日程:2024年10月26日(土)
場所:シェラトン都ホテル東京
参加校(一部):NUS、IE、北京大学、香港大学、マンチェスター大学、ASU等
・入学審査官による1 on 1/少人数インフォセッション
・推薦状やエッセイ作成に関しても相談可能
・MBA留学経験者や留学志望者同士のネットワーキングも
参加申し込み(無料)は→こちらから
目次
ウォーリックビジネススクールMBAを知る
ウォーリックビジネススクールの基本情報
ウォーリックビジネススクール(通称WBS)は、イギリスのロンドン近郊、コヴェントリーにある1967年に開設されたウォーリック大学のビジネススクールです。
2014年にロンドンの超高層ビル、ザ・シャード内に2つ目のキャンパスを開設しました。
コヴェントリーでフルMBAを含む3つのコース、ロンドンで3つのコースが組まれ、キャンパスを選んでコースを選ぶことができます。
ウォーリックビジネススクールはリサーチに定評があり、そのアカデミックなプログラムの一方で、企業向けのプロジェクトを多数行う実践とアカデミックが良いバランスのとれたプログラム構成となっていることが特徴です。
また、教育の質が高く、ビジネススクール全体の1%以下しか基準を満たしていない、3大外部認証機関、AACSB International、AMBA 、EQUISの全てから認証を英国で初めて受けたトリプルクラウン校でもあります。
- 正式名称:Warwick Business School
- 公式HP: https://www.wbs.ac.uk/
- 所在地:The University of Warwick, Coventry CV4 7AL
- 大学院生数:103名 (MBA), 629名(その他修士課程)(2023年7月26日現在)
- 提供プログラム:1年制フルタイムMBA、2つのエグゼクティブMBA、2つのグローバルオンラインMBA、アクセレーターMBA、MBA以外のビジネス学位13課程
ランキング
WBSのランキングは、以下のようになっています。
- 全英:5位
- 欧州:15位
- 世界:35位
<参照:QSグローバルMBA2023ランキング:ヨーロッパ >
- 全英6位
- 世界55位
<参照:FTMBA2023ランキング>
WBSはオンラインプログラムにも定評があり、2023年のQSオンラインMBA2023ランキング、では、スペインのIEビジネススクールと並んで、第1位にランキングされています。
フィナンシャルタイムズのグローバルオンラインMBAランキングでは、2023年は第2位でしたが、2018年から2022年で第1位と高い評価を受けています。
MBAプログラム
1年制フルタイムMBA、2つのエグゼクティブMBA、2つのオンラインMBA、アクセレーターMBAの6つのプログラムがあり、個人個人にあったプログラムを選ぶことができます。
- 12ヶ月のコース
- 10−12週間のインターナショナル交換留学については選択可能
- 9月入学
①ウォーリックキャンパス
- 働きながら取れる2年のパートタイムコース
- 3月または9月入学
②ロンドンキャンパス
- 働きながら取れる2年のパートタイムコース
- 夜間または週末の学習を選択可能
- 9月入学
- 2024年3月開講
- 2年のオンラインコース
- 80%ロンドンキャンパス、20%オンライン
- 3月入学
①グローバルオンライン(ウォーリックベース)
- 2年のオンラインコース
- 2週間のウォーリックキャンパスでの受講が含まれる
- 1月または6月入学
② グローバルオンライン(ロンドンベース)
- 2年のオンラインコース
- 4年以内に履修
- 1月または6月入学
<参照:ウォーリックビジネススクールMBA courses>
ウォーリックビジネススクールMBAの特徴
アカデミックな学習に、実践を取り入れたバランスの良いプログラム
ウォーリックビジネススクールは、リサーチに定評のあるビジネススクールです。
Research Excellence Framework (REF)という英国の高等教育機関の研究影響評価で、ウォーリックビジネススクールの研究の93%が「世界をリードする」、または「国際的に優れている」という評価をうけ、ザ・タイムズ・ハイアー・エデュケーションから、英国で5位のビジネスマネジメント分野のリサーチ力という評価を受けています。
また、ウォーリックビジネススクールでは、シニアビジネスマンを実践的な講師として招き実践的な知識を学ぶ機会が多く用意されています。
企業へのプロジェクトに力を入れていて、1年に2つの企業へのプロジェクト(最大3つ可能)を行う機会があります。
理論と実践を通してビジネスを総合的に学ぶことができるプログラムとなっています。
<参照:ウォーリックビジネススクールニュース、ウォーリックビジネススクールFull time MBA Overview:>
手厚いキャリアサポート
ウォーリックMBAのもう1つの特徴は、手厚いキャリアサポートが受けられることです。
WBSに到着する前からキャリアコーチにアクセスが可能で、入学後から1対1の指導やキャリア・ガイダンスが受けられるなどして就職先を徹底的に支援してくれる充実したキャリアサポートを提供しています。
<参照:ウォーリックビジネススクールMBA courses>
MBAカリキュラム
ウォーリックビジネススクールMBAには6つのコースがあります。6つのコースのうちここでは12ヶ月のフルMBAコースのカリキュラムを紹介します。
フルMBAコースでは、8つの必須モジュールと 4つの選択モジュールを学習し、戦略的コンサルティング プロジェクトまたはインターンシップ、また卒論のいずれかを卒業課題として選択することができます。
各モジュールは、約30時間の準備、30時間の講義、および 40時間の課題の作成で構成されています。
- 財務マネジメント
- 革新と戦略的起業家精神
- リーダーシップ育成
- 企業報告と意思決定
- マーケティング
- 業務経営
- 組織的行動
- 戦略的思考
- 財務と会計
- 経営とリーダーシップ
- ESG
- デジタル
- マーケティング
- 起業家精神
- 戦略
- グローバルビジネス
- パートナー校でのモジュール(WBS生徒用の特別に設計されたもの)
- 高級ブランドマネジメント、SDA Boconni School of Management(イタリア)
- デジタル経済 Aslta University of Business(フィランド)
- 意識的な資本主義と社会的革新の習得, Nava School of Business and Economics(ポルトガル)
企業のコンサルティングプロジェクト(10〜12週間)、インターンシップ(6週〜12週)、卒論の3つから1つ選択します。
また、MBA修了後の9月から、追加選択として交換留学(2ヶ月から4ヶ月)に30人程度行くことができます。
WBSはPartnership in International Management(PIM)のメンバー校で、世界各国のビジネススクールと積極的に交換留学を実施しています。
PIMはフランスのHEC経営大学院、アメリカのニューヨーク大学、英国のロンドン・ビジネス・スクールの3校が協力して1973年に発足したビジネススクールの国際組織で、現在では60校以上が加盟しています。
2021-22年度の交換留学先の例は以下の通りです。
- Ross School of Business(米国):ミシガン大学のビジネススクール
- ESADE Business School (スペイン)
- McCombs School of Business (米国):テキサス大学オースティン校のビジネススクール
- Melbourne Business School(オーストラリア):メルボルン大学のビジネススクール
- Schulich School of Business (カナダ):ヨーク大学のビジネススクール
- Kenan Flagler Business School(米国):ノースカロライナ大学チャペルヒル校のビジネススクール
- SDA Bocconi School of Management(イタリア):ボッコーニ大学のビジネススクール
<参照:ウォーリックビジネススクールProgramme Structure>
なぜウォーリックビジネススクールMBAなのか?
手厚いキャリアサポートにより就職率が高い
ウォーリックMBAの最大の特徴は、キャリアコーチングが入学前から卒業後まで受けられることです。
まずWBSに到着する前に、 キャリアコーチの専任チームへビデオ通話やEメールでのアクセスが可能です。
そして入学後からキャリア専任コーチと分野のスペシャリストから1対1のキャリア・ガイダンスが受けられるなど、充実したキャリアサポートを提供しています。
MBA修了後も引き続き就職、キャリア形成を支援するシステムがあります。
さらに、オプションで参加できる卒業生によるメンタリング プログラム、ワークショップ、ウェビナー、そして分野別の知識や市場インサイトを学ぶ機会も用意され、他にもネットワーキングを築くことのできるキャリア活動の機会もあります。
手厚いキャリアサポートの結果、WBSは、卒業生の就職率が高いことで知られています。
WBSのフルタイムMBA卒業生の91% は卒業後3か月以内に就職しました。 WBS MBA卒業生の平均給与は70,746ポンドと高い水準となっています。(2020-2021年のクラスのデータ)
教育の質が高い:英国初のトリプルクラウン校
ウォーリックビジネススクールは、マネジメント教育の品質を評価する組織である米国AACSB International、英国AMBA 、欧州EQUISの3つの国際認証機関から認証を受けた英国で最初のトリプルクラウン校です。
「トリプルクラウン」の称号を持つビジネススクールは、世界のビジネススクールの1%以下です。(2023年8月時点で世界で125校のみ)
国際認証では世界のビジネス界やリーダーの期待に応える教育・研究・運営が実施されているかが問われ認証されます。
また、国際認証はビジネススクールに国際的な視点で継続した改善を促す仕組みですので、認証の継続には認証機関からの提案に対する改善も必要となっています。
そのため、トリプルクラウン校は教育と研究面で継続して一定の高い質を保っていることが証明されていることとなります。
トリブルクラウン校は、日本では名古屋商科大学のみで、イギリスのロンドンビジネススクール、マンチェスタービジネススクール、フランスのINSEADそしてHEC、スペインのESADEそしてIE、スイスのIMD、韓国の延世大学、中国の北京交通大学などが有名です。
アメリカではアメリカの認証機関であるAACSBからのみ認定されているビジネススクールがほとんどです。
強いグローバル同窓ネットワークとグローバルメンタリングプログラムがある
WBSグローバルコミュニティ
ウォーリックビジネススクールの生徒のインターナショナル率は大変高くなっています。
2020−2021年のフルMBAコースの124人の生徒の国籍は28カ国で、85%がインターナショナル学生でした。
WBSコミュニティの一員として、171 か国以上の 56,260 名を超える個人で構成される同窓生のネットワークに参加することになります。
オンラインの WBS LinkedIn グループや、世界中で開催されるネットワーキング イベントで直接、卒業生とネットワークを築き、アイデアを交換する機会があります。
<参照:ウォーリックビジネススクールClass of 2020-2021>
WBSメンタリングプログラム
希望者は、ウォーリックビジネススクールの学生と卒業生を対象とした、グローバル・メンタリング・プログラムを利用することができます。
在学生の希望にマッチングした卒業生が、メンターとして在学生につき2年間に渡って今後のキャリアのアドバイスをするシステムです。
<参照:ウォーリックビジネススクールAlumni>
Reasons to study an MBA at Warwick Business School
ウォーリックビジネススクールMBAへの進学
出願要件と書類一覧
出願要件
- 職務経験が3年以上 (エグゼクティブMBAは10年)
- 学士の成績 GPA 3.7 (Upper Second Class honours同様)
- GMAT:平均660点 またはWarwick 独自テスト (フルMBAのみ)
- 英語力:IELT: 7.0(各セクションで6.0以上)またはTOEFLiBT: 100 (リーディング22, リスニング21, スピーキング 23, ライティング 21以上)
<参照:Full Time MBA Entry requirements·Executive MBA Entry Requirements>
書類一覧
- 願書
- 職歴
- 推薦状:プロフェッショナルから2通
- 大学成績表(英語)
- 奨学金申請用のエッセイ(申請するならば)
<参照:ウォーリックビジネススクールMBA Courses>
学費と奨学金
学費(2024年度)
フルMBA学費 | £53,750 |
エグゼクティブMBA学費 |
|
アクセレーターMBA学費 | £54900 |
オンラインMBA学費 |
|
<参照:ウォーリックビジネススクールMBA Courses >
奨学金
日本人も申請できるMBA奨学金があります。(額はコースによって異なります。)
- Change Maker – Personal Impact in your sector
- Change Maker- Personal Impact in your society
- Inspiring Females
<参照: MBA Scholarships>
出願の流れ
書類審査の後、直接またはオンラインでの面接があります。
出願締め切り
フルMBA
出願の選考締切日がいくつか設定されています。特定のラウンドの出願締め切り日までに応募した場合、そのラウンドの決定通知日までに結果が届く予定となっています。
特定のラウンドでオファーを受け取らなかった場合は、出願が不合格となったことが通知されるか、次のラウンドで検討されるよう繰り越されます。
2024年9月入学の出願日は以下の通りです。
ラウンド 出願締め切り | 決定通知日 |
①2023年10月8日 | 2023年10月30日 |
②2024年1月14日 | 2024年2月12日 |
③2024年4月1日 | 2024年4月22日 |
④2024年5月19日 | 2024年6月3日 |
エグゼクティブMBA
- 2024年3月入学のエグゼクティブMBAは、2024年12月3日が出願締切日です。
- 2024年9月入学のロンドンエグゼクティブMBAは、2024年6月2日が出願締切日です。
オンラインMBA
- 2024年1月入学出願締切日:2023年11月19日
- 2024年6月入学出願締切日;2024年4月15日
アクセレーターMBA
2024年3月入学出願締切日:2023年12月3日
<参照:ウォーリックビジネススクールMBA Courses >
まとめ
ウォーリックビジネススクールのフルMBAは、英国で5位、オンラインMBAは世界1位にランキングされている英国の名門ビジネススクールです。
ロンドン近郊の緑の多いコヴェントリーとロンドン中心の超高層ビルの2つのキャンパスで、6つのコースが用意されていて、個人個人のニーズに合わせて選択することができることが魅力です。
いずれもリサーチ大学としての学術性をベースにしながらも、現役のシニアビジネスマンからの実践的な講義や企業向けのプロジェクトなど実践を多く取り入れたバランスの良いプログラムとなっています。
またキャリアサポートが手厚く、就職率が高いことでも知られています。