【オックスフォード大学MBA 】Saïdの難易度・学費から留学方法まで

オックスフォード MBA
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ねこ君
やっぱりMBAと言えばアメリカ?トップスクールってほとんどアメリカの学校なんでしょ?
にゃんこ先生
もちろん、数で言えばアメリカが多いんだけど、アジアやヨーロッパの学校もランキング上位に入ってくる学校が多くなってきた。
にゃんこ先生
例えば、イギリスのケンブリッジ大学とオックスフォード大学は、古い歴史を持っている名門校。
にゃんこ先生
このシリーズでは、海外MBAの情報をまとめていく。
にゃんこ先生
今日は、オックスフォードMBA特集!

 

世界最高峰の学びを、最短1年で。

長い歴史と伝統を誇るオックスフォード大学。その中核をなすSaïd Business School(サイード・ビジネススクール)は、急速な変革を遂げる現代ビジネス界に対応するリーダーを育成しています。

国際色豊かなクラス、グローバルネットワーク、そして世界トップクラスの教育環境。

オックスフォードMBAは、単なる「名門校」という枠を超え、変革を起こす力を養うプログラムとして注目を集めています。

本記事では、オックスフォードMBA(Saïd Business School)の基本情報、学費・出願戦略まで網羅的にまとめています。

オックスフォードMBA(Saïd)の基本情報

Saïdの基本データ

項目内容
正式名称Saïd Business School (University of Oxford)
所在地イギリス・オックスフォード
プログラム期間1年間(フルタイムMBA)
学費£83,770(約1,600万円)
クラスサイズ348名
学生の平均年齢約29歳(想定値、公式未公表)
平均職務経験6年
国際色97%が留学生(59か国以上)
女性比率48%
卒業後の平均給与USD 169,894(約2,600万円)
就職率(卒業3ヶ月以内)80%

オックスフォード大学(University of Oxford)は、イギリス最古の総合大学であり、世界大学ランキングでも常にトップクラスに位置しています。

その経営大学院にあたるSaïd Business School(サイード・ビジネススクール)は、比較的新しいながらも急速に評価を高め、世界中から優秀な人材を集めています。

 

オックスフォードMBAの大きな特徴は、1年間で完結する短期集中型プログラムである点です。

アメリカ式2年制MBAに比べ、機会費用を抑えながらスピーディーにキャリアアップを目指せる点が大きな魅力となっています。

 

また、学生の約97%が海外出身という、世界屈指の国際色豊かなクラス構成となっています。

さらに、女性比率も48%と高く、ジェンダーバランスの取れた環境で学べる点も大きな特徴です。

 

学費と生活費

オックスフォードMBAの学費は、£83,770(約1,590万円)であり、イギリスのMBAの中でもトップスクールとしては標準的な価格設定となっています。

これに加えて、生活費が約£17,100〜£24,420(約325万〜465万円)かかるため、総額で約1,900万〜2,050万円の費用が必要になります。

費用項目金額(ポンド)日本円換算(約)
学費£83,770約1,590万円
生活費(1年間)£17,100〜£24,420約325〜465万円
合計£100,870〜£108,190約1,900万〜2,050万円
生活費の内訳(年間)

家賃:£9,480〜£11,460(約180〜220万円)
食費・雑費:£6,900〜£11,280(約130〜215万円)
(※食費、個人用品、社交費、勉学関連費用、その他を合算)

※参考レート:1ポンド=190円換算

 

Saïdの世界ランキング

オックスフォードMBA(Saïd Business School)は、世界有数の評価機関によるMBAランキングでも高い評価を受けています

#1 QS World University Rankings Masters in Finance 2022

#16 QS Global MBA Rankings 2023

#31 FT MBA Rankings 2022

特にQSランキングでは、イギリス国内でもロンドンビジネススクール(LBS)に次ぐ上位校として評価されています。

また、オックスフォード大学全体の「大学ブランド力」も世界トップクラスであり、

MBA卒業後のキャリアにおいても「オックスフォード出身」という圧倒的な信頼とステータスを得ることができます。

 

ねこ君
オックスフォードってブランド力すごいよね。でも、ランキングだけで選んでもいいのかな?
にゃんこ先生
ランキングは参考のひとつ。でも本当に大事なのは「自分に合うかどうか」。学びたい分野や将来像にフィットするかを必ずチェックしよう。

 

オックスフォードMBA(Saïd)の特徴と強み

1年制MBAでキャリア中断・機会費用を最小限に

オックスフォードMBAは、1年間で完結する短期集中型プログラムを採用しています。

これは、一般的なアメリカの2年制MBAと比べて、キャリアの中断期間を最小限に抑えられる大きなメリットがあります。

アメリカのトップMBAでは、学費と生活費を合わせると2年間で4,000万〜5,000万円近くかかるケースも珍しくありません。

一方、オックスフォードMBAでは、学費+生活費あわせて2,000万円前後に抑えることができます。

 

さらに、復職・転職も1年後に可能になるため、

  • 昇進・転職タイミングを逃しにくい
  • 家庭やライフプランへの影響を小さくできる

といった点でも、大きなアドバンテージがあります。

 

ねこ君
たった1年でMBAって本当に身につくの?2年制のほうがいいんじゃない?
にゃんこ先生
短期集中だからこそ、濃密な経験ができるんだ。特に社会人経験がある人には、1年制でも十分に意味のある学びができるはず。

 

高い留学生比率と圧倒的なダイバーシティ

オックスフォードMBAのクラスは、約97%が国際生で構成されています。

出身国数も59か国に及び、まさに世界中から優秀な人材が集うグローバル環境です。

学生たちは、金融、コンサルティング、テクノロジー、ヘルスケア、公共セクターなど、幅広い業界から多様な経験と視点を持ち寄っています。

 

このような多文化・多業界の環境で学ぶことで、

  • 異なる価値観やアプローチを受け入れる力
  • グローバルなリーダーシップスキル
  • 異文化チームでの問題解決能力 を自然に磨くことができます。

単なる「海外で学ぶ」ではなく、「異なるバックグラウンドをリードする力」を本質的に身につけられることが、オックスフォードMBAならではの強みです。

 

総合大学オックスフォードのリソースを活用

オックスフォードMBAのもうひとつの大きな特徴は、「単独ビジネススクール」ではなく、世界最高峰の総合大学の一部であることです。

これにより、MBA生も大学全体のリソースを最大限に活用することができます。

 

代表的なリソースには、以下があります。 

Skoll Center for Social Entrepreneurship

社会起業・ソーシャルインパクト分野に強みを持つセンターです。

社会課題解決を目指すリーダー育成プログラムやイベントが多数開催され、MBA生も積極的に参加することができます。

The Oxford Foundry

起業支援を目的としたイノベーション拠点です。

ビジネスアイデアのピッチ、起業家向けメンタリング、スタートアップアクセラレーションプログラムなどが充実しており、

MBA生が在学中に起業に挑戦するチャンスも広がっています。

 

これらのリソースを活用することで、単なるビジネス知識の習得にとどまらず、「自ら社会にインパクトを与える存在になる」ための力を育むことができます。

 

ねこ君
MBAなのに社会起業とか起業支援のリソースまで使えるの?すごい…!
にゃんこ先生
オックスフォードは「社会に変革を起こす人」を育てる文化が強いんだ。だからこそ、ビジネスを超えた学びができるんだよ。

 

オックスフォードMBA vs 他のイギリスMBA(ケンブリッジ・LBS)

オックスフォードMBAを検討する際には、同じイギリスの有力校との比較も参考になります。

ここでは、簡単にケンブリッジ大学(Judge)ロンドンビジネススクール(LBS)との違いを整理してみます。

項目ケンブリッジMBAオックスフォードMBAロンドンビジネススクールMBA
プログラム期間1年1年2年(15カ月、18カ月、21カ月)
学費£74,000£83,770£114,900
クラスサイズ約250人約350人約500人
卒業後平均年収約$175,000約$171,000約$190,000
卒業3ヶ月以内の就職率94%91%90%
強みアントレプレナーシップ・イノベーションリーダーシップ・社会貢献コンサル・金融・グローバル企業

 

ねこ君
ケンブリッジとオックスフォードのMBA、どっちがいいの?LBSとも迷うなあ…。
にゃんこ先生
どれを選ぶかはキャリアの方向性次第だね。起業やテック系ならケンブリッジ、リーダーシップや社会貢献ならオックスフォード、金融・コンサルならLBSが強い。どんなキャリアを目指すのかを考えて、最適なMBAを選ぼう!

 

オックスフォード大学MBAの偏差値は?出願の難易度や入学条件

オックスフォード大学MBA(Saïd)は、世界中から優秀な人材が集まる超難関MBAプログラムです。

日本の大学入試のような「偏差値」という概念はありませんが、求められるスコアや経験水準から、そのハードルの高さを十分に推測できます。

ここでは、オックスフォードMBAの出願要件と難易度の目安について整理します。

 

MBAの難易度と出願要件

オックスフォードMBAに出願するためには、以下の条件を満たす必要があります。

出願に必要な要件

項目内容
学士号取得必須(専攻は問わない)
英語スコアTOEFL iBT 110以上、または IELTS 7.5以上

※各セクションにも最低点あり

GMATまたはGREGMATスコア650以上が競争力あり(中央値680)

GREはVerbal/Quantitativeともに160目安

職務経験最低2年以上(平均6年)
推薦状2通(職務上または学術上の推薦者から)
履歴書(CV)1ページ以内(大学指定テンプレート推奨)
エッセイ1本(250ワード以内、自己アピール内容)

※Oxford 1+1 MBA志望者は追加エッセイあり

オンラインアセスメント3問のコンピテンシーベース+1問のモチベーション動画回答(約30分)
出願料£75(オンライン支払い)

特に、スコア面だけではなく、エッセイ・オンラインビデオ・インタビューでの総合評価が非常に重視されています。

単なる「学力」だけではなく、リーダーシップポテンシャルグローバルな視座・行動力が問われる点が特徴です。

 

 

難易度の目安

オックスフォードMBAに合格するためのハードルは、世界トップ校と比較しても高水準です。

指標数値
GMAT中央値680点
GRE中央値Verbal 160 / Quantitative 160
平均職務経験年数6年

「英語力・数的能力・職務経験・リーダーシップ実績」のすべてで、バランスの取れたハイレベルなパフォーマンスが求められます。

 

出願準備はTOEFL/IELTS対策から

にゃんこ先生
英語試験対策は留学準備のファーストステップ!独学思考の方は下記も参考にしてね!
ねこ君
講師から教えてもらったり、相談もしながら進められた方が安心だなぁ。。添削とかも必要だよね?
にゃんこ先生
プロの講師からより効率的に学びたい!という方には、TOEFL・IELTSの学習コースも提供しているよ!

 

出願の流れ

オックスフォードMBAの出願は、毎年5回のステージ(締切)に分かれて進行します。

ステージ出願締切日最終合否通知日
Stage 12024年9月2日(月)2024年10月11日(金)
Stage 22024年10月1日(火)2024年11月8日(金)
Stage 32024年11月1日(金)2024年12月13日(金)
Stage 42025年1月6日(月)2025年2月28日(金)
Stage 52025年3月3日(月)2025年4月11日(金)

 

出願プロセス

ステップ内容
① オンライン出願志望動機、推薦状、履歴書、成績証明書、エッセイ、テストスコア、オンラインアセスメントを提出。出願料(£75)支払いも必要
② 書類選考志望動機やスコア、経歴などをもとに面接対象者が選出される
③ インタビュー教員・スタッフ・業界アドバイザーのいずれかが担当。Zoom等オンライン面接中心(約30分)
④ 最終審査面接評価を含めてアドミッション委員会が総合判断
⑤ 合否通知ステージごとの最終決定日にメール通知される
⑥ 入学手続き合格者は£9,800のデポジット支払い+カレッジ選択
  • Stage1〜2での早期出願が、合格率・奨学金獲得率の両面で有利になります。

 

にゃんこ先生
ぎりぎりのラウンドだと、枠が埋まっていて実力があっても不利になっちゃうこともある。だから、できるだけ早めに準備して出願しよう!
合わせて読みたい!MBA準備スケジュール

 

日本人向けサイト・体験記

Inside Oxford Japan(日本人公式サイト)

オックスフォードMBAには、日本人在校生・卒業生が運営する非公式サイト【Inside Oxford Japan】があります。

このサイトでは、

  • 日本人出願者向けのQ&A
  • 合格体験記・在学中の生活レポート
  • 説明会・イベント情報(日本語対応)

などが提供されています。

 

▶ Inside Oxford Japan
http://oxfordmba.wixsite.com/japan

出願準備だけでなく、現地での生活イメージを掴むのにも役立つので、早めに目を通しておくと安心です。

 

にゃんこ先生
多くの海外MBAは日本人向けのアンオフィシャルサイトがある。学校の特色や合格体験記を目を通すと、どんな人がいるのか、どんなことに力を入れているのかがわかる。
にゃんこ先生
日本人向けサイトでは、学校説明会等のイベント情報も更新されるから、随時確認しておこう!

 

日本人卒業生の留学ブログ

過去の日本人卒業生による留学体験記・個人ブログも、リアルな視点で参考になります。

成功談だけでなく、苦労や失敗談から学べることも多いため、複数読むのがおすすめです。

日本人ブログの例
  • 英国オックスフォードMBA留学&ロンドン現地就職記(Class of 2021)
  • MBA留学雑記帳@オックスフォード(Class of 2014)
  • 欧州のアジア人(Class of 2010)
  • From the City of Dreaming Spires (Oxford MBA 2009/10)(Class of 2010)

 

にゃんこ先生
うまくいった話だけじゃなくて、準備中の失敗とか現地のギャップとか、公式サイトには載ってないリアルな情報が手に入るよ。

 

学校説明会・イベント情報

オックスフォードMBAでは、通年でオンライン・オフラインの説明会やWebinarを開催しています。

イベントでは、

  • プログラム内容
  • 出願プロセス
  • 在校生・卒業生の体験談

などを直接聞くことができ、モチベーションアップにもつながります。

▶ イベントスケジュール(公式)
https://www.sbs.ox.ac.uk/events

 

ねこ君
説明会って行ったほうがいいの?ちょっと緊張するなあ…。
にゃんこ先生
ぜったい行ったほうがいいよ!オンラインでもいいから。実際に学校の雰囲気を感じられるし、出願書類にも「説明会で感じたこと」を書くと説得力が増すんだ。

 

終わりに

オックスフォード大学MBA(Saïd)は、世界トップレベルの教育、グローバルネットワーク、そして短期集中型カリキュラムという特長を兼ね備えた、非常に魅力的なプログラムです。

一方で、入学難易度は非常に高く、英語力・学力・リーダーシップ経験すべてでハイレベルな証明が求められます。
だからこそ、早めに情報収集を始め、戦略的に出願準備を進めることが重要です。

まずは、TOEFL・IELTS・GMATのスコアメイクから。

その後、志望動機・キャリアプラン・エッセイを磨き上げ、着実に準備を進めていきましょう。

オックスフォードの門を叩く旅が、あなたの人生にとって大きな飛躍となることを願っています。

 

にゃんこ先生
最後に、当サイトでは海外大学・大学院進学のサポートやTOEFL・IELTS対策専門のオンラインコースも提供しているよ!!留学準備や出願でお悩みの方は、遠慮なく連絡してね!

 

 

ねこ君
読んでくれてありがとう!!FacebookXのフォローもよろしくね!
にゃんこ先生
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にゃんこ先生
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