




MBAや海外大学院を目指す日本人受験生にとって、GMATは最大の関門の一つです。
特に、現行GMATでは、Sentence Correction(SC・文法問題)やAWA(ライティング)が廃止され、VerbalセクションはReading Comprehension(RC:長文読解)とCritical Reasoning(CR:論理的推論)のみという、純粋な「読解力と論理的思考力」だけが問われる非常にシビアな構成へと進化しました。
旧GMATで「夢の700点」と言われていたトップスクール合格のボーダーラインは、現行GMATのスコアスケールでは「645点以上」に相当します。
このトップスコアを獲得するためには、「英語力」だけでは絶対に届きません。
問題作成者(GMAC)が仕掛けた巧妙なトラップ(思い込みや感情を誘発する選択肢)を見破り、限られた時間内で最も論理的な決断を下す「GMAT特有のマインドセット」が不可欠です。
本記事では、GMATでトップスコアを叩き出した先人たちのノウハウを統合し、現行GMATで645点以上を勝ち取るための総合的な学習プランと、最大の鬼門であるVerbal(RC・CR)の具体的な解き方・ロジックの組み立て方を徹底解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたのGMATに対する「恐怖心」が、「ゲームを攻略するワクワク感」へと変わっているはずです!
- 💡 結論:Verbalは「英語力」ではなく「ロジックと決断力」のテスト
- TOEFLのように文章を精読したり、直感や感情で選択肢を選んだりするのは絶対にNG。客観的な事実と消去法でトラップを見破る必要があります。
- 🔄 新形式の超重要ポイント(SC廃止):
- 文法知識で稼げたSCが廃止されたため、純粋なRC(長文読解)とCR(論理的推論)のみで勝負するシビアな構成になりました。
- 📖 RC(長文読解)のコツは「手抜き(スキミング)」:
- 難しい単語や修飾語は無視して「ある人/ある物」に脳内変換し、文章の骨格(誰が何をしたか)だけを素早く掴むActive Readingが必須です。
- 🧠 CR(論理的推論)の鍵は「Gap」を見抜くこと:
- 事実(Premise)と結論(Conclusion)の間にある「論理の飛躍(Gap)」を見つけ出します。最後の2択で迷ったら「否定テスト(Negation Test)」が最強の武器になります。
詳しくは記事本編で徹底解説!👇
目次
現行GMAT Verbal対策の考え方|まず持つべきマインドセット
GMAT対策を始める前に、絶対に知っておかなければならない大前提があります。それは、「GMATは英語力を測るテストではない」ということです。
GMATは「知識」ではなく「決断力とロジック」のテスト
GMATは、単語や文法を暗記すれば解けるような単純な試験ではありません。
限られた情報と極度のプレッシャーの中で、複雑な状況を解釈し、最適なアクション(選択肢)を決定する能力を測るテストです。
言い換えれば、これは「優秀なマネージャーやビジネスリーダーにとって一番大切な『知性(判断力)』」を試しているのです。
現行のGMATは、SC(文法問題)が廃止されたことで、より一層この「ロジックと推論の能力」に比重が置かれています。
現行のテスト構成(Data Insightsの追加など)の全体像については、GMATとは?新形式の対策・スコア・当日の流れを完全解説の記事で詳しくまとめています。
ルールを知り、それを理論的に当てはめるゲームだと割り切ることが、高得点への第一歩です。
自分の「思い込み(感情)」を捨てる
多くのGMAT受験者が最も引っかかりやすいのが、「これが正解っぽい」「なんとなくこれが自然に聞こえる」という感覚で選択肢を選んでしまうことです。
ハッキリ言います。GMATにおいて「あなたがどう思うか(感情や直感)」は、正解とは全く関係ありません。
問題作成者は、受験者が「考えるのをやめて、直感で選びたくなるような魅力的なダミーの選択肢」を意図的に用意しています。
RC(長文読解)のトピックがどんなにつまらなくても、逆に自分がよく知っている興味のある分野であっても、「好き・嫌い」「知っている・知らない」という感情は一切捨ててください。
客観的な事実(本文に書かれていること)とロジックだけで判断する冷徹さが必要です。
完璧を求めない「消去法」の威力
GMATの問題、特にCR(クリティカル・リーズニング)において、「これが100%絶対に正解だ!」と自信を持って選べることは稀です。
多くの場合、2つの選択肢で強烈に迷うように作られています。
そこで重要になるのが「消去法」です。
僕たちの仕事は、正しい答えを探すことではなく、「より悪い選択肢(トラップ)」を論理的に削除していくことです。


GMAT Verbal対策|RCとCRの具体的な攻略法
現行のGMATでは、日本人が唯一「文法知識の暗記」で乗り切れきたSentence Correction(SC)が完全に廃止されました。
これにより、VerbalセクションはReading Comprehension(RC:長文読解)とCritical Reasoning(CR:論理的推論)の2つのみとなりました。
もはや、小手先の文法知識は通用しません。ネイティブが解くのと同じように、純粋な「情報処理スピード」と「論理的思考力」だけで勝負する必要があります。
それぞれの超実践的な攻略法を見ていきましょう。
Reading Comprehension (RC) の読み方:Active Readingと「手抜き」
RCで最もやってはいけないのが、「最初から最後まで一言一句、物語を読むように精読すること」です。
GMATのRCは読解力テストではなく、「必要な情報を素早く探し出し、処理するテスト」です。
知らない単語でフリーズしたり、文の長さに圧倒されたりしないための2つの「手抜き」テクニックを紹介します。
コツ①:複雑な概念や知らない単語は「ある人」「ある物」に置き換える
私たちの脳は、見たことのない単語が出てくると一瞬思考が止まってしまいます。これを防ぐため、専門用語や固有名詞は身近な言葉に脳内で置き換えてください。
- the late Pleistocene era = 昔
- in the Rancho La Brea tar pits in Los Angeles = ある場所
- Indian mathematician Srinivasa Ramanujan = ある人
「この人がインド人か日本人か」「名前のスペルは何か」など、問題を解く上で全く重要ではない情報に脳のメモリを使わないことが重要です。
コツ②:補足情報(修飾語など)は読み飛ばし、文章の骨格だけを掴む
関係代名詞(whichやthat)の後の説明や、難しい形容詞・副詞は、とりあえず無視して読み飛ばします。
英語の長文は、修飾語を削ぎ落とせば「誰が(主語)」「どうした(動詞)」「何を(目的語)」という非常にシンプルな骨格になります。細部は、設問で「そこについて聞かれた時」に初めて戻って読めばいいのです。
以下の公式問題のパッセージ(約200語)を、本番でトップスコア層が「頭の中でどう処理しているか」を図解します。
“A recent study has provided clues to predator-prey dynamics in the late Pleistocene era. Researchers compared the number of tooth fractures in present-day carnivores with tooth fractures in carnivores that lived 36,000 to 10,000 years ago and that were preserved in the Rancho La Brea tar pits in Los Angeles. The breakage frequencies in the extinct species were strikingly higher than those in the present-day species. (後略)”
▼ 脳内での「手抜き」変換後 ▼
- ある人たちが、「昔の動物の歯」と「今の動物の歯」を比べた。
- 「昔の動物の歯」の方が、圧倒的にたくさん欠けていた。
いかがでしょうか?200語の難解な英文も、骨格だけを掴めばたった2行のシンプルな情報になります。
この「手抜き」ができるようになれば、タイムマネジメントは劇的に改善します。
Critical Reasoning (CR) の解き方:GapとAssumption
CRは、短い文章を読んでその論理的欠陥を突いたり、補強したりする問題です。
CRの文章は、基本的に以下の3つの要素で構成されています。
- Premise(事実・前提): データや証拠。GMATの世界では、たとえ常識外れでも「絶対に正しい事実」として扱う。
- Conclusion(結論・意見): 著者が一番伝えたい主張。強い言葉(therefore, must, onlyなど)を伴うことが多い。
- Assumption(仮説): 本文には書かれていないが、事実と結論を繋ぐ「架け橋」となる隠れた前提。
高得点を取るための最大の鍵は、事実(Premise)と結論(Conclusion)の間にある「論理の飛躍(Gap)」を見つけ出すことです。
【実践例:Gapを見つける思考プロセス】
“従業員は悪い情報を上司に報告したくないため、情報は人から人へ伝えられるにつれ歪められる(Premise: 事実)。したがって、CEOは下位の従業員よりも少ない情報しか持っていない(Conclusion: 結論)。”
▼ 脳内での処理プロセス ▼
待てよ、「部下からの情報が歪んでいる(事実)」からといって、いきなり「CEOは部下より情報量が少ない(結論)」と言い切るのは論理が飛躍(Gap)していないか?
もしCEOが、部下以外にも「外部のコンサルタント」や「ニュース」から情報を得ていたら、部下より情報を持っている可能性だってあるはずだ。
つまり、著者がこの強引な結論を成り立たせるためには、「CEOは部下からしか情報を得ることができない」という隠れたAssumption(仮説)が必要になるぞ。
このように、著者の論理の「ツッコミどころ(Gap)」を瞬時に見抜くトレーニングを積むことが、CR攻略の全てです。
どうしてもわからない時は「Negation Test(否定テスト)」を使う
選択肢を絞りきれず、どれが正解のAssumptionか確信が持てない場合は、「Negation Test」という強力なツールを使います。
やり方は簡単です。迷っている選択肢の文章を「否定形(NOT)」にしてみてください。
その否定した文章を本文に当てはめた結果、著者のConclusion(結論)が完全に崩壊して成り立たなくなった場合、その選択肢が「絶対に欠かせない正解のAssumption」だということが証明されます。
これは、時間が余った際の見直しや、最後の2択で迷った際の最強の武器になります。
なお、Negation Testは特にAssumption問題で有効であり、すべてのCR問題に同じように使えるわけではありません。
GMAT 645点以上を目指す学習プラン|3ヶ月〜半年の進め方

GMATを運営するGMACのデータによると、トップスコア層の平均学習時間は約120時間と言われています。
しかし、英語が母国語ではない純ジャパにとって、それはあくまでネイティブ基準の最低ラインです。
働きながら、あるいは学校に通いながら「1日2〜4時間の勉強」を「3ヶ月〜半年間」継続するのが、トップスコア(現行645点以上)を勝ち取るための最も現実的なロードマップになります。
無駄なく最短距離でゴールに到達するための、3つのフェーズに分けた学習プランを解説します。
Phase 1: 基礎固めと戦略のインプット(最初の1ヶ月)
GMAT特有の単語(約8,000語レベル)を固めつつ、問題の「ルール」を頭に叩き込む時期です。いきなり時間を測って問題を解きまくるのは絶対にやめてください。
単語学習に並行して、公式問題集である「GMAT Official Guide(OG)」を開き、「GMATはどういう形式で、どんな罠を仕掛けてくるのか」をじっくり観察しましょう。
また、独学に限界を感じやすいMath(数学)の基礎固めには定番教材の「マスアカ(Math Academy)」を、Verbalのロジック構築には「Manhattan Prep」の参考書や、優秀なGMAT予備校のノウハウを活用して、早い段階で「正しい解き方の型」を自分にインストールしてしまうのが最も効率的です。
純ジャパ文系がMathで高得点を死守するための具体的なマスアカ活用法については、マスアカだけでGMAT Math高得点は無理?文系向け対策の記事も必ずチェックしてください。
Phase 2: 戦略の適用と「間違い分析」(2〜3ヶ月目)
ここは最も苦しく、しかし最もスコアが伸びる時期です。このフェーズでは、ストップウォッチは裏返しておいて構いません。
「時間をかけてでも、学んだロジックを正確に当てはめて正解にたどり着くこと」に全力を注いでください。
問題を解いて間違えた時、「あ、勘違いだった」「単語を知らなかった」で終わらせてはいけません。
「なぜ自分はこのダミー選択肢を魅力的だと感じてしまったのか?」
「著者のどのAssumption(隠れた前提)を見落としたから間違えたのか?」
これを徹底的に言語化し、ノートに書き出してください。この「間違い分析」の泥臭い反復こそが、本番の極限状態でもトラップを見抜く『直感力』へと変わります。
Phase 3: 時間制限とペース配分(直前1ヶ月)
培ったロジックを、本番の厳しいタイムプレッシャーの中で引き出すトレーニングです。ここで初めてストップウォッチを解禁します。
「CR(論理的推論)は平均2分以内」「RC(長文読解)は1パッセージにつき、問題数×2分以内」という時間感覚を体に叩き込んでください。
2分を過ぎて答えに確信が持てない問題は、潔く「より悪い選択肢」を消去してランダムクリックする勇気(決断力)も、この時期に実践レベルで養います。
総仕上げとして、MBA.comで提供されている公式の無料模試(GMAT Official Prep)を使い、本番と全く同じ環境・時間割でシミュレーションを行いましょう。PC画面への集中力と、最後までロジックを崩さない体力を本番仕様に仕上げていきます。


(参考)GMAT対策のおすすめ予備校・塾
GMATは完全な独学でもスコアメイク可能ですが、トップスコアを狙う純ジャパの多くが、時間をショートカットするために予備校や専門塾のノウハウを活用しています。
特に現行GMATでは、文法知識(SC)で逃げ切ることができなくなり、純粋な論理的読解力(CR・RC)と、新設されたデータ分析力(Data Insights)が問われます。
そのため、プロから「正しいロジックの型」を学ぶ価値は非常に高いです。
現在も多くのMBA受験生に支持されている主要な予備校・教材を厳選しました。
| 予備校・教材名 | 特徴・おすすめの受験生 |
|---|---|
| アゴス・ジャパン (AGOS) | 【通学(渋谷)/ オンライン】 MBA受験の最大手。GMATの全セクション(Verbal, Math, Data Insights)から出願戦略までを網羅する総合パッケージが強み。予算に余裕があり、ペースメーカーとして手厚いサポートが欲しい初心者におすすめ。 |
| アフィニティ英語学院 | 【通学(神田)/ オンライン】 論理的思考(ロジック)の解説に定評があり、現行GMATのVerbal(CR・RC)対策に非常に強力。ネイティブの思考プロセスを理詰めで解説してくれるため、感覚で解いてスコアが頭打ちになっている中〜上級者に最適。 |
| 濱口塾 | 【通学(大阪など)/ オンライン】 圧倒的な演習問題の量と、コストパフォーマンスの高さで口コミ人気が非常に高い塾。Skype受講やオンライン教材が充実しており、地方在住の受験生や、自分のペースで大量の問題をこなして実力をつけたい人にぴったり。 |
| マスアカ(Math Academy) | 【教材のみ(通販)】 GMATのMath(数学)対策における、日本人受験生のバイブル。基礎的な数学用語の英語表現から、GMAT特有のひっかけパターンまで網羅。数学に苦手意識がある文系出身者はもちろん、満点を狙う理系にも必須の1冊。 |
※コース内容、料金、担当講師、提供形式は変更されることがあるため、最新情報は必ず各公式サイトでご確認ください。


まとめ:GMATは「マネージャーとしての知性」を鍛える最初の試練
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
GMATの勉強を始めたばかりの頃は、見たこともない単語や、理不尽にさえ思えるCRのトラップに絶望するかもしれません。
しかし、過去に750点(上位1%)というトップスコアを獲得した先人たちは、口を揃えてこう言います。
「GMATは本当に数学力や正しい文法力をテストする試験なのだろうか?数学や英語は、単に僕たちの精神的な能力を試すための手段でしかない。
結局、優秀なマネージャー、リーダーや起業家にとって一番大切なのは知識ではなく、限られた情報の中で最適なアクションを決定する『知性(判断力)』なんだ。
GMATの勉強を通じて、正しいロジックを身につけ、感情を捨てて決断を下す訓練をすることは、MBA進学後やその先のビジネスキャリアで必ず役に立つスキルになる。」
GMATは、MBA合格のためだけのただの面倒なペーパーテストではありません。
あなたが将来、グローバルな環境でプレッシャーに打ち勝ち、冷静で論理的なリーダーになるための「最初の試練」なのです。
まずは、問題文を「物語として読む」のをやめ、Active Reading(手抜き読み)と消去法という「戦略」を身につけてください。
泥臭く間違い分析を繰り返し、ロジックの型を体に染み込ませれば、純ジャパでも必ずトップスコア(現行645点以上)の壁を突破できます!
決して自分の感情(思い込み)に負けず、自信を持って本番に臨んでくださいね。あなたの夢の実現を、心から応援しています!

GMATの全体像やスコアの目安、これから勉強を始めるための基礎知識はこちらの記事で再確認!
Verbalで論理的思考力を鍛えたら、次は確実な得点源にしたいMath(数学)の対策へ!











こんにちは。
いつもブログ拝見しています。
MBAトップ校のアプリケーションが始まっていますね。
近年ではTOEFLスコアがアプリケーションに不要な学校も増えてきていると聞きます。
実際に志望校について確認したところ、今年はTOEFLスコアの提出は不要なようです。
合格にむけて一直線で達成するためにも、TOEFLの受験をやめてGMATに切り替えようかと考えています。
まだTOEFLのスコアは80程度なのですが、この状態でGMATの勉強を開始した際に考えられるリスクとして
1.単語力の不足
2.長文読解力の不足
が挙げられると考えていますが、これらの他にありえるリスクはあるでしょうか?
これらを克服するために、GMAT勉強と並行して中国TPOのRを最後までぶん回そうかと考えています。
(結局GMATのためにTOEFLの勉強は必要という認識ですが、間違っていないか確認したいです。)
メッセージありがとう!以下に考えられるリスクと、やらなければいけないことを記載してみたよ。
TOEFLをやらないリスクについて
① 英語の基礎が弱いためGMATの問題文を理解できないリスク
まず、GMATの問題サンプルをいくつか見て、問題文の理解ができるかどうかを確認してほしい。この時、解き方がわからなくて解けない、難しいということではなくて、文章を読んで「全体像がつかめるかどうか」というところがポイント。もし、問題文をいまいち理解できていないなら、おっしゃる通り単語力と読解力を強化する必要がある。
一方で、GMATの問題を解くためには、全て一言一句理解する必要はないので、こちらの記事も参考にして見て、文章が読めるかどうか試して見ると良い。
https://www.path-to-success.net/toefl-gmat-gre-reading
②TOEFLスコア不要な場合、基本GMAT/GREのVerbal及びインタビューで英語力がチェックされるので、GMATのVerbalが低かったり、インタビューで落とされたりするリスク
TOEFLのスピーキングは別として、リスニングは英語の基礎力をあげるために役には立つ。リスニングが弱い場合、インタビューで相手の言っていることがわからないリスクもある。
このリスクを回避するためには、毎日地道にスカイプ英会話をしたり、積極的に話す機会を探す、ポッドキャストを隙間時間に毎日聞く、リラックスしたい時も海外ドラマを英語字幕で見るなどの地道な努力が必要になってくる。
③TOEFLスコアが必要な他の学校に申請できないリスク
こちらで把握した限り、アメリカのTOP校の中で、TOEFL/IELTSスコア不要なのは、MIT、DUKE、YALEの3校だった。他のそれなりに良い学校(滑り止め校)に併願できないというのは、出願準備を進める上で大きいリスクになるかもしれない。
もし、TOEFLスコア不要で出願できる学校が他にあったらここで共有してくれないかな?
GMATのためにTOEFLの勉強は必要かどうかについて
TOEFLの勉強によって基礎的な英語力はより固められるので、余裕があればTOEFLの勉強をおすすめする。
しかし、基本的にTOEFLの勉強はGMATの点数には直結しないので、TOEFLの勉強がGMATに必須かどうかというとそうではない。内容と問題のパターンが全く異なってくる。
TOEFLのリーディングでは、個別の単語の意味、各段落のディテール関連、文章の趣旨等の問題が出るけど、GMATで試されているのは基礎的な文法知識(Sentence Correction)、論理的思考力(Critical Reasoning)と長文読解力(Reading Comprehension)。特にRCでは、文章の全体の構造、前後の段落の関係性、それと一部CRのような論理的思考力を求める問題が見られる。
そのため、TOEFLのリーディングの練習より、GMATのRC対策や読解力向上のためには以下のような練習がおすすめ(あくまで一例)
– 「The Economist」、「Scientific American」、「New Yorker」、「Atlantic Monthly」等の雑誌を中心に、毎日1つの記事を読む。最初の二つの雑誌はGMATに最も近い。
– 記事を読みながら(又は読んでから)、簡単なサマリーを作り、最後に自分の言葉で記事の内容を説明してみる。
– 記事の中に出た、知らない単語の収集と整理。もし、単語の点で、3800と使っていてレベル3までしっかり覚えていなければ、こちらの単語よりも3800をレベル3まで先にマスターした方が良い。
つまり、TOEFLの勉強をしてもしなくても、リーディング、リスニングのような基礎の英語力をあげるトレーニングは必ず毎日する必要がある。
ありがとうございます。
やはり文章が明解で素晴らしいです。腹落ちしました。
今年TOEFLスコアが不要な学校は、CBS(コロンビア)も含まれるようです。
https://www8.gsb.columbia.edu/programs/mba/admissions/application-requirements
やはり、英語のある程度の基礎はTOEFLの勉強で培われるという認識が合っていて安心しました。
書いていて気づいたのですが、TOEFLをやらない場合、奨学金や社費の社内選考に応募できないデメリットもありますね。
ちなみに、GMATの語彙力強化についておすすめの単語帳があれば教えていただけないでしょうか。
いい情報を共有してくれてありがとう!!!コロンビアもTOEFL不要になったんだね。
コメントとして下記のようにまとめてみた。
GMAT独学
私たちのサイトを含め、ネット上にさまざまな情報があるので、準備期間が長い(例えば来年の入学を目指している)方は、そういう情報を活用しながら、自分に合った対策方法を模索していくのはとても良いことだと思う。
逆に、準備期間の短い(例えば、今から準備して今年出願しようとする)方にとっては、独学が一番効率的なやり方ではないかもしれない。
ちなみに、ネット上には著者や情報源が不明な参考サイトがたくさんあるので、利用の際は気を付けたほうが良い。例えば、そのサイトで紹介されている問題を解くテクニックを、自分が問題演習の時運用してみて、納得感があればもっと参考しても良い。
GMAT単語帳
一言で言うと、GMATのための単語対策は、実は必要がない。
GMATはビジネスで必要なスキルをテストしているので、実用主義のビジネスの世界では、
- 自分の意見を伝えるため直接で曖昧さのない、文法的に正しい言葉が求められる⇒SC
- 有効な議論(argument)を行うためはっきりしたロジックが求められる⇒CR
- 会社の戦略を立てるため、長くて複雑な資料を大量に読み、重要な情報・ポイントを読み取る能力が求められる⇒RC
単語力(例えば、malapropismとsolecismの違いは何?)はGMATで試されるポイントではないと言える。ビジネスの世界ではそれほど難しい言葉を知る必要もない。
そのため、世の中にあまりGMAT単語帳というものがない。下記のようにマンハッタンレビューはGMAT単語帳を無料で公開しているけど、読んでみたら、基礎的な単語もそれなりに多いことに気付くだろう。
http://www.manhattanreview.com/download/GMAT-Vocabulary-List.pdf
今の単語力でGMATに足りるかどうかは、簡単に確認できる。
例えば、Wall Street Journalから一つの記事を読んでみて、その中に出てきた経済用語やビジネス用語は分かるかどうか、大きな支障なく文の主旨を掴められるかどうかを確認してみよう。もし記事の理解ができないなら、基礎的な単語力が足りないという信号だね。この場合、上記のマンハッタンの単語帳を抑えるのはおすすめだ。
また、GMATのSCで確実にテストされるのはイディオム。マグーシュからidiom集をダウンロード(無料)して一通り押さえるのも良いだろう。
GMAT Idiom ebook (by Magoosh)
最後に、GMATの独学は大変だけど応援するよ!勉強の中で何か分からないことがあれば、ここで質問してくれれば、できる限り回答するから、頑張って欲しい!!
ありがとうございます!
孤独なMBA受験のなかで、とても心に響く言葉ばかりです。
感動しました。
頑張ります!
にゃんこ先生
お世話になります。
GMATはTOEFL何点くらいから勉強始めましたか。
リーディングである程度点数取れてからのほうがいいと思っているのですが、英語の読む量としてはGMATも並行で勉強したほうが効果的ではないかと思いお伺いしました。因みに英文自体はそこそこのスピードで内容把握出来るレベルにはあります。
よろしくお願いします。
こんにちは、コメントありがとう。
GMATのリーディングはTOEFLより難しいから、TOEFLのリーディングで26-28点以上、IELTSだったらリーディングで7.0-8.0以上ないと、なかなか得点が伸びないと思う。リーディングのスコアでそれくらいあれば、GMATを初めて良いんじゃないかな。
あと、GMATをやってリーディング力をアップさせるというより、個人的には隙間時間も含めて洋書を読んだ方がおすすめ。洋書で読む文章量って、TOEFLとかGMATの文章量と全然違うからさ。疲れててもできるしさ。
一方、MATHはリーディングと関係ない部分も多いから、早めに初めてPREPで目標点を取れるくらい、早めに固めておくといいかもしれない。MATHは理系じゃないと意外と時間がかかるよ。
いつもありがとうございます!
GMAT TOOLKITのアップルソフトをダウンロードしました。
難しい問題だけを解きたいのですが、難易度の調整方法を教わってもよろしいでしょうか。
ご確認のほど、よろしくお願いします。
Practice=>FilterからHard Questionだけを選べるよ!問題演習画面の下の方にレベル(600,700等)の記載もあるので、そこから難易度の判断をするのも良い!