前回の「アムステルダム大学」に引き続き、英語で学位を取得できるヨーロッパ各国の大学の情報として、今回は北欧諸国の1つスウェーデンの大学に注目。
スウェーデンは北欧スカンジナビア半島に位置するフィンランドとノルウェーに隣接する国で、国土面積は日本とほとんど変わりませんが、総人口数は約1,000万人程度で日本の10分の1以下。
森と湖に囲まれ、環境と社会が調和した持続可能な環境モデル国を目指すスウェーデンは、先進国の中でも高福祉国家として知られ、社会保障や環境問題で世界をリードしています。
スウェーデンの公用語はスウェーデン語ですが、一般的に7歳から英語を勉強し始めるなど言語教育に力をいれており、英語を第2言語として使用。
非英語圏の国の中でも国民の英語力が高いことで知られています。
また、高等教育機関では英語で学位が取得できるプログラムを多数開講。
革新的な研究・教育環境を提供していることで知られるスウェーデンには、世界高水準の大学がいくつもあります。
そんなスウェーデンの大学の中から今記事では「ルンド大学」をご紹介。
ルンド大学は、首都ストックホルムから飛行機で1時間ほどの南部の都市ルンドにキャンパスを構える、スウェーデンの名門大学です。
この記事の著者:Antieやや
タイ在住。語学力を活かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、イギリスの大学で心理学、大学院で戦略マーケティングを学んだ息子あり。
監修者:ウメンシャン
日中英のトリリンガル・言語オタク。英語圏留学経験なしからIELTS8.0、TOEFL104、GRE322。コロンビア大学・ペンシルバニア大学・ニューヨーク大学・メルボルン大学教育大学院に合格実績を持つ。慶應義塾大学大学院卒。1児の母。
目次
スウェーデンの名門校:ルンド大学とは
ルンド大学の基本情報と歴史
基本情報
- 名称:Lund Universty(ルンド大学)
- 所在地:Box 117, 221 00 Lund Sweden
- 電話番号:+46 (46) 222-0000
- 創立年:1666年
- 学校形態:大学・大学院
- 学生数:総学生数(学部生/ 大学院生) およそ46,000名
歴史
1658年のロスキレ条約でスウェーデンがデンマーク領であったスカニア州を獲得した後、ルンド・ペーデル・ウィンドストラップ司教は、当時の宗教学習の中心地であったルンド市に大学を設立するべきだとチャールズ10世グスタス王に提案。
1666年12月19日にRegia Academia Carolina(レージア・アカデミア・カロリナ)の名で大学を設立。
当初は、神学、法学、医学、哲学の4つの学部で構成され、14人の教授と80人の学生が在籍していましたが大学の施設はなく、 授業のほとんどは隣接する大聖堂で行われていました。
1676年にデンマークの侵略により1682年まで大学は閉鎖を余儀なくされましたが、1688年にはking’s House を引き継ぎ大学の本館として使用。
18世紀前半には追加の資金が与えられ大学の規模を拡大。学生数は500人ほどに増え、著名な教授による授業が行われるなど質の高い教育を提供する大学としての確固たる評判と地位を築きます。
その後、大学はかつてないほどの成長を遂げ20世紀末までに30,000人以上の学生が在籍。
大学の施設が拡張され、教授やスタッフの数も増加。飛躍的な研究の進歩を成し遂げた現在、透析機、医療用超音波診断、Bluethooth技術など、数多くの画期的なイノベーション(技術革新)を創出し続けています。
ルンド大学の特徴と学部プログラム紹介
特徴
出典:Lund University/ Campus Locations
ルンド大学は、ルンド、ヘルシンボリ、マルメ、リュングバイヘッドの4ヶ所にキャンパスを構えています。
メインキャンパスがあるルンドは、スウェーデン南部のスコーネ地方に位置し、スウェーデンで3番目に大きな都市マルメから電車で15分。
またスカンジナビア最大の都市でデンマークの首都コペンハーゲンからは1時間以内ほどです。
学園都市として知られるルンドの街の中心部には大学関連施設が建ち並び、 学生や大学職員が人口の大部分を占めています。
ルンド市内はバスや電車などの公共交通機関も充実していますが、ほとんどの人は日常の交通手段として自転車を使用。
中世の面影が残る美しい街並みが魅力のルンドの街の中心部はコンパクトにまとまっています。
ルンド大学の広大な敷地内には美しい庭園や芝生の広場が点在。
レンガ造りの建物と豊かな自然と調和する開放的なキャンパスは、先進的な設備や研究施設を備えています。
英語による学位プログラム
ルンド大学では、英語での9つの学士号プログラムと130以上の修士号プログラムを提供。
留学生を積極的に受け入れており、その数は全学生数の27%※となっています。
- 学士課程
スウェーデン国内にある他の大学同様、ルンド大学のほとんどの専攻においてスウェーデン語で開講される科目が多いため、スウェーデン語を習得していることが必須となりますが、以下の9つの学士号プログラムは英語で開講。
入学資格のある全ての留学生が出願可能となっています。
- Biomedicine(生物医学)
- Development Studies(開発研究)
- Economy and Society(経済と社会)
- Fine Arts(美術)
- International Business(国際ビジネス)
- Mathematics(数学)
- Music, Performance Programme(音楽、パフォーマンスプログラム)
- Physical Geography and Ecosystem Science(自然地理学とエコシステム科学)
- Physics(物理学)
- 修士課程
ルンド大学の修士課程では、130以上の幅広い分野のプログラムを英語で開講しています。
世界大学ランキングでの評価
World University Rank 2022 | Sweden Rank 2022 | University | City |
39 | 1 | Karolinska Institute | Stockholm |
116 | 2 | Lund University | Lund |
131 | 3 | Uppsala University | Uppsala |
=176 | 4 | Stockholm University | Stockholm |
=185 | 5 | University of Gothenburg | Gothenburg |
引用元:Best Universities in Sweden 2022
ルンド大学は、スウェーデン国内で2番目に古い歴史を持つ大学。
医科大学であるカロリンスカ研究所、ウプサラ大学、ストックホルム大学などと共に、国内屈指の名門大学と知られ、高等教育機関をさまざまな指標によって順位づけした国際的な各種大学ランキングにおいて高い評価を得ています。
スウェーデンにある大学のほとんどは公立大学であり質の高い教育を提供。
世界中にある28つの研究型の大学が参加する国際ネットワークUniversitas 21 (U21)の調査によると、スウェーデンは世界の高等教育機関水準ランキングで5位(日本は20位)にランクインしています。
出典:U21 Rankings of National Higher Education Systems/ Overall U21 2020 Rankings
ルンド大学の学費・留学費用と奨学金
学費と留学費用の目安
スウェーデンでは、小学校、中学校、高校、大学の授業料が全て無料です。
ヨーロッパでは珍しく、長い間、留学生を含めた全ての学生に対して無料としてきましたが、2011年より、EU/ EEAおよびスイス以外からの留学生に対して授業料を有償化。
ルンド大学でも、スウェーデン人、EU圏およびスイスからの学生は無料ですが、その他の留学生は無料対象とはなりません。
ルンド大学の授業料はSEK 300,000(約406万円)~となり、プログラムにより授業料が異なります。詳細は各プログラムページでご確認ください。
学費
Biomedicine | SEK 540,000 |
Development Studies | SEK 300,000 |
Economy and Society | SEK 300,000 |
Fine Arts | SEK 600,000 |
International Business | SEK 300,000 |
Mathematics | SEK 435,000 |
Music Performance Programme | 大学にお問い合わせください |
Physical Geography and Ecosystems Science | SEK 435,000 |
Physics | SEK 435,000 |
学費の他に必要となるおおよその費用(1ヶ月分)
Food | SEK 2,300 |
Accommodation | SEK 3,600-5,200 |
Course literature | SEK 400-1,000 |
Miscellaneous (clothing, mobile phone etc.) | SEK 1,500 |
※ スウェーデンの通貨単位は「クローナ (krona)」略号「セック (SEK)」といいます。
1クローナ約14円(2022年9月為替レート)
留学生向けの奨学金制度
多様な価値観を受容し共に学び共創する大学を目指すルンド大学は、留学生を積極的に受け入れており、EU/ EEA圏外からの才能と意欲のある留学生を対象とした奨学金制度を用意。
奨学金を希望する場合は、出願後にスカラーシップ(奨学金)ポータルより必要書類を揃えて申請します。
これら必要書類には、奨学金志望理由書(600文字以内)が含まれます。
ルンド大学を選ぶ理由とスウェーデンの教育システム
ルンド大学を選ぶ6つの理由
日本ではあまり知られていないルンド大学ですが、アメリカやイギリスといった留学先で人気の国にある名門大学同様、スウェーデンを代表する研究大学として世界から高い評価を受けています。
① 大学の評価
ルンド大学は、大学の教育研究活動に関するさまざまな項目を評価する各種大学ランキングで高評価を獲得しています。
② 3年間で卒業できる
ルンド大学を含むスウェーデンの大学の学士課程は3年制のカリキュラムとなっており、出願資格を有し入学要件を満たす場合には最短3年間での卒業が可能です。
③ 留学生にとって魅力的な環境
EF(2021)が発表した112ヶ国・地域(非英語圏)に住む約220万人のEF英語標準テスト受験者の分析結果よると、スウェーデン人の英語能力指数は世界第8位(日本は第78位※)。
国民の英語力が高いことで知られるスウェーデンでは、スウェーデン語が話せなくても日常生活で困ることはありません。
④ 国際的な研究ネットワーク
学術研究分野において質・量ともに優れていることが加盟の条件であるLERU(ヨーロッパ研究大学連盟)に属するルンド大学は、ヨーロッパにおける優れた研究拠点の1つとなっています。
また基本理念に掲げる「大学の国際化」を目指すため、国際的な大学間連携や国際共同研究の促進、人材の海外派遣や外国人研究者の採用等、研究人材の国際化を積極的に推進しています。
⑤ 世界に通用する国際力豊かな人材の育成
交換プログラム、サマースクール、学生会議などを通じて国際交流を行うことに焦点を当てた28の大学グローバルネットワークUniversitas 21に名を連ねるルンド大学。
国際社会のリーダーとして世界を牽引するために必要な異文化理解力、専門知識活用力を併せ持つ人材育成を目指し、学生の海外派遣制度の充実、留学生の受け入れ体制強化、英語による講義の増加など多様なプログラムを組成しています。
⑥ さまざまなビジネス交流の機会を提供
ルンド大学がキャンパスを構えるマルメ地域には、多様な企業や研究者が集まるサイエンスパークIdeon、放射光施設MAX IV、パルス中性子源に基づく学際的な研究施設ESS(2023年オープン)などが集結し、研究ベースのグローバル産業都市として地域社会の全体構造に対し多大な影響を与えています。
このような立地からもルンド大学の学生は、経済団体や企業と積極的に地域連帯活動を行っており、さまざまな技術開発に貢献。これら活動を通じて実践的な知識や技術を学ぶ機会が多く提供されています。
Lund University – I am Lund University
Studying at Lund University as an international student
スウェーデンの教育システム
出典:Wikimedia Commons/ The Swedish Education System. png
スウェーデンの教育システムは、6歳から1年間のプレスクール(就学前準備学級)から始まり、基礎学校9年間、高校3年間、大学3年間で、義務教育は6歳から16歳までの10年間で行われます。
税率が高いスウェーデンでは、その多くが社会保障に分配されており質の高い福祉・教育を提供。プレスクールから大学まで学費がすべて無料となっています。
- プレスクール(6歳から7歳)
基礎学校(小学校)への就学前の準備学級へ通います。
- 小学校と中学校(7歳から16歳まで)
小中一貫の基礎学校は、低学年、中学年、高学年に分かれています。
国語、算数、理科、社会、英語、第2外国語、音楽、家庭科、体育など、国が定める必修科目を中心に学びます。
- 高校(16歳から18歳まで)
スウェーデンには高校入試がなく、希望する高校へ成績を送り合否が決定されます。
人気の高校は倍率が上がるため、基礎学校での成績が重要となります。
高校では必修科目の他、興味のある分野や将来就きたい職業をもとにコースを選び科目を履修します。
- 高校卒業後の進路
高校を卒業後の進学先は、大学、ホグスコーラン(大学に準ずる高等教育機関)、職業訓練学校の3つとなり、進学しない場合にはそのまま就職となります。
スウェーデンでは高校入学時同様、大学およびホグスコーランにおいても入学試験がなく、医学分野や芸術分野などでは、大学独自の試験が課される場合もありますが、一般的には「高校での学業成績」と「高等教育進学適正試験の得点数」で合否が決まります。
就職のためにはその分野の学歴と業務経験や専門的な知識が求められるスウェーデンでは、大学卒だからといって就職先がどこにでもあるというわけではありません。
そのため高校卒業後の進路選択はさまざまで、大学進学がすべてではないという考えが浸透しています。
- 大学
先進的で高水準の教育を提供するスウェーデンの大学では、学士課程から修士課程、博士課程まで幅広い分野に関する科目を学ぶことができます。
日本の高校生は卒業後すぐに進学するのが一般的ですが、スウェーデンでは1年間好きなことをしたり働いたりしてから大学へ進学するというのも珍しくありません。
- ホグスコーラン
大学と同じく高等教育機関ですが博士課程がありません。
ホグスコーランではより専門的な知識を学ぶため、将来就きたい職業が決まっている場合には就職に有利な選択となります。
- 職業訓練学校
特定の職業を目指すための訓練コースを主に提供している学校で、ホグスコーランよりさらに就職に向けた実践的なことを学びます。
実技を中心にカリキュラムが組まれており、高度な技術や知識を身につけることができます。
偏差値は?ルンド大学への進学方法と入学条件
偏差値と難易度
海外の大学には日本のような偏差値・入試という概念はなく、総合的な出願要件によってその難易度が判断されます。
ルンド大学の入学審査では、まず高校の成績と英語力で入学可否が審査されますが、成績表の数値だけでは測れない志願者の人物評価が審査対象となる場合があります。
ほとんどのプログラムでは、IELTS6.5又はTOEFLの90点以上を入学条件としていることから、そのスコアを取ることが最初の難関になるでしょう。
英語力のスコアだけで言えば、日本の大学受験と比べると75~80程度の偏差値は必要となるかもしれません。
Step1 出願期限を確認する
ルンド大学は1年が2学期制となっており、EU/ EEA圏外からの留学生は春入学または秋入学を選択することができます。
秋入学(2023年度)
春入学(2023年度)
出典:universityadmissions.se/ Key date and deadlines
秋または春入学ともに2回の出願ラウンドが設定されていますが、一次募集では英語で開講されるほとんどのプログラムへの出願が可能となるため、留学生は一次募集(ラウンド1)での出願が一般的です。
Step 2 学士課程進学のための入学要件を確認する
日本の高校を卒業後にルンド大学へ進学するための入学条件を満たすためには、以下の書類を提出する必要があります。
- 高校の卒業証明書
- 高校の成績証明書
- 英語能力証明書
ルンド大学が提供するほとんどのプログラムでは、これら一般的な要件に加えて特定の入学要件を設定。
また、書類審査に加えて面接を課すプログラムもあります。
入学要件についての詳細は各プログラムのページにてご確認ください。
卒業証明書
出願をする時点で高校を卒業している必要があり、修了(卒業)見込みでは大学入学の資格を満たすことができないため注意が必要です。
成績証明書
日本の高校を卒業後にルンド大学へ進学を希望する学生は、スウェーデンの高校を卒業するために必要な必修科目と同等レベルの科目を履修し一定の成績を修めることが求められています。
このため高校での履修科目の選択にあたっては、これら高校卒業要件科目と各プログラムの出願要件を満たす科目を選ぶことが重要。
プログラムによってはより高いレベルを学習することが求められているため、履修科目の選択は計画的に行うことが必要です。
英語能力証明書
ルンド大学が提供するほとんどのプログラムでは、スウェーデンのカリキュラムでEnglsh 6レベルに相当するIELTS 6.5以上(各セクション5.5~)またはTOEFL 90以上のスコアを求めており、一部のプログラムではより高いスコアが必要となる場合があります。
日本の高校での一般的な英語カリキュラムではEnglish 6レベルに達していないため、これら英語能力テストを受験し英語要件を満たす必要があります。
Step 3 オンライン出願システムのアカウントを作成する
出典:University Admissions Sweden
スウェーデンの大学への出願は、共通願書であるUniversity Admissions Sweden (universityadmissions.se)を介してオンライン上で行います。アカウント作成ページの画面に表示される手順に従い必要事項を入力していきます。
Step 4 プログラムを選択する
共通願書では、1つのアカウントで8つのプログラムを選択することが可能。大学が異なっても構いません。
ルンド大学では、英語で教授される授業の履修のみで学位を取得できるコースを多く開設。
幅広い分野の中から、自分の興味や関心のあるプログラムを選択して学ぶことができます。
各プログラムのページでは、授業の具体的な内容、到達目標、評価基準、履修要件、卒業後の進路など、教育内容を学生に詳しく理解してもらうためのガイド(シラバス)を公開しています。
Step 5 補足書類を提出する
願書受付締切日までに、入学要件を満たしていることを証明するために必要な全ての公式証明書と補足書類をアップロードし提出する必要があります。
Step 6 申請料を支払う
EU/EEA圏外の留学生は、申請料900SEK(およそ12,000円)を支払います。
ルンド大学卒業後のキャリアと就職サポート
ルンド大学のキャリアサービスでは、進路/ 就職相談や各種ガイダンス、セミナー及びインターンシップ(就業体験)等を通じて、学生一人ひとりのキャリア支援を行っています。
キャリアサービスポータル「Career Hub」を通じて、世界各地にある1,000以上の企業や組織の就職やインターンシップなどの求人情報を閲覧することができます。
就職支援サービスの主な内容
ルンド大学のキャリアサービスでは以下のような就職支援を受けることができます。
①キャリアセミナー
スウェーデンまたはその他の国での「就職活動の進め方」や、「ビジネスマナー」といった基本的なことから「エントリーシートや履歴書(CV)の書き方」「面接」など、開催されるセミナーは多岐にわたります。
また定期的にゲストスピーカーを招き、さまざまな職種についての話を聞ける機会を提供しています。
②プログラムごとに提供されるキャリアサービス
プログラムごとに専用のキャリアサービスにアクセスすることができます。
③インターンシップ
インターンシップとは、学生が在学中に企業に赴き、企業の研修を受けたり業務の一部を体験するもの。
一般的に、企業等において自らの専攻および将来のキャリアに関連した実習・研修的な就業体験を行うものであると捉えられています。
海外では就職の際に新卒一括採用というものがなく、何かしらのスキル/ 経験をもった学生が優遇されるため、多くの学生は夏休みの間に経験を積むためインターンシップに奮って応募します。
ルンド大学のキャリアサービスでは、インターンシップ参加に当たっての留意事項や募集情報を提供。
スウェーデン国内および国外の企業や団体から届いたインターンシップ求人は、Career HubまたはErasmus+を通じて公開しています。
スウェーデン国内での就職活動
EU/ EEA圏外(スイス市民を含む)からの外国人がスウェーデン国内で働くためには、労働許可を申請し就労ビザを取得する必要があります。
スウェーデンの大学を卒業後に就労を希望する留学生は、滞在許可を12ヶ月まで延長して仕事を探すことができます。
滞在延長許可を得るためには、スウェーデン移民局ウェブサイトより申請を行います。
仕事を探すために滞在許可を延長する条件や申請方法の詳細については、移民局ウェブサイトResidence permit for looking for work after studiesをご覧ください。
最後に
ルンド大学はスウェーデンを代表する研究大学として、また、国際社会を構成する一員として、研究の成果と教育による人材育成を目指し、英語で学位が取得できるプログラムの提供に力を入れています
留学先として人気のアメリカの大学は4年制であり、その学費は年間600万円前後と非常に高額であるのに対して、ルンド大学は3年制で学費は年間400万円ほど。
学生ビザでも比較的柔軟にアルバイトもできるため、全体的な留学費を抑えることが可能です。
日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパでは人気の留学先として知られるルンド大学は穴場の留学先。
自分の興味関心にマッチしたプログラムあるかどうか、ぜひ調べてみてください。
EUへの大学進学を検討している高校生です。EUの大学は英語母国語圏内に比べるとまだまだ情報量が少ないのでとてもありがたいです!ありがとうございます。
日本の普通科高校(IBやインターではない)の卒業資格で受験できる大学をたくさん紹介してくださると嬉しいです!!
コメントありがとう!!
そうだね!少しずつヨーロッパの大学情報も増やしていきたい!
興味があって、知りたい大学があればいつでも提案してね〜