英語論文の読み方4つのコツ(文系・理系論文で解説)

英語論文 読み方
ねこ君
念願の海外留学達成したけど、論文の嵐で、読んだり書いたり大変すぎる。。
ねこ君
今まで自己流で読んでだけど、正しい英語論文の読み方とかあるのかな?
にゃんこ先生
英語の論文は意外と単純で、読み方さえわかってしまえばもっとスラスラ読めるようになる。
にゃんこ先生
今回は論文のよくあるフォーマット(文系・理系)毎に、論文の読み方を見ていこう。大学院やMBAのケーススタディ等を読む際にも役に立つはず!

 

英語の論文を読むのは一見難しそうに見えるかもしれませんが、構成や流れ、どこに注目すれば良いかがわかれば、それほど大変ではありません。

今回は、そういった、英語の論文を読む上で知っておきたいポイントを解説していきます。

初めて英語の論文に触れるという人も、英語の論文を読んでもうまく内容が掴めないという人も、ぜひこの記事を参考に、論文の読み方を習得していきましょう!

 

この記事の著者:Hideki

こんにちは。現役大学生のHidekiです。高校生の時に英語を本格的に勉強し始めて、卒業前にアメリカの大学を受験し、合格しました。やはり、幼い頃に特別な英語教育を受けていたわけでもないので、受験は結構大変でした。しかし、同時に挑戦したからこそ経験できたことも多々あります。私はそのような経験を通して、みなさんの英語学習や大学受験に少しでも役立つような情報を発信していきたい思っています。

英語論文の種類

英語論文の種類

英語の論文は分類の仕方によってさまざま種類わけすることができますが、今回は「論文を読解する」という観点から、大きく二つに分けて解説します。

この二つには特に決まった名前はないのですが、強いて名前をつけるなら、一つは「文系論文」、もう一つは「理系論文」と言えるでしょう。

 

この二種類の論文は、それぞれ構成がかなり異なるので、このように分類してそれぞれの読み方を理解することで、英語の論文がかなり読みやすくなります。

では、まずこの二つの特徴や違いを見ていきましょう。

 

文系論文

今回「文系論文」と区分した論文は、その名の通り、文系分野の論文でよく見られる論文の形式です。

「Introduction」「Body」「Conclusion」の構成を基本としていますが、「Body」の構成にはかなり自由度があります。

 

論文が文系論文の形をとるのは、次のような分野です。

  • 文学
  • 教育学
  • 社会学
  • 法学
  • 国際学
  • 芸術学

よく心理学は人文学の分野として捉えられますが、アメリカでは科学の分野として認識されているので、論文もあとで紹介する理系論文の形を取ることが多いです。

また、経済学なども統計を使った論文を書く場合が多く、「文系論文」の型を取ることが少なくないので、どちらかと言うと理系論文に近いと言えます。

 

理系論文

では次に、今回「理系論文」として扱う英語の論文について見ていきましょう。「理系論文」は、調査や実験と、そこで得たデータの分析を研究の趣旨とした論文です。

主に、次のような分野の研究で使われます。

  • 理工学
  • 医学
  • 情報学
  • 心理学
  • 生命科学
  • 経済学

科学的根拠のある方法で行われた調査や実験の結果を報告することが論文の目的で、多くの場合あとで紹介するような細かい構成に従って書かれています。

例えば、「心理学の実験で500人を対象にあるテストを行い、特定の傾向について調査した」というような内容であれば、その論文は「理系論文」の形を取るでしょう。

 

構成が細かく決まっている分、文章としてもシンプルかつストレートで、「文系論文」よりも読み解きやすいことが少なくありません。

ただし、データ収集や分析は、統計学などの専門的知識がないと理解できない場合も多く、内容をすべて完璧に理解するには難しいタイプの論文でもあります。

 

にゃんこ先生
あくまでもこの分け方は、英語の論文の読み方を知るために必要最低限な区分であって、実際にはもっとさまざまな種類の論文が存在するよ。

 

にゃんこ先生
補足だけど、論文検索エンジンにはサイニーやグーグルスカラーが有名だね。色々調べてみよう!

 

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英語論文の読み方:文系論文編

英語論文の読み方:文系論文

それでは次に、「文系論文」と「理系論文」それぞれの読み方を見ていきましょう。

ここからは、「文系論文」の構成や流れ、そしてそれに合った読み方を紹介していきます。

 

文系論文の構成

先ほども紹介したように、「文系論文」の構成は、英語のエッセイと同じ「Introduction」「Body」「Conclusion」です。

  • 「Introduction」導入と呼ばれる部分で、論文の趣旨や筆者の主張を述べる部分。
  • 「Body」はその論文の本文で、導入部分で紹介した内容についてより深く、詳細に語られます。
  • 「Conclusion」は論文全体のまとめで、論文を締めくくるのが主な役割です。

 

導入(Introduction)と主旨(Thesis Statement)

英語の文系論文には、この他には特に決まりがなく、特に「Body」の部分は論文によってさまざまな構成が取られます。

そのため、文系論文を読み解く一番の鍵は、「Introduction」でしっかりと論文の方向性を理解することです。

「Introduction」では、必ず論文全体の趣旨について書いている部分があります。これは「thesis statement」とも言われますが、これを探し出すことが重要です。

 

ここでは、「Sanshiro and Soseki(三四郎と漱石)」という英語の論文を参考にして見ていきましょう。

この論文の4ページ目には、次のような文章があります。

This study will examine the stylistic details of Sanshiro in order to demonstrate their relationship to the novel’s major themes and to give some indication of the treatment of similar themes in other works of Soseki.

このように、「この論文は、〇〇について研究します」などと言う文章があれば、ほぼ確実にそれが論文の趣旨にあたるので、見つけたら線を引くなどして印をつけておきましょう。

 

もちろん、「thesis statement」はこれほどに分かりやすいものばかりではなく、ときには見落としてしまうこともあります。

しかし、「thesis statement」は基本的に「Body(本文)」に入る直前にあるので、もし「thesis statement」が見つからないまま「Body」に突入してしまった場合は、「Body」の直前の段落をもう一度ゆっくり読み返しましょう。

 

ちなみに、「Introduction」と「Body」の境目は、内容の変化から読み取ることが可能です。

「Introduction」は導入とも言われますが、筆者がなぜこの論文を書いているのか、なぜこの論文が重要なのかを説明する部分でもあります。

これは、「Body」で筆者が本当に話したいことを話すための準備であり、この準備が終わると、筆者は自分のトピックに関するもっと詳しい話を始めるのです。

 

例えば、『源氏物語』の紫の上のユニークな点を語る論文なら、最初は紫の上以外の女性たちについて紹介し、最後に「紫の上は〇〇なところがユニークである」と言って「Introduction」を締めくくるでしょう。

そして、「Body」では紫の上について事細かく話していく、という流れになることが予想されます。

これが分かっていれば、「Introduction」と「Body」の境目を見つけることはそれほど難しくはありません。

 

Body Paragraphs の流れを把握

英語の論文を読む上で、一番大変なのが「Body」の内容を把握することです。

「Body」は論文の中で一番長い部分であり、途中で論文の方向性や趣旨などを忘れてしまったり、流れを見失ったりすることもあります。

そのため、「Body」を読む際は、常に全体の流れを把握して読み進めることが大切です。

 

基本的な「Body」の役割は、「Introduction」で主張した内容について、理由や根拠をあげてその正しさを証明するところにあります。

しかし、「Body」の構成自体は決まった形がなく、論文によって大きく異なる場合も少なくありません。

「Body」の流れを把握する鍵になるのが、「topic sentence」です。「topic sentence」はそれぞれの段落の一行目にあたる部分で、ここの段落全体の内容が集約されています。

そのため、途中でわからなくなっても、「topic sentence」を見れば大体の流れは掴めるのです。

 

これに加え、もし数段落ごとに小見出しがついている場合は、それも指標にして読んでいきましょう。

小見出しがない場合は、自分で読みながら各段落のキーワードを端にメモをとるようにしたり、一区切りついたところで一言内容について書いておくと、途中で内容がわからなくなるということがなくなります。

 

わからないまま読み進めると、結局「Body」で何を言っていたのか全然わからないまま読み終わるということもあるので、わからない部分があれば戻るようにしましょう。

また、内容を完全に理解できなかったとしても、大体の流れだけは掴んでおくようにしてください。それだけでも読み終わった後の理解度がかなり変わります。

 

にゃんこ先生
英語でエッセイを書いたことがあれば、「文系論文」の構成は難しくないはず!

 

英語論文の読み方:理系論文編

英語論文の読み方:理系論文

「文系論文」として紹介した英語の論文と比べ、「理系論文」は構成がしっかり決まっています。

そのため、この構成さえわかっていれば、効率よく論文を読むことができます。

また、この手の論文は、初めから終わりまですべて読まなくても、重要なポイントを理解することができるので、読み方を覚えて効率よく論文を読みこなせるようになりましょう。

 

理系論文の構成

理系論文の構成は、ほとんどの場合次のようになっています。

  1. Introduction(& Literature Review)
  2. Methods
  3. Results
  4. Discussion
  5. Conclusion

逆にこの構成を取っていれば、ここでの「理系論文」に当てはまり、そうでなければ基本当てはまらないということです。

では、それぞれのパートの内容を見ていきましょう。

 

導入(Introduction) & 先行研究(Literature Review)

「Introduction」は、一般的な英語の論文と同じく、論文の内容についての導入という役割を持っています。

このパートの最後には多くの場合、筆者の仮説が示されるはずなので、「Introduction」を読む上ではこれを見つけることが大切です。

なぜなら、この仮説を証明することが、論文全体の趣旨であるからです。

 

「Literature Review」は、「Introduction」の一部で、その論文に関連した他の研究についてまとめたパートです。

ここでは、筆者が研究するトピックに関してこれまでどんな研究がされてきたか(=先行研究)が書かれ、それに付随してなぜ筆者の研究が必要・重要なのかが語られます。

自分がその論文と類似した研究をしている場合は、同じトピックに関してすでにどんな研究がなされているのかを知ることができるので、自分の研究の参考になるかもしれません。

 

Methods(方法)

「Methods」のパートは、その名の通りどのような方法で調査や実験等を行うのかについての説明です。

英語論文 Methods

ここは、調査や実験、そしてその分析が、科学的根拠のある、信頼できる方法でなされているかを証明する場でもあります。

実験を行ったと言っても、その方法がずさんだと、結果にも響くので、しっかりとした方法で研究が行われているかを確認したいときは、この部分を読みましょう。

 

Results(結果)

「Results」は、調査や実験の結果について示す部分です。

英語論文 Results

ここでは、調査や実験で得られたデータを公表し、その結果に関して全体の傾向や特筆すべき点などを解説します。ただし、ここではそのデータや調査・実験結果の分析はまだしません。

 

Discussion(考察)

調査・実験結果の分析は、この「Discussion」パートで行います。

英語論文 Discussion

「Discussion」は、その論文のために行われた調査や実験が実際にどういう結果をもたらし、その分野にどのように貢献したのかを示す場なので、「理系論文」の最も重要な部分です。

ここではデータの分析だけでなく、今回の研究でできなかったことや改善点、次の研究では何を調査すべきかなどについても語られます。

とても重要な部分なので、特に時間をかけて読みましょう。

 

Conclusion

最後に、他の論文と同じように「Conclusion」が来ます。ここでは論文の総括をするくらいで、特に新しい情報が語られることはありません。

 

以上が「理系論文」の基本的な構成です。調査や実験がベースになる場合は、ほとんどこの構成から外れることはありません。

また、論文によっては、この7つのセクションの名前が、小見出しでそれぞれ文章中に書かれている場合もあります。

この流れがわかっていると、論文を読んでいる途中で内容がわからなくなるというようなことは起こらないでしょう。

そのため、この構成をしっかり把握してリーディングに臨みましょう。

 

Discussion が肝!Results は研究の参考程度に

先ほども述べたように、「理系論文」の最も重要な部分は「Discussion」です。

そのため、時間がない場合や、とにかく結果だけが知りたいという場合は、他の部分をさっと読むか飛ばすかして、「Discussion」に時間を当てましょう。

 

「Results」は、その名前から一見重要そうに見えるかもしれません。

しかし、多くの場合、ここは収集したデータを公表するためのパートなので、専門的なことがわかっていないと読み解けない場合もあります。

(「Methods」も同じく専門用語や理論などがたくさん出てくるので、読み解くのが比較的難しいです。)

 

そのため、自分の研究の参考にする場合などは大いに読む価値もあるかもしれませんが、基本的には「Discussion」ほど注目する必要はありません。

 

にゃんこ先生
英語で調査やポート、修士論文等を書く際は、おそらくこれと同じ構成で書くことになるよ。
にゃんこ先生
もしそういった予定があるなら、それに慣れるためにも「理系論文」を読んでおいた方が良いかもね。

 

英語論文を読むときのコツ

ここからは、英語の論文を読む際のコツをいくつか紹介します。ここで紹介する方法は、内容や構成に関わらず、どんな論文を読むときにも応用できるので、ぜひ活用してください!

本文に入る前に「abstract」を読む

論文の形式によっては、本文の前に「abstract」と言われるセクションがあります。

英語論文 abstract

ここは論文の要約に当たり、結論も含めて簡単に内容がまとめられている部分です。

英語の論文を読むというのはかなりの労力なので、もし実際に読んでみて、内容が自分の求めているものではなかったという事態は避けたいもの。

そういったことがないように、本文に入る前に、事前に「abstract」を読んで内容を掴んでおくようにしましょう。

 

線を引く・ハイライトする

おそらくみなさんもテスト勉強などでやったことがあると思いますが、大事なところに線を引く・ハイライトするという作業は、論文を読む際に非常に役に立ちます。

英語の論文は長いので、読んでいる間に文章中に何の印もつけていないと、読み終わった後に内容を振り返るとき、どこに何が書いてあったかわからなくなってしまうことも少なくありません。

 

また、その論文を引用する際も、引用したい部分がどこにあるかを忘れてしまうと、もう一度論文を読み返して探さなければいけなくなってしまいます。

そのため、重要な文章を見つけたら、線を引いたり、ハイライトしたりして、あとでもう一度読み返すといった余計な作業をしなくて良いようにしておきましょう。

 

メモを取る

英語の論文を読む上では、線を引くだけでなく、メモを取ることも大切です。

メモを取るといっても、わざわざメモ帳を用意したりするのではなく、直接論文の端に必要そうなことを書いていきます。

段落を読んでいる中で見つけたキーワードなどを、その段落の横にメモっておくなど、文章中で重要だと思ったことについて記しておきましょう。

英語論文 メモの取り方

この作業をしていると、論文を読んでいて途中でよくわからなくなってきたときに、前の段落ではどんなことを言っていたのかメモを見て振り返ることができます。

また、意識してメモを取るようにすることで、論文全体の流れを把握することにも役立つのです。

 

加えて、長い論文だと読み終わった後で内容を振り返るときに、どこに何が書いてあるかの手がかりがあると、かなり労力が減ります。

英語論文 メモの取り方

もちろん、言葉を使わなくても、矢印を使ったり、重要なワードを囲ったりするなどの方法を取ることも可能です。

ハイライトと同じで、大事なのは読み終わった後のことを考えながら読むことなので、それを忘れずにメモを取りながら読んでいきましょう。

 

要点をまとめる

最後に、これは特に複数の論文を読む場合に役に立つコツなのですが、読み終わった後はその論文の要点をまとめるようにしましょう。

同じトピックについての英語の論文をいくつか読んでいると、どの論文に何が書いてあったのかを毎回思い出すのが難しくなってきます。

そんなとき、論文の表紙や最後のページなどに要点がまとめてあると、作業がかなり楽になります。

英語論文 要点のまとめ

もちろん「abstract」がある英語の論文もありますが、「abstract」の文章自体も若干長く、振り返る際に必要のないことまで書いてあることがほとんどです。

特に、自分の論文に使う場合などは、その内容に合わせて重要なことや必要な部分をピックアップし、自分なりに内容を数行で要約しておきましょう。

ちなみに、要点は一目見て内容がわかるくらいが長さが良いので、目安としては一行から長くても四行ほどです。

 

にゃんこ先生
これらのコツは、読んでいるときは余計な労力のように思えるかもしれないけど、絶対後々役に立つよ。
にゃんこ先生
まずは一度試しにやってみて、もし合わないところがあれば、自分に合った読み方も探していこう!

 

英語論文読解の強い味方!DeepL

DeepL翻訳

英語の論文やレポートを読む際に、日本語だったらスラスラ読めるのに・・と思ったことはないでしょうか?

従来の翻訳ツールは精度が低く、自動翻訳を使うことでかえって読解の効率が悪くなりましたが、時代の進歩はそれを変えようとしています。

ドイツのスタートアップが開発したDeepLというサービスは、正確かつ自然な翻訳で話題を浴びました。特に論文のような文法や文章がカチッとした英文は、口語などの砕けた英語よりもより正確に翻訳文を出すことができます。

時間がない時や理解度を確かめたい際にDeepLを活用することで、論文を読む時間をグッと削減することができるため、チェックしておいて損はないでしょう。

 

英語論文の読み方まとめ

今回は、英語の論文の読み方について紹介しました。

英語の論文は、英語で書かれているという事実だけで難しそうに感じるかもしれませんが、構成と読み方がわかれば、それほど難しくはないはずです。

ぜひこれまで英語の論文を敬遠してきた人も、挫折してきた人も、または初めて英語の論文を読むという人も、今回紹介した方法を参考に挑戦してみてください。

 

おまけ:英語論文の書き方は?

ねこ君
待って、読み方はわかったけど、書き方は?卒業論文も英語で書かなきゃなんだ・・!
にゃんこ先生
書き方はフォーマットは今回と同じで、それぞれの段落毎に何を議論しなければいけないのかはイメージがついたのでは?
にゃんこ先生
英語論文の詳しい書き方は下記の記事で解説しているので、合わせて読んでみよう!

»  英語論文の書き方:構成、引用から3つのコツまで(レポートにも!)

 

ねこ君
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にゃんこ先生
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2 件のコメント

  • ドイツで修士課程在籍しているものですが、文系論文でも、社会学や政治学では理系論文のような形態をとることはしばしばあります。なので、以上のように折半すると、一部の方に誤解が生じると思いますので訂正された方が良いのではと思います。

    • S.A.さん

      コメントありがとう。
      著者が冒頭でお断りしているとおり、論文の構成からあえて「文系論文・理系論文」と名前をつけただけで、分類も厳密な訳ではないね。

      この記事の目的は、論文を正確に分類することではなく、二つの異なる構成の論文(議論の便宜上「文系」「理系」と書いているだけ)を、どうやって効率的に読むのかと言うこと。

      ちょっと常識がある方であれば、この記事を読んで、「社会学や政治学=「文系論文」=〇〇の構成」、と誤解はしないのではないかな。

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