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ネイティブの会話が聞き取れるように

TOEFLリスニングで高得点を取り、満を期して留学することができたとしても、そこには絶望と落胆が待っている。そう、会話が聞き取れないのだ。
授業やネイティブの会話は早い。そして発音もはっきりしていないしアクセントもあるかもしれないし。文法も適当。授業についていけない、ディスカッションに入れない。黙り込む日本人。
TOEFL/IELTSを卒業したあなた、留学の決まったあなた、今からリスニング力を極限まで高めることおすすめする。
おすすめ教材
本当のリスニング力をつけるためには、”生きた英語“を聞くことの他ない。
TOEFLのリスニング力をあげるために、TOEFLの教材を聴きまくったよね?それと一緒。



ここまでは、誰もがどこかで言ってそうなことである。
しかし、漫然とドラマを見てもリスニング力は上がらない。携帯じゃドラマは持ち運べない。そう、ドラマを教材として効率よく回すことが必要なのだ。
リスニング勉強法

さて、今回は、最もシンプルで生きた英語を聞き取れるようになる方法を紹介する。
- 音源を聞く(見る)
- スクリプトを読む
- ②/③を繰り返す
以上である。

リスニング勉強法 3ステップの詳細
① 音源を聞く(見る)

まずは見たいドラマを決める。おすすめは、アクションやサイファイよりも、日常会話に近い番組。
Modern FamilyやFriendsは、1話20分程度で学習しやすい。
最初は日本語字幕でも英語字幕でもOK、字幕がなければ英語で聞くだけでもいいだろう。どうせ、英語はほとんど理解できないから。
軽く1〜2回見て②に進もう。




② スクリプトを読む

①で挫折してはいけない。聞いてわからなければ、スクリプトを読めばいいじゃない。
ドラマの英語字幕は早すぎて読めなかったり、音ズレしていて使いづらいことが多い。このサイトやこのサイト(friends)で見たい番組のスクリプトを探そう。タダ。




③ ①/②を繰り返す
①、②を繰り返して行うことで、自分の聞き取れない部分/聞いて理解できない部分を洗い出そう。
そして、その苦手部分だけにフォーカスシングして音源を聞き倒そう。1、2回ですべて理解できるようになる必要なんてない。むしろ不可能。次の日、来週、来月、時間を置いてまた聞いて、理解度を少しづつ深めよう。
わからなければスクリプトを確認して意味を理解しよう。そして、また音源を聞こう。
5-10回ぐらい聞けば、耳に馴染んでその回はすんなり理解できるようになるだろう。
リスニング力アップのコツ・便利ツール

録音・編集の仕方


効率よく学習サイクルを回すためには、いつでもどこでも英語を聞ける環境を整える必要がある。
原始的な録音レコーダーを利用するより、PCで鳴っている音を録音した方が、音声も綺麗で編集もしやすい。
おすすめ録音方法(外部サイト)
MACで録音
Windowsで録音
ボイスレコーダー(サウンドレコーダー)を使ってパソコンからの音声を録音する方法
おすすめ編集方法
1話1話録音するのもいいが、毎回パソコンを操作するのは面倒。
そのため、まとめて何話か録音したあと、編集する方が早い。
MACで編集
① 録音した音声をQuick Time Playerで開く
② 編集からトリムを選択

③ 1話分を黄色の枠で選択し、トリムで保存。

Wave Pad
Wave Padの方が、何かと高機能。個人利用であれば一生無料なのでオススメ。
① 録音した音声をWave Padで開く
② 1話分を選択

③ 編集から「選択した領域に名前をつけて保存」

Windowsで編集
WindowsはMacより無料ソフトが充実しているため、編集で困ることはないだろう。
上記で紹介したQuick Time Player、Wave Padも問題なく使える。

頻度は、短く、多く
机に座って1時間リスニングをするよりも、1回10~20分のリスク二ングを一日3~5回やったほうが効果がある。
イメージは、日本語から英語に切り替える瞬間をたくさん作る感じ。
トイレの中で、風呂の中で、ストレッチ中、食事中、電車の中、リスニングは隙間時間の強い味方である。

ワイヤレススピーカーのススメ



意思の弱いあなたにおすすめするのは防水ワイヤレススピーカー。
時代は進歩し、今や、小型で持ち運び可能な防水かつ10時間以上連続再生可能なワイヤスピーカーが3000円以下で手に入る時代になった。
本来の用途はアウトドアで利用するもののため、丈夫で音量も大きくできる。音源は携帯からBluetoothで送る。

世界で話されている7種類のネイティブ英語





北米と標準的なイギリス英語は最も一般的な英語タイプ、多くの学習者はこの手の英語タイプに慣れやすい傾向がある。
しかし、ビジネスや海外で出会う人たちは、イギリスやアメリカ出身の人たちだけではない。
オーストラリア、シンガポール、インド、中国と様々な人と関わる必要があり、其々異なるアクセントを持っている。
そして、特に英語を第二外国語として学んでいる私たちにとっては、アクセントが異なると全く英語が理解できなくなることも多い。
様々なアクセントに日頃から慣れることで、より実践的な英語力をつけていくことができるのだ。
北米英語とイギリス英語
北米英語はアメリカやカナダで話されていて、標準的なイギリス英語はイギリスで話されている。これらは第二言語として学習する場合に最もよく使われている2つである。
アメリカ英語とイギリス英語を学ぶ
スコットランド英語
ジェラルド・バトラーの控えめなスコットランド英語のアクセントを聞いて、このなまりが強いグラスゴウのアクセントと比べてみてほしい。この2つには大きな違いがあることが分かるだろう。多くのスコットランド英語スピーカーはスコット語を投入することを好む、ネイティブスピーカーでさえ、スコットランドの強いアクセントを理解できないこともある。
スコットランドで出会うかもしれない単語
- Braw :Great/awesome/fantastic – 素晴らしい
- Tidy :beautiful/stunning/lovely – 美しい
- Balloon :Someone annoying or dim-witted -まぬけな
- Bucket :Trash can – くずいれ
スコットランド英語を学ぶ
- Say It Like a True Scotsman:スコットランド英語のユニークなフレーズ集
- Scots Tongue:スコットランド英語の発音やスラング、表現などの総合的な手引き書
アイルランド英語
その名の通り、アイルランド共和国や北アイルランドのイギリス行政区の人が話す英語だ。最もよく認識されているアイルランド英語の特徴は、”th”は、”t”や”d”で発音されることだ。アイルランドで出会うであるアクセントを聞きたい場合は、このYouyube動画をぜひ見てほしい。(子どもにとっては不適切な言葉遣いも含まれているため注意。)
アイルランドで出会うかもしれない英語
- Shebeen :Bar/pub – バー
- Craic :亀裂 – “What’s the craic?”と尋ねる場合は、”How are you?”と同じ意味になる
- Gob :口 – “Shut your gob.”のように侮辱する表現の時に使用される
- Eejit :まぬけ – アイルランド英語での発音
アイルランド英語を学ぶ
Irish Language and Culture:旅行情報で有名な出版社ロンリープラネットが手掛けた本。アイルランドで聞ける主要なボキャブラリーや表現を知ることができる。スポーツや食べ物、解釈違いについての項目がある。
オーストラリア英語
オーストラリア英語は、中国や韓国のような近隣諸国の人たちがオーストラリアで語学留学したのち移住するほど、とても人気のある英語タイプの1つになっている。オーストラリア語を話すてっとりばやい方法は、長い母音を使用することだ。オーストラリアで聴く事ができる基本的な音がある。
この英語のスラングは特にユニークで、オーストラリア人は全てを短縮したがるようだ!
オーストラリアで遭遇するかもしれな英語
- Bogan :Someone unsophisticated – まぬけ
- Mozzie:A mosquito – 蚊
- Whinge :To whine – 愚痴を言う
- Servo :A gas station – ガソリンスタンド
オーストラリア英語を学ぶ
- Lonely Planet Australian Phrasebook:ロンリープラネット出版の本。フレーズ が載っている。
- How to speak Australian:Youtube動画からオーストラリア英語のスラングの略語を学ぶことができる。
- ABC Radio Australia:オーストラリア英語を学ぶことに興味がある学習者はこのサイトを訪れると良い。英語力を高める物語や動画、活動が載っている。
ニュージーランド英語
KIWI(ニュージーランドの特産物)のアクセントとして知られているニュージーランド英語は、ニュートラルな英語の1つである。イギリス英語とはそれなりに異なるが、多くの第二言語学習者は、イギリス英語に慣れていればのKIWIを問題なく理解できることが多い。近隣のオーストラリアと同じように、ニュージーランド英語はオセアニア以外では話されていないような英語のフレーズで溢れている。
ニュージーランド英語で出会う英語:
- Jandals :Flip flops – ビーチサンダル
- Chilly bin :クーラーボックス
- Sweet as :良い
- Hardout :とても – “It’s hardout hot today!” のように 使用され“It’s very hot today!”と同じ意味になる
ニュージーランド英語を学ぶ
- Personal Kiwi-Yankee Dictionary for the New Zealand Traveler:ニュージーランド英語のボキャブラリーを標準英語の点から説明する辞書形式の本。
- English Language Partners New Zealand:英語を学ぶための情報やリソースが載っている移民サイト。
シンガポール英語
シンガポールでは英語は4つある公用語の1つで、一般的に国際的なビジネスの場でも使用されている。シンガポール英語はシングリッシュとして知られていており、シンガポール国内の他の言語から影響を受けている。
シングリッシュで使用される多くの単語や表現は実際に英語とかけ離れている。北京官話(標準的な中国語)やマレー語、タミール語に近い。この理由から、多くの英語を話すシンガポール人は標準的な英語とシングリッシュを話す。
シングリッシュ
- Lah/la :強調するときに使用される言葉
- Lepak:目的なしにぶらつくこと
- Heck it:何も気にしない時に使用される言葉
- Sia la : “Wow” や “Oh my God!”と同じ意味
シングリッシュを学ぶ
- The Singapore English:シンガポールでよく聞く一般的なシングリッシュが書いてある小型辞書。
- International Accent” vs. Singlish Accent:YouTubeで標準英語とシンガポール英語の違いを教えている動画。
最後に
リスニングはスムーズに会話をするため、ディスカッションで発言するため、切って切り離せない能力である。
留学後の生活をめいいっぱい楽しむためにも、目標を高く持って英語力アップに努めよう。







