




「APって聞いたことはあるけど、正直よくわからない」
「周りが受けてるから気になる。でも、自分(子ども)にも必要なのかな…?」
APテスト(Advanced Placement)は、だいたいこの2つの気持ちの間で迷いが生まれやすい制度です。
この記事では、APの基本(仕組み・科目・1〜5の評価)を整理した上で、
- どの国の進学で、APがどれくらい効くのか
- 日本の高校に通いながらでも現実的に狙えるのか
- 「受験会場」「出願条件」「科目の勝率」など、見落としがちな落とし穴はどこか
を、できるだけ具体的に解説していきます。
目次
APテスト(Advanced Placement)とは?
一言で言えば、高校生が「大学1年生レベルの授業を受け、その成果を測る世界共通の統一試験」です。
運営するのは、アメリカの大学進学適性試験「SAT」と同じCollege Board(カレッジボード)。
毎年5月に世界中で一斉に実施され、特にアメリカの大学入試では重要な学力指標として広く活用されています。
カナダやイギリス、オーストラリアなどでも補足的な学力証明として評価されることはありますが、国によって位置づけや有効性は大きく異なります。
なお、アメリカの大学では、APで高得点(主に4または5)を取得した場合、入学後に大学初年度レベルの科目として単位認定や履修免除が認められることもあります。
AP科目一覧(全39科目)

APテストには、文系・理系・芸術に至るまで、全39種類の試験が用意されています。
日本の大学入試のような「文系・理系」の枠にとらわれず、自分の強みを活かせる科目を選べるのが特徴です。
数学・コンピュータ(6科目)
- AP Calculus BC(微積分 BC) ※日本人に推奨
- AP Calculus AB(微積分 AB)
- AP Statistics(統計学)
- AP Precalculus(※新設科目)
- AP Computer Science A
- AP Computer Science Principles
理科(7科目)
- AP Physics C: Mechanics(力学) ※理系推奨
- AP Physics C: Electricity and Magnetism(電磁気学) ※理系推奨
- AP Physics 1 / 2
- AP Chemistry(化学)
- AP Biology(生物)
- AP Environmental Science(環境科学)
歴史・社会科学(9科目)
- AP Macroeconomics(マクロ経済学)
- AP Microeconomics(ミクロ経済学)
- AP Psychology(心理学)
- AP US History / World History / European History
- AP Human Geography
- AP US Government & Politics / Comparative Government
世界言語・文化(8科目)
- AP Japanese Language and Culture ※日本人推奨
- AP Chinese / French / German / Italian / Spanish / Latin 等
英語(2科目)
- AP English Language and Composition
- AP English Literature and Composition
芸術・その他(7科目)
- AP Art History(美術史)
- AP Music Theory(音楽理論)
- AP Art and Design (2-D / 3-D / Drawing)
- AP Research / Seminar
※太字は、特に日本人の海外大学進学でよく使われる「戦略的科目」です。
※理科の「Physics C」や経済の「Macro/Micro」は、それぞれ別の試験(別スコア)としてカウントされます。
合否を決める「1〜5」のグレード評価

APテストの結果は、合格・不合格ではなく、以下の5段階のスコア(グレード)で通知されます。
- 5 (Extremely well qualified): 非常に優秀(大学の成績で「A」相当)
- 4 (Well qualified): 優秀(大学の成績で「B」相当)
- 3 (Qualified): 合格(大学の成績で「C」相当)
- 2 (Possibly qualified): 準合格
- 1 (No recommendation): 不合格
ここに重要な現実があります。
実務的には、APスコア「3」は多くの大学で評価対象になりにくく、出願や単位認定を意識する場合は「4以上」が一つの目安とされています。
名門校や難関学部なら「5」を目指しましょう。
「とりあえず合格点の3を取ればいい」という日本の検定試験のような感覚は捨ててください。
データで見る「科目選び」の罠
「APは難しいのですか?」とよく聞かれますが、その答えは「科目によって天と地ほどの差がある」です。
以下のデータを見てください。これは主要なAP科目の「5点(最高評価)」を取得した受験生の割合(出典:College Board公式サイト)を比較したものです。
- AP Calculus BC(微積分): 受験者の44%が「5」を取得。
- AP US History(アメリカ史): 「5」を取れるのは受験者の14%。
なぜこれほど差が出るのでしょうか?
Calculus BCは「答えが明確な数学」であり、特に数学教育のレベルが高い日本の高校生にとっては、対策さえすれば高得点が取りやすい科目です。
一方、History系やEnglish Literatureは、ネイティブでさえ苦戦する膨大な資料の読み込みと、論理的なエッセイ作成能力が求められます。
つまり、「自分の得意不得意」と「データの勝率」を見極めずに科目を選ぶと、どれだけ勉強しても『5』が取れないという事態に陥ります。
APでの成功は、勉強量以前に「科目選び」で決まると言っても過言ではありません。
なぜAPを取るの?「2つのメリット」

「大学の授業を先取りする」という大変な労力をかける価値はあるのでしょうか?
答えはYESです。アメリカの大学に進学したい場合、APスコアを持つことは、あなたの進路における「選択肢の数」と「合格率」を引き上げます。
合格率アップ:学力と意欲(Academic Rigor)の証明
アメリカの入試担当者は、「高校で提供されている最も難しい授業に挑戦したか」を重視します。
APを取得することは、単に頭が良いだけでなく、「あえて厳しい環境に身を置き、大学レベルの学習についていけるだけのタフさがある」という証明になります。
単位認定(College Credit)による時短・数百万円の節約
これが保護者にとって最大のメリットです。多くの大学で、APスコア「4」や「5」は大学の卒業単位として認定されます。もちろん、単位認定の可否や条件は大学・学部・科目ごとに異なります。
例えば、APを5〜6科目取得して入学し、約1学期〜1年分(Freshman Year)の授業をスキップできるた場合、アメリカの私立大学の学費は年間800〜1,000万円近くかかりますから、APスコアだけで数百万円〜1,000万円の学費を節約できる計算になります。




→ アメリカとイギリスの大学の違いをリアルに解説|学位制度・入試・生活まで徹底比較
日本国内での「独学・外部受験」のリアルと対策

「よし、APを受けよう!」と決意したあなたが、最初にぶつかる最大の壁。
それは難解な微積分でも英語のエッセイでもありません。「受験会場の確保」です。
日本において、APテストは主にインターナショナルスクールで実施されますが、そのほとんどは「自校の生徒(在籍生)」の受験を優先します。
そのため、日本の一般高校に通う生徒(外部受験生)に開放される席は極めて少なくなっています。
「外部受験」の厳しい現実
現在、関東や関西の主要なインターナショナルスクールでも、外部生の受け入れを停止、または抽選制にしている学校が増えています。
「勉強してから申し込もう」とのんびり構えていると、いざ申し込もうとした時に「日本国内に受けられる場所が一つもない」という事態に陥ります。
実際、私の知る受験生の中には、国内での予約が取れず、AP受験のためだけに韓国(ソウル)やハワイ、シンガポールへ渡航して受験したケースも少なくありません。
絶対に遅れてはいけない「秋」のデッドライン
日本の大学入試感覚で「年明けに申し込めばいいや」と思っていると、その時点でアウトです。
- 9月〜10月: 会場探しと申し込みのピーク
- 11月: ほとんどの会場で締め切り(レイトレジストレーション含む)
- 翌年5月: 試験本番
対策は一つしかありません。
- 夏休みが明けたらすぐに、College Board公式サイトの「AP Course Ledger」というデータベースにアクセスしてください。
- ここで「Japan」を選択し、APを実施している学校のリストを出します。
- そして、学校のWebサイトを確認し、「External Candidates(外部受験者)」を受け入れているかをメールや電話で問い合わせるのです。
独学で「5」を取るための3種の神器
無事に会場が確保できたら、次は独学での対策です。APは独学でもハイスコアが可能です。以下の3つのリソースを使い倒してください。
① Khan Academy(カーン・アカデミー):【基礎固め】
世界最強の無料学習サイトです。APの全科目が網羅されており、単元ごとの解説動画と練習問題が揃っています。
- 使い方: 教科書代わりに使用します。まずはここで全体の概念を理解し、練習問題を解いて基礎を固めてください。特にCalculusやEconomicsは秀逸です。
② College Board 公式過去問 (Past Papers):【実戦演習】
公式サイトには、過去のFRQ(Free Response Questions:記述式問題)が解答例や採点基準(Scoring Guidelines)とともに公開されています。
- 重要: APはマークシート(MCQ)だけでなく、記述(FRQ)の配点が半分を占めます。「採点官がどこを見て点をくれるのか」を知るには、これ以上の教材はありません。
③ 市販の参考書:【仕上げ】
Amazonなどで手に入る参考書は、以下の2大ブランドが主流です。自分のレベルに合わせて選んでください。
- Barron’s:
- 特徴: 難易度が高く、網羅性が高い。解説が細かい。
- おすすめ: 「絶対に5を取りたい」「時間があって深く学びたい」人向け。Calculus BCなどで人気。
- Princeton Review:
- 特徴: 要点がまとまっており、読みやすい。解説がシンプル。
- おすすめ: 「短期間で効率よく点を取りたい」「英語を読むのが少し辛い」人向け。History系や文系科目で人気。
【戦略編】日本人が「独学5点」を狙うためのロードマップ

APテストで失敗する最大の原因は、「無計画」です。 「とりあえず受けてみよう」では、時間とお金の無駄になります。
- 何を(科目選び)
- いつ(スケジュール)
- どれくらい(必要科目数と勉強時間)
この3つを組み合わせた、日本人の高校生が海外トップ大を目指すための「戦略」を公開します。
日本人が狙うべき「AP科目 Tier表」
APには全39科目ありますが、全てを受ける必要はありません。
「日本人の強み(数学力・日本語力)」を最大限に活かし、少ない労力で最高評価「5」が狙える科目を優先的に選びましょう。
Tier 1:マストハブ(コスパ最強・必須科目)
ここに全力を注いでください。
- AP Calculus BC(微積分)
- 難易度: 日本の高校数学(数III)レベル。
- 理由: 日本の数学教育は世界最高水準です。進学校の生徒なら、英語の専門用語を覚えるだけで、過去問がいきなり解けることも珍しくありません。最も高評価かつ、最も対策時間が短くて済む「神科目」です。
- AP Japanese Language and Culture
- 難易度: 日本語ネイティブにとって高得点を狙いやすい
- 理由:出願時のスコア提出や入学後の履修免除といった実務面では一定のメリットがあります。ただし、学力の挑戦度を示す科目ではないため、評価の中心になるわけではありません。


Tier 2:メジャー科目(学部・専攻に合わせて選択)
志望学部に合わせて追加する科目です。
- Science系 (Physics C, Chemistry)
- 理由: 理系志望なら必須。特にPhysics C(微積分ベースの物理)は難関ですが、数式の処理能力で押し切れるため日本人に向いています。
- Social Science系 (Micro/Macro Economics)
- 理由: 経済学は「理屈」がわかれば解けるため、高度な英語読解力がそこまで要求されません。文系・理系問わず、3〜4ヶ月の学習で「5」が狙える人気科目です。
Tier 3:ハイリスク・ハイリターン(要注意)
- History / English Literature系
- 理由: 膨大な量の英文読解と論理的なエッセイ記述が求められます。ネイティブの高校生でも「5」を取るのは至難の業。生半可な気持ちで手を出すと、他の科目の勉強時間をすべて奪われます。
高1から始める「3年間の時系列シミュレーション」
APテストで失敗するパターンは、「高3で一発逆転を狙う」ことです。
イギリスやアメリカのトップ校出願(高3の秋〜冬)には、すでに「持っているスコア」を見せなければなりません。勝負は高2で決まります。
Grade 10 (高1) – 試運転期:まずは「5」を一つ取る
この時期の目標は、無理をすることではありません。「APという敵を知り、勝ち癖をつけること」です。
- 推奨科目: Tier 1の AP Japanese + (興味があれば Psychology 等)
- 戦略: 初めてのAPでいきなり難関科目に特攻して玉砕すると、モチベーションが崩壊します。まずは「自分は世界基準で5が取れる」という自信を確立してください。
Grade 11 (高2) – 勝負期:ここで「合格」が決まる
海外進学組にとって、高2こそがメインイベントです。ここで主要科目のスコアを揃えられるかが、すべての鍵を握ります。
- 推奨科目: Tier 1の Calculus BC + Tier 2の Science/Economics から2〜3科目
- 戦略: なぜ高2なのか? それは、ここで良いスコアを取れていれば、先生が出してくれる「Predicted Grades(高3の見込み点)」の信頼度が上がり、トップ校への出願が現実的になるからです。
Grade 12 (高3) – 仕上げ期:条件クリアと単位稼ぎ
この時期のAPは、合否判定のためというより、「合格の維持」と「大学入学後のため」に使います。
- 推奨科目: Statistics や、高2で取りこぼした科目のリベンジ。
- 戦略: アメリカ大学での「単位認定(数百万円分の節約)」のために、最後まで気を抜かずにスコアを揃えます。
費用と勉強時間のリアル
最後に、具体的な「コスト」について把握しておきましょう。
Q. 結局、何科目取ればいいの?
Ivy Leagueをはじめとするアメリカの名門大学では、APの「科目数」に明確な基準はありませんが、合格者の多くは高校在学中に5〜8科目程度のAPを履修し、そのうち複数科目で4〜5を取得しています。
重要なのは数そのものではなく、志望専攻と整合した科目選択と高いスコアです。
Q. 1科目の対策時間はどれくらい?(独学の場合)
- Calculus BC / Physics C: 約50〜80時間(週末の勉強×3ヶ月)
- ※日本の数学・物理の授業を理解している前提です。
- Economics / Psychology: 約100〜150時間(半年間、週4〜5時間)
- History / Literature: 300時間以上(Tier 3を避けるべき理由です)
Q. 受験費用はいくら?
ここが日本受験の痛いところです。
- 受験料: 1科目あたり 約25,000円 〜 40,000円
- ※円安や会場(インターナショナルスクール等)の設定により変動します。
- 教材費: 1科目あたり 約5,000円 〜 10,000円
- Amazonで参考書(Barron’s等)を購入する費用です。無料のKhan Academyを使えばさらに抑えられます。
IB・A-Levelとの比較:APだけの特権「つまみ食い」の柔軟性

「海外進学にはIB(国際バカロレア)の資格が必要では?」 そう思い込んでいるなら、少し肩の力を抜いてください。
IBやA-Levelは素晴らしいカリキュラムですが、日本の一般的な高校に通う生徒が、今の生活を維持しながらこれらを取得するのは物理的に不可能に近いです。
なぜなら、これらは「全科目セットのパッケージ」だからです。
対して、APは「好きなものだけ選べるアラカルト(単品注文)」です。
この構造的な違いが、あなたの高校生活をどう変えるのか比較してみましょう。
「オール・オア・ナッシング」のIBとA-Level
IBディプロマを取得するには、約2年間にわたり、決められた6教科を履修し、さらに「TOK(知の理論)」「EE(課題論文)」「CAS(課外活動)」といった必修要件をすべてクリアしなければなりません。
もし1つでも基準に達しなければ、ディプロマ(資格)自体がもらえないリスクがあります。
日本の高校生にとっての壁:
朝から夕方まで日本の学校の授業を受け、放課後は部活。その後に、さらに「IBの全教科」をこなす時間は、物理的に存在しません。
IBを選ぶなら、日本の高校を辞めてインターに移るか、部活や日本の勉強を全て犠牲にする覚悟が必要です。
「つまみ食い(モジュール型)」ができるAP
一方、APには「全体でこれだけ取らないといけない」という義務がありません。
「今年は数学が得意だから、AP Calculus BCの1科目だけ受けよう」 「来年は余裕がありそうだから、Economicsの2つを追加しよう」 このように、自分のスケジュールに合わせて、1科目単位で自由に「つまみ食い」ができます。
これが意味する事実は一つです。 「日本の高校に通い、部活(部活動)でレギュラーを張り、日本の定期テスト対策をしながらでも、海外トップ大への切符(APスコア)を手に入れられる」 これが可能な唯一のシステムがAPテストなのです。
リスクゼロの「加点方式」
APのもう一つの強みは、「失敗しても傷がつかない」ことです。
IBの場合、スコアが低いとディプロマ全体の評価に関わりますが、APはそれぞれの科目が独立しています。
もし、あるAP科目で失敗して「スコア2」を取ってしまったとしても、そのスコアを大学に提出しなければいいだけ(Hide)です。高校の卒業資格には何の影響もありません。
- 日本の高校卒業資格(Base) + APスコア(Bonus)
この「基本装備+追加武器」というスタイルで戦えるのが、APが日本の高校生にとって最強の選択肢である理由です。
英米併願者向け:イギリスvsアメリカ「科目選びの決定的な違い」


「とりあえずAPをたくさん取って、スコアを並べれば評価される」 もしそう考えているなら、今すぐその戦略を見直してください。
アメリカとイギリスでは、求める学生像が正反対です。
この違いを理解せずに科目を組み合わせると、アメリカでは評価されても、イギリスの名門校では「準備不足」とみなされる危険性があります。
アメリカ:「バランス(Well-rounded)」を評価
アメリカの大学(リベラルアーツ教育)は、特定の専門分野だけでなく、幅広い教養と好奇心を持つ学生を好みます。
- 理想像の例: 理系志望だが、歴史や芸術にも造詣が深い。
- 科目例: 工学部志望の生徒が、AP Calculus BC(数学)だけでなく、AP World History(世界史)やAP Art History(美術史)を取っている。
- 評価: 「素晴らしい! 視野が広く、多角的な視点を持っている」と加点要素になります。
イギリス:「専門性(Subject Specific)」を最重視
イギリスの大学は、入学初日から専門課程に入ります(教養課程がありません)。そのため、「その学問を学ぶための基礎知識が完成しているか」だけをシビアに見ます。
- 理想像の例: 該当分野において、オタク的なまでに突き詰めている。
- 科目例: 工学部志望なら、歴史を取っている暇があったら、AP Physics C: Mechanics(力学)とAP Physics C: E&M(電磁気学)の両方を完璧に仕上げるべきです。
- 評価: 文系科目をいくら持っていても、肝心の物理が「Physics 1(基礎)」レベル止まりなら、「専門課程についてこられない」と判断され、不合格になります。
【警告】「取りやすい科目」の乱獲に注意
英米併願志望者が最も陥りやすい罠が、「数稼ぎ」です。
AP Psychology(心理学)やAP Human Geography(人文地理学)などは、比較的「5」が取りやすい科目として知られています。ア
メリカ志望なら、これらを取って「5の数」を増やし、GPAを底上げするのは有効な戦略です。
しかし、イギリスのトップ校を目指す場合、志望学部と無関係な「軽量科目」は、入試判定で重視されないことがあります。
- 経済学部志望なら: Psychologyを取る時間で、AP Macro/Micro Economicsの両方で確実に「5」を取る。
- 理系志望なら: Human Geographyを取る時間で、Calculus BCの復習をする。
「楽をして数を稼ぐ」のではなく、「志望学部に直結する科目を、深く、重く」選ぶ。これがイギリス合格への鉄則です。
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私たちのサポートは、単なるエッセイ添削だけではありません。
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- 「APを受けるべきか、それとも学校の成績(GPA)を優先すべき?」
- 「理系志望だけど、文系科目も取るべき?」
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「アメリカの大学の受験は情報量が多いからこそ、メンターが非常に頼りになりました」 - のんさん(Parsons School of Design合格 / 米国全合格校から奨学金獲得): 英語力に不安がある状態からスタートし、メンターとの二人三脚でTOEFLスコアアップとエッセイ作成を達成 。
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終わりに:APは「才能の証明」ではなく、「戦略の選択肢」です
APは、英語が完璧な人だけの試験でも、インターナショナルスクールに通う人だけの特権でもなく、「今ある環境のまま、進学の選択肢を増やすためのカード」です。
だからこそ、やるべきかどうかは「根性」ではなく、目的と相性で決まります。
- アメリカ・カナダなら、合格率アップや単位認定での節約につながる
- イギリスなら、トップ校ほど“提出必須”に近い条件になることがある
- 日本の帰国生・総合型なら、SATとセットで強い武器になる
ただし、現実的なハードルもあります。
会場が取りづらい、科目によって「勝ちやすさ」が違う、4や5が求められる大学もある。
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この3つが見えた瞬間、APは「不安の種」ではなく、ちゃんとコントロールできる計画に変わります。
留学や海外進学は数字と制度を味方につければ、“手が届く挑戦”になります。
APはそのための強力な道具です。あなたにとって必要かどうか、この記事が冷静に判断する材料になっていれば嬉しいです。










