


TOEFL iBTのスピーキングに対し、「帰国子女じゃないから無理」「新形式でテンプレが使えなくなり、純ジャパにはさらに不利では?」と不安を感じていませんか?
2026年導入の新形式(リピート問題・インタビュー問題)では不自然な暗記テクニックが通用しなくなり、リアルな対話力が問われます。
しかし心配は無用です。万能な「鉄板エピソード」を用意し、「独り言」や「録音」といった泥臭い訓練を地道に続ければ、日本にいながら確実にスコアは飛躍します。
この記事では、留学経験ゼロの純ジャパが実践してきた「本質的な訓練メソッド」を新形式向けに統合。
新しい採点ロジックの解説から公式例題の対策、今日から自宅でできる自己訓練までを網羅した完全保存版です。
日中英のトリリンガル・言語オタク。英語圏留学経験なしからIELTS8.0、TOEFL104、GRE322。コロンビア大学・ペンシルバニア大学・ニューヨーク大学・メルボルン大学教育大学院に合格実績を持つ。慶應義塾大学大学院卒。1児の母。
目次
2026年新形式!TOEFLスピーキングの全体像と「スコア算出の仕組み」
まずは、新しくなったスピーキングセクションの全体像を把握しましょう。
スピーキングの構成と素点(Raw Score)の内訳
新形式のスピーキングは、2つのタスク(全11問)で構成されています。
すべての回答は0〜5点の6段階で採点され、合計の素点は55点満点となります。
| タスク名 | タスクの内容 | 問題数 | 配点 | 合計素点 |
|---|---|---|---|---|
| Task 1 Listen and Repeat | 日常や大学生活のシーンで流れる英文を聞き、そのままリピートします。後半になるほど文章が長く複雑になります。 | 7問 | 各0〜5点 | 35点 |
| Task 2 Take an Interview | 録画された面接官からの質問に回答します。前半は自身の経験、後半は社会的なテーマへの意見を45秒で述べます。 | 4問 | 各0〜5点 | 20点 |
| 合計(セクション全体の素点) | 11問 | – | 55点 | |
この合計55点満点の素点が、最新の統計処理を経て、最終的な1.0〜6.0のバンドスコアへと変換されます。
試験時間は全体で約8分間と非常に短いため、一問一問に集中して実力を出し切ることが重要です。
スピーキングの4つの評価基準
各設問の回答は、以下の観点から総合的に評価されます。
| 評価基準 | 評価されるポイント |
|---|---|
| Fluency (流暢さ) | 話すスピード、不自然なポーズの少なさ、言い淀みの回数などがチェックされます。一文を途切れさせず、会話として自然なペースを維持できているかが重要です。 |
| Intelligibility (明瞭さ) | 発音の正確性、自然なリズム、音節の強弱(ストレス)が適切かどうかが評価されます。聞き手が努力せずにあなたの言葉を理解できるレベルを目指します。 |
| Language Use (言語使用) | 語彙の多様性(同じ言葉を繰り返さない工夫)や、文法の正確性が問われます。適切な単語を使いこなし、意味を正確に伝えられているかが評価の対象です。 |
| Organization (構成力) | 話の論理的なつながりや、接続詞を効果的に使って筋道を立てているかがチェックされます。質問に対して具体的かつ一貫性のある回答を展開できているかがポイントです。 |
バンドスコアと旧形式のスコア換算・素点の目安
55点満点の素点は、テストごとの難易度を調整する統計的な処理(Equating)を経て、最終的に1.0〜6.0のバンドスコアとして報告されます。
以下の表は、各バンドスコアが旧形式の30点満点で何点に相当するかと、そのバンドを獲得するために必要な「素点の目安(55点満点中)」、および評価されるパフォーマンスの目安をまとめたものです。
| バンド | 旧スコア換算 | 素点の目安 (/55点) | 評価されるパフォーマンスの目安 |
|---|---|---|---|
| 6.0 | 28 – 30点 | 48〜55点 (平均 4.4〜5.0) | 言い淀みがほとんどなく、非常に流暢。複雑な構文を正確に使いこなし、ネイティブに近い明快さで回答できる状態。 |
| 5.5 | 27点 | 44〜47点 (平均 4.0〜4.3) | 論理構成がしっかりしており、具体的なエピソードを豊富に話せる。多少のミスがあっても、内容の説得力が非常に高いレベル。 |
| 5.0 | 25 – 26点 | 39〜43点 (平均 3.5〜3.9) | |
| 4.5 | 23 – 24点 | 33〜38点 (平均 3.0〜3.4) | 自分の意見を筋道立てて説明できるが、時折言葉に詰まったり、発音が少し不明瞭になる箇所がある。 |
| 4.0 | 20 – 22点 | 28〜32点 (平均 2.5〜2.9) | 最低限のやり取りが可能。流暢さや構成に課題はあるが、伝えようとする姿勢が評価されるゾーン。 |
| 3.5 | 18 – 19点 | 22〜27点 (平均 2.0〜2.4) | 短い単文での回答が中心。語彙や文法の制限により、詳細な説明が難しい状態。まずは「黙らずに話し続ける」練習が必要。 |
| 3.0 | 16 – 17点 | 17〜21点 (平均 1.5〜1.9) |
※「素点の目安」は、全11問(各5点満点)の平均的な評価から逆算した推測値です。実際のスコアはテストごとの統計処理によって変動します。


AIと人間によるハイブリッド採点
最新の採点プロセスでは、「ハイブリッド方式」が採用されています。
これは、ETSが開発した最新のAIスコアリングエンジンと、トレーニングを受けた人間の採点官(Rater)の両方があなたの回答を評価する仕組みです。
AIは「話す速度」や「発音の正確さ」といった音響的・言語的な微細な特徴を客観的なデータとして解析します。
一方で、人間の採点官は「話の全体的な意図が通じているか」や「論理的な深みがあるか」といった、より高度なコミュニケーションの質を最終的に確認します。
この二段階のチェックにより、精度の高い公正なスコアが算出されるのです。

新タスク①:Listen and Repeat(リピート問題)の例題と攻略法
新形式で最初に登場する「Listen and Repeat」は、その名の通り聞こえてきた音声をそのまま繰り返すタスクです。
問題形式と例題
大学のキャンパスや日常生活のシチュエーションを想定した短い英文が流れます。
音声が終わった後、最大8〜12秒の録音時間内に、聞いた文章をそのまま口頭でリピートします。
全部で7問出題されますが、最初は短い一文から始まり、後半になるにつれて文章が長く、構造も複雑になっていきます。
【例題:キャンパス・日常生活でのやり取り】
- 問1(短文レベル): “We have a variety of wildlife.”(ここには様々な野生動物がいます。)
- 問4(中級レベル): “The library will be closed for renovation until next Monday morning.”(図書館は来週の月曜の朝まで、改装工事のため閉館となります。)
- 問7(長文レベル): “Although the professor assigned a lot of reading for this week, most of the material will be covered in the upcoming lecture.”(教授は今週、たくさんのリーディング課題を出しましたが、資料の大部分は次回の講義でカバーされます。)
※このように、後半になるほど情報の密度が上がり、記憶の保持が難しくなります。
採点基準:一言一句完璧でなくても「4点」は取れる!
このタスクは0〜5点の6段階で評価されます。
多くの受験生が「完璧にリピートしなければならない」と考えがちですが、実は「意味さえ正しく再現されていれば高得点(4点)」という非常に現実的な基準が設けられています。
【5点】と【4点】の境界線:何が許されるのか?
最高評価の5点は、一言一句正確で、かつ明瞭にリピートできた場合に与えられます。
一方で、4点は「プロンプトの意味を捉えているが、正確な再現ではない」状態を指します。
公式ガイドでは、具体的に以下のようなミスは「4点(高評価)」の範囲内であると明記されています。
- 機能語のわずかなミス: in, at, the などの前置詞や冠詞が1〜2個抜けている、または別の語に変わっている。
- 長い文章での単語欠落: 文章が長い場合、主要な意味に影響しない単語が1つ抜ける、あるいは類義語(例:Start → Begin)に置き換わっている。
- 文法的な些細なミス: 動詞の時制(過去形など)や、単数・複数の「s」の付け忘れ。
- 語順の入れ替わり: 2つの単語の順番が前後している(意味が変わらない場合)。
- 言い直し(セルフコレクト): 途中で言い間違えても、すぐに自分で修正して最後まで言い切れた場合。

攻略法:単なるオウム返しではなく「意味の塊」で捉える
後半の長い文章になると、単語を1つずつ記憶しようとしても頭が追いつきません。
単なるオウム返し(音の丸暗記)ではなく、「意味の塊(チャンク)」で情景をイメージしながら聞くことが最大の攻略法です。
【自己訓練】SiriやOtter.aiを使った発音チェック
リピート問題で確実にスコアを稼ぐには、「自然なリズム(イントネーション)」と「単語の強弱(ストレス)」が不可欠です。
いくら正しい単語を並べても、ロボットのような平坦な話し方ではAIに聞き取ってもらえません。
そこでおすすめなのが、スマホのSiriやGoogleアシスタント、あるいは音声認識アプリ(Otter.aiなど)を使った自己訓練です。
TED Talksや英語のニュース音声などを聞き、それをアプリに向かってリピートしてみてください。
もし自分が意図した通りに文字起こしされなければ、それは発音やイントネーションが不自然で、AIに「意味のある英語」として認識されていない証拠です。
発音の合格ラインは、「Siriやアプリが、あなたの言っている単語を9割(90%)正確に聞き取れること」です。
このレベルに達していれば、本番でも発音の不明瞭さで大きく減点されることはないと安心できます。

新タスク②:Take an Interview(インタビュー問題)の例題と攻略法
新形式のスピーキングで、最も「自分の言葉」で話す力が試されるのがこのセクションです。
画面上の面接官と対話するような感覚で、全4問の質問に答えます。
問題形式:画面越しの面接官と1対1の対話
あらかじめ録画された面接官の質問に対し、それぞれ45秒間で回答します。質問は以下の2つのステップで進んでいきます。
- 前半(問1〜2): あなたの日常生活や過去の個人的な経験についての事実に関する質問。
- 後半(問3〜4): 社会的なテーマや、より抽象的なトピックに対するあなたの「意見」を問う質問。
【例題セット:インタビューのイメージ】
セットA:都市生活(Urban Life)
- 前半: “Why did you travel to that city? What did you like about that city?”
(なぜその都市へ旅行したのですか?その都市のどんなところが好きでしたか?) - 後半: “Do you think that city governments should create more parks in urban areas to promote a general sense of happiness? Why?”
(自治体は幸福度を上げるためにもっと公園を作るべきだと思いますか?なぜですか?)
セットB:教育・学生生活(Education)
- 前半: “What was your favorite subject in high school? Why did you enjoy it?”
(高校時代、一番好きだった科目は何ですか?なぜ楽しかったのですか?) - 後半: “Do you believe all university students should be required to learn a foreign language, regardless of their major?”
(専攻に関わらず、すべての大学生は外国語学習を必須とされるべきだと思いますか?)
セットC:テクノロジー・習慣(Technology)
- 前半: “How often do you use social media? What kind of information do you usually look for?”
(どのくらいの頻度でSNSを使いますか?普段どんな情報を探していますか?) - 後半: “In your opinion, has technology made our personal relationships stronger or weaker? Please explain with reasons.”
(テクノロジーは個人の人間関係を強くしたと思いますか、それとも弱くしたと思いますか?理由を教えてください。)
攻略のコツ1:STARメソッドで「論理の迷子」を防ぐ
45秒という限られた時間で思いつくままに話し始めると、途中で話の着地点が見えなくなり、沈黙が生まれてしまうリスクがあります。
論理的な構成(Organization)で高得点を狙うために、面接やスピーキングの王道である「STARメソッド」を徹底しましょう。
特に新形式のインタビュー問題では、以下の時間配分を意識すると、具体的で説得力のある回答になります。
| 構成要素 | 時間目安 | 具体的に話すべき内容 | 使えるつなぎ言葉 |
|---|---|---|---|
| Situation (状況) | 約10秒 | 「いつ、どこで、何をしていたか」という背景を簡潔に伝えます。 | When I was… / Back in… |
| Task (課題) | 直面した問題や、達成すべき目標を1文で述べます。 | The problem was… / My goal was to… | |
| Action (行動) | 約25〜30秒 | ここが一番の加点ポイントです。課題解決のために取った具体的な行動を2〜3つ説明します。 | So, I decided to… / First, I… / Also… |
| Result (結果) | 約5〜10秒 | 行動の結果どうなったか、何を学んだかをポジティブに締めくくります。 | As a result… / Through this, I learned… |
【具体例】TOEFLのスコアアップについて話す場合
の回答例を参考にすると、以下のような流れになります。
- (S+T) 大学生の時、留学のためにTOEFLのスコアが必要でしたが、最初は60点と非常に低い状態でした。
- (A) そこで私は毎日英単語を覚え、オンライン英会話を使い、さらには英語のニュースを毎日聴くようにしました。
- (R) 結果として、スコアは100点まで上がり、無事に志望校へ出願することができました。

攻略のコツ2:「鉄板エピソード」を使い回す
本番の緊張感の中、わずか十数秒の準備時間でゼロから完璧なアイデアをひねり出すのは至難の業です。
純ジャパの先輩たちがこぞって実践している戦略が、「汎用性の高い鉄板エピソードをあらかじめ数個作っておき、どんな質問が来ても結びつける」という方法です。
TOEFLはあくまで「英語力」を測るテストであり、内容の真実性は問われません。
嘘でも構わないので、自分が最も話し慣れているエピソードに引きずり込むのが最大のポイントです。
あらかじめ準備しておく「鉄板エピソード」の中身
鉄板エピソードとして準備しておくのは、STARメソッドでいうところの「Action(行動)」と「Result(結果)」の部分です。例えば、以下の2つのブロックを英語でスラスラ言えるようにしておきます。
① 英語学習の苦労と成功(困難・目標達成系)
- Action(行動): 毎日通学の電車で単語帳を読み込み、家に帰ってからはオンライン英会話を毎日25分欠かさず受講した。
- Result(結果): その結果、スコアが飛躍的に上がり、目標に向かって努力を継続することの大切さを学んだ。
② 寿司とカラオケ(リラックス・交友関係系)
- Action(行動): 馴染みの寿司屋で美味しいものを食べながらお互いの近況を語り合い、その後はカラオケに行って数時間大声で歌う。
- Result(結果): その結果、日々のストレスが完全にリセットされ、翌日からまた新鮮な気持ちで勉強や仕事に集中できる。
【具体例】1つのエピソードで複数の質問に答える技術
この「Action」と「Result」のブロックを頭に入れておけば、あとは質問に合わせて最初の入り口(Situation)を少し変えるだけで、以下のように様々な問題に対応できます。
| 鉄板エピソード | 想定される質問(例) | 回答の切り返し方(結びつけ方) |
|---|---|---|
| ①英語学習の 苦労と成功 (困難・目標達成) | 最近の印象的な経験を教えてください。 | TOEFLのスコアが上がったことです。なぜなら…(鉄板①のActionとResultへ) |
| 最もやりがいのある職業は何だと思いますか? | 大学の教授(英語の先生)です。私の英語力が低かった時、先生のおかげで…(鉄板①のActionとResultへ) | |
| 携帯電話は私たちの生活を向上させたと思いますか? | はい。私は携帯電話を使って英語を勉強し、スコアを上げました。具体的には…(鉄板①のActionとResultへ) | |
| ②寿司とカラオケ (リラックス・交友関係) | 多くの友人がいるのと、少数の友人がいるの、どちらを好みますか? | 少数の友人です。先週末も2人の親友と寿司屋に行き、そのあとカラオケで…(鉄板②のActionとResultへ) |
| 地元を離れているとき、最も恋しくなるものは何ですか? | 地元の寿司屋です。(※海外に住んでいる設定にして)以前友人とよく通っていて…(鉄板②のActionとResultへ) | |
| 大学生はどのようにリラックスすべきですか? | カラオケに行くべきです。歌うことでストレスを発散できますし、先日も友人と…(鉄板②のActionとResultへ) |
このように、あらかじめ「自分の得意なストーリー(ActionとResult)」を数パターン作り込んでおけば、最初の「質問に対する直接の回答(Situationへの入り口)」を少し変えるだけで、ほぼすべての問題に対応できるようになります。

攻略のコツ3:ガチガチのテンプレを捨て、自然な「つなぎ言葉」へシフト
これまでのTOEFL対策では、「In my opinion… First of all… Secondly…」といった機械的なテンプレートに当てはめて話すのが王道とされてきました。
しかし、新形式のインタビュー問題では、より自然なコミュニケーション能力が評価されます。
暗記した定型文をロボットのように読み上げる話し方は、最高評価(5点)の条件である「自然な会話のペース(Good conversational speaking pace)」を崩す原因とみなされ、スコアが伸び悩みます。
堅苦しいテンプレートを卒業し、日常会話でネイティブがよく使う「自然なつなぎ言葉(フィラー)」に置き換えるだけで、面接官と本当に会話をしているようなライブ感を演出できます。
以下の言い換えを意識して練習してみましょう。
| 話の展開 | ❌ 旧形式のガチガチなテンプレ | ⭕️ 新形式で使える自然なフレーズ |
|---|---|---|
| 意見を言う時 | In my opinion, I agree with… | Well, personally I think… / Actually, I prefer… |
| 1つ目の理由 | First of all, … | For one thing, … / To start with, … |
| 2つ目の理由 (付け足し) | Secondly, … | On top of that, … / Plus, … / Also, … |
| 言葉に詰まった時 (時間稼ぎ) | (無言になる)または「あー」「えー」 | Let me see… / You know, / I mean… |
特に、頭が真っ白になって言葉に詰まった時の「時間稼ぎのフィラー(Let me see… など)」は非常に有効です。
無言(ポーズ)が長く続くと流暢さの減点対象になりますが、こうした自然な言葉で繋いでおけば、考えをまとめる時間を稼ぎつつ「英語で会話を続けるスキルがある」とAIや採点官にポジティブに評価されます。
時間が余ってしまった時の「数秒を埋める」テクニック
45秒という時間をぴったり使い切るのは非常に難しいです。
もし回答が早く終わってしまい、数秒の「間」ができそうになったら、以下のようなどうでもいいセンテンス(結論の念押し)を付け加えて、無言の時間を最小限に防ぎましょう。
- 残り7秒(38秒で話し終わった)場合:
“Well, this is just my opinion, but other people may think differently.”(まあ、これはあくまで私の意見で、他の人は違う考えかもしれませんが。) - 残り4秒(41秒で話し終わった)場合:
“So yeah, I find it really helpful.”(というわけで、これは本当に役立つと思います。)
こうした自然なリカバリーができることも、コミュニケーション能力の高さとして評価されます。
さらに加点!ネイティブ英語から「汎用フレーズ」を借りる
また、「Language Use(言語使用)」の項目で高評価を獲得するには、日本語を直訳したような不自然な文ではなく、自然な英語の言い回しを使う必要があります。
そこでオススメなのが、ネイティブが書いた英文から「汎用性の高いフレーズ」を借りてきて、ストックしておくことです。
以下は、どんなトピックでも使い回しやすく、文法力もアピールできる強力なフレーズです。
【使い回し抜群!ネイティブの鉄板フレーズ】
- when it comes to A:Aのことになると
(例:When it comes to learning English… / 新しいトピックの導入に便利) - have a positive/negative impact on A:Aに良い/悪い影響を与える
(例:It has a positive impact on my health. / 理由を説明する時の王道表現) - there is no doubt that SV:SVということは疑いの余地がない
(例:There is no doubt that it is important. / 強い意見の主張に) - in a timely/efficient manner:適時に/効率的に
(例:I can finish my task in an efficient manner. / ActionやResultを修飾する時に) - play a key role in A:Aにおいて重要な役割を果たす
(例:Smartphones play a key role in our lives.) - have a habit of doing:〜する習慣がある
(日常や個人の経験を語るトピックに) - Without A, I could not have done:Aなしでは私は〜できなかっただろう
(※仮定法を使うことで、Language Useの「複雑な文法のコントロール」で大きく加点されます)
これらのフレーズを、先ほど紹介した「鉄板エピソード」の中に組み込んでおけば、本番でも焦らずに高度な英語を口にすることができます。

【純ジャパ必見】高バンドを突破する本質的な自己訓練法
「海外留学の経験がない」「発音が綺麗じゃないから高得点は無理かも…」と落ち込む必要は全くありません。
ここでは、留学経験なしで高得点(旧形式24点以上相当)を獲得した先輩たちが実践していた、泥臭くも本質的なトレーニングと、意識すべき評価のツボを紹介します。
① ネイティブ発音は不要!ETSが本当に評価する「3つのポイント」
現代のTOEFLでは「ネイティブっぽさ」は要求されておらず、言葉として「相手に伝わること」が重要視されます。
実際に高得点を取得した純ジャパの先輩たちの経験から見えてきた、リアルな評価ポイントは以下の3つです。
【実戦的な評価のツボ】
- ゆっくり着実 >>> 早口
ネイティブのように早口で話す必要はありません。遅いスピードであっても、設問に対してハッキリと答えられていればしっかり評価されます。 - 細切れでも間違いが少ない >>> 滑らかだけど言い直しをする
無理にスピードを上げて「噛む」「言い直す(セルフコレクト)」を繰り返すと、流暢さの評価が下がります。一文一文を確実に発音する方がスコアは安定します。 - ゆっくり話して、時間めいっぱい使う!
時間が余って沈黙が続くのは避けましょう。途中で録音が切れてしまっても、そこまでの内容が良ければ最高評価(5点)を獲得できます。「時間いっぱい話し続けること」が大切です。

② 英語の「独り言」と「同時通訳ごっこ」を日常化する
英語を話すとき、頭の中で「日本語を英語へ翻訳」していると、どうしても言葉に詰まり、不自然な間が空いてしまいます。
日本語を介さず、ネイティブのように直接英語で思考する「英語脳」を作るための具体的なトレーニングが以下の3つです。
トレーニング1:シチュエーション別「英語の独り言」
日常のふとした瞬間に、自分の行動や感情を英語で呟く習慣をつけましょう。特別な準備をしなくても「自分の意見を英語でまとめる力」が自然と鍛えられます。
- 朝起きた時・家事中(実況中継): 「Today, I have a meeting at 10 AM…(今日は10時に会議がある)」や、「I’m washing the dishes…(お皿を洗っている)」と、目の前の予定や行動をそのまま口に出します。
- お風呂や寝る前(1日の振り返り): その日あった出来事に対して、「今日〇〇があって、私は〇〇だと思った」と英語で感想をまとめます。
- 分からない単語はその場で調べる: 例えばジムにいる時に「腹筋って英語でなんて言うんだろう?」と思ったらすぐに調べ(sit-upsなど)、身の回りの生きた語彙を増やしていきます。
トレーニング2:「同時通訳ごっこ」で即座に言い換える力を鍛える
テレビのニュースやドラマ、電車内で耳に入った他人の会話などを、頭の中で瞬時に英語に訳してみる練習です。一言一句完璧に訳す必要はありません。
相手の言いたいことの「要点」を掴み、自分が知っている簡単な英語に置き換えて説明するスキル(要約力)が磨かれます。
とっさに言葉が出てこない時は、「英辞郎」などのアプリでフレーズごと検索する癖をつけましょう。
トレーニング3:日常の選択に「即興で嘘の理由を2つ」考える
TOEFLスピーキングでは、自分の意見に対して「具体的な理由を2つ」添えることが高評価の鍵となります。
しかし、短い準備時間でパッと理由をひねり出すのは至難の業です。
そこで、日常のささいな選択に対して、心の中で「嘘でもいいから即座に理由を2つでっち上げる」トレーニングを行います。
例1:いつも行くA店ではなく、B店で買い物することに決めた。
- 理由1:まず、B店は家から近いから。移動時間が浮けば、その分ドラマを観る時間に充てられる。
- 理由2:次に、B店の店員さんが気さくだから。店員さんと話すだけで晴れやかな気分になれるため、私にとって接客態度は重要な決め手だ。
例2:大学図書館の「本を延滞したら貸出停止になるルール」に反対する。
- 理由1:第一に、学生の勉学を妨げてしまうから。ペナルティのせいで論文の執筆が滞ってしまうのは本末転倒だ。
- 理由2:第二に、別の解決策があるから。次に待っている学生がいることをメールで伝え、学生の良心に訴えるほうが効果的ではないか。
TOEFLは英語力を測る試験であり、あなたの回答が真実かどうかは採点に一切影響しません。
「For one thing… And also…」と英語でそれっぽい理由をひねり出す習慣をつけることで、本番の想定外の質問に対する即興力が劇的に上がります。

③ 自分の回答を「録音」して客観視する
自分一人で話しているつもりでも、いざ録音して聞いてみると、想像以上に「あー」「えー」といった言い淀みが多かったり、変なところでポーズを取っていることに気づくはずです。
スマホのボイスメモ機能を使い、以下のステップで徹底的に分析してください。
【実践ステップ】録音セルフチェック法
- ステップ1:本番形式で録音する
タイマーを設定して(準備時間15秒、回答時間45秒など)、必ず時間を測って録音します。 - ステップ2:自分の録音を聞き返す
発音、イントネーション、流暢さ、論理構成を客観的にチェックします。 - ステップ3:弱点を分析し、修正する
「やばい、ひっどい、直さないと」とリアルタイムで痛感し、弱点と向き合います。必要に応じて構成や表現を修正します。 - ステップ4:再度録音して完成度を高める
改善点を反映させて再度録音を繰り返します。
実際にスコア110点(スピーキング24点)を獲得した先輩も、「24点を取るために、毎日自分の声を録音して改善点を確認しました」と語っています。


まとめ:新形式を味方につけ、着実な一歩を踏み出そう
2026年からの新形式ではテンプレの丸暗記が通用しなくなりましたが、恐れる必要はありません。
あらかじめ用意されたセリフを思い出すプレッシャーから解放され、あなたの「純粋なコミュニケーション力」が素直に評価されるチャンスです。
もちろん、最初から流暢に話せる人はいません。自分のたどたどしい録音を聞いて落ち込む日もあるでしょう。
それでも、まずは1日1問から「自分だけの鉄板ネタ」を作り、スマホで録音する練習を地道に続けてみてください。
毎日繰り返せば言葉に詰まる回数が減り、自然と口から英語が出てくるようになります。焦らず、今日からできるトレーニングを始めましょう。

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スコアレンジのところってなぜ二つに分かれているのですか?
Goodでも、もともとのRawスコアは3.5の場合と4.0の場合があるので、例え同じくGood二つとFair一つ取ったとしても、最高の場合は(4.0+4.0+3.0)/3=3.67となり、換算したら28点になる。最低の場合は(3.5+3.5+2.5)/3=3.17となり、換算したら24点になる。
GoodやFairの個数から、だいたいこの点数とこの点数の間が取れそうだよということだ。