日程:2024年10月26日(土)
場所:シェラトン都ホテル東京
参加校(一部):NUS、IE、北京大学、香港大学、マンチェスター大学、ASU等
・入学審査官による1 on 1/少人数インフォセッション
・推薦状やエッセイ作成に関しても相談可能
・MBA留学経験者や留学志望者同士のネットワーキングも
参加申し込み(無料)は→こちらから
海外留学や海外MBAを目指すうえで重要なのは学校選び。
しかし、海外の学校を選ぶうえで、一つ大変なのは情報集めである。日本語の情報も少なく、イベントや学校説明会も気づいたら終わっていることも多い。
これは、そんな学校を選ぶうえで役に立つであろう情報、サイトを、学校ごとにまとめていくシリーズ第50弾。今日は、オーストラリアのMBAから、メルボルン、シドニー、マッコーリー、モナッシュ大学を紹介したい。
WEBページを行ったり来たりする手間や、有用な情報を探す手間が省け、本来やらなければならないことに時間が使えるようになれば幸いだ。
また、ここのページに漏れており、役に立つ情報があれば、ドシドシコメント欄に共有してほしい。
目次
オーストラリアMBA留学のメリット
入学の難易度が低め
オーストラリアのMBAの特徴は、名の知られた所謂有名校でも入学難易度があまり高くないところだ。
アメリカや欧州のMBAの有名校では、TOEFLやIELTSと言った英語の試験に加え、GMATのハイスコアが求められる。
いくら良い経歴や志望動機を持っていて、MBAの事務局側で「この候補者を通したい」と思っても、スコアがクリアされていなければ入学許可がおりない。
中には、事務局から直接「君の経歴は是非欲しいから、何がなんでもGMATのスコアを伸ばしてくれ」という連絡が来ることすらある。
一方、オーストラリアのMBAはGMATのスコアに寛容である(厳しくない)。
メルボルン大学は例外的であるが、大抵の上位校は、候補者のこれまでの経歴や大学時代の成績がよければGMATのスコアを免除してくれることもある。
学費が安め
オーストラリアのMBAはアメリカやヨーロッパのMBAと比較して多少学費が安めである。
ちなみに、オーストラリアの有名校の学費は下記の通り。※豪ドルは1ドル75~80円
学校名 | 学費合計(2020年1月時点) |
University of Melbourne | $89,500 |
University of Sydney | $75,000 |
Macquarie University | $80,000 |
Monash University | $88,000 |
学校によって差はあるが、全体の学費は600〜700万程度。期間は大学によって異なるが1年から2年が一般的だ。
ちなみにアメリカやヨーロッパのMBAの有名校は、1年で800万〜1,000万近くの学費。2年になるとその倍の学費がかかることになる。
それと比較をすると、オーストラリア留学は学費を安く抑えることができる。
現地での生活
オーストラリアは非常に住みやすいことで有名。これは学生にとっても然り。
住みやすいポイントとしては、下記の3点をあげることができる。
- 気候が安定している
冬もあまり寒くなく、夏も気温は高いものの湿度がないので過ごしやすく、日照時間が長い
- 差別を感じることがない
移民の国なので、普段生活をしていても差別を感じることはほぼない
- 安心して生活を送れる
世界一住みやすい都市ランキング上位に4〜5都市が常にランクイン
基本的には気候の関係で困ることはないだろう。
国民も移民に慣れており且つおおらかなので、他国から来た人種や多少の英語のハンディキャップにも大らか。
更に、他国と比較をして犯罪も少なく都市部であれば夜遅くでも危険を感じることはほぼない。
また、日本人に対しては一部の地域(第二次世界対戦の関連で日本軍の攻撃を受けた場所ダーウィンなど)を除いては非常にウェルカム。日本人というだけで、サービスをしてくれる、優遇してくれる人が多い。
日本人にとっては非常に住みやすい環境と言える。
更にオーストラリアは地震がない国のため、海沿いに住んでビーチライフを楽しみながら学生生活を楽しむことも可能。
学校の授業は大変だが、学生生活と充実したプライベートライフの両方を叶えることもできる。
唯一の欠点は物価が高いこと。家賃も含め、全て東京の1.5倍程度と見ておいた方が良い。
オーストラリアは学生ビザでもアルバイトがある程度(週20時間まで)はできるが、正直生活費は覚悟しておこう。
オーストラリアMBAの特徴
オーストラリアMBAは大きく分けて2つの特徴がある。
アジアの企業やビジネスケースを多く扱える
オーストラリアはアジア圏に近いことからアジアの学生やゲストスピーカーも多い。
そのため、授業のケーススタディなどでアジアのケースを扱うこと、またアジアでのインターンシップやスタディツアーの機会も多くある。
将来、アジアでビジネスをされたい方にとっては良い環境だ。
入学時期が選べるケースもある
各学校によって多少異なるが、2月〜3月と7月と1年に2回の入学時期と入学試験の機会を設けているケースが多い。
卒業後の現地就職チャンス・高い給与水準
アメリカやヨーロッパのMBAでは、卒業後現地で就職することが困難。大抵の卒業生は、一度日本に帰国している。
理由は、アメリカの場合はビザ取得の難易度の高さ。MBAを卒業すれば1年間アメリカで働くことができるのだが、現地企業もビザ取得が確約されていない日本人をわざわざ雇うメリットがほとんどない。
イギリスを除くヨーロッパ各国は現地語ができないと就職先を探すのは至難の技であるためである。ちなみにイギリスは現在、多少卒業後の就労ビザ取得が難しくなくなっている。
一方、オーストラリアは昨今永住権を得ることは難しくなっているものの、2年間のMBAを卒業すれば「Temporary graduate visa」というオーストラリアの就労ビザを取得することができる。
年齢が50歳以下であれば、取得学位によって2〜4年現地企業で働くことができる。
オーストラリアの第一言語はご存知の通り英語。
ビジネスで使える英語力を持っていおり、志望動機があれば就職先を見つけるのもそんなに難しいことではない。
ちなみに、オーストラリアの給与水準は非常に高い。国自体が資源立国であることもあり、2020年1月の時点で最低賃金は時給19ドル。
日本円にすると1500円を超える。カフェでバイトをしても日本円にして2000円以上の時給をもらえる国である。
オーストラリアの平均年収は政府の情報によると、82,436 AUD(日本円にすると700万程度)。オーストラリアのMBA情報誌によると、MBA卒業後の平均年収は98,400 USD(日本円にすると1100万程度)だ。
人口の半分が移民であることもあり、多国籍のメンバーと仕事をする経験もできる。
2年コースのMBAの卒業生は7割程度オーストラリア現地で就職している。
2年に満たないMBAの場合自分自身で永住権をとるか、企業がビザの費用を払ってくれない限り残ることができないため、3〜4割程度が現地就職を選んでいる。
就職先は、銀行、コンサルティング会社等様々。全体的に、準備さえしていれば自分のキャリアの希望を実現している人が多い。給料も前職と比較をして1.5〜2倍程度のところへ就職する人が大半。
その上では、他国のMBAと同様キャリアアップが図れていると言える。
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