



「アメリカ大学留学を目指したいけれど、何から始めればいいのか分からない」と悩んでいませんか?
高校生にとって、海外の大学に進学する準備は未知の世界。
- 進学方法は1つだけじゃない?
- どうやって志望校を選べばいい?
- 学費はどのくらい?
- SAT、TOEFL、エッセイや推薦状…何をいつ準備すればいい?
次々と疑問が湧いてきてプレッシャーを感じている方も多いはずです。
本記事では、アメリカ大学進学を目指す高校生が知っておくべき基礎知識や、大学選びから出願準備までの具体的なステップを分かりやすく解説。
情報不足による不安を解消し、留学準備をスムーズに進めるヒントを得ていただければ幸いです。
この記事の筆者:Antieやや
タイ在住。語学力を生かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、現在イギリスの大学で心理学とマーケティングを学ぶ息子あり。
目次
アメリカにおける大学進学の特徴
アメリカの大学進学には、他国とは異なる大きな魅力と特徴があります。
世界トップレベルの教育環境に加え、専攻や進路の柔軟性、膨大な大学の選択肢など、多様な学び方が可能です。
ここではその魅力を具体的に見ていきましょう。
世界トップレベルの大学が集結
アメリカには、世界大学ランキング上位の名門校が多数存在。
ハーバード大学、スタンフォード大学、MITといった世界的な名門校をはじめ、アメリカの大学は常にランキングの上位に登場しています。
以下のデータは、教育水準や研究の影響力の高さを物語っています。
ランキング名 | TOP30校中のアメリカ大学数 | TOP100校中のアメリカ大学数 |
TIMES World University Rankings 2025 | 17校 | 38校 |
QS World University Rankings 2025 | 10校 | 25校 |
これらのランキング上位校は、質の高い教育と世界的に評価される研究成果を誇ります。
アメリカの大学で学ぶことは、世界に通じるスキルやネットワークを得る大きなチャンスです。
リベラルアーツ教育を通じて柔軟に学びを選択できる
アメリカの大学では、入学時に専攻を決めなくてもよい場合が多く、最初の1〜2年間は「リベラルアーツ教育」を通じて、幅広い分野の知識を学びます。
このリベラルアーツ教育は、人文科学・社会科学・自然科学・数学といった多様な分野を横断的に学ぶスタイルが特徴で、「思考力」「表現力」「問題解決力」といった社会で通用する基礎力を養うことが目的とされています。
この制度により、自分が本当に興味を持てる分野や適性をじっくり見極めてから専攻を選ぶことが可能です。
また、途中での専攻変更も比較的柔軟に行えるため、「入学後に進路を再考したい」「興味のある分野が複数ある」という学生にも適した環境と言えます。
将来のキャリアがまだ明確でない高校生にとっても、多様な選択肢を残しながら学びを進められる自由度の高さは、アメリカ大学進学の大きな魅力の一つです。
4,000以上の大学から進学先を選択できる
アメリカには約4,000校もの大学があり、規模や教育スタイル、専門分野の幅が非常に広いのが特徴です。
たとえば、少人数制でじっくり学べるリベラルアーツカレッジから、研究やテクノロジーに強い大規模な総合大学、特定分野に特化した大学まで、多彩な選択肢があります。
以下は、アメリカ大学の代表的な種類です。
大学の種類 | 主な特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
リベラルアーツカレッジ | – 小規模な私立大学でアットホームな環境 – 文理問わず幅広い教養を学べる – 学生と教員の距離が近く、手厚いサポートが受けられる 例:アムハースト大学、ウィリアムズ大学 | 幅広く学びたい/大学院も視野に入れている人 |
州立大学 | – 各州が運営する公立大学で、学費が比較的安価 – 規模が大きく、多様な専攻を提供 – 地元学生や留学生に人気 例:カリフォルニア大学(UC)、ミシガン大学 | コスパ重視で実践的に学びたい人 |
私立総合大学 | – 世界的に有名な大学が多く、高い教育水準と研究環境 – 学費は高額だが、奨学金制度が充実 – 多国籍の学生が集まる国際的なキャンパス 例:ハーバード大学、スタンフォード大学 | 世界レベルの環境で学びたい人 |
コミュニティカレッジ | – 2年制の公立大学で、学費が非常に安価 – 4年制大学への編入を目指す学生に人気 – 専門技術を学ぶ短期プログラムも充実 例:サンタモニカカレッジ、モンローコミュニティカレッジ | 費用を抑えて留学したい/まずは英語に慣れたい人 |
専門大学 | 特定分野に特化(アート/工学など) 例:MIT、Caltech、CalArts | 明確な分野に進みたい/専門職志望の人 |



編入制度の普及により柔軟な進路選択ができる
アメリカの大学は、転校や編入といった制度が整っており、学び直しや進路変更がしやすい環境が整っています。
特に多くの留学生に注目されているのが、コミュニティカレッジ(2年制大学)からの4年制大学への編入制度です。
学費を抑えながら基礎教育を修了し、その後は名門大学に進学するルートも十分に現実的な選択肢となっています。
また、大学在学中に他大学や他専攻に移ることも比較的自由で、「実際に学んでみたら自分に合わなかった」と感じた場合でも軌道修正が可能です。
このように、アメリカの大学は「最初の選択で全てが決まる」のではなく、「途中で進路を描き直せる」柔軟性を備えているのが特長です。


「入試」「偏差値」はない?アメリカの大学の入学審査の特徴と出願書類

日本の大学受験は、多くの場合「一発勝負」。
共通テストや2次試験での点数が合否を左右し、短期間の対策で勝負が決まることも珍しくありません。
しかし、アメリカの大学入試には、日本の大学受験のような「入試制度」は存在せず、「偏差値」という概念もありません。
代わりに行われるのは、高校生活全体を通しての取り組みを多角的に評価する「ホリスティック・レビュー(Holistic Review)」という選考方法です。
具体的には、書類審査において、アメリカの大学は以下のような要素を総合的に評価して出願者を判断します。
どの要素も、直前対策ではなく「高校時代の積み重ね」が重要です。
項目 | 内容 |
---|---|
SAT/ACT | アメリカの大学進学に必要な標準試験。数学や英語のスキルを測定。 |
TOEFL/IELTS | 留学生向けの英語能力試験。リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの総合力が問われる。 |
エッセイ | 志望理由や自己アピールを文章で表現する書類。大学ごとにテーマが異なることが多い。 |
推薦状 | 教員や指導者が書く推薦文。生徒の能力や人柄を客観的に評価。 |
課外活動記録 | 部活動やボランティア活動、インターンシップなどの実績。大学への貢献度や社会性を評価するための指標。 |
成績証明書(GPA) | 高校での成績を示す書類。アメリカの基準に基づくGPA(4段階評価)への変換が必要な場合もある。 |
日本の高校生がアメリカ大学に進学する3つの方法
アメリカの大学に進学するには、主に次の3つのルートがあります。
英語力や学力が十分であれば、4年制大学に直接出願することも可能ですが、要件を満たしていない場合でも進学できる道は用意されています。
ここでは、「高校卒業後にアメリカの大学に行きたい」と考える日本の高校生に向けて、それぞれのルートの特徴をわかりやすく整理します。
方法1|高校卒業後にアメリカの4年制大学へ直接進学
最もストレートな進学方法で、アメリカの4年制大学にそのまま出願・入学するルートです。
最初から志望大学で学べて、大学生活を4年間フルに体験できます。
- 出願には、GPA(高校の成績)・英語スコア(TOEFLまたはIELTS)・学力テスト(SATまたはACT)・エッセイ・推薦状・課外活動実績などが必要
- 難関校では、GPA4.0、SAT1400点以上、TOEFL100点以上が求められることもある
方法2|コミュニティカレッジ(2年制大学)から4年制大学に編入
まずコミュニティカレッジ(2年制大学)に入学し、その後4年制大学へ編入するルートです。
英語力や費用面のハードルが低く、留学生にも人気です。努力次第ではUCLAやUCバークレーなどの名門校に編入することも可能です。
- 出願に必要なのは高校の成績と英語スコア(TOEFL45〜60点程度が目安)、志望理由のエッセイなど
- SATが不要なケースも多く、門戸が広い
- 編入先の大学公式サイト「Transfer Admission」ページを必ず確認
- コミュニティカレッジでの高い成績や充実したエッセイが重要な評価要素



方法3:条件付き入学・パスウェイプログラムを経て進学する
英語力がまだ不足している場合でも、「条件付き入学制度」や「パスウェイプログラム(準備課程)」を利用すれば、進学への道は開かれています。
語学重視型(ESL):大学付属・提携の語学学校で所定の英語課程を修了することで、本課程への正式入学が認められます。
アカデミック準備型(パスウェイ):英語+アカデミックスキル(論文、プレゼン、数学など)を体系的に学びながら、1年間で正規課程へのスムーズな移行を目指します。特定大学との提携が前提。
いずれも、TOEFLやSATが不要なケースも多く、英語力に不安のある高校生にとって現実的な選択肢です。


主要3ルートの比較表(難易度・英語力・費用の目安)
各進学方法の特徴を、難易度・必要な英語力・費用などの観点から比較しました。
項目 | 4年制に直接進学 | 2年制→4年制に編入 | 条件付き入学・パスウェイプログラム |
難易度(英語・学力) | 高(TOEFL100点〜、SAT必要) | 中(TOEFL45〜60点程度) | 低 |
必要な英語力(目安) | TOEFL80〜100点以上 | TOEFL45〜60点程度 | 不要~一部語学要件あり |
年間の学費(目安) | 約350〜600万円 | 約150〜250万円(前半2年) | 100〜150万円+本学費 |
入学の柔軟性 | 低(書類・審査が厳しい) | 高(書類提出のみで入学可能) | 中(準備コース修了が条件) |
名門大への進学の可能性 | 高(最初から出願可能) | 高(編入で逆転可能) | 中 |
向いている人 | 英語力・学力に自信がある人 | 費用を抑えつつステップアップしたい人 | 英語力に不安があるが現地で伸ばしたい人 |
どの方法にもメリット・デメリットがありますが、重要なのは「自分に合った現実的なルート」を選ぶことです。
まずは自分の英語力や予算を踏まえて、最適な道を検討してみましょう。



アメリカ大学留学の費用と奨学金制度
アメリカ大学留学では、学費や生活費が大きなハードルになることが多いです。
しかし、奨学金制度を上手に活用すれば、経済的な負担を軽減しながら留学を実現することができます。
このセクションでは、アメリカ大学の費用の概要や奨学金の探し方、そして日本国内の奨学金制度との併用方法について詳しく解説します。
アメリカ大学の学費と生活費の概要
アメリカの大学にかかる費用は、日本の大学と比べて高額です。以下は、一般的な費用の目安です。
費用項目 | 私立大学(年間) | 州立大学(年間) | コミュニティカレッジ(年間) |
---|---|---|---|
授業料 | $35,000~$55,000 | $20,000~$35,000 | $5,000~$10,000 |
生活費 | $10,000~$15,000 | $10,000~$15,000 | $8,000~$12,000 |
その他(教材費、保険など) | $3,000~$5,000 | $3,000~$5,000 | $2,000~$4,000 |
合計 | $48,000~$75,000 | $33,000~$55,000 | $15,000~$26,000 |
- 私立大学は授業料が高額ですが、奨学金制度が充実している場合もあります。
- 州立大学は、州外の学生には授業料が高く設定される場合があります。
- コミュニティカレッジは学費が安いため、初めの2年間をここで学び、4年制大学に編入する方法も人気です。
アメリカ大学の具体的な学費例(年間)
大学名 | 大学の種類 | 授業料 |
---|---|---|
ハーバード大学 | 私立総合大学 | 約 $56,000 |
スタンフォード大学 | 私立総合大学 | 約 $57,700 |
カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley) | 州立大学(州外学生の場合) | 約 $44,000 |
ミシガン大学(州外学生) | 州立大学(州外学生の場合) | 約 $55,000 |
ミシガン大学(州内学生) | 州立大学(州内学生の場合) | 約 $17,800 |
サンタモニカカレッジ | コミュニティカレッジ | 約 $9,000 |



留学生向け奨学金の探し方と申請のポイント
アメリカには、留学生を対象としたさまざまな奨学金制度があります。以下の方法で奨学金を探してみましょう。
大学が提供する奨学金
アメリカの多くの大学は、留学生向けの奨学金を提供しています。大学の公式サイトの「Financial Aid(奨学金)」ページを確認しましょう。
例:Need-based Aid(経済状況に基づく奨学金)など。
外部機関の奨学金
外部財団や非営利団体が提供する奨学金も活用できます。
例:ISEF(International Student Exchange Foundation)、DAAD(ドイツ学術交流会)など。


日本国内の奨学金制度との併用方法
アメリカ大学の費用を賄うためには、日本国内の奨学金制度も活用できます。
返済不要の給付型奨学金が多く、渡航費や初期費用をカバーする目的で利用するのにも適しています。
日本国内の奨学金制度の例
奨学金名 | 種類 | 対象・条件 |
---|---|---|
エン人材教育財団 海外進学奨学金 | 給付型 | 20歳以下で、指定する米国50大学の学部1年次に進学予定または希望する日本国籍保持者。 |
柳井正財団 海外奨学金プログラム | 給付型 | 日本国籍を有し、米国または英国の大学に進学予定の高校生。 |
日本学生支援機構(JASSO) 海外留学支援制度 学部学位取得型 | 給付型 | 日本在住で、高校卒業後、海外の大学で学士号を取得する課程に直接進学する者。 |
グルー・バンクロフト基金 奨学金 | 給付型 | 指定のリベラルアーツ・カレッジや4年制大学に進学する日本人学生。 |
笹川平和財団スカラシップ | 給付型 | アメリカ・イギリスの大学に留学する日本人学生。 |
孫正義育英財団奨学金 | 給付型 | 25歳以下で、財団の定める基準を満たす者。 |


アメリカ大学の志望校の選び方

アメリカの大学は種類も数も多いため、どの大学を志望すべきか悩む方も多いでしょう。
志望校選びをスムーズに進めるためには、まず自分の目標を明確にし、具体的な基準を設けることが大切です。
学びたい専攻の決め方
大学を選ぶ上で、まずは自分が何を学びたいのかを知る必要があります。
理系か文系か、はたまた映画などの専門分野なのか。理系なら特にどの分野なのか。
徐々に自分の学びたい分野を絞っていき、それを学ぶことができる大学を探していきましょう。
以下のステップで専攻を絞り込むことをおすすめします。
興味のある分野をリストアップする
高校での得意科目や趣味、将来挑戦したい職業を基に、興味のある分野を複数挙げてみましょう。
例:理系なら「生物学」「コンピュータサイエンス」、文系なら「国際関係学」「心理学」など。
分野ごとの将来性を調べる
興味のある分野が、将来のキャリアにどのような可能性を提供するかを調査します。
例えば、STEM分野(科学・技術・工学・数学)はアメリカで特に需要が高く、高収入が期待できます。
学びの幅を考慮する
アメリカの大学では、多くの学生が1年次にリベラルアーツ教育を受けながら専攻を検討します。
複数の分野を学べる大学を選べば、途中で専攻を変える柔軟性も保てます。


世界大学ランキングや専攻別ランキングの活用方法
アメリカの大学ランキングはもちろん、先ほど共有した世界大学ランキングも参考になります。
学部・分野別のランキングもあります。例えば理系、工学部、ビジネス等自分の専攻に強い学校を選ぶこともできます。
また、Nicheというウェブサイトは、大学のランキングや必要なスコアの目安などを公開してくれるので、大学のレベルを知る上で便利です。
SATなどのテストの目安を知り、受験がある程度現実的かどうかを見極めましょう。
主な大学ランキングの種類
ランキング名 | 特徴 |
---|---|
QS World University Rankings | 世界中の大学を学問分野別に評価しており、専攻ごとの強みを知るのに適しています。 |
US News Best Colleges Rankings | アメリカ国内の大学ランキングを提供。学部プログラムや大学全体の評価が詳しく掲載されています。 |
Times Higher Education (THE) Rankings | 教育、研究、国際性など多面的に評価されるため、大学の総合力を知るのに役立ちます。 |

志望校リストの作成
志望校選びを具体化するために、「チャレンジ校」「実力相応校」「滑り止め校」の3つのカテゴリーに分けてリストを作成すると効果的です。
カテゴリー | 特徴 | 例 |
---|---|---|
チャレンジ校 | 合格が難しいが、夢や目標に最も近い大学。合格率が低い大学が多い。 | ハーバード大学、スタンフォード大学 |
実力相応校 | 自分の学力やスコアで現実的に合格可能な大学。専攻やキャンパスの環境が希望と一致している。 | カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)、ミシガン大学 |
滑り止め校 | 確実に合格できる大学。費用や専攻が希望に合致しない場合もあるが、最終的な保険となる。 | サンフランシスコ州立大学、コミュニティカレッジ |

アメリカ大学受験のスケジュール
アメリカの大学への出願には、長期的な準備が必要です。
必要な書類や試験対策、そして出願プロセスをしっかりと計画することで、スムーズな留学準備が可能になります。
アメリカ大学の出願時期
アメリカの大学への出願方法は、大きく分けて以下の3種類があります。
出願方式 | 願書提出期限 | 結果通知時期 | 特徴 |
---|---|---|---|
一般出願(Regular Decision) | 1月上旬まで | 3月~4月上旬 | 複数の大学に出願可能。時間をかけて準備を進められるため、慎重に対応できる。 |
早期出願(Early Decision) | 11月1日~11月15日 | 12月中旬 | 1校のみ出願可能。合格した場合、必ずその大学に入学する義務がある。本命校がある場合におすすめ。 |
早期出願(Early Action) | 11月1日~11月15日 | 12月中旬 | 複数の大学に出願可能。合格しても入学の義務はなく、3月頃まで他大学と比較して決定できる柔軟な方法。 |


出願準備のタイムライン(24か月前~渡航直前)
アメリカ大学の出願準備は、少なくとも2年前から始めるのが理想的。以下は準備の目安となるタイムラインです。
時期 | 主なタスク |
---|---|
24~18か月前 | – 志望校のリスト作成(チャレンジ校・実力相応校・滑り止め校) |
– 必要な試験(SAT、TOEFLなど)の情報収集と準備開始 | |
– コモンアプリケーションのアカウント作成 | |
18~12か月前 | – SAT/TOEFLなどの模擬試験を受ける |
– 推薦状を依頼する先生を決定し、必要な手続きについて相談 | |
– エッセイのテーマを選定し、ドラフト作成を始める | |
12~6か月前 | – エッセイの修正・完成 |
– 出願に必要な書類(GPA証明、課外活動の記録)を揃える | |
– コモンアプリケーションに情報を入力 | |
6~3か月前 | – 出願書類を提出 |
– 面接が必要な場合は準備を進める | |
渡航直前 | – 入学許可後の手続き(I-20の取得、ビザ申請、渡航準備) |



コモンアプリケーションの使い方解説

コモンアプリケーション(Common Application)とは?
コモンアプリケーション(Common Application)は、オンライン上で出願できる共通願書のことです。
ホームページ上で必要な情報を入力、登録すると一括して複数の大学への願書として使用すことができ、この願書に対応している大学へ願書を提出する際には、ここからまとめて提出することができるのでとても便利です。
ただし、一部の大学(例:カリフォルニア州立大学システム)は利用不可なので、志望校の対応状況を事前に確認しましょう。
アカウントを作成しログインすると入力項目がわかる他、共通で使用できるコモンアプリケーション・エッセイ(Common Application Essay)の他に、各大学ごとに提出しなくてはいけないそれぞれのサプリメント・エッセイ(Supplement Essay)のトピックを見ることもできます。
早めにアカウントを作成し、どんな入力項目があるのか内容を確認しておくと、後に余裕を持って入力をすることができるかと思います。
主な機能と操作方法

ログインをすると画面上に4つのタブ(Dashboard, My Colleges, Common App, College Search)が並んでいます。
タブ名 | 説明 |
---|---|
Dashboard | 出願状況を確認できる管理画面。 |
My Colleges | 志望校ごとの必要書類や締切日を表示。 |
Common App | プロフィール、学歴、試験スコア、課外活動など、共通情報を入力する場所。 |
College Search | 志望校を検索・追加できる機能。 |
Common App タブを選択すると、そこで自分の共通願書を入力することができます。
Common Appの入力
まずは「Common App」のタブを選択し、基本となる個人情報を入力します。
項目 | 内容 |
---|---|
Profile | 名前、住所、電話番号などの基本情報を入力。 |
Education | 現在の学校情報、成績(GPA)、受講科目などを入力。 |
Testing | SAT、TOEFL、APなどのスコアを登録(公式スコアの提出は別途必要)。 |
Activities | ボランティアやインターンシップなど、最大10項目まで記載可能。 |
Writing | 共通エッセイ(250~650語)を作成。大学ごとの追加エッセイ(サプリメント・エッセイ)が必要な場合も。 |
My Collegesの入力
次に「My Colleges」タブをオープンしてみましょう。
ここには先にCollege Serchタブで追加した志望大学名が表示されています。
ここでの入力項目は次の通りです。
- Questions
大学ごとによって異なる独自の質問に答えます。
- Assign Recommenders
ここで本人が頼みたいと思うカウンセラー、または学校の先生に推薦状をリクエストすることができます。
そして、Invite Councelor, Invite Teacherと書かれた項目に必要事項を入力すると、コモンアプリケーションから直接リクエストが送られ、先生方が推薦状をアップロードしてくれます。
- Writing Supplement
ここでは、大学ごとに出題されるエッセイ課題を見ることができ、それぞれの決まった文字数内で自分の体験などを元に、考えや意見などをまとめて作成します。
トピックの内容は、なぜこの大学を選んだのか、と言った基本的な質問から、好きな映画は?などと言った質問まで様々。
どんなエッセイ内容でも自分の言葉で自分を表現するチャンス、自分自身を最大限にアピールできるようにすることが大事なポイントとなります。
と、以上が主なる入力項目となります。
さらに各項目をクリックすると、それぞれの項目ごとにかなりの数の質問が表示されるので、根気よくミスのないように丁寧に入力することが大切!
出願が終わると各大学から、出願受付完了しましたといったメールが届きます。


アメリカ大学への8つの受験ステップ
アメリカ大学の受験には、細かい準備と計画的な進行が必要です。以下はステップの詳細になります。
ステップ1:必要な提出物を知る
行きたい大学の「Admission」ページを確認し、必要な提出物をリストアップしましょう。
必要書類の例 |
---|
願書(application) |
出願用エッセイ(admission essay) |
SATやTOEFLのスコア |
成績(GPA) |
推薦書(recommendation letter) |

ステップ2:試験に向けて勉強開始!
アメリカの大学受験においてはSATやTOEFLのスコアが一つの判断基準となります。
これらの試験に向けて早めに準備を始めましょう。

ステップ3:願書(Application)を提出する
コモンアプリケーションを活用して、志望校への願書を提出します。学歴や課外活動の記録も記入しましょう。
ステップ4:出願用エッセイを書く
エッセイは、あなたの個性や志望理由を伝える重要な要素です。
早めにテーマを決め、何度も見直して完成度を高めましょう。

ステップ5:推薦状を依頼する
推薦状は、あなたの人柄や能力をアピールする重要な書類です。
早い段階で信頼できる教員に依頼しましょう。
そのとき、その人物が英語で推薦書を書けるかどうかも確認する必要があります。
もし無理なのであれば、自分で翻訳するか、他の人に翻訳してもらう必要があります。
ステップ6:成績表(GPA)をアメリカ基準に変換する
アメリカの大学に提出する成績表は、日本の評価基準を変換する必要があります。
IERFなどの専門機関に依頼しましょう。

ステップ7:必要な書類を揃えて提出
すべての書類を揃え、オンラインで提出します。提出後は大学からの確認メールを必ずチェックしましょう。
ステップ8:面接(必要であれば)
一部の大学では面接が課される場合があります。面接が必要な場合は、練習を重ねて自分の考えを明確に伝える準備をしましょう。




よくある質問
アメリカ大学留学を考える際、多くの方が疑問を持つ分野があります。ここではよくある質問への解答と解決策をまとめました。
アメリカの大学に「偏差値」はありますか?
こうした選考プロセスの違いもあり、アメリカの大学には日本の大学のような「偏差値」によるランク付けはありません。代わりに、入学難易度を測る指標として「合格率」がよく使われます。
合格率の目安
- ハーバード大学:約4%(超難関)
- カリフォルニア大学バークレー校:約11〜15%(難関)
- 州立大学(中堅〜上位校):40〜60%(標準〜やや難関)
参考として、日本の東京大学理科三類の2023年の合格率は約6.7%でした(一次試験と二次試験を含む)。もし日本の大学とアメリカの大学の入学難易度と比較するなら、上記のように合格率か倍率で計算して比較するとわかりやすいでしょう。
なお、アメリカ大学では合格率が低いほど競争が激しいとされますが、単なる学力だけでなく、多面的な魅力を持つ学生が求められる点を理解しておくことが重要です。
アメリカの大学に医学部はありますか?
アメリカの大学には、日本のような学部レベルの「医学部(Medical School)」は存在しません。
アメリカでは、まず4年制大学で学士号を取得し、その後「医学院(Medical School)」に進学する形が一般的です。

SATやTOEFLのスコアはどのくらい必要ですか?
必要なスコアは大学によって異なりますが、以下が目安です:
- SAT: 1200~1400点以上(上位校では1500点以上が求められる場合も)
- TOEFL iBT: 80~100点以上(名門大学では100点以上が一般的)

奨学金はどれくらいもらえますか?
大学や財団によって異なりますが、以下の例を参考にしてください:
- フルブライト奨学金:授業料全額+生活費をカバー。
- 大学独自の奨学金:年間$10,000~$50,000程度(家庭の収入に基づく場合が多い)。
奨学金の探し方
- 大学の「Financial Aid」ページをチェック。
- 外部財団や地元の奨学金制度を活用。

留学生のサポート体制はどんなものがありますか?
多くの大学では、留学生向けのサポートが充実しています。具体的には:
- International Student Office(国際学生事務局): ビザや渡航手続きのサポート。
- 留学生向けのオリエンテーション: アメリカの大学生活や文化に慣れるためのプログラム。
- 語学サポート: 英語力向上のためのチュータリングやワークショップ。
おわりに
アメリカ大学進学、と聞くとハードルが高いと思う方もいると思いますが、日本では経験できない学習環境や、世界中から集まる留学生との交流など、可能性を広げてくれること間違いなし!
情報を集め、うまくスケジュールを立て、そして1つ1つステップを踏み準備を進めれば、決して無理な選択ではないと思います。
そして、スムーズな留学準備のためには大まかな流れをつかむことが大切。
今回のこちらの記事が少しでもお役に立てればうれしく思います。




来年高校生になるものです。アメリカの大学に進学することを決めています。高校は日本の学校を出るのですが、いい成績を取ることやボランティア活動をするなどはわかっているのですが英語の勉強の計画の立て方がわかりません。3年という時間があるので今から準備しておきたいのですが何かできることはあるのでしょうか?
匿名希望さん、質問ありがとう!目標を決めて、今から計画を立てて進めていくことは、とても素晴らしい!英語の勉強について、これから3年間、TOEFLとSATと戦うことになる。
サイトでは、同じく、日本の高校からアメリカの大学に進学した人々の寄稿がいくつかある。この体験談も、SATの勉強の記事もぜひ参考にしてね!
まず、自分の行きたい大学・専攻(複数あっても良い)の応募要件を確認しよう。例えば、TOEFLは最低何点必要、学部入学者のSAT平均点はどれぐらい、それより少し高めのスコアを目標として設定しておこう。この記事では一部のデータをまとめているけど、志望校が決まったら、ぜひそれぞれの学校のホームページで確認してね。
https://www.path-to-success.net/toefl-score-requirement
そして、目標スコアに合わせて、勉強計画を立てよう。
TOEFL勉強の関連記事はここでまとめてある。活用してね!
https://www.path-to-success.net/toefl-map
TOEFLの点数をクリアしてから、SATに着手しよう。SATの勉強法の記事はまだ少ないけど、今後少しずつ増やしていく予定。
https://www.path-to-success.net/?s=SAT
また何か質問や悩みがあったら、いつでもサイトに遊びに来てね!
現在中3で、高校卒業後はアメリカヘ留学したいと思っている者です。
色々私なりに調べたのですが、アメリカの大学は生徒会や部活動の成績が重視されていると知り、英語の勉強との両立が出来ないのではと心配です。にゃんこ先生はこれらの対策はどうされていましたか?
xxさん
自分の人生についてきちんと計画を立て、事前にいろいろ下調べて情報収集するのはいいことだね!
そしたら、なんで大学は生徒会や部活での活躍を重視するって分かる?学業成績や英語スコアという数字から見えない、この学生の個性・パーソナリティ・夢等を知りたいから。
アドバイスとしては、
①まだ試しもしていない時、両立できないのではという心配はしないように。やってみてから、どう工夫すれば両立できるのか、あるいはどうしても時間を割ることができないなら、どのタスクにプライオリティを置くかを考えれば良い。
②アメリカの大学は生徒会や部活でのリーダーシップも重視するけど、それにはアカデミックの成績がまず優秀という前提がある。いくら英語がうまく、生徒会や部活でリーダーシップを発揮したとしても、学業(GPAとSAT)が優秀で無ければ、この学生は「学力がない」か「マルチタスクをハンドルできない」と見られる。(もちろん、学業もTOEFLスコアもいまいちでも入れる海外の大学はいっぱいあるけどね)
③まとめてみると、アメリカのいい大学を目指しているなら、xxさんが高校に入ったら、こういう優先順位で時間を有効活用するのがおすすめ:まずは学業成績(GPAとSAT)を出来るだけ高くすること、TOEFLは最低限必要なスコアを取得すること、余裕があれば部活や自分の興味関心のある課外活動をすること。
補足だけど、部活や課外活動をする時は、「キャプテンになった」「こういうボランティア活動した」というのは目的ではなく、「なんで私がキャプテンになりたかった」「なんで私がこの分野の部活・ボランティアやりたかった」というストーリーを伝えなければならない。これは今答えを出す必要はなくて、いろいろ経験をする中で自分なりのユニークなストーリーを語ることができると思う。
応援しているよ!また何か悩みがあったらいつでも遊びに来てね!
はじめまして!
日本在住、高3の息子がおります。
日本の大学に行く予定でしたが、このタイミングでアメリカの大学も出願することになり、、
出願過程を全く知らず、どうしたら?と、ネットサーフィンしているときに、こちらに辿り着きました。
とても参考になります。ありがとうございます!
れいこさん
嬉しいコメントありがとう!これからもみんなにとって役に立つ情報をどんどん発信していくので、また遊びに来てね!何か疑問があれば質問してね!
僕は今中学3年生でもう進学する高校も決まっています。にゃんこ先生、中学3年生の2〜3月までで出来ることは何かありますか?IELTSやTOFELの得点が大事なのは知っていますが、問題や単語を見たとき、すごく難しいなと思いました。その状況からこれからどう対策すればいいのでしょうか?僕の志望大はUCバークレーの工学部、UCLAの工学部、UCサンディエゴの工学部にする予定です。
質問ありがとう!!
海外留学だけでなく、志望校や勉強したい専攻も決めた中学生って、本当に素晴らしい!
今から準備を始めれば、絶対に目標達成できる!
ここからの2ヶ月というより、ここから2年~3年間のスパンで考えて計画を立てよう。
平日1日2時間~、週末や長い休み中は1日5時間~を英語学習に使って、最初の一年間は基礎を固め、2年目からTOEFL・IELTS受験対策を中心に行おう。
基礎力をつけるため必要なリソースはたくさん共有しているので自分のレベルにあうものを選ぼう。
リーディング:単語帳1冊(TOEFL3800)+多読を中心+精読は週1ー2回
リスニング:毎日多聴+精聴週3−4回、最初はVOA等スクリプトのあるものを使って、だんだん慣れてからNPR等の興味のある番組を聞いてみよう。
スピーキング:1日25分のオンライン英会話を続ける
https://www.path-to-success.net/dmm1000
確かにTOEFLやIELTSは中学生にとってまだ難しいけど、正しい勉強法で努力し続ければ、2-3年で志望校に受かるレベルの点数を取ることは全然可能!
先輩たちのやり方も参考してみよう。
高校生がTOEFL109点:
https://www.path-to-success.net/english-study-junior-high-school
高校生がIELTS7.0点:
https://www.path-to-success.net/high-school-ielts-7
高校生がTOEFL80点:
https://www.path-to-success.net/high-school-toefl-80
他の人と違うことをやるのは勇気もいるし、たくさんの壁にぶち当たると思うけど、アメリカ留学を達成すれば人生は完全に変わる。
ここから2-3年間、全力で頑張って目標達成してほしい!何かあったらまた質問してね!
はじめまして、ぺこです。4月から高3の息子がアメリカの大学に行きたい、と、言われたのが昨年8月。依頼、いろいろ調べまくり現在に至ります。エージェントを利用しない私にとって、
どの情報よりも、私が知りたい内容満載に書かれていて助かりました。
夏には、希望するだいかを5校見に行く予定です。
うまくエッセイがかけると良いのですが。
あとは、とにかくSAT トフル。
頑張ってもらいます。
こんにちは!コメントありがとう!そう言ってもらえるととても嬉しい。やっている甲斐があったよ。
TOEFL、SAT、エッセイなどに関しても、役に立つ情報をたくさん提供しているので是非チェックしてみてね!
TOEFL:
https://www.path-to-success.net/toefl-map
SAT:
https://www.path-to-success.net/sat-preparation
エッセイ:
https://www.path-to-success.net/how-to-write-college-essays
たくさんの情報ありがとうございます!良い結果が報告できるように、頑張ってもらいます❗️
にゃんこ先生、丁寧な返信ありがとうございました!いまDataBase3000という単語帳で中高英単語の基礎(センターレベル)を固めているところです!実はいろんな大学を調べてみて、スタンフォード大学、ハーベイマッド大学、カーネギーメロン大学、ピッツァー大学がいいなと思いました。そこで、この大学群はとてもレベルが高く、全部落ちる可能性もあり得ます。(TOEFLIBT100、IELTS7.5、SAT1500をとってなおかつ鋭く尖った分野の必要性有りなので)そこで、僕は今のところ工学とコンピュータサイエンスを重視していて、これらの大学よりレベルが低いが2分野に長けている大学はありますか(滑り止めのような)?あと高校は何故か私立の進学校にいくことになりました。高校の勉強とどう両立すれば良いですか?長くてすみません。
まず、具体的な学校名より、志望校についての考え方を共有するね。
理想なドリーム校:自分の合格可能性が20%以下のところを2−3校、
中堅校:自分の合格可能性が50%以上のところを4−5校
滑り止め校:自分の合格可能性が80%以上のところを2校程度
で、合計10校以内の出願を計画した方が良い。10校以上になると出願だけで結構なエネルギーを消耗する。
匿名希望さんの理想校がTop 20(該当分野の順位を重視し、総合順位も参考にする)であれば、30〜70位の間の学校を中堅校にし、80位以降の学校を滑り止めと考えてみよう。
順位の参考は下記のUS NEWSのランキングで調べてね。
https://www.usnews.com/best-colleges/rankings/national-universities
https://www.usnews.com/best-colleges/rankings/engineering-doctorate
次は高校の勉強の両立について。
GPAも学力を示す重要な要素なので、海外大学に進学するからといって日本の高校の勉強を適当に済ませてはいけないよ。
英語力テストとSATの対策もあり、トップ校を目指すなら、さらに課外活動(エンジニアリングやプログラミングに関連するイベントやコンペティションへの参加、社会貢献になるようなボランティア活動等々)もしっかり行わなければならない。高校生にとっては人生の一大試練となるね。
どう両立すれば良いと聞かれても、目標高くを持って、スケジュール管理と、毎日の24時間を最大限に有効活用するしかない。
高校の勉強とTOEFL/SAT勉強の隙間の気分転換は、ゲームや漫画の代わりに、英語のニュース・ドラマ・オンライン英会話、或いは課外活動をやる。例えば、ゲームも英語でやってみる。漫画も英語で読む。ピアノ好きなら、海外のピアニストのインタビューを英語でみたりする。Meetupでネイティブのイベントに行ってみる。
つまり、趣味やプライベート生活を完全に捨てるのではなく、うまく自分の計画に入れ込んで両立させていこう。これで英語力はかなり上達する。
とてもタフな3年間になると思うけど、これを乗り越えれば、より強くて自信のある自分になれるはず!質問や不安があればいつでもコメントしてね!
質問なのですが、IELTSを受け付けていない大学があると聞きました。僕はIELTSのみ受験する予定でしたが、TOEFLも受験する必要はありますか?
あと、TOEFLの学術的英単語を覚えた方がIELTSのスコアアップに役立つという事はありますか?
最近は多くの大学が両方のスコアを認めているのだけど、IELTSを受け付けない学校はたまーにあるよね。TOEFLしか受け付けていない学校に出願する場合はTOEFLを受けるしかない。自分の志望校・志望専攻のHPの入学要件を確認して、IELTSを受け付けているか確認してね。
目標点数によるけど、TOEFL100点はIELTS7.0よりも取りずらいので、TOEFLで高得点が取れればIELTSに切り替えるのは楽。逆は難しい。単語に関しては、TOEFL学習で覚えた単語はIELTSでも全然使えるよ。まぁ、高得点を目指すのであれば、TOEFLとIELTSで覚えるべき単語にそこまで違いはないけどね。
TOEFLとIELTSの違いやどちらを受けるべき?は下記の記事も参考にしてみてね!
https://www.path-to-success.net/ielts-vs-toefl
TOEFLもIELTSもそこまで専門的な単語は必要ないので、TOEFLのため!IELTSのため!の単語帳と言うより、まずは一冊単語帳を終わらせることを目指すのがおすすめだよ!
質問なのですが、アメリカやイギリス等の大学を受ける時に理想校、合格校、滑り止め校があると言われ、それはよく分かりました、しかし、国公立、州立大学は一校しか受けられないのですか?それとも何校も受けられるのですか?
アメリカ、イギリスでは国立、州立は一校しか出願できないというルールはないよ!国立、公立、私立関係なく出願校を選んでね!
丁寧な返信ありがとうございました。
一応志望大学を仮決定しましたので見て下さい。
理想校
・カリフォルニア工科大学
・ハーベイマッドカレッジ
合格校
・南カリフォルニア大学
・ロヨラメリーマウント大学
・サンフランシスコ大学
滑り止め校
・ウェストモント大学
・カリフォルニアバプディスト大学
・パシフィック大学
です。この8校に一応決めました。caltechが第一の志望校です。
しかし問題が一つ、caltechのTOEFLスコアが110必要なのと合格率11%なのです。高校1年から初めてTOEFLIBT 110って間に合うでしょうか。IELTS7.5でもいいらしいですが。あと高度な理数知識が必要らしくて、自分の今の理数知識では手も足も出なさそうです。理数ワークショップなどのイベントに参加するといいと聞きますが、志望した時ワークショップではプラスになるでしょうか?公立大学を志望していないのは奨学金が欲しいのと、どの私立大学にに入ってもcaltechに編入しようと思っているからです。
まだ中学生であれば、これからの時間は全て大学進学のために使う覚悟をすれば、不可能なことはないんじゃないかな。できない理由を考える暇などないので、できると信じて走りだすしかない。
TOEFLとSATで高得点が取れれば、奨学金の可能性も高くなるので是非頑張ってほしい。
純ジャパの高校生がTOEFL109点を取った経験談も参考してみよう。
理数知識は今は心配する必要ないよね。ワークショップなどは大学進学後の知識を付けるというより、興味の幅を増やしたり、将来どんなことをやりたいのかのブレインストーミング(エッセイで必須)には役に立つのではないかな。
結局志望校は
理想
カリフォルニア工科大学
カーネギーメロン大学
合格
テキサス大学オースティン校
ジョージア工科大学
イリノイ大学アーバナシャンペーン校
パデュー大学ウェスト・ラファイエット校
堅実
コロラド大学ボルダー校
アリゾナ州立大学タンパ校
全部QSの工学とコンピュータサイエンスの順位を参考にして決めました。意外な大学が上位にあって驚きました。合格率6割強でも世界でトップ10に入る工学名門校があるんですね。
ちなみに質問なのですが、州立大学って奨学金は出るのですか?あと州民しか願書を出してはいけないとかそういう規約とかってあったりしますか?
奨学金の種類にもよるので、アメリカの奨学金制度に関してこちらの記事を確認してね。大学への出願は州民は関係なく誰でも出願できるのが基本だよ。
https://www.path-to-success.net/scholarship-programs
丁寧な返信ありがとうございました!あのあと、必死に考えて見まして、行きたい学部もいろいろ絞れてきました。しかし、海外大学合格のために一年から勉強した方がいいと聞きましたが、スケジュールの立て方などが分からないのです。おかげであまり勉強できていません。一応TEDトークは聴いているのですが。どう年間のスケジュールなどを立てたらいいと思いますか?
1年生ならまずはTOEFLの勉強だね。スケジュールうんぬんより、TOEFLのスコアがないとどこにも出願ができなくなってしまう。
スコアメイクは想像以上に時間がかかるので、一度本試験か模試を受けて、現在の実力を把握してTOEFLの勉強を本格化しよう!
TOEFL勉強法はこちらに全て記載しているよ。
https://www.path-to-success.net/toefl-map
準備やスケジュール感に関してはこちらの記事も参考になるよ!「アメリカ留学の全体の流れ」の節を見てみてね。
https://www.path-to-success.net/apply-university-in-usa
見返してみると、あの頃の自分の興味は工学だったんですねぇ…今は生物学に興味を抱いているというか適性というか一生勉強したい科目に変貌しました…
なので理想校は
ジョンズ・ホプキンス大学
ヴァンダービルト大学
中堅校は
ケースウェスタンリザーブ大学
滑り止め校は
ピッツバーグ大学
ニューヨーク州立大学バッファロー校
に変更しました。この志望校編成で変えるつもりはないです。志望校決定の際には相談に乗って下さりありがとうございました!これからもたくさん相談や質問することがあると思いますのでその節はよろしくお願いします。
わかりやすい情報ありがとうございます!
質問なのですが、出願校を決める時に基準となるGPAはどのように算出されましたか?大学側が基本的に高校から送られてきた成績書を計算すると聞いたのですが、僕が通う高校は偏差値が高く、5段階評価で低めの評定が出るのでGPAを普通に計算するとすごく低く出てしまいます(だいたい3.0位)、、、高校の先生に成績の付け方の詳細を頼んだ方がいいでしょうか?
質問ありがとう!
結論から言うと、高校の先生に成績の付け方の詳細は頼まなくて良いよ。
GPAの最終判定は大学側によるので、一律に「この基準」というのがないんだ。
興味があればこちらの記事【あなたのGPA正しい? 留学のためのGPA計算方法】を読んで、参考値を出してみよう!
こんにちは。私は海外進学を考えているのですが、元々所属していた全日制の高校は殆ど通えず不登校になり、それから家から出ずに一年間引きこもってたため高校一年時の単位が0です。その後転校した通信制高校では高校一年生からやり直しのため最低あと三年で卒業ということになります。この場合、成績というのは通信制高校に転校した時点からの合計なのか元の全日制の高校の一年+通信制高校の二年なのかどちらでしょう。また前者の場合ロンダリングする必要がありますか?
kさん
質問ありがとう!通信制高校での3年間の成績を出せば良いと思うが、その前の1年はブランクになるので、きちんとそのブランク期間(なぜ不登校になり、どうやって乗り越えてきたか等)を説明する必要があるよ。