海外大学・大学院留学に必要な推薦状 作成依頼から提出まで

ねこ君
エッセイに続いて、推薦状の準備もしなきゃ・・。けど、一体誰にお願いすれば良いのだろう?
ねこ君
あの仲よかった教授、英語でレコメンデーションレター書けるとは思えないぞ・・?

にゃんこ先生
推薦状は海外大学院出願に必要な重要書類の一つ。日本だとあまり一般的出ないので、依頼された方も何を書いて良いかわからないこともあるよね。
にゃんこ先生
今日は、イギリスの大学院へ進学したうりぼーが、推薦状を乗り切るための戦略・コツを徹底的に解説する!

 

著者について うりぼー

日本の大学を卒業した後に、2015年イギリスのリーズ大学の修士課程に進学し、翌年に卒業。在英中に就職活動を実施し、現在は日本の外資系IT企業で働いております。純ジャパニーズ(海外の長期滞在経験0)でありながら大学時代に一念発起し、イギリス大学院進学の準備をはじめ、大学卒業後にストレートで進学したうりぼーが自身の経験をもとに、皆さんへ勉強法・出願プロセス・現地での生活等をシェアしていきたいと思います

推薦状とは

大学・大学院に必要な出願書類について、以前Personal Statement(志望動機書)について、解説をしました。今回は、自分で書く書類ではなく、学校の指導教員や、職場の上司に書いていただく必要がある推薦状について、お話ししていきます。

推薦状はreference letter / recommendation letterとも呼ばれており、欧米では進学だけでなく、就職、転職には必要な書類です。簡潔に言えば、あなたがどのような人物なのか(人柄や仕事への姿勢など)、どのようなスキルセットを持っているかを客観的に評価した文章です。

大学の成績はGPAとして定量的に評価されることに対し、推薦状は、あなたについて、定性的・客観的に評価する文章です。数字では表せないあなたの良さや、他人と差別化できる点について、言及されるものです。

推薦状文化は、欧米で一般的なものではありますが、大学・大学院の入学など広く門戸が開かれたセレクションでは、決定的な合格の決め手となる書類ではない可能性が高いですが、そもそも推薦状がないと門前払いを受けるので、必須書類であることは覚えておいてください。

 

誰に依頼すべきか

では推薦状はどのような方に依頼したほうが良いのでしょうか。

学部生・卒業5年未満の人

私は大学から大学院へ直接進んだので、まずはこのケースについて説明します。私は大学のゼミに所属していたので、まずは指導教授の先生に推薦状作成を依頼しました。これで1通です。

さて、もう1通推薦状を書いていただかないといけないのですが、なかなか推薦状作成をお願いできるような親密な教授がおらず、ここで非常に苦労しました。

その際には、学部長といったいわゆるアカデミックでそれなりの立場にいらっしゃる方に依頼すべきか、それとも少しでも私の人となりを知っている教授(少し授業きっかけに話したことがある 等)に依頼すべきか、悩みましたが、定性的・客観的に私の評価をする推薦状という性質を考えると、少しでも私の人となりを知っている教授のほうがよいということでした。

 

Business Schoolに行きたかった私は、本来の専攻であった政治系の学部長ではなく、より大学院の専攻に近い経営系の教授かつ、自分の指導教授とお知り合いである教授に依頼しました。直接面識はなかったので、そもそも指導教授から私のことを紹介していただき、2、3度面談時間をいただき、執筆を依頼しました。

紹介いただいた教授が、英語が堪能で、海外の大学での駐留経験があることも決め手でした。身近な先生に依頼することも重要ですが、その先生が英語で文章を快く書いていただける方かも重要になるかと思います(翻訳依頼を出すとなるとさらに手間が増えるので)

 

社会人経験5年以上

では、あなたがプロフェッショナルとして歩みだしてから、しばらくして大学・大学院留学したい場合、推薦者はアカデミックから1人、プロフェッショナルから1人となるケースが多いです。

もちろん大学や専攻により、アカデミック1人、プロフェッショナル2人であったり、逆もまたしかりです。MBAといったマネジメント経験やプロフェッショナルとしての専門性が必要となる専攻ですと、アカデミック経験より、より実務に則した推薦状が求められるようです。

 

特例

中には、大学を卒業してから、しばらく経っているプロフェッショナルの方ですと、なかなか推薦者を見つけられないケースもあります。私の知人の方で、50代でイギリスの大学院に進学された方がいらっしゃるのですが、指導教授の方がすでに亡くなっており、そもそもアカデミック関係の推薦状が入手できないといったケースもありました。

 

そのような場合は、進学希望先の大学との交渉が必要となります。その方のような場合ですと、明らかにアカデミックな世界で過ごした時間より、プロフェッショナルとして過ごした時間の方が長く、プロフェッショナルとしてやり遂げたこと等について言及していただいたほうが推薦状としては強さがあります。

そのため、その方の場合は、現地の大学に直接連絡し、アカデミックな推薦状が上記のような理由で取得できないこと、代替手段としてプロフェッショナルな方からの推薦状のみで可能か問い合わせをされていました。

 

最終的にどのように出願されていたかは覚えていないのですが、欧米への留学時に求められる書類は必須提出のものしかありませんが、交渉次第でその要件を多少融通してくれるケースもあります。

要は、言ったもん勝ちであるわけです。無理なものは無理だから、代替手段を提示し、交渉することも重要であることを覚えておいてください。

 

書いてあるべき理想の内容

では実際に、推薦状にはどのようなことが書かれるべきかについて、説明していきます。

内容に入る前に絶対的に重要なのは、フォーマットです。Personal Statementと同様に決まったフォーマットはないのですが、必ず大学や会社のロゴ等が入っているレターヘッドでの提出が必要となります。

レターヘッドとは、A4用紙などの上、もしくは下に○○大学やXX株式会社(英語ですとXX .LtdやXXX Co)と入っているものです。こちらは、大学や会社としてオフィシャルに発行したものですよという裏付けになるため、非常に重要です。

 

以下、実際に私が執筆していただいた推薦状を例として、構成を書き出してみます。

<構成>

  1. 推薦者自身の紹介
    • 推薦者がどのような方なのか
    • 被推薦人との関係性
  2. 被推薦人について
    • どのようなことを学んでいるか
    • 卒業論文はどのようなテーマか
    • 学習態度・授業への参加意欲
  3. 具体的な成績や大学の説明
    • どのような大学か(有名企業に進学するOBがいる・○○企業の創業者がいる等)
    • どのくらいの成績納めているか(GPAでは見えない専攻での順位 等)
  4. サマリ
    • 進学先でも、授業等に貢献できる理由 等

私の場合は、上記のような構成で、推薦状を書いていただきました。特に、私がお願いしたのは、GPAの点数を補うため、実際に専攻での自分の順位を具体的に記載して欲しいと依頼しました。

というのも、筆者が所属していた大学ではやたら厳しくGPAを算出する方式を取っており、GPAが一般的な合格基準の3.0に届いていなかったためです(進学先のWebなどに照らし合わせると3.5/4.0程度にはなるのですが)

ちなみに、400人いる専攻の上位5%に入っていたため、成績自体が悪かったわけではありません。自分の懸念点は事前にお伝えし、そこを補っていただくような文言を織り込んでいただくことは重要です。

 

では、推薦状の内容は自分でドラフトすべきなのでしょうか。もしあなたが大学生で指導教授と近い場合、ドラフトまでは不要かと思います。ただし、盛り込んでいただきたい内容は具体的に書き出し、骨子・キーワードはお伝えしておきましょう。

私の場合ですと上述のGPAについての補足でした。もしあなたが大学を卒業してしばらくしている場合、もしくはプロフェッショナルとして働いており、職場の上司に依頼する場合は、ドラフトを日本語/英語で作成して、そちらに手を入れてもらうケースが望ましいと言えます。

 

にゃんこ先生
推薦状のサンプルが掲示板にあるので、必要な方は参照してみよう!

 

英語で推薦状を書いてもらえないとき

推薦人の中には、英語が苦手で、英語で推薦状を執筆できないという方もいらっしゃるかと思います。その場合は、そもそも事前に日本語、英語でドラフトを書いたものを推薦人のかt内添削していただく方式とするか、翻訳会社・留学エージェント等に依頼すると良いかと思います。

大学・大学院留学の日本での出願窓口となっているエージェントさんもありますので、そちらにお願いするとよりスムーズに翻訳していただけると思います

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。推薦状は、自分ではなく、推薦人の方にお願いしなければならない書類です。出願までのスケジュールに余裕を持ち、推薦人の方が十分準備できる時間を確保することも重要です。スケジュール感を意識して、しっかりと準備しましょう!

 

にゃんこ先生
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にゃんこ先生
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