海外大学進学を実現した先輩たちのリアルな声を届けるインタビューシリーズ。
今回は、アメリカ屈指の名門リベラルアーツ・カレッジであるGrinnell College(グリネル大学)に進学したReiさんにお話を伺いました。
熊本県の地方公立校から海外大進学という大きな挑戦を成功させたReiさんは、『there is no magic!!』が提供している並走型出願サポートサービスの第一期生でもあります。
見事、返済不要の全額奨学金も獲得し、現在はグリネルで「進学して本当に良かった!」と充実した日々を送っているそうです。



目次
アメリカ・グリネル大学進学を決めた理由
自分の可能性に挑戦したくてアメリカ大学進学を決意

出身は熊本県で、いわゆる県内有数の進学校でした。年間2-3人、台湾やカナダなど海外大学に進学する人がいましたね。

最初のきっかけは、小学6年生の時に家族でアメリカの大学を見学したことでした。
ハーバード大学に向かうバスの中で、ハーバードの大学生と英語で会話をする機会があったんです。
その時、今まで勉強してきた英語を初めて生かしてコミュニケーションが取れたことに、ものすごく感動して。
私は九州の端っこで生まれ育ったけれど、「世界のどこまでなら食いついていけるのかな」「自分は果たしてどこまで行けるのかな?」と思い始め、自分の可能性に挑戦してみたくなりました。
少人数制でじっくり学べるグリネル大学を選択

アイビーリーグをチャレンジ校として出願し、セーフティー校(滑り止め)としてカナダや日本の大学に出願しました。
最終的に合格をいただいたのが、アメリカのグリネル大学、ワシントン大学、カナダのUBC(ブリティッシュコロンビア大学)、トロント大学、そして日本の慶應義塾大学です。

アメリカの西海岸にあるワシントン大学は気候も良いですし、アジア人も多くて過ごしやすい印象がありました。
でも、私はそういった環境よりも、東海岸や中西部といった「より厳しい環境」に身を置いて挑戦したかったんです。
それに、私はこれまで英語で教育を受けた経験がなかったので、数万人が通うような大規模な総合大学(ワシントン大学)では、周りの学生に埋もれてしまうのではないかという不安もありました。

そうですね。実はこれ、合格してから気づいたことでもあるんです。だから今振り返ると、もっとリベラルアーツ・カレッジを多く受験しておいても良かったなと思っています。
グリネル大学からは合格した後に定期的にメールが届いて、その内容にすごく「温かさ」を感じたことも、最終的な決め手の一つになりました。
アメリカ大学出願に向けた準備
書いたエッセイは50本!「地方出身」を強みに変えてアピール

私は、熊本県の「海外チャレンジ塾」で中学1年生から高校3年生まで勉強していました。
ここでは、外部企業のサポートを受けながら、英語の勉強やロジカルシンキング、海外大学進学に向けた講座を受講していました。

毎朝、NHKのラジオ英会話を聞くのを習慣にしていて、小学6年生の時に英検準2級を取得しました。
中学2年生からは海外チャレンジ塾でオンラインのテスト対策講座を受け始め、高3でアメリカの大学を受験する頃には、TOEFL100点まで英語力を伸ばすことができました!

やっぱりスケジュール管理ですね。
出願のためにエッセイを50本以上も書いたので、それぞれの進捗状況や締め切りを管理するのが本当に大変でした。
でも、ダラダラと書くのではなく、「やる時はやる!」とメリハリをつけて取り組むのが、最後まで頑張り抜くコツでしたね。

1つ目は、「計画性」です。
これは、『there is no magic!!』の海外大進学の並走型サービスを利用したことが大きかったです。
定期的なカウンセリングをペースメーカーにしつつ、エッセイのサポートなども受けながら、コツコツと執筆や大学調べを進めることができました 。
2つ目は、「ユニークなバックグラウンド」です。
「海外経験がないこと」や「九州の地方公立校出身であること」をあえて自分の強みとしてアピールしたことが、大学受験だけでなく、奨学金の選考でもすごく活きたと分析しています。


「言語化する力」がすごく身についたと感じています。
エッセイを書く中で、自分では完璧に理解しているつもりでも周りには伝わらず、何度も質問される…という経験を繰り返しました。
そのプロセスを通して、「自分は本当はこういうことが言いたかったんだな」と気づいたり、「この表現のほうが相手に伝わりやすいな」と客観的に発見できるようになったんです。
リアルな海外大生の姿がモチベに!「並走型サービス」での出会いに感謝

出願準備の中で一番不安だった「エッセイ」を、専門的に指導してほしかったからです。
つい最近アメリカの大学受験を終えたばかりの、エッセイに詳しい現役大学生メンターが直接指導してくれる点がすごく魅力的でした。

メンターのLunaさんが、「血の通ったエピソードを書くことが大事だよ」というとアドバイスをくださったのがとても印象的でした。
この言葉を常に大切にして、読んだ人が「もう少し話を聞いてみたい!」と興味を持ってくれるようなエッセイ作成を意識しました。
そのために、表面的な出来事だけでなく、自分の感情や伝えたいことをとことん深掘りするように気を付けていましたね。

私が特に感じたおすすめポイントは2つあります。
1つ目は、受験の「ペースメーカー」になってくれる点です。
定期的に現役海外大生メンターとのカウンセリングがあるので、それを軸に、エッセイ執筆や大学調べなどの準備を効率的に進めることができました。
2つ目は、メンターが「リアルな海外大生の姿」を見せてくれるので、すごくモチベーションが上がる点です。
私のメインのメンターだったデニソン大学(Denison University)のAkariさんは、カウンセリングの時に、大学の食堂やルームメイトがいるお部屋からZoomを繋いでくれることがありました。
そんな風に、海外大学進学という夢を叶えた先輩たちのリアルな日常を見ることは、私にとって何よりの刺激になりました。
Akariさんは本当に物事を深く考えていらっしゃって、話を聞くだけでとても楽しかったです。友達のような感じでしたが、生き様も素敵で、1つ上の先輩としてとても尊敬しています。

グリネル大学での学びとキャンパスライフ
アメリカ中西部・アイオワ州の豊かな自然に囲まれた「Grinnell College(グリネル大学)」は、全米トップクラスの評価を受ける名門私立リベラルアーツ・カレッジです。
学生数は約1,700人と非常に小規模で、教授と学生の距離が近い少人数教育が大きな特徴。
学生一人ひとりにアドバイザー教員がつき、自分の興味や目標に合わせて学びを設計できる「オープンカリキュラム」を採用しています。
必修科目がほとんどなく、文系・理系の枠を超えて自由に授業を選べるため、幅広い教養を身につけながら、自分だけの専門性を深められる環境が整っています。
少人数制で手厚いケアを実感!キャリア体験や研究参加の機会も豊富


グリネルは、とにかく「リベラル(自由・進歩的)」な大学ですね。「社会を変えたい!」「私はこれがしたい!」という強いパッションを持っている人が多い印象です。
政治的な関心が高い学生も多くて、大統領選挙の時には外に大きなスクリーンを設置して、みんなで開票を見ながら白熱した討論をしました。選挙後も、生物学(Biology)など全く関係のないクラスで政治の議論が始まるくらいです。
また、アラムナイ(卒業生)の愛校心がものすごく強いのもグリネルの魅力です。多額の寄付はもちろんですが、「エクスターンシップ(Externship)」という貴重な機会を提供してくれます。
これは、アメリカ全土で活躍している卒業生の職場に数日から数週間赴き、仕事の様子をシャドーイング(見学・体験)させてもらえる制度です。しかも、その卒業生のお家にホームステイさせてもらいながら生活できるんです!
こういったプログラムへの参加交通費を大学が補助してくれたり、1年生から研究に参加できるチャンスが開かれていたりと、学生数が少ない分、一人ひとりが手厚くケアされている実感があります。

とにかく大学が「田舎」にあることですね(笑)。キャンパス外での娯楽や機会はあまり期待できません。
でも裏を返せば、無駄なお金を使わず、勉強に100%集中できる究極の環境だとも言えます。
食べる・寝る・以外は全部勉強!?超濃厚な1年目のリアル


主に、生物学、フランス語、化学を履修しました。
それに加えて、「チュートリアル」と呼ばれる1年生必修の少人数ゼミを取りました。この授業では自分の文化について発表したりと、とてもアットホームな雰囲気で楽しく学ぶことができましたね。
あとは、Education(教育)の授業も履修しました。アメリカの社会問題と密接に結びついている内容だったので、留学生の私が背景知識から学ぶのはかなりハードルが高かったです。
課題やエッセイには苦労しましたが、その分アメリカ文化への理解がすごく深まりました。

とにかく課題と学ぶ量が膨大で、そこは本当に苦しみました。
一番早い授業が朝8時からだったので、7時半に起きて授業に行き、午前中は授業、お昼を食べて午後の授業、夕飯を食べて、その後はずっと夜まで勉強……。
本当に「ご飯を食べている時と寝ている時以外」は、ほぼずっと勉強していましたね。
間違いなく、これまでの人生で一番勉強しています。でも、それがとにかく面白いんです!
自分の記述力や記憶力が目に見えて上がっているのを感じて嬉しいですし、自分の脳のキャパシティをフル活用している感覚がたまらないというか(笑)
学んでいる内容自体も、思わず誰かに話したくなるような面白いことばかりです。勉強の苦しみと楽しさが、ちょうど同じくらい共存しています。
インターンや資格試験の勉強をとおして将来の可能性を模索中

今は、医療系デバイスを開発している国際NPOと、日本の教育関連企業でインターンをしています。
それから、薬学にも興味があるので資格の勉強もしています。アメリカには、薬学部(大学院)を出なくても取得できる薬学系の資格(ファーマシー・テクニシャンなど)があるんです。
正直なところ、大学に入って一気に視野が広がったことで、将来やりたいことが一つに絞りきれなくなってきました。
だからこそ、実際にインターンや資格勉強に挑戦しながら、「これが本当に自分のやりたいことなのか?」を見極めている最中です!
休日は「ホストファミリー」と買い物でリフレッシュも


うーん、基本的にはやっぱり勉強していることが多いですが(笑)、ジムに行ったり大学のイベントに参加したり…。ホストファミリーに街の案内や買い物に連れて行ってもらうこともあります。
私は大学の寮に住んでいるんですが、グリネルでは大学周辺の地域の方がボランティアで留学生の「ホストファミリー」としてサポートしてくれる温かい制度があるんです!
長期休みは時間的な余裕ができるので、友達と旅行に行ったり、知り合いの家に泊まりに行ったりしてリフレッシュしています。
在学中のパリ留学を目指してフランス語を勉強中!

はい!3年次に、フランスのパリに留学したいと思って、今はフランス語を勉強しています。来年も、フレンチハウスという、フランス語しか話せない大学の家に住む予定です。
実際、今年の夏休みもMiddlebury Collegeというアメリカのリベラルアーツカレッジの、フランス語のサマースクールに行く予定です。
どうせフランス語を学ぶなら極めたいと思っていて、グリネルでもBiology(生物学)とのダブルメジャーにする予定です。

そうですね、私は「やりたいな!」と思ったらその場ですぐ行動してしまう性格だと思います。
心の準備ができていなくても、どうにかなる!とも思っています。
また、柳井正奨学金財団の同期や、グリネルの日本人がとても刺激になっています。
1年生だけど、研究室でインターンしたり、企業でインターンしている同期を見ると、自分も頑張らなくちゃな!と思います。
グリネル大学は自分の可能性をどこまでも広げられる場所

入学当初は、英語を話すことに対してまだ抵抗や恥ずかしさがありました。
今も完全にゼロになったわけではありませんが、どんどん「英語での会話を楽しめる友達」が増えていき、それに伴って自己肯定感も大きく上がりました。
「これだけ頑張れているんだから、自分はやればできるはず!」という強い自信が生まれましたね。
勉強は本当に大変ですが、グリネルに来て心の底から良かったと思っています。
充実した毎日ですし、期待していた以上の環境で学べています。

「海外に行くのが初めて」という生徒さんにこそ、ぜひおすすめしたいです!
少人数でサポートが手厚く、地域も温かいので安心して挑戦できます。
あとは、「自分のやりたいことがまだ明確にわからない人」にも強くおすすめします。
本当にさまざまな分野の授業が取れて、無数の機会に触れることができるので、自分の可能性をどこまでも広げていける最高の場所ですよ!
最後に:受験に挑戦する人へのメッセージ
私は結局第一志望の大学に進学したわけではありませんが、グリネルに来て本当に良かったなと思っています。
おそらく、結果がどうであれ、自分がベストを尽くした結果として辿り着いた場所が、自分が縁がある場所なのだと思います。
だからこそ、置かれた環境でどうするのか、という点を考えながら頑張って欲しいです!
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