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イギリスの大学院は、1年間で修士号を取得できるコースが多く、2年制が中心の国より費用を抑えやすいイメージがあります。
ところが、実際の総額は大学・専攻・都市によって大きく変わります。
2026~27年度の実在するコースで試算すると、1年間で約610万円に収まるケースがある一方、ロンドンや高額コースでは1,400万円を超え、オックスフォード大学の一部コースでは1,800万円近く必要です。
この記事では、一般的な1年制修士を中心に、学費、12か月分の生活費、学生ビザ、医療付加料を同じ基準で比較します。
監修者:ウメンシャン
日中英のトリリンガル。英語圏への留学経験がない状態からIELTS 8.0、TOEFL 104、GRE 322を取得。コロンビア大学、ペンシルベニア大学、ニューヨーク大学、メルボルン大学教育大学院などへの合格実績を持つ。慶應義塾大学大学院卒。株式会社MAGEEEK代表として、海外大学・大学院の出願支援や進路設計に携わる。
記事の調査方法
本記事は、British Council、英国政府、各大学の2026~27年度を中心とする公式情報をもとに編集しています(2026年8月19日調査)。
日本円は、日本銀行が公表した2026年8月の裁定相場である1ポンド=214円で概算しました。
- 総額の目安:1年間の代表試算で約610万~1,790万円。学費と都市の組み合わせで決まる。
- 差がつく要因:同じ大学でも専攻で学費が100万~200万円以上、ロンドンと地方で生活費が年100万円以上変わる。
- 渡航前の支払い:学生ビザ£558+医療付加料£1,164(合計約37万円)に加え、デポジットや英語準備コースも前払い。
- 資金計画のコツ:気になる3コースを同じ条件で総額比較し、奨学金の採否それぞれで出願案を作る。
目次
イギリス大学院の費用は1年間でいくら?
イギリスの大学院費用は、今回の代表試算で約610万~1,790万円です。
最初に、費用を抑えやすい地方大学から、ロンドン・オックスフォードの高額コースまで並べてみましょう。
| 代表ケース | 1年間の総額 | 学費 | 12か月の生活費 |
| カンブリア大学 地方の一般修士 | 約610万~713万円 | £16,000 約342万円 | £10,800~15,600 約231万~334万円 |
| ヨーク大学 現代史・国際政治 | 約844万~946万円 | £26,900 約576万円 | £10,800~15,600 約231万~334万円 |
| UCL データサイエンス | 約1,370万~1,396万円 | £46,700 約999万円 | £15,600~16,800 約334万~360万円 |
| オックスフォード大学 法学・金融 | 約1,608万~1,787万円 | £56,540 約1,210万円 | £16,860~25,260 約361万~541万円 |
※2026~27年度の留学生向け学費、12か月分の生活費、学生ビザ申請料£558、移民医療付加料£1,164を含む代表試算です。航空券、英語準備コース、任意保険、奨学金は含めていません。学費・生活費は大学公式とBritish Council、日本円は日本銀行の2026年8月の裁定相場(1ポンド=214円)を使っています。
この差を生む主な要因は、次の2つです。
- 大学・専攻:同じ大学でも、コースによって学費が100万~200万円以上変わる
- 都市・住居:ロンドンか地方か、寮か民間賃貸かによって生活費が変わる
なお、イギリスには10か月程度で修了するコースがある一方、MPhil、実習・留学を含むコース、2年制修士もあります。
総額を計算するときは、最初にコースページの「Duration」で修業期間をチェックしてください。
大学・コース別の1年間総額を見る【2026~27年度・13校】
候補校の価格帯をつかめるよう、2026~27年度の公式学費を使い、生活費・学生ビザ・移民医療付加料まで含む1年間の総額を同じ条件で試算しました。
地方・中価格帯の大学院
| 大学・都市 | 1年間の総額目安 | 学費 | コース例・学費区分 |
| カンブリア大学 カーライルなど | 約610万~713万円 | £16,000 約342万円 | 一般修士の標準学費 |
| バンガー大学 バンガー | 約675万~777万円 | £19,000 約407万円 | 人文・社会・法・ビジネスの標準学費 |
| クイーンズ大学ベルファスト ベルファスト | 約760万~863万円 | £23,000 約492万円 | 教室型修士の標準学費 |
| ノッティンガム大学 ノッティンガム | 約819万~922万円 | £25,750 約551万円 | 国際関係学 |
| リーズ大学 リーズ | 約835万~938万円 | £26,500 約567万円 | 国際関係学 |
| ヨーク大学 ヨーク | 約844万~946万円 | £26,900 約576万円 | 現代史・国際政治 |
| マンチェスター大学 マンチェスター | 約897万~1,000万円 | £29,400 約629万円 | 国際関係学 |
| ブリストル大学 ブリストル | 約919万~1,021万円 | £30,400 約651万円 | 国際関係学 |
| エディンバラ大学 エディンバラ | 約953万~1,055万円 | £32,000 約685万円 | 国際関係学 |
ロンドン・高価格帯の大学院
| 大学・都市 | 1年間の総額目安 | 学費 | コース例 |
| ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE) ロンドン | 約1,066万~1,092万円 | £32,500 約696万円 | 国際関係学 |
| キングス・カレッジ・ロンドン ロンドン | 約1,190万~1,216万円 | £38,300 約820万円 | 国際紛争研究 |
| インペリアル・カレッジ・ロンドン ロンドン | 約1,355万~1,381万円 | £46,000 約984万円 | コンピューティング |
| ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL) ロンドン | 約1,370万~1,396万円 | £46,700 約999万円 | データサイエンス |
※各大学の平均学費ではなく、表に記載したコースまたは学費区分の例です。総額は、地方都市に年£10,800~15,600、ロンドンに年£15,600~16,800の生活費を置き、学生ビザ申請料£558と移民医療付加料£1,164を加えています。1ポンド=214円で換算。航空券、英語準備コース、任意保険、奨学金は含みません。標準料率に例外があるコースもあるため、出願時には志望コースの公式ページをご確認ください。
同じ大学でも専攻で学費が100万円以上変わる
13校の一覧では、大学・都市ごとの総額を比べました。
ここでは大学と都市をそろえ、1年制修士の専攻だけを変えて学費を比較します。
| 大学 | 同じ大学内の最大差 | 2026~27年度のコース例 |
| マンチェスター大学 | £10,000 約214万円 | 国際関係学 £29,400 金融 £37,800 高度コンピュータ科学 £39,400 |
| ヨーク大学 | £6,000 約128万円 | 現代史・国際政治 £26,900 経営学 £31,900 高度コンピュータ科学 £32,900 |
| UCL | £9,050 約194万円 | 教育学 £39,200 データサイエンス £46,700 金融・データサイエンス £48,250 |
※いずれも2026~27年度の留学生向け、フルタイム1年制コースの学費です。日本円は1ポンド=214円で換算しています。
同じ都市で暮らしても、専攻の選択だけで年間約128万~214万円の差が生まれます。
大学名から予算を決めず、志望コースの留学生向け学費を使って総額を計算するのが確実です。
実験設備やデータ環境を使う理工系、金融・ビジネス、専門職につながるコースは高額になる傾向があります。
人文・社会科学にも高額コースがあるため、分野名だけで判断せず、コースページの料金まで見て決めることが大切です。
MBAは一般修士より学費が高く、修業期間や機会費用の考え方も異なります。
ビジネススクールを検討している方は、海外MBAの費用|国別の学費・生活費と投資総額をご覧ください。

生活費は都市と住居でどのくらい変わる?
都市による差をイメージしやすいよう、実在する大学寮の代表的な部屋に、食費・交通費・日用品など同じ金額を加えて比較しました。
| 大学・都市 | 1年間の生活費目安 | 51週間の住居費 | 住居以外の生活費 |
| カンブリア大学 カーライル | £12,529 約268万円 | £7,215 標準または専用バスルーム付き・光熱費込み | £5,314 比較用の共通予算 |
| ヨーク大学 ヨーク | £15,820 約339万円 | £10,506 専用バスルーム付き・光熱費込み | £5,314 比較用の共通予算 |
| UCL ロンドン | £20,606 約441万円 | £15,292 標準シングル・専用バスルーム付き | £5,314 比較用の共通予算 |
※住居費は2026~27年度の大学公式料金を51週間で計算。住居以外は、UCLが示す食費、教材、携帯電話、健康関連、交通費など52週間で£5,314を比較用に共通して加えています。実際の支出は都市や生活スタイルで変わります。1ポンド=214円で換算。
同じ生活費条件で比べても、ロンドンのUCLはカーライルより年間約173万円高くなります。
大学が公表する年間生活費の目安も、マンチェスター大学が約389万円、エディンバラ大学が約396万円、UCLが約428万円、オックスフォード大学が約361万~541万円です。
含まれる項目は大学ごとに異なるため、候補校の資金計画では住居費と生活費の内訳まで照らし合わせておくと安心です。
1年制なら費用対効果は高い?
イギリスの1年制修士は、2年制と比べて生活費と仕事を離れる期間を1年分抑えやすいことが強みです。
それでも、今回の総額は約610万~1,790万円。社会人は、大学院へ支払う費用に加えて、留学中に受け取れなくなる収入も考える必要があります。
- 大学院の総額:900万円
- 奨学金:300万円
- 1年間で失う手取り収入:400万円
- 投資総額:900万円-300万円+400万円=1,000万円
卒業後の手取り収入が年100万円増えるなら、単純計算の回収期間は約10年です。
英国政府の2024年統計では、大学院修了者の年収中央値は£47,000と、学士修了者より£5,000高い水準でした。
一方、学歴や成績などを調整した英財政研究所(IFS)の分析では、修士による平均的な収入効果は小さく、専攻によって結果が大きく分かれています。
平均年収よりも、志望コースが自分の進路をどう変えるかを見る必要があります。
サセックス大学院で国際教育を学んだ是永美夏子さんは、銀行勤務と青年海外協力隊での活動を経て、開発と教育の問題を研究するために大学院進学を決めました。
アメリカの2年制修士とも比較しましたが、学費とライフプランから1年間のイギリスを選択。修士課程が始まり、生活に慣れた段階からUNESCO、UNICEF、JICAなどへの応募も進めました。
修士論文の提出後、研究テーマと重なるエジプトの子どもたちへの教育事業に、UNESCOの国連ボランティアとして携わっています。
是永さんにとって1年制の価値は、修了期間の短さだけではありませんでした。留学前から持っていた問いを研究し、その内容を次の仕事へつなげたことで、費用をかける理由が具体的になった事例です。
見落としやすい費用と渡航前の支払い
学費と生活費のほかにも、渡航前に支払う費用があります。
とくに影響が大きいのは、学生ビザ、移民医療付加料、英語準備コースです。
学生ビザと移民医療付加料
| 費用 | 金額 | 日本円の目安 |
| 学生ビザ申請料 | £558 | 約11.9万円 |
| 移民医療付加料 1年間の修士に多い請求例 | £1,164 | 約24.9万円 |
| 合計 | £1,722 | 約36.9万円 |
移民医療付加料(IHS)は、現地の公的医療(NHS)を使うためにビザ申請時へ前払いする費用です。
学生は年£776で、請求額はビザの有効期間で決まります。
1年間の修士では、コース前後の滞在期間を含めて1年半分が請求されるケースがあります。
最終金額は、英国政府の計算方法で算出できます。
英語準備コースで23万~192万円増えることもある
大学から条件付き合格を得ても、IELTSなどの英語条件を満たせなければ、入学前の英語準備コースで基準を満たす方法があります。
2026年の公式料金は、マンチェスター大学が2週間£1,071、10週間£5,950、UCLが£7,700~8,325、ヨーク大学が4週間£2,300、16週間£8,960です。
日本円では約23万~192万円となり、現地受講なら滞在費も増えます。
英語スコアを早めに作ることが、いちばん確実な追加費用対策になります。
サセックス大学院へ進学した是永さんは、入学前のプリセッショナルを受講しました。
図書館の使い方やエッセイ課題に慣れ、これから一緒に学ぶ仲間と準備できたことで、修士課程をスムーズに始められたと振り返っています。
受講せずに英語条件を満たせれば費用は抑えられます。一方、英語圏の大学で初めて研究・執筆に取り組む人にとっては、追加費用を払って学習方法へ慣れる選択にもなります。
学費デポジット:合格後、最初に支払うお金
留学生は、入学意思の確認や学生ビザに必要な書類を受け取る前に、学費の一部をデポジットとして先に支払うケースが多くあります。
2026~27年度の例では、ヨーク大学が標準£3,000、マンチェスター大学が最低£2,500です。
UCLの留学生向けフルタイム修士では、多くのコースで初年度学費の10%を求めています。
デポジットは学費に充当されます。総額が増える支出ではありませんが、奨学金の結果や教育ローンの実行前に期限を迎える可能性があります。
ビザの資金証明:支払わずに「見せる」お金
1.大学へ支払う学費デポジット
£4,670(学費£46,700の10%)=約100万円
2.ビザの資金要件を満たすために用意する金額
未払い学費£42,030+ロンドンの生活費基準£13,761=£55,791(約1,194万円)
3.ビザ申請時に支払う費用
学生ビザ£558+移民医療付加料£1,164=£1,722(約36.9万円)
この約1,194万円は、大学へ支払うお金ではありません。
ビザ審査で「留学資金がある」と示すために、申請前に口座へ置いておく金額です。
日本国籍者は資金証明書類の提出を通常省略できますが、必要額を口座に用意しておく条件は同じです。
詳しい条件は、英国政府の資金証明ガイドにまとまっています。


合格から渡航までの支払いタイムライン(目安)
- 合格直後:学費デポジット(例:£2,500~3,000。学費に充当)
- 渡航3~6か月前:英語準備コースの学費と滞在費(必要な場合)
- ビザ申請前:未払いの学費+最大9か月分の生活費を口座に用意(申請前28日間の保持が基準)
- ビザ申請時:申請料£558+医療付加料£1,164を一括払い
- 渡航前:航空券、住居の前払い金・保証金
奨学金を含めて自己負担額を考える
総額が800万~1,400万円になるコースを、すべて貯蓄だけで支払うのは簡単ではありません。
日本の公的・民間奨学金、大学独自奨学金、勤務先の支援を同時に調べ、採用後の自己負担額で比較します。
イギリス大学院を検討する日本人が押さえておきたい代表例を、「日本から応募する奨学金」と「大学の奨学金」に分けて挙げます。
日本から応募する国・財団の奨学金は、大学への出願とは別のスケジュールで動きます。
| 奨学金 | 主な支援 | 主な対象 |
| JASSO海外留学支援制度 | 月17.7万~38.8万円など 修士は原則最大2年間 | 海外大学院で学位取得を目指す人。2026年度は683人が応募し、175人が採用 |
| チーヴニング奨学金 | 授業料、月額生活費、往復渡航費、到着・帰国手当、ビザ申請料など | 日本から応募できる1年制の英国修士。学部卒業後2,800時間以上の実務経験と、修了後2年間の帰国が条件 |
大学・コースの奨学金は、志望校への出願とセットで審査されるものが中心です。
| 奨学金 | 主な支援 | 主な対象 |
| クラレンドン奨学金 | 授業料全額+生活費 | オックスフォード大学の修士・博士。対象期限までの大学院出願で自動審査 |
| UCL Global Masters Scholarship | £15,000 約321万円 | 経済的支援を必要とする留学生。2026~27年度は85人 |
| UCL Musubi Global Masters Scholarship | £20,250 約433万円 | 日本在住者が対象。2026~27年度は1人 |
大学独自奨学金で300万~400万円の支援を得ても、ロンドンの高額コースでは自己負担が900万円を超える場合があります。
奨学金を「取れれば進学できる」と一括りにせず、支援額を総額から引いた残りの金額まで出してください。
注意したいのは応募時期です。奨学金の多くは、大学出願と同じ時期か、それより前に締め切られます。
たとえばJASSOは進学前年の秋、チーヴニングは大学出願より先の応募です。志望校を絞る段階で、奨学金の締切も同じカレンダーに書き込んでください。
国内財団、海外政府、大学独自奨学金の対象・支援額は、海外大学院の奨学金一覧|返済不要の給付型・修士/博士の資金戦略で詳しく比較しています。
学生ビザでは、大学とコースの条件を満たせば授業期間中に週20時間まで働ける場合があります。
アルバイト収入は食費や日用品の補助として考え、学費・家賃は渡航前に確保しておく方が安全です。
サセックス大学院を修了した是永さんは、エジプトで働きながらIELTSや大学院出願を準備する中で、奨学金の応募時期を逃しました。結果として、学費と生活費を全額自費で負担しています。
一方、ヨーク大学院で学んだeministerさんは、全国規模の制度に加えて出身大学の奨学金も調べ、応募者がほとんどいなかった制度から支援を受けました。
有名な奨学金だけに絞らず、出身大学、自治体、勤務先の制度まで、大学選びと同時に探すことが自己負担を変える可能性があります。
奨学金の採否に備えて複数の出願案を作る
高額な志望校を、奨学金が採用された場合の選択肢にする方法もあります。
同時に、学費を抑えやすい地方大学、奨学金なしでも卒業まで支払える大学、ヨーロッパや日本の大学院を比較しておけば、奨学金の結果だけで留学そのものを諦めずに済みます。
実際、ドイツの多くの州立大学のように授業料がほとんどかからない国もあり、同じ海外修士でも総額は国で大きく変わります。
国別の学費と修了までの総額は、海外大学院の費用比較にまとめています。
1.奨学金を得られた場合
学びたいコースを優先し、ロンドンや上位大学も含めて検討する
2.一部支援にとどまった場合
大学独自奨学金と自己資金を組み合わせ、地方都市や学費帯の異なる大学も比較する
3.奨学金を得られなかった場合
家庭で負担できる上限を守り、低費用の英国大学院、他国、日本の大学院へ切り替える


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イギリス大学院の費用に関するよくある質問
イギリス大学院は本当に1年間で修了できますか?
授業を中心とする修士課程には、フルタイムで1年間のコースが多くあります。
10か月程度のコースもあれば、MPhil、研究型修士、実習・留学を含むコースは2年近くかかる場合もあります。
大学名ではなく、志望コースの修業期間を確認してください。
500万円程度でイギリス大学院へ留学できますか?
2026~27年度の学費と生活費を使った今回の試算では、地方の低費用コースでも約610万円からです。
為替や渡航費を考えると、自己資金だけで500万円以内に収められる選択肢は限られます。
学費免除や給付型奨学金を得られれば、自己負担500万円以下を目指せる可能性があります。
ロンドンと地方では、どちらがどのくらい安いですか?
British Councilの生活費目安は、ロンドンが月£1,300~1,400、ロンドン以外が月£900~1,300です。12か月では最大£6,000、約128万円の差になります。
実際には大学寮か民間賃貸か、個室の設備、光熱費によってさらに差が広がります。
アルバイトで生活費をまかなえますか?
週20時間働ける条件を満たしても、1年制修士は授業と課題が集中します。
収入は食費や日用品の補助と考え、学費と家賃はアルバイトをしなくても払える計画にしておきましょう。
配偶者や子どもを連れて留学できますか?
2024年以降、一般的な授業型修士の学生が、配偶者や子どもを学生ビザの扶養家族として同行させることは難しくなりました。
政府派遣で6か月を超えて学ぶ場合や、博士・研究型大学院などが主な対象です。
家族帯同を希望する方は、英国政府の最新条件に出願前に目を通してください。
卒業後もイギリスで働けますか?
修士修了後にGraduateビザ(卒業生ビザ)を申請すると、就職先が決まっていなくても2年間(博士は3年間)イギリスに滞在して働けます。
申請料£937と、滞在期間分の医療付加料が別途かかります。
2027年1月からは、この滞在期間が18か月へ短縮される予定です。
制度の変更が続いているため、英国政府のGraduateビザ案内で最新条件を確かめてください。
MBAも同じ費用で考えられますか?
MBAは、一般修士より学費が高いビジネススクールが多く、勤務を離れる期間や卒業後のキャリアも含めて考えます。
国・学校別の総額は、海外MBAの費用記事で比較しています。
終わりに:気になる3コースを同じ条件で比べよう
最初に行うことは、予算を細かな費目へ分けることより、気になる3コースの総額を同じ条件で並べることです。
各コースの留学生向け学費、修業期間、12か月分の生活費、ビザ・医療費、英語条件、最も早い奨学金締切を書き出してください。
英語準備コースが必要な場合は、その学費と延長分の生活費も加えます。
そのうえで、奨学金を得られた場合と得られなかった場合の両方で、卒業まで払える出願先を組み合わせましょう。
金額が見えると、「イギリスは高い」という不安が、自分に合う大学と資金計画を選ぶ作業へ変わります。



イギリス大学院進学の全体像と、コースを選ぶ基準を確認できます。
海外大学院の奨学金一覧|返済不要の給付型・修士/博士の資金戦略
日本の財団、海外政府、大学独自奨学金を対象・支援額から比較できます。
英語試験、推薦状、志望理由書、奨学金をいつ準備するか整理できます。
イギリス以外の国も含めて、学費と修了までの総額を比較できます。










