IELTS スピーキング8.0の私がおすすめ教材と対策方法を解説

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IELTSのスピーキングはTOEICやTOEFLなど他の試験と違いネイティブ試験官との面接形式で行われます。

どのように採点が行われているのか不透明な部分も多く、どのように対策をしたらいいか分かりかねている人も多いかと思います。

筆者はそんな中、試行錯誤しながら6.0から8.0まであげることができました。その過程で実際に私が利用したおすすめ教材や学んだスピーキングで7.0以上を取得するコツなどを紹介してきたいと思います。

 

この記事の著者:よしこ

大学在学中にイギリス長期留学を経験。言語学・英語教育学が専門。現在はオーストラリア留学に向け準備中。IELTS7.5、英検準一級取得。

IELTSスピーキングおすすめ教材

初心者が持つべき一冊

IELTSのスピーキングがどんなものか分からない、IELTSスピーキングを体系的に学びたいという方におすすめなのが、Collins English for ExamsのSpeaking for IELTSです。

Unit1からUnit12まであり、それぞれのunitでPeople & relationships, A healthy body, Studies & Workなどトピックに分かれていて、使える単語や文法の学習、実施のIELTSのような練習問題とその模範解答などがついています。

それぞれのunitの内容がとても濃い物になっており、普段見聞きしないけれどもIELTSでは役立つ単語などものっています。特にIELTSのスピーキングで高得点を取ろうとすると高いレベルの語彙が必要になってくるのでおすすめです。

 

この本の中から自分用にテンプレートをアレンジして使うと良いと思います。私の場合、各unitに載っている単語や例文を参考に自分の事に置き換えていくつかテンプレートを作りました。

例えば「人」に関連するところでは、”I admire him from the bottom of my heart, not only because of the person himself, but also because of his attitudes toward classes.” (私は心から彼を尊敬しています。それは彼の人柄だけでなく彼の授業に対する姿勢からです。)のように、身近な先生や友達を何人か想定して実際の試験ですぐに答えられるように準備していました。

また、すべての音源がCDに録音されているので、CDを聞きながらシャドーイングをしたり、自分に置き換えて質問に答えてみたり、耳と口慣らしに最適です。

 

無料で手に入るインターネット教材

Podcast

Podcastを通じて様々な教材を手にすることができますが、最もおすすめなのがBBC Learning Englishの6 minutes Englishです。毎週トピックに即して、男性と女性の会話や議論が繰り広げられます。英語学習者用なので、キーフレーズや語彙の意味や使い方を紹介してくれます。

IELTSスピーキングにもそのまま役立ちそうなものが多いです。IELTSの試験官はイギリス人のことが多いので、イギリス英語に親しみがない方にはイギリス英語に慣れるいい練習にもなります。

また、6 minutes Englishはアップロードが週一回なので、それほど負担にもならず、例えば一週間同じ音声を聞いてシャドーイングを繰り返せば、かなり力が付くと思います。

 

私は過去に受けたIELTSの時の質問や、そのほかの教材に載っている各質問に対して本番と同じように答えてみるという練習を繰り返ししていました。

その中である程度こんな質問の時はこういう風に答えるというのが自分の中でできあがっていきますが、スピーキングで7.0以上を取ろうとする場合、高度な語彙を使う必要が出てきます。

この6 minutes EnglishはIELTS用ではありませんが、そういった語彙面、それからIELTSは幅広い分野の質問をされるので各分野の知識を付けるといった面でも参考になります。

 

私はこの6 minutes Englishを聞いていて「これはIELTSのこんな時に使えそう」と思うことがあるたびに、その単語やフレーズを使って実際にIELTSの答えを想定してノートに書いてみる。それから声に出して練習する。というのを繰り返していました。

 

YouTube

YouTubeでIELTS Speaking と検索するとたくさん動画が出てきます。

自分の目標スコアの模擬面接の様子も見られるので自分と比較しながらどの程度できたら目標スコアが取れるのかという目安になります。

Academic English Helpさんが出している動画を私はよく見ていました。動画を見ながら一時停止をしてまるで自分もスピーキング試験を受けているかのように練習することも可能です。

 

元試験官から学ぶ IELTS Speaking

私がいろいろと試した教材等の中で一番役に立ったのが元IELTS試験管のMikeという方がオンラインで運営しているIELTS answers.comです。

主にスピーキングとライティングの対策に関して本を出版したり、添削をしたりしていらっしゃるのですが、無料でダウンロードできる教材もあり、無料のものでもかなりの情報を得ることができます。

元試験官の方なのでどうしたら点数を伸ばせるか具体的に書かれていました。スピーキングのページに行くともっと様々な情報が出てくるのですが、私は下記のページを主に活用していました。

https://www.ieltsanswers.com/speaking-vocabulary.html

https://www.ieltsanswers.com/speaking-model-answers-part-2-3.html

 

こちらの二つのページからはそれぞれの青く表示されているトピックの部分をクリックすると各分野の語彙や例題、そのモデルアンサーのページに飛びます。

少し時間はかかりますが、私はそのすべてのページを印刷しファイルにとじ、一冊のスピーキングファイルを作りました。

モデルアンサーにも高度な語彙やフレーズが頻繁に使われているので、参考になりそうな部分をマーカーで線を引いたり、自分の答えにも使えそうな所を探し、自分用の解答を作ったりして勉強していました。

 

こちらのサイトからはスピーキングの練習問題7つそのモデルアンサーをダウンロードすることができます。

https://www.ieltsanswers.com/common-speaking-topics.html

私はこちらもダウンロードし、印刷してファイルにとじて使っていました。

Part1からPart3まですべてそろった練習問題なので、IELTSのスピーキングスタイルを知りたい人にも、他の教材で練習した後にテスト形式で取り組みたい人にもお勧めです。

 

練習問題のページとモデルアンサーのページが分かれているので、質問のみを見て、声に出して練習。

その後にモデルアンサーと自分の解答を比較して、自分では使えていなかったけれども取り入れられそうな単語やフレーズを使って自分用の解答を作るといった勉強の仕方が可能です。

 

Mikeさんのスカイプレッスン

私も一度Mikeさんのスカイプレッスンを受けたのですが、お値段もお手頃な上に、他のオンライン英会話ではなかった目標スコアに向けての具体的アドバイスをいただけるので非常にためになりました。

最初にこちらの要望を聞いてくれ、目標スコアやこれまでどのように対策してきたか、過去の試験受験歴などをふまえた上で、どのようにレッスンを薦めていくか説明してくださいます。

その後、実際のテスト形式のようにテストをすすめ、自分の目標スコアまでどのように改善したらよいか具体的に教えてくれました。私の場合、単語の発音が不透明だった箇所を具体的に提示してくれ、リピートをするなどして少し練習時間を確保してくださいました。

 

スカイプの会話終了後も会話の全録音を送ってくれたり、実際の予想スコアを出したりしてくださいます。単なるスコアだけでなくスピーキングの採点基準の各項目に従って採点し、どこが足りないか明確にしてくださいます。

実際の試験で行われているFluency and Coherence, Grammatical Range and Accuracy, Lexical Resource, Pronunciationの4観点にそれぞれにスコアを付けてくださり、その平均がスピーキングのバンドスコアになります。

 

例えば、他の項目は7.0が取れているが、2つの項目が6.5だったり、1つの項目が7.0だったりした場合、バンドスコアは6.5になってしまいます。

なのでスカイプレッスンでは、足を引っ張っている部分を見つけ、どうやったらその苦手な項目を挙げることができるか教えてくださいます。

単なる予想スコアでなく、それぞれの項目ごとのアドバイスやどうしたら効率的に目標スコアが取れるのか、また間違えた文法、発音の箇所などをしっかり明記してくださいます。

 

正直なところこのスカイプレッスンを受けてから次の試験までは1週間しかなく、このスカイプレッスンでは事前に準備・練習していた質問を聞かれたので、それまで過去に受けた実際の試験より、うまく言えていました。

そういったこともあり、「無理なのでは」という気持ちもありましたが、このスカイプレッスン後、モチベーションが非常に高まり、とにかく一週間注意された発音やイディオムを徹底的に練習しましたその結果、次の試験では8.0を取得することができました。

 

日頃のスピーキング勉強の仕方

英語を話す機会を作る

普段英語を話す機会のない人は、とにかく独り言でもいいので英語を耳にし、口にする機会を作ることが肝心だと思います。

「英語脳」をスピーキングの試験前までに作っておかないと英語が思うように出てこないということにもなりかねません。

CDを聞きながら自分のことに置き換えて練習してみてもいいですし、歩きながら、運転しながら、シャワー浴びながら・・・様々な場面で英語を話す機会を設けることが肝心だと思います。

 

私の場合は、運転中は常に英語のCDを流すようにしていて、シャドーイングをしたり、独り言を言ったりしていました。

それからIELTS試験の1~2週間前からは英語を話すことにより慣れるために、朝と夜寝る前に必ずIELTSスピーキングの模擬練習(例題について自分で答える)ということをしていました。

特に自分で答えを用意し、使えそうなフレーズをまとめたIELTS Speakingノートは毎回試験前に必ず声に出しながら最低1度は復習することにしていました。

そうすることで英語を話すことにも慣れることができ、IELTSの試験を具体的にイメージしながら練習できるので、自信にもつながりました。

 

自分の話しやすいパターンを作る

IELTSは聞かれる質問のパターンがある程度決まっています。

Part1は仕事や勉強、趣味など一般的なことなのである程度予想ができますが、あるテーマに沿ってスピーチが求められるPart2においても自分が自信を持って話せる内容のパターンをいくつか作っておくことが重要です。

話す内容が事実であるかどうかは面接官には分からないので、採点には影響ありません。

 

ちなみにPart2のカードに書かれていることすべてを述べる必要はなく、ある程度その内容に即していれば自由に付け加えて大丈夫なようです。

私の場合は、自分の話しやすい内容のパターンをいくつか用意しておいてそこから話を発展させたり、加えたりして話すことで高得点を取ることができました。

 

例えば、テーマが「人」ならこの人について話そうという人を3人決めていました。同じように「場所」についても3つほど用意していて、どんな質問が来ても事前に用意していたテンプレートを使いながら話せるようにしていました。

「場所」に関しては私が行ったことのあるマレーシアの博物館、とあるイギリスの大聖堂、とある群馬県の山のように自分が自信を持って語れるところの説明のテンプレートを用意しておきました。

 

以下は私が実際に使っていたテンプレートの一部です。

“It is a crater lake known as Yugama, which is in the top of Shirane Mountain by the famous Kusatsu hot spring. It is in Gunma prefecture which is located in the north of Kanto religion. The crater lake is so beautiful with the colour of emerald green. The colour can change depends on the weather and temperature. When I went there, I was lost for words. It was so spectacular, especially the crater lake gradually appeared following the flow of the fog.”

まず、文法面では受動態関係代名詞など様々な文法を使うこと。語彙面では単なるbeautifulではなくspectacularなど少し語彙のレベルを上げて使用すること。I was lost for wordsなどイディオムを使用すること。面接官にとって情景が浮かびやすいように話を展開することがポイントです。

 

ある日実際の試験のPart2で「公共の場所であなたが改善したいと思うところは」という質問が出ました。

「公共の場所」と言ってもさっぱり思いつかなかったのですが、話すことがしっかり定まっていないことを考えながら話すより、得意なことを話そうと思い、用意していたマレーシアの博物館について話すことにしました。

 

実を言うと、そこの博物館は決して交通に不便なところではなかったのですが、「交通に不便で、非常に良い場所なのに、なかなか人が訪れない」といい、用意していた博物館の説明をし、いかに歴史的に貴重な博物館かを説明した後、もう一度公共交通機関の必要性を訴えました。

面接官にはわからない場所なので、作り話でもしっかり自分の英語力をアピールできれば問題はありません。実際、この方法で私は8.0を取得しました。

 

録音して客観視する

自分で自分の答えを録音すると、自分ではできているつもりだった発音ができていなかったことに気がついたり、考えている間が多かったりといったことに気がつく事ができます。

「もっとできているつもりだったのに・・・」とショックを受けることもありますが、指摘してもらえる機会が限られている人にとってはとても効果的なやり方です。

私も、録音してみたら”problem”と”program”の撥音の区別が思いのほかできていないことに気が付き、IELTSの試験前にひたすら辞書の音声を聞きながら練習したことがあります。

 

IELTSスピーキングで7.0以上目指す対策法

結論から述べる、順序立てて話す

英語は結論を最初に持ってくることがとても重要な言語です。言っていることは同じでも、最初にYesかNoか、または”I think~”と結論を先に述べることが先決です。そしてその理由を述べます。

私は他に言いたいことがたくさんあって、結論が後回しになってしまったときは言っている内容や使っている語彙は高いレベルのものだったのにスコアが低めに出てしまったことがありました。

 

私はある試験で自分の専門分野の質問が出た時に、言いたいことがたくさんあって、自分の普段取り組んでいることや考えていることを先に行ってしまって、結論が後回しになってしまったときがありました。

専門分野ですし、しっかり高いレベルの語彙やイディオムを使って言えたのに、スコアが低めに出てしまったことがありました。(スピーキングで8.0を取った次の試験で7.0まで落ちてしまいました)

 

イディオムを使う

スピーキングで7.0以上を取るのに必要となってくるのがイディオムです。

イディオムを使わなくても他の語彙面、発音、文法面や論理的な話し方ができているかなどの点で評価されれば7.0を取ることも可能ですが、ちょっとしたミスが許されなくなるので少し厳しいです。

 

イディオムは一見難しいように思いますが、コツをつかめばIELTSスピーキング用に訓練することは可能です。

私も上記のMikeさんのスカイプレッスンを受けた際に「7.0が取れない」と言ったら「イディオムを使えれば7.0は行くはず。むしろ8.0も行けるのではないか」と言われ、実践してみたら一気に8.0を取得することができました。

 

効果的なイディオムの使い方

イディオムはとても幅が広く、どこから手を付けたら良いか分からない方も多いかと思います。

私も初めはそうでしたが、IELTSのスピーキングだけなら質問のパターンは決まっているのでいくつか自分の覚えやすい、これなら使えそうと言うイディオムを選んで練習することで乗り切ることができます。

 

私の場合は上記で紹介したMikeさんがオンラインで無料公開している資料を使いました。

このページの下に行くと21個IELTSで使えるイディオムがその意味や使用例と一緒に紹介されています。イディオムを発音したものがMP3でダウンロードもできますので、発音を確認するのにも役立ちます。

また、IELTS試験でのイディオムの使い方なども含めて紹介したYoutubeもあるので、しっかり理解したうえで試験に臨むことができます。

私は、21個紹介されているうち、そこから5~6個ほど自分用にピックアップして、実施の試験を想像し、使える状況をいくつかシミュレーションしながら練習していました。

 

IELTSで使えるイディオムの意味や使用例が書いてあるので、そこから5~6個ほど自分用にピックアップして練習していました。例として下記いくつかを紹介します。

  • ”I am keen on~” 「~が好きだ、~に熱心だ」

単に”I like~”というだけでなく”I am keen on ~”が使えるといいです。もし自分が苦手な分野の質問が出てしまったら”I am not keen on~”と言うことで1つイディオムを使うことができます。

 

  • ”It’s not my cup of tea”「私の趣味じゃない、好みじゃない」

自分の興味のなきことを聞かれて何と答えたらよいかわからないというときに使えるイディオムです。反対に自分の趣味の時にも”~ is my cup of tea”と使用することができます。

 

  • ”Every coin has two sides”「全ての物事には2つの側面(裏表)がある」

IELTSのスピーキングではよく何かの”advantage”と“disadvantage”が聞かれます。その際に付け加えることができます。最初に付け加えることで、次にいうことを考えながら話せるのでお勧めです。

 

まとめ

ここではIELTSスピーキング対策のおすすめ教材や普段の練習の中で取り入れられる方法、7.0以上を取得する方法を紹介してきました。

IELTSの情報は他の英語試験に比べて少なく、周りの学習者の数も多くないので不安になることも多いかと思います。

 

でも、要領をつかみ、繰り返し練習することで攻略することは可能です。IELTSのスピーキング試験は日本の限られた環境の中でネイティブと会話ができる貴重な時間でもあります。

ぜひリラックスして練習の成果をぶつけてきてください。

 

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