IELTSリスニングを5.5から7.5まで伸ばした勉強法(海外経験なし!)

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ねこ君
アイエルツのリスニング難しすぎる・・。けど、夢だった留学を達成するため、こんなところで諦めてられないっ!

ねこ君
目標点の7.5まで、何をどうしたら良いのだろうか・・

にゃんこ先生
目標を持つって良いよね!
にゃんこ先生
リスニングは純ジャパにとって鬼門に思えるかもしれないけど、スピーキングやライティングより高得点を安定化させやすいセクションであることも事実。
にゃんこ先生
やるべきことはやり続ければ、誰だってスコアアップを測ることができるんだ。

 

著者紹介KY

学生時代に留学しなかったことを後悔し、海外MBAを目指すべく一発奮起。独学でIELTS、GREを攻略し、現在は英国でMBA留学中。

IELTSリスニング概要

ielts

リスニングを得点源にする

IELTS4パートのうち、Listeningはスコアが安定しづらい科目ですが、Listeningを得点源にすることは2つの理由から重要だと思っています。

1つ目の理由として、ListeningがInput科目であることです。一般的な日本人受験生にとって、IELTS4パートのうち、スコアが伸びづらいのはWritingとSpeakingではないでしょうか。その2科目のスコアを補填する上で、Readingと共にListeningのスコアを確保することが重要です。

 

2つ目の理由として、実際の英会話におけるListeningの重要性です。そもそも何を質問されているのか分からなければ、何を話して良いのかもわかりません。

実際、現在留学中の身として、日常会話から授業中の発言に至るまで、Listeningの重要性をひしひしと実感しています。将来を見据えた観点からもListeningスコアの向上に励んでいただければと思います。

 

リスニングの問題形式

IETLSのListeningは以下4つのSectionから成り立っています。なお、内容や問題形式はおおむねの傾向であり、若干異なる場合があります。

Section形式主な内容主な問題形式
Section1会話日常(ホテルの予約、ショッピング等)穴埋め
Section2モノローグ日常(旅行の案内、職場の説明等)選択式
Section3会話授業や研究に関する会話選択式
Section4モノローグアカデミックな講義等穴埋め

 

スコアと正答数

IELTSのListeningは、正答数によりスコアが算出されます。IELTSの運営団体が公開している公式のスコア換算テーブルは以下のとおりです(https://www.ielts.org/ielts-for-organisations/ielts-scoring-in-detail)。

スコア正答数
5.016
6.023
7.030
8.035

 

事前準備

目標スコアを設定する

受験する学校のウェブサイト等で必要なOverallスコアを確認したうえで、どのパートで何点獲得を目標にするか検討しましょう。IELTSの特徴として、Overallスコアは4科目の平均値が四捨五入されます。そのため、Overall7.0であれば平均値6.75を獲得すればOKです。

なお、受験する学校によってはセクションごとのミニマムスコアが決められているケース(例:Overall:7.5 & Minimum required on each component:7.0)もありますので注意してください。

 

私はOverall7.0かつ各パート6.0以上(願わくば6.5)が必要であったため、R7.5、L7.5、W6.5、S6.5を目標に設定しました。RとLについては7.0でもOverallは7.0となりますが、

いわゆる純ドメがWとSを6.5以上獲得するためには、RとLが7.5以上取れるレベルに達する必要があるのではと考え、7.5を目標に設定しました。

 

にゃんこ先生
IELTSの目標スコアの目安はIELTSバンドスコア徹底解説 〜英語力レベルと留学への道〜を読んでみると全体像が掴めるよ!

 

教材は過去問のみで十分

近年IELTS人気が高まっていることもあり、洋書に限らず日本語の問題集も多数出ているようです。ただし、Officialの過去問に勝る問題集は存在しません。

まずは現時点の最新版を購入し(2019年9月現在では14)、必要に応じてさかのぼりましょう私の場合は当時の最新版である12からスタートし、11→10という順で購入しました。

 

IELTS対策という観点では、Officialの過去問以外の教材は基本的に一切必要ありません。

問題集を多数購入し、適当につまみ食いするというのが最悪のパターンです。過去問を徹底的にやり込むことが目標スコア獲得の近道だと考えます。

 

にゃんこ先生
ほんとそう、公式問題集をやり込めば基本的に参考書や対策本はいらないんだよね。

 

目標スコア獲得のための1週間のサイクル

休日に過去問を1SET解く

私の場合、平日日中は仕事があったため、土曜日をスタートとする1週間のサイクルを組みました。

具体的には、土曜AMに本番を想定した問題演習(1セット分)、土曜日PM~日曜日PMは音源の研究と正答に至るプロセスの理解、平日5日間は休日に取り組んだ問題の復習(解き直し)というサイクルです。

 

様々な事情でスケジュール通りに勉強できない場合もありましたが、最低1日30分は過去問に触れるよう心掛けました。

なお、後ほど説明しますが、音源全体のディクテーションやシャドーイングは負荷が高く、長続きしないことから実施していません。

その分、集中して音源を聞き、一語一語漏らさず理解することを意識しました。

 

回答を確認し問題を分析する

過去問を1SET解き終わった後、まずは正答を確認し目安スコアを確認します。そしてここからが重要です。

スクリプトのページを開きながら(ただしスクリプトは見ない!)、Section毎に音源を聴き直し、聞き取れなかった個所(意味が取れなかった箇所含む)にマーカを引いてください。

その後スクリプトを黙読した上で、なぜ聞き取れなかったのか原因分析をしてみてください。聞き取れなかった原因として、概ね以下3パターンに分類できるのではないでしょうか。

 

  1. 単語は聞き取れ、単語の意味も全て知っていたが、スクリプトを見ても文の意味が分からなかった(文法や構文の知識不足)
  2. 単語が聞き取れず、スクリプトを見ても意味が分からなかった(単語そのものの知識不足)
  3. 単語が聞き取れなかったが、スクリプトを見て意味は分かった(発音の知識不足)

原因1:文法や構文の知識不足

①の場合、文法書等で意味を確認してください。なおListeningでは難解な構文等は出題されないため、①が原因で聞き取れない箇所が音源中に複数あった場合、基本的な文法の知識が不足しているおそれがあります。

文法はIELTS4パートの全ての基礎となりますので、少しでも不安がある場合、必ず文法を学習してください。

 

原因2:単語そのものの知識不足

②の場合、辞書を引いて単語の意味ととともに、正しい発音の確認を行い、口に出して発音してください。平日の復習フェーズにおいて音源を繰り返し聞く中で、正しい意味と発音を定着させましょう。

 

原因3:発音の知識不足

③は要注意パターンかつしばしば遭遇するパターンです。

単語の意味は知っているものの、日本人にとって難解な発音の単語(例:squirrel)やカタカナ英語が定着してしまっている単語(例:career)が聞き取れなかった場合、辞書で正しい発音を確認するとともに、口に出して発音、定着させることで解決します。

しかしながら非常に簡単な単語にも関わらず、明確に聞き取れなかった場合、英語の音声変化が原因の可能性があります。

音声変化とは、発音の一部が変化することを指し、大まかにはリダクションとリンキングに分かれます。

 

リダクションとは、一部の単語が弱く発音される現象です。前置詞やbe動詞、関係代名詞など、単語そのものの意味の重要性が低いもの(機能語)はリダクションされる傾向にあります。

一方リンキングとは、2語以上の単語があたかも1語かのように続けて発音される現象です。代表的な例として、子音+母音(例:information about→赤字は続けてナ(nə)のように発音)、子音+子音(例:get there→tが重なるためgetのtが脱落)、母音+母音(例:go away→wの音が追加)などがあります。

ここでは割愛しますが、上記も含め音声変化にはいくつかのパターンが存在するため、一度概要を理解しておくことをお勧めします。

なお、一般的にイギリス英語はアメリカ英語と比べ、単語一語一語をハッキリ発音する傾向にありますが、イギリス英語においてもリダクションやリンキングは発生するほか、アメリカ英語やオーストラリア英語などの話者もListeningパートには出てきますので、注意が必要です。

 

聞き取れなかった箇所の原因分析を行い、スクリプトの内容が理解できた後、もう一度音声を通しで聞き直してみてください。初回より内容が理解できているのではないでしょうか。

その後、問題を分析し、正答に至るプロセスを理解してください。残念ながらOfficialの過去問には解説は含まれていませんが、スクリプトが理解できていれば、問題自体の分析に大きく時間はかからないと思います。

 

以上をSection毎に行い、休日の学習は終了です。休日だけでは時間が足りない場合、一部Sectionの分析を平日に回すなど、柔軟に対応してください。

なお、1回目の分析の時点で全ての内容を完璧に聞き取り、理解する(仮にディクテーションをした場合、スクリプト通りに文字を起こせるレベル)必要はありません。平日の復習で完成度を高めていきます。

 

にゃんこ先生
日本人は学校できちんと発音を勉強していないから、特に発音は純ジャパにとって鬼門なんだよね。
にゃんこ先生
個人的なアドバイスとしては、発音の理論は一通り知っておいたほうが良いけど、こだわりすぎないことかな。いくら頑張ってもパーフェクトにはならないので、聞いて分かればOKぐらいな感じ。

» 【図解】英語の母音10個の発音のコツを徹底解説!【動画で学ぶ】

» 【図解】英語の子音24個の発音のコツを全部解説!【動画で学ぶ】

にゃんこ先生
リダクションやリンキングについても、そこまでこだわらなくて良いとは思う。
にゃんこ先生
結局習うより慣れるものなので、聞き取れなかった部分を分析して聴き込んでいるうちに聞き取れるようになる。

 

平日は過去問を毎日聴く

平日は休日に実施した過去問をもう一度解き直すことで、完成度を高めていきます。目安として、平日は2sectionを目標に実施しました。

正解の選択肢を覚えてしまっている場合もあると思いますが、選択肢を選ぶ理由を明確に説明できれば問題ありません。

 

問題を解き終わり採点した後は、スクリプトを片手に置きながら、頭の中でディクテーションを行うイメージで、複数回聞き直します。

決して他の作業をしながら聞き直すのではなく、集中して実施してください。聞き取れない箇所は適宜ストップし、該当箇所のみをリピート再生することも有効です。

 

なお、リンキング個所の音読(物まね)は一部実施しましたが、スクリプト全体に対するディクテーションや音読、シャドーイングは時間を要し、負荷も高いため、私は実施しませんでした。

多くの受験生は時間も限られていると思われることから、無理に実施する必要はないと思量します。その分、音源を聞き流すのではなく、一語一語頭の中でディクテーションするイメージで、集中して聞くことを意識しました。

 

にゃんこ先生
社会人なら電車の通勤時間は必ずリスニングだね!

 

補足:過去問の難易度が高すぎる方へ(目安スコア5.0未満)

目標スコアにもよりますが、過去問でスコアが5.0未満(40問中、正答数16問未満)かつ原因分析を行った結果、①や②が失点の原因となっていた場合は、英語の基礎力が不足していることが想定されるため、単語や文法を最優先で学習することを推奨します。

 

にゃんこ先生
文法に不安のある人は、TOEFL/IELTS高得点で必須の文法講座|学校で教えない文法7選を読んでみよう!長文の読み方は下記2つの記事が参考になる。

» 英語長文2つの読み方とコツ|おすすめ参考書・問題集4選

» TOEFL/GMAT/GREリーディングで困っている人必見!英語長文の読み方

にゃんこ先生
単語力はリーディングでも欠かせないのでコミットして覚えきるしかないね。

» 1ヶ月で3000語!?最短最速で英単語を暗記する5つの方法

» GRE Verbal155点を3ヶ月で獲得した英単語暗記法6つのコツ

 

スコア向上のためのテクニック

試験直前に倍速再生で音源を聞く

本番の音源がゆっくり聞こえるよう、試験当日の朝は会場付近に早めに着き、聞きなれた音源を倍速再生することで、耳を慣らしていました。

本番はどうしても緊張し、音源が普段より早く聞こえてしまうこともあるため、心理的には効果があったように思います。

もちろん試験当日に限らず、日ごろから再生速度を上げた状態で聞くことも効果的です。

 

しつこいようですが、倍速再生する場合でも、1語1語を漏らさず聞くイメージで、必ず集中して聞くようにしてください。

私の場合、十分に聞きなれていない音源で再生速度を上げると、途中から追いつけず聞き流し状態になってしまうことが多かったため、試験当日のみ実行することにしました。

 

問題の先読みは必須

各Section間には必ずポーズ(Section1の前はListeningのサンプル説明)があります。

その間に、必ず次のSectionの問題文に目を通し、何に注意して聞けばよいのか把握するようにしてください。また空欄穴埋め問題については、語数の指定にも注意してください。

 

数字の書き取りを練習する

Section1では、電話番号等の数字を穴埋めするケースがあります。簡単なようで意外と間違えがちのため、youtubeの動画等で練習するのも手です(english number count random 等で検索するとヒットします)。

特に注意したい点として、同じ数字が2回続く場合の表現(double ~)や、13(thirteen)なのか30(thirty)なのかが挙げられます。特に後者は要注意です。

 

IELTSを受けるレベルの方にとって、2桁の数字の読み方が分からないというケースはほぼないと想定されますが、おおまかに聞き取れる分、13か30かで悩んで引きずってしまい、次の空欄を聞き逃すというケースが発生します。

私は大丈夫と思いこまず、ぜひ練習してください。

 

ねこ君
これあるある!数字は簡単だと思ってたんだけど、ダブルスリーとか、慣れてない表現がくると思考停止ってことあったなぁ・・。練習しとこ!

 

月や曜日などのスペルを練習する

Section1では、月や曜日等を穴埋めする場合があります。中学校1年生レベルの英単語ですが、1月~12月、月曜日から日曜日まで正しいスペルで記載できるか、試してみてください。

少しでも迷ったスペルがある場合、自信を持って書けるまで必ず練習してください。

 

私は、お恥ずかしながら、本番でWednesdayのスペルを悩んでしまい、結果的に間違えたことがあります。IELTSではスペルミス(大文字にすべき個所を小文字にした場合含む)は不正解とみなされます。

つまらない失点をしないよう、不安な単語は十分練習してください。

 

にゃんこ先生
ちなみに、大文字、小文字の区別でも減点されるけど、自信がなければ全て大文字で書いてもOKなんだよ。

 

補足:CDI(Computer-delivered IELTS)について

2019年3月より日本でもCDIが開始されました。私は紙ベースのIELTSしか受験したことはありませんが、公式サイトを確認する限り、CDIにおいても上記で記載したテクニックは紙ベースと変わらず有効なようです。

具体的な情報や画面イメージ等は公式サイトで確認いただければと思いますが、ListeningパートにおけるCDIで受験した場合の最大のメリットは、ヘッドフォンで音源を再生でき、かつ音量調整が可能なことかと思います。

 

私も経験しましたが、紙ベースのIETLSの場合、会場によっては音量が大きすぎて逆に聞きづらいことがありました。

ヘッドフォンの場合、そういった心配は無用です。公式サイトにはサンプル問題もありますので、ぜひCDIの受験も検討してみてはいかがでしょうか。

 

にゃんこ先生
PCのメリットはリスニングもあるけど、ライティングじゃないかな。ちょっとミスを発見したり、後から情報を足したい時、消しゴムを使う必要ないのは助かるわ。

 

最後に:リスニングは1日にして成らず

言語の習得は日々の積み重ねが重要ですが、Listeningは特に毎日の勉強が重要です。しかし残念ながら、BGMのように英語を3時間聞き流したとしても、効果は薄いと感じます。

忙しい日は10分でも良いので、集中して音源を聞き、耳を鍛えていく方法をお勧めします。

 

IELTSリスニング対策記事

にゃんこ先生
IELTS対策は人によって様々!ある人に効果的だったことが、自分にはワークしないこともある。色々と成功体験を読んで、自分に合ったやり方を探してみよう!

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ねこ君
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にゃんこ先生
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