TOEFL iBTとPBTはどちらが簡単?CBTとITPも合わせて解説

ねこ君
TOEFL受けてみようと思うんだけど、色々種類がない?TOEFL iBTとか、PBTとかさ。PBTってiBTより簡単なんでしょ?
ねこ君
なんでもPBTではスピーキングセクションがないんだとか!!しかも、PCの画面じゃなくて紙で受験できるんでしょ?
にゃんこ先生
ねこ君、PBTはもう日本で受験することはできないんだよ。
にゃんこ先生
ちなみに、CBTは全世界で廃止されて、世界中どこでも受けることができなくなった。
にゃんこ先生
なので、留学を目指すなら、iBT一本で頑張る必要がある。

TOEFLとは、「読む」「聞く」「話す」「書く」という総合的な英語技能を試す試験であり、海外留学や大学でのクラス分けのために使われる。また、TOEFLにはiBTやPBTなどの種類があり、その違いについて曖昧な方も多いかと思われる。

ここでは、TOEFLの種類やそれぞれの違いなど、TOEFLの基本事項ついて紹介していく。

そもそもTOEFLとは

TOEFLについては、TOEFLテスト日本事務局ではこのように述べられている。

TOEFL® テスト(Test of English as a Foreign Language)は、1964年に英語を母語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストとして、米国非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)により開発されました。大学のキャンパスや教室といった実生活でのコミュニケーションに必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定します。

つまり、TOEFLとは、「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」の4項目から英語の実用的な技能を総合的に判定する試験である。TOEICと違ってアカデミックな英語能力が求められるので、難易度は高めだと言える。

 

そして、TOEFLには、PBT、CBT、iBTなどの種類がある。

この略称を聞いたことはあっても、その内容について知らない方も多いかと思われる。正式名称は、それぞれ“Paper-based Test”、”Computer-based Test” 、”Internet-based Test”であり、それぞれの頭文字をとってPBT、CBT、iBTと呼ばれている。また団体向けのITPも存在する。

以下では各自の特性や内容について説明していく。

 

Paper-based Test(PBT)とは

1964年に実施され始めたTOEFLテストだが、開始当初はこのPBTによる試験が採用されていて、文字通り紙媒体を使ったペーパーテストであった。日本では2007年に廃止されたが、現在でもPBTを受験できる国がある。

それは、アンゴラ、アルバ、ブルキナファソ、カメルーン、ジブチ、エチオピア、イラク、カザフスタン、リビヤ、ミャンマー、ナイジェリア、パプアニューギニア、南アフリカ共和国、スリナム、タンザニア、トーゴの15カ国と地域である。

また、アジスアベバ(エチオピア)、バグダッド(イラク)、ケープタウン(南アフリカ共和国)、ダッカ(ジブチ)、ロメ(トーゴ)、ルアンダ(アンゴラ)、オランジェスタッド(アルバ)、ワガドゥグー(ブルキナファソ)、パラマリボ(スリナム)、ヤンゴン(ミャンマー)の10都市でもPBTの受験が可能である。また、リヤドでは女性のみ受験可能であるとされている。

 

項目、時間、設問数

試験項目は「リスニング」「リーディング」の基本的項目に、現在は取り扱われていない「文法問題」が追加された3セクションで構成されていた。

「文法問題」では、穴埋めや間違いを訂正するものであり、選択肢から正しいものを選ぶ形式であった。文章の内容を理解しなくても、穴埋め形式で解答を選択できたので、現在のiBTよりは答えを推測するのが容易だったかもしれない。

「リスニング」が30~40分で、「文法問題」が25分。「リーディング」が55分という構成で、全体で約2時間半の試験である。また設問数は「リスニング」が50問、「文法問題」が40問であった。

また、現在発展途上国で受けられるTOEFL PBTはrevised TOEFL PBTと呼ばれ、内容は過去のものと若干異なってくる。

 

スコア

スコアについては、それぞれのセクションごとに31~68点満点で算出され、各セクションの合計から平均点を出し、10をかけたものとされていた。つまり、310点から677点でスコアが算出される。また、このスコアは受験日から2年間有効であった。

 

Computer-based Test(CBT)とは

試験項目はPBTと同じ3項目に「ライティング」が追加されたものであるが、試験方法が全く異なっていた。PBTはペーパーテストであったが、CBTはパソコンでの試験だったのだ。日本では2000年に導入されたが、2006年にはIBTの導入のため全世界で終了となり、日本も同年に廃止された。

 

項目、時間、設問数

PBTと同じ「リスニング」「文法問題」「リーディング」に「ライティング」が追加され、4つのセクションから構成された。試験時間は「リスニング」が40~60分で、「文法問題」が15~20分、「リーディング」が70~90分で「ライティング」が30分という構成で、約3時間半であった。

また、設問数は「リスニング」が30~49問、「文法問題」が20~25問「リーディング」が44~55問で、「ライティング」が1問であった。

 

スコア

スコアは「リスニング」「文法問題」「リーディング」の各セクションが30点満点で、その平均に10をかけたものとされていた。「ライティング」は総合スコアに換算されず、0~300点でスコアが算出されていた。

 

Internet-based Test(iBT)とは

世界では2005年、日本では2006年から導入されたテスト方式で、現在使われているTOEFLの主な受験方法である。指定されたテストセンターでパソコンを使って受験し、試験問題がインターネットを通じて配信さるので、このように名付けられた。どのセクションでもメモをとる事が可能である。TOEFLテストというと、一般的にはこのiBT方式を指す事が多い。

 

項目、時間、設問数

試験項目は「リーディング」、「リスニング」、「ライティング」、「スピーキング」の4項目である。PBTやCBTでは「文法問題」が出題されていたが、IBTでは取り扱われなくなり、その代わりに「スピーキング」が導入された。このセクションでは、マイクに向かって話し、自分の音声が録音される。

試験時間は、前半が「リーディング」が60~80分で、「リスニング」が60~90分。10分間の休憩をはさんで、後半は「スピーキング」が20分で「ライティング」が50分である。全体で約4時間半である。

また設問数は、「リーディング」「リスニング」ともに約50問、「スピーキング」が6問で、「ライティング」が2問である。試験時間が長いので、長時間問題に取り組む集中力も必要とされる。

 

スコア

スコアについては、それぞれのセクションごとに30点満点で算出され、120点満点で判定される。

スコアは受験後2年間有効とされる。

 

Institutional test program(ITP)とは

TOEFLテストには、ITPと呼ばれるものもある。日本では、大学のクラス分けや海外留学への選考などで使われていて、全国500以上の団体、約22万人以上から利用されている。団体向けのテストであるので、個人では受験できず受験者個人からの問い合わせにも受け付けていない。実施状況や予定については、各団体へ問い合わせが必要となる。

Level1ではPBTと同じ試験項目であり、問題数、スコア範囲も同じである。

Level2だと、試験項目は同じだが、問題数、スコア範囲、試験時間も短縮されている。どちらのLevelもペーパーテストで行われ、PBTの過去問を編集したものである。

 

よくある質問

PBTとiBTどちらが簡単なのか?

PBTは受験できる国や地域が限られているので、受験できることが珍しい。

PBTとIBTではセクションが少し異なるので「文法問題」が得意ならPBT、「スピーキング」が得意ならiBTなど自分の特性に合わせて選択するのも良いかもしれない。

しかし、日本では基本的にiBTを受験する必要がある(大学などで団体受験をする場合のみITPが受験可能)。

 

PBTとiBTのスコア比較が知りたい

公式団体向けTOEFLテストに詳しく載っていたので、以下の表を確認すると分かりやすい。

一方で、現時点に置いて、日本人の中で有効なPBTの点数を保有しており、iBTに変換したい人というのは極めて少ないため、下記の表はあくまで「こういう時代もあったんだ」という感覚を持つだけで良いだろう。

また、ITPテストのスコアはPBTスコアにそのまま置き換えることができる。しかし、留学先にTOEFLスコアを提出する必要がある場合、ITPのスコアは認められないことが多く、iBTを受け直さなければならないことに注意しよう。

 

まとめ

ここまでTOEFLの4種類のテスト方式の違いについて説明してきた。PBT、CBT、iBT、ITPのそれぞれ特徴や違いについて、理解いただけただろうか。以下は、この記事の簡単なまとめである。

  • TOEFLテストにはPBT、CBT、iBTと種類があり混同されやすいが、日本での受験は基本的にはiBTのみ
  • PBTとiBTの大きな違いは試験の受け方で前者はペーパーテスト、後者はパソコンを使ったテストであるということ。
  • 試験内容ではPBTは「文法問題」が含まれているが、iBTでは「スピーキング」に変更されている
  • それぞれのスコアも算出方法が違っているので、最高点と最低点が異なる

 

にゃんこ先生
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にゃんこ先生
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