do, is, will, have等の単語以外は、同じ動詞・形容詞・副詞等を使うのを避けて、類似語を使おう。そうでないと、明らかに語彙力が乏しいということで高得点にはなれない。
  • 完全にマスターしていない単語を使うこと。完全にマスターしていない単語を使うと、間違えてしまうリスクも大きくなるので減点されやすい。

 

Grammatical Range and Accuracy(文法)

文法の項目では、構文の複雑さと文法の正確さで評価される。公式サイトに掲示している評価基準のポイントを分かりやすく説明すると:

  • 正確性を最優先にしよう。できるだけ文法のミスを減らす。
  • できるだけ複文を使おう。複文とは二つ以上の単文が接続詞などで繋げた文となる。もちろん前提は正確さとなる。
  • 難しい文法を使おうとしない。もちろん正しく使えるのであれば使って良いが、100%の自信がなければ、難しい文法(例えば初心者が倒置を使おうとしたら間違いやすい)より、簡単だけど正しく使える文法にしよう。

 

IELTS Writingのタスク2は、単語の試験でも文法の試験でもないので、「あなたの論点を英語でロジック的に分かりやすく論証できる能力」がテストされる。

もちろん語彙力や文法知識がとても弱い人は、語彙と文法を強化しなければならないが、難易度の高い文法や語彙をわざわざ勉強する必要はない。

単語と文法から低得点と高得点の例文を読んでみよう。

 

底得点の例文

まずは5.0と判定された例文だ。

Firstly one of the major concerns is in older generations have to face a lot of changes than the younger ones, in order to execute the same type of work. For example, multinational companies look forward their employee’s age, appearance, and smartness, regardless of the experiences. This is definitely negatively reflect the 30+ or 40+ job aspirants. In such cases young people are being hired more than old ones.

 

高得点の例文

Increased competition from today’s youth has left many over 50s in poverty. If a young and old person apply for the same job, it is often the case of the younger individual will have more qualifications and may also be willing to work for less money, leaving many seniors without work. For example, a recent survey showed that since the financial crisis in 2008, fuel and food poverty has increased by 82% amongst the aged.

 

タスク1の勉強法と対策のコツ

問題形式の理解で確認した通り、説明すべき図表の種類は、単純なグラフだけでなく、リサイクルの過程や、建物の部屋の描写まで予想ができず、その時その時の柔軟性が求められる。

変化を表す単語のレパートリーを増強

ここからはそれぞれのタスクについて、実際に私が実践した勉強の仕方や書き方のポイントについて紹介していきたい。

上記で述べたように、タスク1ではグラフや表を読み取り、数値の変化について聞かれることが多い。

そのため、変化を表す単語(increase, grow, rise, decline, decrease, skyrocketなど)のレパートリーを増やすことが鍵となる。毎回同じ単語を使わずに図や表の変化を説明できると高得点を狙える。

 

ただし、すべて変化を表す単語だとしても、微妙にニュアンスや使われ方が違うので、それぞれの細かい意味を把握し間違えないように使うことが大切である。

例えば、よくある間違いの例として、increaseという単語の使い方がある。

例えば、「ホットドッグを食べる人が増えています」と言いたい時に、よくある間違いとして‘The people who eat hotdogs are increasing’という書き方をする人が多い。

しかし、increaseという単語を使う時には、人そのものがincreaseするのではなく、増えるのは数値である。そのため、 「the number of people who eat hotdogs are increasing」が正しい文章となる。

 

単語のニュアンスを把握

このようなニュアンスを勉強するために、私はIELTSテストの公式テキストブックについているサンプル解答を分析し、それぞれの単語がどのように使われているかを暗記した。

何度も模範解答を書いて練習しているうちに、どのような場面でそれぞれの単語が使われているのかがわかってくる。

また、例文を辞書などで調べ、単語の使い方の応用を見てみることや、定義を調べることも大事だ。

 

例えば、skyrocketという単語を辞書で調べると、「increase very steeply or rapidly」という定義が出てくる。

Very steeply or rapidlyということは、数値の上がり方が極端に多くない限りは、この単語を使うのはふさわしくないことになる。

このように、increase=riseのように、単純に置き換えられる単語として覚えるのではなく、それぞれの単語の意味や違いについてまず分析してみると良いだろう。

 

時制表現の違いを正しく理解

さらに、このセクションでは、時制の違いを理解し正しく使えていることが問われる。そのため、グラフや表の数値の変化に関する時系列をしっかりと把握し、それを正しい英語で表すことが必要である。

 

例えば、現在形を使えばいいのか、それとも現在完了系を使えばいいのかなど、細かい形式を意識しなければならない。

この数字は今後も増え続ける可能性があるのか、過去に増えた、減ってそのあと変化があったのか、など細かい変化の関係性を捉えると良い。

 

この点に関しても、やはり勉強法としては、模範解答を分析することをお勧めする。グラフの変化の問題なので、言葉の使い方や数値の増え方、減り方に関する表現は、どの問題にも応用できるものが多い。

そのため、グラフの変化についてどのような時に、どのように表現されているのかを覚えることで自分が問題に答える時にも応用できるだろう。

 

タスク2の勉強法と対策のコツ

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構成案を考える

タスク2では、自分の経験や知識を使って答えるような内容が出題される。

問題提起とその解決方法など、複数の点について聞かれる可能性があるため、何を答えなければいけないのかを最初にしっかりと把握し、全ての質問をカバーできるようにしよう。

質問されていることに全て答えられていないと減点される。

 

そのため、初めに問題をよく読んで理解し、その後構成案をざっくりと考えよう。テストは手書きであるため、書くことを完全に決めてから書き始めないと、時間がなくなってしまう。

時間がもったいないと焦る気持ちもわかるが、この構成案があればスラスラと書けるはずなので、構成を考えることには時間を投資することをお勧めする。

 

ボキャブラリーの増強

また、このセクションでは同じ単語をいかに使わずに、ボキャブラリーの多さを見せることができるのかも重要である。そのため、類語のレパートリーを増やし、書き換えができるようにしよう。

例えばbig dogsからmassive caninesに書き換えたり、foodをcuisineにしたりなど、同じ単語をなるべく使わないようにすると、ボキャブラリーの豊富さを伝えることができる。

 

タスク2では文法や単語力の他にも、いかに論理的に物事を説明できるのかということが採点のポイントとなってくる。そのため、問題文に対して自分がどのサイドに立っているのかを明確に記すことが大切である。

どっちつかずの意見は論理として成り立たなくなってしまうため、筋が通る答えを考えよう。

論理として成り立っていることが大切なため、意見をはっきりと述べた後、具体例や理由などが明確にわかるようにすることが重要だ。

 

練習あるのみ

ライティング攻略は、とにかく根気も時間も必要になってくる。インターネット上に過去の例題やサンプル解答が載っているため、それを参考に何度も時間を測って手書きの練習をすることが大切。

本番と同様に時間を計って手書きで何度も練習することは、ライティングの点数をあげる上で、一番重要と言えるかもしれない。

 

自分で例題を解いた後は、模範解答を何度も見直し、なぜこのワードチョイスがされているのか、自分の解答で足りないところはどこなのか、なぜこのようなparagraphingがされているのかなど、分析してそれを次に活かせるようにしよう。

また、YouTubeなどの動画サイトにも多くのチュートリアルが紹介されている。私はビデオを見て戦略などを学んだので、動画サイトを参考にするのも良いだろう。

にゃんこ先生
本試験では、最後に3分くらい見直しの時間を用意したほうがいい。練習では、たっぷり時間を使って納得のいくエッセイを書くことを意識しよう。
にゃんこ先生
手書きで練習する時間がなければ、PCのタイミングでも良いので、アウトプットの回数を増やそう。Grammarlyを使うとエッセイの添削が便利!

 

IELTS Writing Sample

にゃんこ先生
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にゃんこ先生
ちなみに、サンプルエッセイは元試験管のSimonのブログ(Task1Task2)も参考になる。

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テンプレート

にゃんこ先生
下記の記事ではライティング7.0の著者がテンプレートやより具体的な書き方も紹介しているので、是非チェックしてみてね!

IELTSライティング徹底対策|7.0を獲得する勉強法とコツ

 

まとめ

summary
  • IELTSのライティングセクションは、ごまかしが効かないため、単語の細かいニュアンスを理解することや論理立てた説明などが出来ることが要求される
  • 採点の際に減点されやすいポイントや、逆に少し気をつければ点数を稼げるポイントがあるので、それぞれのタスクでどのようなことに気をつけなければいけないのかを把握することが必要
  • 過去問を何度も解いて、答えを見直すことで、ライティングセクションで要求されている英語力を鍛えられるようにしよう

 

ねこ君
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