




日本とは季節が逆の南半球に位置する国オーストラリア。
オーストラリアを代表する観光都市のシドニーをはじめ、世界の住みやすい都市ランキングでは常に上位にランクインするメルボルン。
アメリカやイギリスと並び留学先としても人気を集め、各大学では毎年多くの留学生を世界中から受け入れています。
また、オーストラリアは日本に最も近い英語圏の国であり、日本との時差も少なく治安もよいため、日本からも多くの学生が留学をしています。
今回の記事ではオーストラリアの大学の中から「メルボルン大学」をご紹介。メルボルン大学の概要から出願方法まで詳しくみていきましょう。
筆者紹介:Antieやや
タイ在住。語学力を活かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、イギリスの大学で心理学、大学院で戦略マーケティングを学んだ息子あり。
監修者:ウメンシャン
日中英のトリリンガル・言語オタク。英語圏留学経験なしからIELTS8.0、TOEFL104、GRE322。コロンビア大学・ペンシルバニア大学・ニューヨーク大学・メルボルン大学教育大学院に合格実績を持つ。慶應義塾大学大学院卒。1児の母。
目次
オーストラリアの名門校:メルボルン大学とは

メルボルン大学の基本情報
基本情報
名称:The University of Melbourne(メルボルン大学)
所在地:The University of Melbourne Grattan Street Parkville Victoria 3010 Australia
電話番号:+61 3 9035 5511
創立年:1853年
学校形態:大学・大学院
学生数:58,000名以上
留学生比率:46%
※学生数・留学生比率は、メルボルン大学公式のFacts and figuresを参照しています。
最新情報は、メルボルン大学公式サイトをご確認ください。
世界大学ランキングの評価
オーストラリア国内の大学で特に優れたトップ8校「Group of Eight」の1つであるメルボルン大学は、オーストラリア国内でも世界的にも高い評価を受けている名門大学です。
主要な世界大学ランキングでは、オーストラリア国内1位に位置づけられており、世界でも上位校として評価されています。
| ランキング | オーストラリア国内順位 | 世界順位 |
|---|---|---|
| QS World University Rankings 2026 | 1位 | 19位 |
| Times Higher Education World University Rankings 2026 | 1位 | 37位 |
| Academic Ranking of World Universities 2025 | 1位 | 38位 |
参照:University of Melbourne / Facts and figures
また、QS世界大学ランキング科目別でも、メルボルン大学は幅広い分野で高い評価を受けています。
志望する専攻によって評価や入学要件は異なるため、出願前には必ず各コースページで最新情報を確認するようにしましょう。
メルボルン大学の特徴と学部紹介
特徴
優れた教育と卓越した研究成果を通じて広く社会に貢献することをビジョンとして掲げるメルボルン大学。
入学直後から実施する体系的なキャリア教育を通じて、社会的および職業的自立を図るための能力を養い、次世代をリードできる優れた人材育成を進めています。
また、戦略的に海外の大学や研究機関等と協定し、人的交流、情報交換、共同研究を拡大充実させているメルボルン大学は、研究に力を入れている大学の国際ネットワークUniversitas 21 に加盟。
学術的に高い水準の研究を推進し、世界が直面している諸問題の解決に寄与しています。
学部
メルボルン大学は、学士課程レベルまたは大学院の過程を有する9つの学部(Faculty)に分けられ、それぞれが専攻分野をさらに細分化したスクールを設置。
幅広い学修分野の中から自身のニーズに合わせて受講したい科目を選択することができます。
① Architecture, Building and Planning(建築、建設、計画学)
- Melbourne School of Design(メルボルン・デザイン学科)
② Arts(人文科学)
- Faculty of Arts(人文学部)
- Graduate School of Humanities and Social Sciences(人文社会科学大学院)
③ Business and Economics(ビジネス・経済学)
- Faculty of Business and Economics(ビジネス・経済学部)
- Melbourne Business School(メルボルン・ビジネススクール)
- Melbourne School of Professional and Continuing Education(メルボルン専門・継続教育学科)
④ Education(教育学)
- Melbourne Graduate School of Education(メルボルン教育大学院)
⑤ Engineering and Information Technology(工学・情報技術)
- Faculty of Engineering and Information Technology(工学・情報技術学部)
- School of Computing and Information Systems(計算機・情報システム学科)
⑥ Fine Arts and Music(美術・音楽)
- Faculty of Fine Arts and Music(美術・音楽学部)
- Victorian College of the Arts(ビクトリア芸術大学)
- Melbourne Conservatorium of Music(メルボルン音楽院)
⑦ Law(法学)
- Melbourne Law School(メルボルン法学部)
- Melbourne School of Government(メルボルン政府学科)
⑧ Medicine, Dentistry and Health Sciences(医学、歯学、健康科学)
- Faculty of Medicine, Dentistry and Health Sciences(医学・歯学・健康科学学部)
- Melbourne Dental School(メルボルン歯学科)
- Melbourne Medical School(メルボルン医学科)
- Melbourne School of Health Sciences(メルボルン健康科学科)
- Melbourne School of Population and Global Health(メルボルン公衆衛生・グローバルヘルス学科)
- Melbourne School of Psychological Sciences(メルボルン心理学科)
- School of Biomedical Sciences(生物医科学科)
⑨ Science(理学)
- Faculty of Science(理学部)
- School of Agriculture, Food and Ecosystem Sciences(農業・食品・エコシステム科学科)
- Melbourne Veterinary School(メルボルン獣医学科)
- School of Biosciences(生物科学科)
- School of Chemistry(化学科)
- School of Geography, Earth and Atmospheric Sciences(地理・地球・大気科学科)
- School of Mathematics and Statistics(数学・統計学科)
- School of Physics(物理学科)
メルボルン大学について調べている方は、実際に同大学へ進学した日本人学生の体験談も参考になります。
There is no Magic!! では、北海道の公立中高一貫IB校からメルボルン大学 Bachelor of Science に進学し、神経科学を学ぶAoiさんへのインタビューを掲載しています。
出願準備、奨学金、メルボルンでの学生生活、海外大学を目指すまでの気持ちの変化など、公式情報だけでは分かりにくいリアルな声を知ることができます。
メルボルン大学の学費・留学費用と奨学金
学費と留学費用の目安
メルボルン大学の学費は、専攻や履修する科目によって異なります。
留学生は原則として international fee place として在籍し、授業料は「1年間で何科目履修するか」「各科目がどの分野に分類されるか」によって計算されます。
そのため、同じ学士課程でも、Arts、Commerce、Science、Design、Music など、学ぶ分野によって年間の学費目安は変わります。
2026年の留学生向け科目単価をもとにすると、学士課程の学費はおおよそ年間 A$40,000〜A$62,000台 が一つの目安になります。
1豪ドル=100円で概算すると、年間約400万円〜620万円台です。
実際の日本円負担は為替レートによって大きく変わるため、出願前には必ず最新レートで確認しましょう。
| 分野の例 | 2026年の年間学費目安 | 日本円の目安 ※1A$=100円の場合 |
|---|---|---|
| Music / Visual and Performing Arts 音楽・舞台芸術系 | 約 A$39,936〜 | 約399万円〜 |
| Arts / Humanities / Social Sciences 人文・社会科学系 | 約 A$45,000〜A$50,000台 | 約450万円〜500万円台 |
| Design / Built Environment デザイン・建築環境系 | 約 A$56,704〜 | 約567万円〜 |
| Commerce / Business / Economics 商学・ビジネス・経済系 | 約 A$57,856〜 | 約579万円〜 |
| Mathematics / Statistics 数学・統計系 | 約 A$59,808〜 | 約598万円〜 |
| Computing / IT コンピューターサイエンス・IT系 | 約 A$60,960〜 | 約610万円〜 |
| Science 理学系 | 約 A$62,208〜 | 約622万円〜 |
※上記は、2026年のInternational Subject Based Feesに掲載されている代表的な科目単価をもとに、1年フルタイム相当として概算した目安です。
※実際の学費は、履修科目、専攻、年度、進級後の科目選択によって変わります。
※最新の学費はこちら:University of Melbourne / Fees and payments
※2026年の科目別学費はこちら:2026 International Subject Based Fees
出願・入学時に必要な支払い
メルボルン大学では、入学オファーを受け入れて席を確保する際に、指定された期日までにデポジットを支払う必要があります。
2026年時点では、留学生の学部課程では A$17,000 のデポジット支払いが必要とされています。
この金額は、初回の授業料支払いの一部として扱われます。
授業料以外にも、海外留学生保険、ビザ申請費、航空券、教材費、住居費、生活費などが必要になります。
特にオーストラリアは物価や家賃が上がりやすいため、学費だけでなく、年間の生活費も含めて資金計画を立てることが大切です。
滞在費・生活費の目安
留学全体でかかる費用は、キャンパス内の寮に住むか、キャンパス外の学生寮・シェアハウスに住むかによって大きく変わります。
メルボルン大学の寮には、食事付きの Residential colleges と、自炊中心で生活できる University residences などがあります。
たとえば、大学が紹介している寮や学生用宿泊施設では、部屋のタイプ、食事の有無、契約期間によって費用が異なります。
一般的には、食事付きの寮は費用が高くなりやすい一方で、生活面のサポートを受けやすい点がメリットです。
一方、シェアハウスや自炊型の学生寮は、生活費を抑えやすい場合もありますが、家探しや日々の生活管理を自分で行う必要があります。
メルボルンでの生活費は、住居、食費、交通費、通信費、交際費などによって大きく変わります。
学費と生活費を合わせると、メルボルン大学への留学には年間で数百万円規模の費用がかかると考えておくとよいでしょう。
留学生向けの奨学金制度
メルボルン大学への留学には、学費と生活費を合わせて大きな費用がかかります。
そのため、進学を検討する際には、大学独自の奨学金、日本国内の民間財団奨学金、JASSO、地方自治体の奨学金などを早めに調べておくことが大切です。
メルボルン大学では、留学生向けの奨学金や学費減免制度も用意されています。
たとえば、学士課程へ進学する留学生を対象とした Melbourne International Undergraduate Scholarship などがあります。
ただし、奨学金は国籍、成績、出願年度、専攻、入学区分などによって対象条件が異なります。
日本国籍の学生が利用できる制度かどうかは、年度や条件によって変わる可能性があるため、必ず公式ページで最新情報を確認しましょう。
学費負担を抑えたい場合は、大学独自の奨学金だけに限定せず、日本国内の奨学金も含めて幅広く検討しましょう。
特に、柳井財団、JASSO、笹川平和財団など、海外大学進学を支援する制度は、出願時期が大学出願より早い場合もあります。
「大学に合格してから奨学金を探す」のではなく、高校1〜2年生の段階から、どの奨学金に応募できるかを確認しておくと安心です。
実際に奨学金を活用して海外大学へ進学した学生の体験談を読むと、準備時期や応募書類の考え方も具体的にイメージしやすくなります。
奨学金の探し方や応募準備については、海外大進学のための国内奨学金獲得戦略や、留学奨学金の志望理由の書き方も参考になります。
奨学金でメルボルン大学に進学した体験談
北海道の公立中高一貫IB校から、メルボルン大学 Bachelor of Science に進学したAoiさんは、奨学金を活用して海外大学進学を実現しました。
出願準備、奨学金、現地での学生生活について知りたい方は、Aoiさんの体験談も参考になります。
メルボルン大学でのキャンパスライフ
メルボルンの中心地に位置するキャンパス
現在58,000名以上の学生が在籍するメルボルン大学。
世界中からの移民や留学生が集まり、多様性に富んだ活気あるメルボルン中心部から歩いてすぐの場所にあるメインキャンパスの他、メルボルン市内周辺とビクトリア州地方全域に6つのキャンパスを有しています。
また市内中心部のビジネス地区には、新しいビジネスが生まれる場所、そして新たなコミュニティやつながりが生まれる拠点として3つのイノベーションセンターを設置。
多様な連携や交流のもとで新たな技術革新(=イノベーション)創出を加速しています。
学生生活と支援サービス
メルボルン大学では、視野を広げて自らの価値観を形成できる教育環境、学生生活環境を提供することで、学生一人ひとりが自己成長を育める取り組みを支援しています。
- Melbourne Peer Mentor Program (MPMP)
メンタープログラムは、新入生一人ひとりに上級生のメンターが割り当てられる制度のこと。メンターには授業についての相談から大学生活、将来の進路についてまで何でも相談することができます。
また新入生が大学の環境に慣れるのを助けるために、イベントや活動などを通じて新入生同士がつながる機会を提供するなど、学生がより良い学生生活のスタートを切るのを支援しています。
- Academic Advising
学生一人ひとりの学修の質を高めるため、メルボルン大学の教員がアカデミックアドバイザーとなり、授業科目の履修状況や成績等の学修状況を考慮しながら、修学および進路に関する相談または指導などのきめ細やかな支援を行います。
- Melbourne Plus
メルボルンプラスは、大学でのプログラム受講などを証明するデジタルツールのこと。
メルボルンプラスでは主に、リーダーシップ、社会貢献、イノベーション、持続可能な社会の開発といった社会人基礎力を身につけるためのコースが提供されており、認定コースを修了することでデジタル認定証を取得。
認定証は、LinkedInなどのデジタル履歴書やソーシャルプラットフォーム上で、身につけているスキルを証明することができます。
- Discover UniMelb
メルボルン大学では、オープンキャンパスなど広く一般的に公開されているイベントはもちろんのこと、留学生による国際交流やイベントやボートレースまで、1年を通じてさまざまなイベントが開催されています。
- University of Melbourne Student Union (UMSU)
メルボルン大学には、在学生により運営されている大学公認の学生組合 (Student Union) があります。
学生組合は、学生生活が豊かで充実したものになるよう、さまざまなサービスを展開。メルボルン大学のキャンパスライフにおいて、コミュニティの中心を担う存在となっています。
- Clubs and Societies
課外活動は、実践的な活動を通して判断力、応用力、協調性、指導力等、社会人として必要とされている社会人基礎力が養われる貴重な機会。
メルボルン大学では、学術系からスポーツ系、文化系、趣味のサークルなど、登録されているだけでも200を超えるクラブやサークルが活動しています。
実際の学生生活を知りたい方へ
メルボルン大学のキャンパスライフや授業の雰囲気をより具体的に知りたい方は、同大学に進学したAoiさんの体験談も参考になります。
Aoiさんは、メルボルン大学で神経科学を学びながら、現地での生活、授業、奨学金、海外進学を決めるまでの不安について語ってくれています。
メルボルン大学を選ぶ理由
独自のカリキュラムと教育方針
通常オーストラリアの大学は3年制で、入学と同時に専攻に分かれて専門課程の学修が始まりますが、専門知識を身につけるだけでなくさまざまなことに興味を持つことを奨励しているメルボルン大学では大学独自の教育システムを導入しています。
これは Melbourne curriculum(メルボルンカリキュラム)と呼ばれ、専攻科目だけでなく幅広い学問領域を網羅する教養科目を履修できるように構成。
自分の興味や関心、将来の目標に合わせた学びを組み合わせることで、将来の職業選択の可能性を広げることができます。
学生が住みやすい街、メルボルン
シドニーに次ぐオーストラリア第二の都市メルボルン。最も活気のある街の一つであり、オーストラリアの経済、文化の中心を担っています。
また学生の街としても知られるメルボルンは、イギリスの大学評価機関であるクアクアレリ・シモンズによる学生に人気の都市ランキングで4位にランクイン(※)。
犯罪発生率が比較的低く治安のよい都市のひとつに数えられているため、落ち着いた環境で生活することができます。
(※)参考:QS Best Student Cities 2024
手厚い学生サービスとサポート体制
メルボルン大学では、全ての学生が安心して充実した学生生活を送れるよう、修学や学生生活などで困難を抱える学生のための支援体制を充実させています。
- Food Relief(食料支援)
物価高騰などの影響を受け、食に困っている学生のために食料支援を実施。また大学内カフェテリアでは、栄養バランスの取れた食事をリーズナブルな価格で提供しています。
- Counselling and Psychological Services(カウンセリングおよび心理サービス)
メルボルン大学のカウンセリングおよび心理サービス (CAPS) は、現在登録している学生およびスタッフに無料のメンタルサービスを提供。
専門カウンセラーが、対人関係、家族間の問題、学業、進路、ストレス管理、心の健康などの悩みの相談に応じるほか、さまざまなワークショップ、メンタルヘルストレーニングなどを行っています。
- International Student Support(留学生支援)
メルボルン大学では、現在、全学生数の46%を世界150ヶ国以上からきた留学生が占めており、キャンパスに多様性とグローバルな視野や価値観をもたらしています。
多くの留学生を受け入れているメルボルン大学では留学生を支援するさまざまなサービスを提供。
留学生アドバイザーが配置され、学業、ビザの問題、住居などについてのサポートに加え、キャリアサービスやメンタルヘルスサービスまで留学生の生活支援を強化しています。
メルボルン大学が向いている人・慎重に考えたい人
メルボルン大学は、オーストラリアを代表する名門大学であり、研究力、国際性、学生サポート、幅広い学びの選択肢に強みがあります。
一方で、学費や生活費は決して安くなく、志望コースによっては高い成績や英語力が求められます。
そのため、大学名やランキングだけで判断するのではなく、自分の学びたい分野、費用、進学ルート、卒業後の進路まで含めて検討することが大切です。
| 向いている人 | 慎重に考えたい人 |
|---|---|
| オーストラリアの名門大学で学びたい人 | 学費・生活費をできるだけ低く抑えたい人 |
| 理系、ビジネス、心理学、健康科学など幅広い分野から専攻を選びたい人 | 最初から小規模で手厚い大学環境を希望する人 |
| 多様な国籍の学生が集まる環境で学びたい人 | 日本語での生活サポートが多い環境を重視したい人 |
| メルボルンの都市環境や学生生活に魅力を感じる人 | 出願準備や進学ルートを一人で整理するのが不安な人 |
メルボルン大学が気になる場合は、大学の公式情報だけでなく、実際に進学した学生の体験談や、他のオーストラリア大学との比較もあわせて確認してみるとよいでしょう。
偏差値は?メルボルン大学への進学方法と入学条件
偏差値と難易度
海外大学には、日本の大学入試のような「偏差値」という考え方は基本的にありません。
メルボルン大学の難易度を考えるときは、世界大学ランキング、志望コースの入学要件、英語スコア、これまでの成績、履修科目、ファウンデーション経由の可否などを総合的に見る必要があります。
メルボルン大学は世界ランキングでも上位に入る名門大学ですが、入学方法は一つではありません。
IBやA-Levelなど大学が認める国際資格を持っている場合は直接出願を検討できますが、日本の高校卒業資格のみで出願する場合は、ファウンデーションコースを経由するのが一般的です。
海外大学の難易度や日本の大学との違いを整理したい方は、以下の記事も参考になります。
メルボルン大学への主な進学ルート
メルボルン大学への進学ルートは、出願者の学歴やカリキュラムによって異なります。
学士課程への進学を目指す場合、主に以下の2つの方法があります。
- IB、A-Levelなど、メルボルン大学が認める資格を使って直接入学を目指す
- Trinity Collegeのファウンデーションコースを経由して、メルボルン大学への進学を目指す
どちらのルートが合うかは、現在の高校カリキュラム、成績、英語力、志望専攻、出願時期によって変わります。
| 進学ルート | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 直接入学 | IB、A-Levelなど、メルボルン大学が認める国際資格を持っている人 | コースごとの成績要件・英語要件を満たす必要があります。 |
| ファウンデーション経由 | 日本の高校卒業資格からメルボルン大学を目指したい人 | ファウンデーション修了後に、希望コースの進級要件を満たす必要があります。 |
| 他大学・他国との比較 | オーストラリア以外の国や、学費を抑えた進学先も検討したい人 | 国によって入学時期、学費、卒業後の就労制度、必要な英語スコアが異なります。 |
「メルボルン大学に行けるか」だけでなく、「自分の成績・英語力・費用感に合うルートはどれか」を考えることが大切です。
海外大学進学の全体像を整理したい方は、海外大学受験方法・9カ国の入試条件と進学ルートも参考になります。


高校卒業後に直接入学する方法
①出願資格
メルボルン大学では、オーストラリアとは異なるカリキュラムにより教育が実施されている各国の学生ためにいくつかの出願資格や入学条件を採用。
大学が認める入学資格と同等の国際資格(国際バカロレア:IBなど)を取得し、要件(最低基準の成績スコアなど)を満たしている場合は、日本の高校を卒業後に直接出願することが可能です。
②入学要件
求められる入学要件はコースにより異なり、それぞれが必須科目や成績などを含む諸条件を定めています。
入学要件や申請プロセスにつきましては、志望する専攻コースの詳細にてご確認ください。
③専攻を選ぶ
オーストラリアでは、大学進学前の課程(高校など)で大学で学ぶ専攻に応じた基礎知識やアカデミックスキルを身につけ、大学では入学後すぐに専攻に分かれて専門分野の知識や実践的なスキルの習得を中心に学びます。
そのため、専攻の選択は将来のキャリアパスへと繋がることが多く、進路をしっかり考えた上で適切な選択をすることが重要。
入学後に、思っていた学習内容と違ったと後悔することのないように、専攻ごとの特色をしっかり調べる必要があります。
大学選びや専攻選びで迷っている方は、海外大学の選び方ガイドも参考にしてみてください。
④英語能力証明書
メルボルン大学への入学には、TOEFL iBTやIELTS Academicなどの英語能力試験スコアの提出が求められます。
英語要件はコースによって異なりますが、学士課程の多くで目安となるLevel 1の要件は以下の通りです。
| IELTS Academic | Overall 6.5以上(各セクション6.0以上) |
| TOEFL iBT | Overall 81以上(Writing 19以上、Speaking 19以上、Reading 16以上、Listening 16以上) |
ただし、教育、医療、法律、心理学など一部のコースでは、より高い英語要件が設定されている場合があります。
出願前には、必ず志望コースのページで最新の英語要件を確認してください。
※英語要件についての詳細はこちら:English language requirements
⑤主な出願書類
出願フォームに必要な書類をアップロードまたは提出します。
- 高校の成績証明書
- 卒業証明書
- 英語能力試験の結果
- 奨学金申請書類(必要な場合)
補足書類が必要かどうかは専攻により異なります。各コース詳細ページからご確認ください。
⑥出願方法
メルボルン大学の学部課程への出願は、志望する専攻コースページの[Apply now]ボタン、またはオンライン申請ページ[Apply online now]をクリックし、出願締切日までに大学へ直接送付。まずはアカウントを作成し、出願情報を画面の項目に沿って入力します。
※出願方法についての詳細はこちら→International Applications/ Undergraduate Study、Your Online Application
※出願締切日についての詳細はこちら→Important Dates
⑦合否結果
留学生は、出願料(120オーストラリアドル)を支払い申請が完了します。書類受け付け完了後、通常2~8週間以内にEメールにて合否結果を送付。
合否結果は「Unconditional offer(無条件合格)」「Conditional offer(条件付き合格)」「Unsuccessful(不合格)」となります。
※ 無条件合格とはオファーをもらった時点で合格が決定。条件付き合格とは、提示された条件を満たした場合に合格が認められます。条件の例としては、公的機関(IELTSなど)の英語能力テストのスコア、最終学歴などが挙げられます。
大学進学準備プログラム(ファウンデーションプログラム)からの入学方法
①大学進学準備プログラム(Preparation Programs)
日本の高校を卒業してメルボルン大学への進学を目指す場合、 教育制度の違いから日本の高校卒業資格ではメルボルン大学の出願要件を満たさないため、まずは大学1年生レベルの学習課程にあたるファウンデーションプログラムを約1年間受講してから進学するのが一般的。
メルボルン大学では、学士課程への進学を目指すための準備プログラムを大学併設Trinity College(トリニティカレッジ) が提供するPathways Schoolで開講しています。
ファウンデーションプログラムでは、英語力を向上させる他、プレゼンテーション、批判的かつ創造的に考える力、チームワーク力、建設的な議論を行う力など、大学での学びへの円滑な移行に必要とされるアカデミックスキルを習得。
また自身が進学を希望する専門分野に焦点を当てた科目を履修することにより、学習に必要な基礎知識を身につけることができます。
②出願資格
- 16才以上
- 成績優秀者
- メルボルン大学、オーストラリア国内または海外の大学へ進学予定(特定分野の専攻)
③入学要件
Trinity Collegeのファウンデーションプログラムでは、出身国・カリキュラム・希望する入学時期によって、必要な学業成績や英語力が異なります。
日本の高校から出願する場合、公式サイトでは、日本の高校成績をもとにした目安が示されています。
| コース | 日本の高校から出願する場合の学業要件の目安 | 向いている人のイメージ |
|---|---|---|
| Standard | 高校卒業資格を取得し、評定平均4程度が目安 | 高校卒業後に、標準的な期間でメルボルン大学進学を目指したい人 |
| Comprehensive | 高校2年修了時点の成績などで出願できる場合があります | 大学進学前に、英語力や数学などの基礎を含めてしっかり準備したい人 |
| Fast Track | 高校卒業資格を取得し、評定平均5程度が目安 | 高い成績・英語力があり、短期間で集中的に準備したい人 |
※上記はTrinity College公式サイトに掲載されている日本の学業要件をもとにした目安です。
※実際の判定では、履修科目、成績、英語力、志望コースの前提科目なども確認されます。
英語要件もコースによって異なります。
2026年時点の目安は以下の通りです。
| コース | IELTS | TOEFL iBT | Pearson PTE |
|---|---|---|---|
| Standard / Comprehensive | Overall 6.0 各セクション5.5以上 | 67以上 Writing 14以上 | 47以上 Writing 41以上 |
| Fast Track | Overall 6.0 各セクション6.0以上 | 67以上 Writing 19以上 | 47以上 Writing 60以上 |
※英語要件は年度によって変更されることがあります。
※2027年以降はComprehensiveの英語要件などが変更される可能性があるため、出願前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
※Trinity College Foundation Studiesの入学要件はこちら:Entry Requirements
④提供されている準備プログラム
Trinity College (Pathways School) では、成績や英語習得レベルによって異なる4種類のファウンデーションプログラムを開講。プログラムごとに異なる入学要件を定めています。
- Comprehensive
- Comprehensive Plus
- Standard
- Fast Track
それぞれのプログラムで学生は、2科目の必修科目と、自分の希望する専攻分野に合わせて関連する3科目の選択科目を選択し履修。
プログラムを既定の条件を満たして修了した学生は、メルボルン大学の学士課程1年次への進学が保証されています。
⑤受講期間と学費
Trinity Collegeのファウンデーションプログラムは、学生の学力や英語力に応じて複数のコースが用意されています。
代表的なコースには、Comprehensive、Comprehensive Plus、Standard、Fast Track などがあります。
受講期間や入学時期、学費は年度によって変わるため、出願前には必ず公式サイトで最新情報を確認しましょう。
過去の費用目安としては、StandardやFast Trackで年間A$40,000台、Comprehensive PlusではA$50,000台となる年度もあります。
ただし、実際の費用は開始時期、コース、保険料、教材費、滞在費などによって変わります。
※Trinity Collegeのファウンデーションプログラム公式情報はこちら:Trinity College Pathways School
※プログラムの費用・開講時期はこちら:Dates & Fees
⑥主な出願書類
- 高校の成績証明書
- 卒業証明書
- 英語能力試験の結果
⑦出願方法
Trinity Collegeのファウンデーションプログラムへは、公式サイトから直接出願する方法のほか、留学エージェントや海外大学進学サポートを通じて準備する方法があります。
直接出願する場合は、出願条件、必要書類、出願締切、学費、学生ビザ、滞在先などを自分で確認しながら進める必要があります。
一方で、出願準備や進学ルートの整理に不安がある場合は、海外大学進学に詳しいサポートを活用するのも一つの方法です。
特に、メルボルン大学だけでなく、オーストラリア、イギリス、カナダ、アメリカなど複数国の進学ルートを比較したい場合は、自分の成績、英語力、費用、専攻希望に合わせて選択肢を整理することが大切です。
※Trinity Collegeの公式情報はこちら:Trinity College Pathways School
※プログラムの費用・開講時期はこちら:Dates & Fees
海外大学進学のルート全体を整理したい方は、海外大学受験方法・9カ国の入試条件と進学ルートや、ファウンデーションコースの解説記事も参考にしてみてください。
メルボルン大学は、IBやA-Levelなどの資格を使って直接入学を目指す方法のほか、Trinity Collegeのファウンデーションプログラムを経由して進学を目指す方法もあります。
ただし、どちらのルートが合うかは、高校のカリキュラム、成績、英語力、志望専攻、費用、出願時期によって変わります。
There is no Magic!! では、メルボルン大学を含む海外大学・大学院への合格実績をもとに、オーストラリア、イギリス、カナダ、アメリカなど複数国の進学ルートを比較しながら、出願戦略を一緒に整理しています。
「自分の場合は直接入学を目指せるのか」「ファウンデーション経由が現実的なのか」「他の国や大学も比較した方がよいのか」などで迷っている方は、まずは個別相談で現在の状況を整理してみてください。
大学選び・出願準備・奨学金対策まで。 海外進学を一気通貫でサポートします
成績・志望・予算に合わせて、最適な進学プランを一緒に考えサポートします。
\ まだ具体的に決まってなくても大丈夫 /
無料カウンセリングに申し込む
メルボルン大学卒業後のキャリアと就労ビザ
キャリアサポートと就職支援
メルボルン大学のキャリアサービスでは、学生の就職・キャリア形成を全力でバックアップ。
個別面談、キャリア関連イベントやワークショップ、オンラインプラットフォーム、求人情報、各種イベント情報のメール配信などを通じて、卒業後の多様な進路を見据えた学生の将来設計(キャリアデザイン)を支援しています。
また、メルボルン大学では留学生の就職を支援するため専用の相談窓口を設置。
窓口では、自分がどんな仕事に向いているか考える自己分析のサポートや、今後のキャリア相談、企業説明会の情報、インターンシップ、在留資格など、就職するにあたって必要な情報を入手できます。
オーストラリアの卒業ビザについて
オーストラリアでは、条件を満たした留学生が卒業後に一定期間滞在し、就労・進学・渡航などができる Temporary Graduate visa(subclass 485)を申請できる場合があります。
大学の学士号以上を取得した場合は、主に Post-Higher Education Work stream が関係します。
このビザを取得できるかどうかは、取得した学位、在学期間、年齢、英語力、ビザ申請時点の条件などによって変わります。
また、卒業ビザの条件や滞在可能期間は制度変更の影響を受けやすいため、卒業後の現地就職やオーストラリアでの滞在を考えている方は、出願時点だけでなく、在学中にも最新情報を確認することが大切です。
※Temporary Graduate visa(subclass 485)の最新情報はこちら:Australian Government Department of Home Affairs
最後に
メルボルン大学は、オーストラリアを代表する名門大学の一つであり、研究力、国際性、学生サポート、幅広い学びの選択肢に強みがあります。
一方で、出願方法、英語要件、学費、奨学金、ファウンデーション経由の進学など、確認すべきポイントも多くあります。
まずは、以下の3点を整理してみましょう。
- 自分は直接入学を目指せるのか、ファウンデーション経由が現実的なのか
- 希望する専攻の学費・英語要件・成績要件はどのくらいか
- 奨学金や国内制度を含めて、費用面の準備ができるか
メルボルン大学が気になっている方は、公式情報を確認しながら、自分の成績、英語力、費用、専攻の希望に合う進学ルートを整理していきましょう。
実際にメルボルン大学へ進学した日本人学生の体験談も、進学後の学びや生活を具体的にイメージするうえで参考になります。
メルボルン大学への出願方法や、自分に合う進学ルートを整理したい方は、海外大学出願・進学サポートも活用してみてください。










