




ボンド大学は、1989年に設立されたオーストラリア初の私立大学で、世界的に評価の高い教育を提供しています。
MBAプログラムは、AACSBとEQUISの両国際認証を取得しており、質の高いビジネス教育を少人数制で学べるのが特徴です。
キャンパスで学ぶ「フルタイムMBA」に加え、20週間のインターンシップ付き「プロフェッショナルMBA」も提供されており、留学先での実務経験を積みたい方に適しています。
また、2001年には元マッキンゼーの大前研一氏との提携により、日本語と英語で学べるオンラインMBA「Bond-BBT Global Leadership MBA」もスタート。
働きながら学位を取得したい社会人に人気を集めています。
目次
ボンド大学MBAの基本情報
ボンド大学(Bond University)は、オーストラリア・ゴールドコーストにある国内初の私立大学で、国際的に高く評価されているビジネススクールです。
提供されているMBAプログラムは、通学型とオンライン型(Bond BBT MBA)の2タイプに大別され、ライフスタイルやキャリアの状況に合わせて選ぶことができます。
基本情報
- 正式名称:Bond University
- ボンド大学公式HP:https://bond.edu.au/
- Bond-BBT(オンラインMBA)日本語サイト: https://bondmba.bbt757.com
- プログラム:フルタイムMBA、留学生用プロフェッショナルMBA、オンラインのBond-BBT MBA
ボンド大学のMBAプログラム一覧
ボンド大学では、以下の3種類のMBAプログラムが用意されています。働きながら学びたい人や、現地で実務経験を積みたい人など、それぞれに合ったコースがあります。
- プログラム期間:1月・9月開始、16ヶ月(4セメスター)
- 学費::総額 AUD 77,840
- プログラム期間:1月・9月開始、92週間 (約21ヶ月)
- 内容:フルMBAに加えて、20週間のインターンシップ付き
- 学費::総額 AUD 84,180
- 学習形式:日本と英語のハイブリッド、または英語のみを選択
- プログラム期間:1月・5月・9月開始、最短2年(最長5年)
- 学費:総額 3,168,000円
ボンド大学MBAの世界的評価とランキング
ボンド大学のMBAは、国際的にも高い評価を受けています。
特にオーストラリア最大の経済誌「Australian Financial Review」によるビジネススクールランキングでは、2024年時点で全国24位にランクインしています。
《参照:2024年Australian Financial Review BOSS Best Business Schools 》
ボンド大学のMBA(通学制)の特徴とカリキュラム
ボンド大学の通学型MBAには、「フルタイムMBA」と「プロフェッショナルMBA」の2種類があり、どちらも実務重視のカリキュラムが特徴です。
ボンド大学MBA(通学制)の特徴
ボンド大学は、1989年にアラン・ボンド氏と日本の実業家・高橋治則氏によって設立された、オーストラリアで初めての私立大学です。
特に日本との関わりが深く、日本人にとっても馴染みのある大学として知られています。
なかでも注目すべきは、留学生向けにインターンシップ付きの「プロフェッショナルMBA」が用意されている点です。
プログラム修了時には、オーストラリアで20週間の就業経験が可能であり、英語環境で実務を行うという貴重な体験を通して、国際的なビジネススキルを磨けます。
カリキュラム
必須科目 (80単位)
ボンド大学のMBAでは、ビジネスリーダーとして必要なマネジメントスキルを体系的に学べる12の必修科目が用意されています。
組織運営・意思決定・戦略立案など、実務に直結する知識とスキルを幅広くカバーしています。
- Individuals, Teams and Leadership(個人・チーム・リーダーシップ)
- Interpersonal Dynamics(対人関係の力学)
- Effective Decision Making(効果的な意思決定)
- Motivation and Organisation(モチベーションと組織論)
- Managerial Economics(経営経済学)
- Marketing for Managers(マネージャーのためのマーケティング)
- Accounting for Managers(マネージャーのための会計)
- Financial Decision Making(財務意思決定)
- Data Analytics for Decision Making(意思決定のためのデータ分析)
- Strategic Insight(戦略的洞察)
- MBA Capstone(MBA統合課題)
- Project Innovation and Change(イノベーションと変革のプロジェクト)
選択科目(40単位)
選択科目は大学院のビジネス関連カリキュラムから自由に選択可能です。専門性やキャリアに応じた柔軟な履修が可能です。
プロフェッショナルMBAの追加プログラム
プロフェッショナルMBAでは、上記に加えて以下のいずれかを履修します。
- Professional Portfolio(インターンシップ)
- Professional Development(プロジェクト)
ボンド大学MBAに留学する理由
世界トップレベルの学習環境で学べる
ボンド大学は、少人数制の手厚い指導体制と高い教育満足度で知られています。
特に、学生と教員の比率が11:1と非常に低く、国内でも最もパーソナルな学びが実現できる大学の一つです。
さらに、イギリスの教育専門誌「Times Higher Education」が発表する「世界の優れた小規模大学ランキング」では、2023年に世界8位、2024年でも23位にランクインしており、世界的にもその学習環境が高く評価されています。
《参照:2024年Times Higher Educationの世界で最も優良な小規模大学ランキング》


インターンシップで実務経験が積める
留学生向けのプロフェッショナルMBAには、20週間のインターンシップまたはプロジェクトが含まれており、就職に直結する実務経験が積めます。
海外での実務経験は、グローバルキャリア形成に大きな武器となります。
AACSB・EQUIS認証の高品質MBA
ボンド大学のMBAは、世界で最も権威のある2つのビジネススクール認証「AACSB(米国)」および「EQUIS(欧州)」を両方取得しています。
この2つの認証を保持しているビジネススクールは世界でもごく一部に限られており、教育カリキュラムや教員の質、組織運営の健全性が国際的に認められていることを意味します。
入学のハードルが低め
ボンド大学のMBAは他のビジネススクールと比べて出願条件が柔軟なのも魅力のひとつです。
GMATのスコア提出は不要で、GPAの条件も設けられていません。さらに、英語要件もIELTS6.5(各セクション6.0以上)、TOEFL iBT79と、比較的達成しやすい基準となっています。
社会人経験を活かしてキャリアの幅を広げたい方にとって、挑戦しやすい環境が整っています。


快適な気候のゴールドコーストで学ぶ
ボンド大学は、オーストラリア・クイーンズランド州の東海岸にあるゴールドコーストに位置しています。
ゴールドコーストは、州都ブリスベンから車で約1時間、電車でも約1時間半でアクセスできる人気の沿岸都市です。
年間300日以上が晴天という温暖な気候に恵まれ、長く美しいビーチが広がるこの地域は、学業とあわせてリラックスしたオーストラリア生活を楽しむのに最適な環境です。
オンラインで学べるBond-BBT Global LeadershipのMBAの特徴とカリキュラム
Bond-BBT Global Leadership MBAは、日本語と英語のハイブリッド学習が可能な、オンライン特化型のMBAプログラムです。
働きながらグローバルな学びを得たい方にとって、非常に柔軟性の高い選択肢となっています。
Bond-BBT Global Leadership MBAの特徴
Bond-BBT Global Leadership MBAは、日本の経営コンサルタント(元マッキンゼー・アンド・カンパニー)である大前研一氏とボンド大学の提携により、2001年に設立されました。
プログラムは、英語と日本語の両方または完全英語での履修を選択できるのが最大の特徴です。
オンラインで提供されながらも、高い学習効果を実現し、 2001年の開設以来、1,200名以上の修了生を輩出しています。
仕事や家庭と両立しながら、世界水準のMBAを取得できる点が、多くの社会人に支持されている理由です。
カリキュラム
Bond-BBT MBAでは、全18科目・12単位(必修8単位+選択4単位)の修得が必要です。
履修言語は「日本語+英語のハイブリッド」または「完全英語」のいずれかを選べます。
必修科目一覧
- Accounting for Decision Making(意思決定のための会計)
- Business Planning for Entrepreneurial Ventures Part A(スタディツアー1)
- Business Planning for Entrepreneurial Ventures Part B(スタディツアー2)
- Data Analytics for Decision Making(意思決定のためのデータ分析)
- Economics for Managers(マネージャーのための経済学)
- Global Business Leadership(グローバルビジネスのリーダーシップ)
- Managerial Finance(経営財務)
- Marketing Management(マーケティングマネジメント)
- Strategy and Innovation Part A(戦略とイノベーション A)
- Strategy and Innovation Part B(戦略とイノベーション B)
※日本語+英語のハイブリッドコースを選んだ場合でも、最低3科目は英語での履修が必要です。
オンラインのBond-BBT MBAを選択する理由
日本語と英語、2つの言語で柔軟に学べる
Bond-BBT MBAでは、「日本語+英語のハイブリッド形式」と「完全英語」の2つの学習スタイルから選択可能です。
英語に自信がない方でも、まずは日本語で理解を深めながら徐々に英語に移行できるため、安心して学習をスタートできます。
将来的に英語力を強化したい社会人にとっても、無理のないステップで学べる理想的な環境です。

スタディツアーでリアルな英語ビジネス環境を体験
プログラム中に2回、ボンド大学(オーストラリア・ゴールドコースト)での8日間のスタディツアーが組み込まれています。
交渉・プレゼンテーション・ビジネスプラン作成などを英語で行い、実践的なスキルを国際的な現場で身につけます。
オンラインでは得られない「英語×実務」の経験が、キャリアに大きく差をつけます。
ボンド大学キャンパスへの転入制度も利用可能
1年目をオンラインで履修し、2年目からボンド大学のキャンパスで対面授業を受ける「編入制度」を活用すれば、オンラインと対面のメリットを両立できます。
さらに、編入後はMBAに加えて、ファイナンスやプロジェクトマネジメントなどのダブルディグリー取得も可能。将来のキャリアビジョンに応じて、学びの幅を広げられます。

休職不要、どこからでも受講できる
オンライン型のMBAのため、仕事や家庭と両立しながら学位を取得できます。通勤や時間に縛られることなく、自宅や出張先など世界中どこからでも学習が可能。
働きながらキャリアアップを目指す社会人にとって、非常に実用的で効率的な選択肢です。
学費は通学型MBAの半額以下で高コスパ
Bond-BBT MBAの学費は約316万円と、通学型のプロフェッショナルMBA(AUD 84,180=約770万円)に比べて半額以下。
スタディツアー費用は別途必要ですが、それでも総額は非常にリーズナブル。
授業の質、認証の信頼性、柔軟な履修制度を考慮すると、非常に費用対効果に優れたプログラムと言えるでしょう。
通学型とオンラインBond-BBT MBAの違いを解説
以下の表は、ボンド大学が提供するMBAプログラムの違いをわかりやすく整理したものです。
形式 | 期間 | 費用 | 言語 | |
フルMBA | 通学 | 16ヶ月 | AUD 77,840 | 英語 |
プロフェッショナルMBA | 通学 | 21ヶ月 | AUD84,180 | 英語 |
Bond-BBT MBA | オンライン | 2年~5年 | 3,168,000円 | 日本語と英語 |
※プロフェッショナルMBAには20週間のインターンシップ付き
※Bond-BBT MBAはスタディツアー費用(約7万円×2回)別途
通学型MBAは、オーストラリアの環境で学び、現地企業でのインターンシップを通じて英語での実務経験を積みたい人に最適です。短期間で集中して学びたい方にも向いています。
一方、オンラインのBond-BBT Global Leadership MBAは、働きながら学びたい社会人や、留学が難しい方、日本語での学習を取り入れたい方にとって柔軟性の高い選択肢です。
英語力に不安がある方でも、日本語と英語のハイブリッド学習により、段階的に実力をつけることができます。
どちらも国際認証(AACSB・EQUIS)を取得しており、教育の質は世界水準で保証されています。
ライフスタイルやキャリアの目標に合わせて、自分に最適なプログラムを選びましょう。


ボンド大学MBAの偏差値は?出願の難易度や入学条件
日本の大学のような「偏差値」という指標は、ボンド大学を含む海外の大学には存在しません。
そのため、出願の難易度は、求められる学歴・職歴・英語力・提出書類などの条件から判断するのが一般的です。
ボンド大学では、通学型(フルタイム/プロフェッショナル)とオンライン型(Bond-BBT)の2種類のMBAを提供しており、それぞれで入学条件や学費、スケジュールが大きく異なります。
通学型MBA(フル・プロフェッショナルMBA)の出願条件と学費
フルタイムMBA、プロフェッショナルMBAともに、出願条件は共通です。
出願要件
- 学士号の取得(学部の専攻は不問)
- フルタイムでの実務経験が最低3年以上
- 英語力証明:
– IELTS 6.5以上(各セクション6.0以上)
– TOEFL iBT 79以上(ライティング 21/スピーキング 18/リーディング・リスニング 各16)
《参照:プロフェッショナルMBA入学情報・フルMBA入学情報》
書類一覧
- 願書
- 職務履歴書
- 大学成績書
- TOEFL / IELTS
学費 (2025年度)
- フルタイム MBA学費:AUD 77,840
- 留学生向けプロフェッショナルMBA学費:AUD 84,180
奨学金(留学生向け)
ボンド大学では、成績や応募条件に応じて2種類の部分奨学金が提供されています。
- International Stand Out Scholarship
出願者全員が自動的に対象となる奨学金(選抜あり) - Bond Business School Postgraduate Bursaries
最大AUD 4,200(約40万円)まで支給される補助金型奨学金(申請必要)
出願スケジュール
- 入学時期:年2回(1月/9月)
- 締切日は明示されておらず、出願は随時受付中です(ビザ手続き等を考慮し、余裕をもって準備するのが理想)
Bond-BBT (オンラインMBA)の出願条件と学費
出願資格
以下のいずれかを満たす必要があります:
- 大学院修了 + 実務経験3年以上
- 大学卒業 + 実務経験3年以上
- 大学評価・学位授与機構からの学士号取得者 + 実務経験3年以上
※分野は問われません。
英語要件
入学時に英語スコアの提出は必須ではありませんが、特定の科目やスタディツアーの履修時には英語力の証明が求められます。
英語要件を満たさない場合、該当科目の履修が制限される可能性があります。
英語科目の履修資格 |
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スタディツアー参加時 |
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書類一覧
- 住所・学歴・職歴などの個人情報
- 英文エッセイ
- CV(英文履歴書)
- 最終学歴の英文卒業証明書
- 最終学歴の英文成績証明書
- パスポート(有効期限内のもの)
- 英語スコア証明書(有効期限内のもの)
学費
2025年度 Bond-BBT MBA:学費: 総額3,168,000円
ただし、スタディツアー参加費(教材・各種アクティビティ費、昼食費など): 約7万円×2回と参加の実費は含まれていません。
出願スケジュール
Bond-BBT MBAは年3回開講(1月/5月/9月)。
2025年5月開講クラスのスケジュール例は以下の通りです:
- 願書受付開始:1月31日
- 一次締切:2月28日
- 二次締切:3月28日
- 三次締切:4月23日
- 最終締切:4月28日
開講日:2025年5月19日



まとめ
ボンド大学のMBAは、世界で信頼されるAACSBおよびEQUISの両国際認証を取得しており、教育の質が国際的に評価されています。
すべてのプログラムは少人数制で提供されており、きめ細やかな指導のもと、実践的なビジネススキルを身につけることができます。
通学型のプロフェッショナルMBAでは、留学生向けに20週間のインターンシップが用意されており、英語環境での実務経験を積む貴重な機会が得られます。
一方、Bond-BBT Global Leadership MBAは完全オンラインで提供されており、日本語と英語のハイブリッド学習が可能です。仕事を続けながら柔軟に学びたい方に最適な選択肢となっています。
自分のライフスタイルやキャリアプランに合ったMBAを選ぶことが大切です。本記事が、あなたに最適なプログラム選びの一助となれば幸いです。



