





「海外留学に興味はある。でも、本当に今イギリスなのだろうか?」
そう感じている方は、決して少なくありません。
円安が進み、学費の話を聞くだけで不安になる。日本の大学進学という「安全なレール」を外れることへの迷いもあるでしょう。
一方で、
「今の成績で、日本の難関大は現実的ではない」
「できるなら世界で通用する学歴・環境を選びたい」
そんな思いを、心のどこかで抱えていないでしょうか。
実は、イギリス大学留学は「英語が好きだから行くもの」でも、「お金に余裕がある家庭の選択肢」でもありません。
むしろ、限られた時間と資金の中で、教育のリターンを最大化したい人ほど、合理的に検討すべき進路です。
ここでは、「なぜ今、数ある留学先の中で“イギリス”なのか」
その理由を、キャリア・時間・制度という3つの軸から解説していきます。
目次
なぜ今、イギリス大学留学なのか?3つの「戦略的」メリット

イギリスの大学へ留学をするメリットは、「異文化体験」や「英語力向上」だけではありません。
日本の大学に進学する場合と比較して、キャリア形成とコストパフォーマンスの面で明確な優位性があるからです。
世界ランク上位「ラッセル・グループ」へ手が届く
日本の大学受験は、高校3年間の集大成としての「一発勝負のペーパーテスト」で合否が決まります。
その時点での偏差値が足りなければ、東大や京大といったトップ校への入学は不可能です。
しかし、イギリスの大学進学は評価軸が異なります。
日本人留学生の多くが経由する「ファウンデーションコース(大学進学準備コース)」では、高校時代の評定平均(GPA)も考慮されますが、最も重視されるのは「コースに入ってからの伸び代と成績」です。
つまり、今の時点で日本の偏差値が50前後であったとしても、準備コースでの努力次第で、世界大学ランキングでトップ100に入るような「ラッセル・グループ(Russell Group)」と呼ばれる名門大学群(マンチェスター大学、リーズ大学、ウォーリック大学など)への進学ルートが開かれます。
「今の学力では日本の難関大は難しいが、妥協して中堅大学に行きたくない」と考える学生にとって、イギリス留学は学歴の天井を突破する現実的な手段となります。
→イギリス大学ランキング徹底解説|世界・国内・分野別の評価と大学選びのポイント
学部は「3年制」。社会へ早く出る「時間的コスパ」
イギリス(スコットランドを除くイングランド・ウェールズ地方)の大学は、専門教育に特化しているため「3年制」が基本です。
日本の大学やアメリカの大学が4年制であるのに対し、卒業までの期間が1年短くなります。
これは単に「早く卒業できる」だけではありません。経済的なメリットとして以下の2点が挙げられます。
- 学費・生活費が1年分浮く: 年間数百万円かかる留学費用が1年分不要になります。為替の影響で単年の費用が高く見えても、トータルコストで見るとアメリカ留学の約4分の3程度に収まるケースも珍しくありません。
- 生涯年収の機会損失を防ぐ: 日本の同級生よりも1年早く社会に出て働き始めるため、その分の年収を先行して得ることができます。
さらに、イギリスの修士課程(大学院)は通常「1年間」です。 「学部3年+修士1年=計4年」で修士号(Master)まで取得可能です。
日本の大学生が学部を卒業するのと同じ年齢で、イギリス留学組は「海外大学院卒」という最終学歴を持って就職市場に出ることになります。
→ イギリスの大学は何年制?日本人が知っておくべき仕組みと進学ルートを徹底解説
卒業後の「就職スペック」とビザ(Graduate Route)
かつての留学における最大のデメリットは、「卒業後すぐにビザが切れ、現地での就職活動ができずに帰国せざるを得ない」ことでした。
しかし、2021年に導入された「卒業ビザ(Graduate Route)」により状況は一変しました。
イギリスの大学を卒業した留学生は、職種の制限なく2年間イギリスに滞在し、就労活動を行うことが可能です。
この制度を利用することで、以下のようなキャリアパスが現実的になります。
- 現地企業での職務経験: 単なる「語学留学」や「交換留学」ではなく、イギリスの企業で実際に働いた経験は、履歴書上の強力な差別化要因となります。
- グローバル企業へのアプローチ: ロンドンには世界中の企業が拠点を置いています。在学中のインターンシップや卒業後の就労を通じて、英語でビジネスを回す実務能力を証明できれば、日本国内の外資系企業や商社への就職活動においても圧倒的に有利に働きます。
日本の高校生がイギリス大学へ進む「王道ルート」と「仕組み」

日本の高校を卒業して、そのままイギリスの大学1年生として入学願書を出す。残念ながら、これは基本的に通用しません。
これは「あなたの学力が足りないから」ではなく、日本とイギリスの「教育システム(年数)の構造的なズレ」が原因です。
ここでは、なぜ直接入学できないのか、そして多くの日本人留学生が選ぶ現実的な解決策について具体的に解説します。
なぜ直接入学できない?日英の教育システムの違い
最大の理由は、大学入学までに受ける「教育年数」の違いです。
- 日本: 小学校〜高校卒業まで12年間。大学1〜2年で「一般教養」を学び、3年から専門に入る。
- イギリス: 大学入学前(A-Levelなど)までに13年間学ぶ。高校の最後の2年間で「一般教養」を終え、大学1年目からいきなり「専門分野」の学習・研究に入る。
つまり、日本の高校卒業時点では、イギリスの大学側が求める「専門基礎知識(13年目)」が1年分足りていない状態です。
日本の大学のように「入学してから英語や教養をゆっくり学ぶ」時間はありません。
入学初日から現地の学生と同じレベルで専門書を読み込み、議論することが求められます。そのギャップを埋めるための期間が必要になるのです。
【王道】「ファウンデーションコース」が最も確実な架け橋
この「足りない1年」を補うために用意されているのが、留学生専用の「ファウンデーションコース(大学進学準備コース)」です。
これを単なる「英語の補習クラス」や「遠回り」と捉えるのは間違いです。
ファウンデーションコースは約9ヶ月間(1アカデミックイヤー)で、主に以下の3つを叩き込まれます。
- アカデミック英語: 日常会話ではなく、2,000語以上の論文を書くためのライティング技術や、講義を聴き取るリスニング力。
- スタディ・スキル: 日本の高校までの「暗記型学習」から脱却し、クリティカル・シンキング(批判的思考)や、参考文献の引用方法、プレゼンテーションなど、イギリスの大学で生き抜くための作法。
- 専攻分野の基礎知識: ビジネス、工学、アートなど、自分が大学で進みたい学部の基礎科目。
このコースには、通常「該当大学への進学保証(または優遇)」がついています。
コース内で規定の成績(例:出席率90%以上、成績60%以上など)を修めれば、エスカレーター式に学部1年生へ進級できます。
「1年(予備)+3年(学部)=計4年」かかりますが、コツコツ真面目に取り組む日本人学生にとって、失敗が少ないシステムと言えます。
→イギリスの大学に行くには?入試制度と入学条件・4つの進学ルートをわかりやすく解説
【時短・節約】ファウンデーションを飛ばす裏技「International Year One」
もしあなたが、「4年間分の学費を払うのは厳しい」「1年でも早く卒業したい」と考えているなら、「インターナショナル・イヤー・ワン(International Year One:IYO)」という選択肢を知っておくべきです。
これは、上記のファウンデーションコースの内容と、大学1年次の授業を「合体」させたコースです。
- 仕組み: IYOに入学し、約1年間学ぶ。
- 進級先: 大学1年生ではなく、なんと大学2年生(Year 2)に進級。
- メリット: 「IYO(1年)+学部(2年)=計3年」で卒業できるため、ファウンデーション経由より学費と生活費が丸々1年分(約400〜500万円)浮く。
まさに「時間と費用のコスパ」において最強のルートですが、注意点もあります。
- 英語力のハードルが高い: ファウンデーションより高い英語力(IELTS 5.5〜6.0程度)が求められます。
- 選べる大学と学部が限られる: すべての大学にあるわけではなく、専攻も「ビジネス」「国際関係」「工学」などに限定されることが多いです。
しかし、条件さえ合えば、日本の同級生よりも1年早く、しかも安く海外大学を卒業できる賢い選択肢となります。


トップ校志望者向け:Aレベル・IB(国際バカロレア)ルート
もし「オックスフォード大学」や「ケンブリッジ大学」といった超最難関校(Oxbridge)や、医学部を目指すのであれば、上記のファウンデーションやIYO経由では入学できないケースがほとんどです。
これらの大学を目指す場合は、現地の高校生と同じ土俵で戦う以下のルートが必要です。
- Aレベル(GCE A-level): イギリスの高校生が受ける統一試験。現地の高校(Sixth Form Collegeなど)に通い、特定の3〜4科目を深く勉強して最高評価(A*やA)を取る必要があります。もちろん、日本の高校在学中に並行受講もできますが、負荷が非常に高い点に要注意。
- IB(国際バカロレア): 日本のインターナショナルスクールやIB認定校で、ディプロマを取得する。
このルートは、ネイティブのトップ層と直接競い合うことになるため、非常に高い英語力と学力が求められる「茨の道」です。
特別に高い目標がない限り、多くの日本人留学生にとってはファウンデーションコースまたはIYO経由が現実的なルートとなります。




イギリス大学留学のリアルな費用

「イギリス大学の費用は高い」と言われますが、具体的に何にいくらかかるのか。
ここでは、多くのサイトで濁されがちな「本当の出費」を、現在の為替レート(1ポンド=195円と仮定)をベースに算出します。
学費の相場と円安の影響(文系・理系・医学部)
イギリスの大学の学費は、留学生(International Student)と現地学生(Home Student)で大きく異なります。留学生の学費は年々上昇傾向にあります。
また、「ロンドンか、地方か」で学費設定自体も変わります。
ロンドンの大学は立地が良い分、設備維持費などが上乗せされ、地方大学より割高になる傾向があります。
▼ 学部・エリア別 学費目安(年間)
| 分野 | 地方大学(目安) | ロンドン・名門大(目安) | 日本円換算(地方〜ロンドン) |
| 文系・社会科学 | £16,000〜 | £24,000〜 | 約312万〜468万円 |
| 理系・工学 | £20,000〜 | £28,000〜 | 約390万〜546万円 |
| 医学・臨床系 | £38,000〜 | £45,000〜 | 約741万〜877万円 |
※医学部は桁違いに高くなるため、予算計画が全く別物になります。
※理系は実験設備の使用料が含まれるため、文系より高くなります。
生活費シミュレーション(松・竹・梅プラン)
ここが最も重要です。留学費用を抑える鍵は「生活費」にあります。
日本と同様、ロンドンの中心部で毎日外食すれば破産しますが、地方都市で自炊を徹底すれば、日本の東京での一人暮らし+α程度に抑えることも可能です。
ライフスタイル別に3つのプランを試算しました。
【梅】節約プラン:地方都市×自炊徹底
「とにかく費用を抑えたい」現実派向け
- エリア: 北イングランド(シェフィールド、リーズ等)やウェールズ
- 住居: バス・トイレ共用の学生寮、またはシェアハウス(週£120程度)
- 食事: 完全自炊。スーパー(AldiやLidlなどの格安店)を活用し、外食は月1回程度。
- 移動: 基本は徒歩か大学の無料シャトルバス。
年間生活費目安:約180万円(月15万円)
内訳:家賃100万+食費・雑費80万
【竹】標準プラン:地方中核都市×標準的な寮
「勉強に集中しつつ、たまには息抜きもしたい」標準派向け
- エリア: マンチェスター、バーミンガム、またはロンドン郊外(Zone 4〜)
- 住居: En-suite(個室・専用シャワー・トイレ付)の学生寮(週£170程度)
- 食事: 基本自炊だが、週2〜3回は学食やカフェ(Meal Deal £3.50)を利用。週末はパブへ。
- 移動: バスの定期券を購入。
年間生活費目安:約260万円(月21万円)
内訳:家賃170万+食費・雑費90万
【松】充実プラン:ロンドン中心部×キラキラ留学
「世界都市ロンドンを楽しみ尽くしたい」余裕派向け
- エリア: ロンドン中心部(Zone 1-2)
- 住居: セキュリティ万全の民間寮(Studioタイプ・キッチン付個室)(週£350〜)
- 食事: 自炊半分、外食半分。ロンドンのレストラン(1食£20〜)やカフェを頻繁に利用。
- 移動: 地下鉄(Tube)を頻繁に利用。
年間生活費目安:約450万円〜(月37万円〜)
内訳:家賃320万+食費・雑費130万
3年間のトータルコストと奨学金の現実
イギリスの大学(イングランド)は基本的に3年制ですが、ファウンデーションコースから始める場合は「1年+3年=計4年間」の学費と生活費が必要です。
▼ 4年間の総費用シミュレーション(学費+生活費)
| プラン | 年間コスト(概算) | 4年間総額(概算) | 備考 |
| 【梅】地方・節約 | 約500万円 | 約2,000万円 | アメリカ留学の約半額〜2/3程度 |
| 【竹】標準 | 約650万円 | 約2,600万円 | 一般的な私費留学の目安 |
| 【松】ロンドン | 約900万円〜 | 約3,600万円〜 | 上限なし |
「2,000万円」という数字を見て、高いと感じたでしょうか。
しかし、これはアメリカの私立大学へ4年間行く場合の費用(4,000万円〜6,000万円)と比較すると、世界ランキング同等レベルの教育を受ける対価としては、国際的に見て「割安」と言われています。
奨学金について
イギリスの大学学部レベルでは、「学費全額免除」のような大型奨学金は極めて稀です。
現実的なのは以下の2つです。
- JASSO(日本学生支援機構)の海外留学支援制度:
- 給付型(返済不要)で月額約10万円〜+授業料一部支援。採用倍率は高いですが、挑戦する価値はあります。
- 大学独自のBursary(給付金)
- 出願時に自動審査されるものが多く、成績優秀者に対して初年度の学費から£2,000〜£3,000(約40〜60万円)が割引かれるケースがあります。
「梅プラン」で地方国立大学を選び、JASSOの奨学金を獲得できれば、日本の私立医学部や理系学部に下宿して通うのと変わらない総額で、英国の学位を取得することも不可能ではありません。
イギリス大学の出願スケジュールと合格への条件

イギリスの大学入試に「一発勝負の入学試験」はありません。
あるのは、「書類選考」と「最低要件のクリア」だけです。
合格するために必要なのは、奇跡的な高得点ではなく、決められた時期に決められた書類を提出し、基準値を満たすこと。
ここでは、出願前に必ず知っておくべき「数値目標」と「スケジュール」を提示します。
必要な英語力(IELTS for UKVI)と高校の成績(GPA)
出願にあたり、大学側が見るのは「英語力」と「高校の成績」の2点です。
1. 英語力:必ず「UKVI」を受験してください
イギリス留学では、英検やTOEICは基本的に使えません。
また、通常のIELTS(Academic)ではなく、ビザ申請に対応した「IELTS for UKVI (Academic)」の受験を強く推奨します。
内容は同じですが、これでないとファウンデーションコースのビザが下りないケースがあります。
▼ 目指すべきスコアの目安
| 進学ルート | 必要なIELTSスコア (Overall) | 各セクションの最低点 |
| ファウンデーションコース | 4.5 〜 5.5 | 4.0〜4.5以上 |
| 学部直接入学 | 6.0 〜 7.0 | 5.5〜6.0以上 |
※「4.5」は英検で言うと準2級〜2級程度。「5.5」は2級〜準1級程度です。
※出願時にこのスコアがなくても出願自体は可能です(後述の「条件付き合格」参照)。



2. 高校の成績(GPA):高1からの積み上げが重要
ファウンデーションコースへの出願では、高校3年間の評定平均値が審査されます。
- トップ校(ラッセルグループ上位)狙い: 評定平均 0 以上(5段階評価)
- 一般的な大学狙い: 評定平均 0 〜 3.5 以上
- 0未満の場合: 選択肢が限られますが、受け入れ可能な大学やカレッジを探すことは可能です。
「高校3年の成績だけ」ではなく「高1からの全成績」が見られるため、現在高校1・2年生の方は、定期テストで赤点を取らないことが最大の受験対策になります。
いつから動く?高2からの準備ロードマップ(UCAS)
イギリスの大学(学部)への出願は、「UCAS(ユーカス)」というオンラインシステムを通じて一括で行います。
日本の入試と最大の違いは、「高校卒業前(高3の秋〜冬)に出願し、卒業前に合格をもらう」点です。
▼ 理想的なスケジュール(9月入学の場合)
- 高校2年 冬(1月〜3月):情報収集・英語学習開始
- 志望校の目星をつける。
- IELTSの勉強を本格化し、まずは一度受験して現在地を知る。
- 高校3年 夏(6月〜8月):出願書類の作成
- 志望動機書(Personal Statement)の作成。なぜその学問をイギリスで学びたいのか、4,000文字(約500〜600単語)以内で記述します。これが合否を分ける最重要書類です。
- 高校の先生に推薦状(Reference)を依頼する。
- 高校3年 秋(9月〜12月):UCAS出願開始
- 9月からUCASの受付が始まります。
- オックスフォード・ケンブリッジや医学部を目指す場合は10月15日が締め切り。
- それ以外の大学は翌年1月末が一次締め切りです(留学生は6月まで受け付ける場合もありますが、枠が埋まるため早期出願が鉄則)。
- 高校3年 冬(1月〜3月):条件付き合格(Conditional Offer)をもらう
- 大学から「合格」の通知が届きます。ただし、多くの場合は「条件付き(Conditional)」です。
- 条件例:「高校卒業までに評定平均3.5以上をキープすること」「IELTSで5.5以上を取ること」
- 高校卒業後(4月〜6月):条件クリア・最終手続き
- 高校の卒業証明書と最終成績証明書を提出。
- IELTSの目標スコアを提出。
- 条件を満たせば、正式合格(Unconditional Offer)に切り替わります。
- 渡航準備(7月〜8月):
- 学生ビザ(Student Visa)の申請。
- 寮の申し込み、航空券の手配。
英語力が目標スコアに届いていなくても、出願はできます。
「とりあえず出願して、条件付き合格をもらい、渡航直前までに英語力を上げて条件をクリアする」という戦略が一般的です。
まずは「英語力が足りないから出願できない」と諦めず、早めに手続きを開始することが重要です。
先輩たちが語る「イギリス留学の落とし穴」と対策

留学エージェントのパンフレットには、青い空と笑顔の学生の写真しか載っていません。しかし、現実はそう甘くありません。
ここでは、多くの日本人留学生が陥りがちな3つの「失敗パターン」と、それを回避するための具体的な対策を提示します。
失敗例1「英語力が伸びず、日本人同士で固まる」
ファウンデーションコースに入学して驚くのは、「クラスメイトにネイティブ(イギリス人)がほぼいない」という事実です。
留学生専用コースなので当然ですが、特にビジネス系学部などは、クラスの半分が中国人というのも珍しくありません。
授業についていくのが精一杯で、放課後は「課題の確認」という名目で日本人同士で集まり、日本語で愚痴を言い合う。
これを1年続けると、「講義の内容は理解できるが、英語を話す力は全く伸びていない」という状態になります。
【対策:日本人を避けるのではなく「英語環境」を強制する】
日本人の友人をゼロにする必要はありません(精神安定上、必要です)。重要なのは、授業外の時間をどう使うかです。
- Student Union(サークル)に入る: 多くの大学には数百のサークルがあります。「アニメ同好会」でも「K-POPダンス」でも構いません。共通の趣味を持つ、現地の学部生(ネイティブ)と話す時間を週に数時間は強制的に作ってください。
失敗例2「田舎すぎてメンタル不調…立地選びのミス」
「世界ランキングが高いから」「治安が良さそうだから」という理由だけで、ロンドンから電車で3時間以上かかる地方都市や、郊外の大学を選んでしまうケースです。
イギリスの冬(11月〜2月)は、午後3時半には日が沈みます。 娯楽がパブしかない田舎町で、毎日どんよりした曇り空の下、膨大な課題に追われる生活。
都会育ちの学生にとって、この閉塞感は想像以上にメンタルを蝕みます。「SAD(季節性情動障害)」になり、引きこもってしまう学生は少なくありません。
【対策:Googleマップで「生活圏」を確認する】
大学選びの際、偏差値だけでなく「自分の性格に合う環境か」を重視してください。
複雑なイギリス進学、プロと一緒に「最短ルート」を探しませんか?



ここまで解説した通り、イギリス大学進学には「ファウンデーションコース」「IYO」「Aレベル」など複数のルートがあり、どのルートを選ぶかで、卒業までの年数も、総費用も数百万円単位で変わってきます。
「自分の成績で行ける大学はある?」
「予算内で収まる地域やルートを知りたい」
「IELTSのスコアが足りないけど大丈夫?」
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終わりに:イギリス留学は「特別な人」だけの選択肢ではない
「海外留学に興味はある。でも、本当に今イギリスなのだろうか」
そう感じるのは、ごく自然なことだと思います。
円安や学費の話を聞けば不安になるし、日本の進学ルートを外れることに迷いが生まれるのも当然です。
それでも、この記事を通してお伝えしたかったのは、イギリス大学留学は「一部の特別な人の選択肢」ではなく、条件と仕組みを理解すれば、現実的に検討できる進路でもあるという点です。
学力の評価方法、学位取得までの時間、卒業後の制度。日本とは違う前提で設計されているからこそ、合う人にとっては、遠回りではなく合理的な道になることがあります。
もちろん、向き・不向きはありますし、誰にでも勧められる選択ではありません。
だからこそ、「行くべきかどうか」を決める前に、自分の目的や状況に照らして、一度落ち着いて考えてみることが大切だと思います。
この記事が、進路を考える中での一つの判断材料として、役立つ存在になっていれば幸いです。









