




世界大学ランキングで常にトップに君臨し、世界中の学生が憧れる「オックスフォード大学」。
アメリカの名門「アイビーリーグ」や、イギリスのトップ研究型大学群「ラッセルグループ」の中でも、ひときわ高い評価と知名度を誇る世界最高峰の大学です。
11世紀末から続く英語圏最古の歴史を持ち、これまでに数多くのノーベル賞受賞者や世界的リーダーを輩出してきました。
本記事では、そんなオックスフォード大学の気になる難易度(偏差値)や学費、そして日本の高校から進学するための具体的な出願方法まで、留学に必要な情報を徹底解説します!
- 📊 偏差値・難易度の目安:
- 日本の偏差値に換算すると東大・京大・医学部レベル(偏差値75〜80以上)。ファウンデーションコース経由での入学は原則不可で、A-Level等でトップ数%の成績(A*A*A*など)が必須の超難関です。
- 💰 学費・留学費用の目安(年間):
- 学費(約£37,380〜£62,820 / 約710万〜1,190万円)に加えて、寮費や生活費がかかります。学部向けの公式奨学金は制限が多いため、日本国内の民間財団奨学金を狙うのが現実的です。(※1ポンド=190円換算)
- 🎓 最大の特徴「チュートリアル(個別指導)」:
- 伝統的なカレッジ制を採用。教授1人に対し学生1〜2人で行われる「チュートリアル」で、膨大な課題と徹底的な議論を通じてクリティカルシンキング(批判的思考)を鍛え抜かれます。
- 📝 合否の鍵を握る「面接」と早めの出願:
- UCASを通じた出願期限は10月15日(ケンブリッジとの併願は不可)。独自の筆記試験に加え、教授と対等に議論できるかを見極める難易度の高い面接が極めて重視されます。
詳しくは記事本編で徹底解説!👇
目次
イギリスの名門大学:オックスフォード大学とは
オックスフォード大学の基本情報と歴史
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | University of Oxford(オックスフォード大学) |
| 設立年 | 1096年 |
| 所在地 | Wellington Square Oxford OX1 2JD United Kingdom |
| 大学種別 | 公立大学・大学院、継続教育/総合研究大学 |
| 学生数 | 約26,595人(学部生:約12,375人) |
| 留学生 | 約43%(学部課程は約21%) |
| 学部 | 4分野(人文科学、数学/物理/生命科学、医学/医療科学、社会科学) |
| 学費 | £37,380〜£62,820/年(2026年度) |
| 寮費・食費 | £6,647〜£9,766/年(2026年度) |
| 生活費 | £305〜£565/月(寮費・食費を除く) |
| 奨学金制度 | 学部は対象制限が多い。日本国内の民間奨学金が現実的。 |
| 合格率 | 14%~17% |
| 英語要件 | IELTS 7.5〜/TOEFL 110〜 |
| 共通テスト | UCAS+コース別筆記試験+面接 |
| 世界ランキング | 1〜4位 |
| 特徴 | カレッジ制/少人数チュートリアル/世界最高峰の研究大学 |
大学の特徴と学部紹介
アメリカのハーバード大学やイエール大学を始めとするアイビーリーグと並び、世界最高峰の評価を受ける大学の1つ「オックスフォード大学」。
ケンブリッジ大学と合わせて「オックスブリッジ」とも呼ばれており、イギリスの修道院に由来すると言われる伝統的なカレッジ制を採用するなど、両大学は多くの共通する歴史や特徴を有しています。
英国最古の大学として伝統を重んじるオックスフォード大学では、
- 試験のときにはSub Fuscと呼ばれる黒い制服を着用する
- 燕尾服を着ることが義務付けられているフォーマルな舞踏会が開催される
- フォーマルホールと呼ばれるカレッジ主催の晩餐会では正装が義務付けられている
など、過去から変わることなく受け継がれているユニークな風習が存在します。
伝統を受け継ぎながらも変化し続ける世界で活躍できる国際人を多く輩出していることから、オックスフォード大学はエリートや名門校の代名詞となっています。
学部
オックスフォード大学は、学部に相当する組織として4つの研究分野(Division)に分かれており、その中にそれぞれが専攻分野をさらに細分化した学科に相当するDepartmentやFacultyを設置。
幅広い分野に関連する学士課程レベルまたは大学院(修士/ 博士課程レベル)での学位プログラムを提供しています。
学士課程で特に人気のあるプログラムが、哲学とともに政治、経済を学ぶ「Philosophy, Politics and Economics: PPE」。
現在ではイギリスの多くのトップ大学で提供されていますが、もともとは1920年にオックスフォード大学で確立された学問分野で、これまでに政治家や哲学者、ジャーナリストなど多くの著名人が学んできました。
- Humanities Division(人文科学)
- Mathematical, Physical & Life Sciences Division(数学・物理・生命科学)
- Medical Sciences Division(医学・医療科学)
- Social Sciences Division(社会科学)
- Department for Continuing Education(継続教育)

世界ランキングとその評価
主な世界大学ランキングでの順位
- 第1位 Times Higher Education World University Rankings 2026
- 第4位 QS World University Rankings 2026
英国を代表する名門校として知られるオックスフォード大学。
名門大学として不動の地位を築いているオックスフォード大学の学術水準は極めて高く、THE世界大学ランキングでは2017年以来世界第1位を維持し続けています。
また、優秀な学生と教授が集まることで知られるオックスフォード大学は、さまざまな分野で世界の教育・研究をリードしてきた有数の名門大学と知られています。
医学、科学、物理学を中心にノーベル賞受賞者、イギリスの歴代首相などを数多く輩出しています。
偏差値と難易度(日本の大学と比較すると?)
オックスフォード大学の公式サイトでは、出願者数・合格者数・入学者数の年次統計(2020年~2024年度)を公表しており、合格率は14%~17%で推移しています。
日本の一般的な高校卒業後にイギリス大学への進学を希望する場合、現地大学等でのファンデーションコースを約1年間受講し、その後成績が考慮され正式に入学、というのが一般的な流れとなります。
しかし、オックスフォード大学へはファンデーションコース経由からの入学が原則できないため、進学の難易度は他のイギリスの大学と比較すると非常に高くなります。


オックスフォード大学の難易度を日本の偏差値に換算すると?
結論から言うと、オックスフォード大学の難易度は、日本の偏差値に換算すれば「偏差値75〜80以上(東京大学や京都大学、あるいは国公立大学の医学部レベル)」に相当すると言えます。
理由は大きく分けて2つあります。
1. 世界ランキングでの圧倒的な立ち位置
THE世界大学ランキングで9年連続1位(2026年度版時点)を獲得するなど、オックスフォード大学はまさに世界トップの知の拠点です。世界中からトップクラスの頭脳が集まるため、国際的な競争率は日本の最難関大学と同等、あるいはそれ以上になります。
2. 求められる成績が「上位数%」のトップ層
オックスフォード大学が公表する統計によると、2024年度に入学した半数近くの(45.5%)の学生が、出願時点のAレベルの試験結果で最高得点であるトリプルA* (A*A*A*) という成績を修めています。
これはイギリス国内の受験生の中でもほんの数%しか取得できない極めて優秀なスコアであり、日本全国の高校生の中でトップ1〜2%に入る学力に匹敵します。
日本の「偏差値」とは評価軸が根本的に違う点に注意!
ただし、日本の難関大学とオックスフォード大学では「賢さの測り方」が全く異なります。
- 日本の大学(偏差値型):広く浅く、総合点勝負
国語、数学、理科、社会、英語など、5教科7科目をバランスよく高得点でこなす「ジェネラリスト」としての能力が求められます。 - オックスフォード大学(専門特化型):狭く深く、熱量勝負
イギリスの大学は入学後すぐに専門課程が始まるため、「自分が学びたい特定の3〜4科目」において突出した能力と異常なまでの探求心が求められます。
そのため、「全科目が偏差値70」である必要はありませんが、自分の志望する専攻においては「高校生レベルを遥かに超えた知識と、教授と対等に議論できる力(面接で測られます)」を持っている必要があります。
「総合的な偏差値はそこまで高くないけれど、特定の分野なら誰にも負けないくらい好きで得意!」という尖った才能を持つ学生にとって、オックスフォード大学は非常に魅力的な選択肢になります。




オックスフォード大学の学費・留学費用と奨学金
留学費用には、大きく分けて「準備費用」と「留学先での費用」の2つがあります。
準備費用というのは、渡航費、海外旅行保険、旅券(パスポートやビザなど)の申請料、語学能力試験料など、留学前に必要となる費用が含まれます。
留学先での費用とは、留学中に必要となる全ての費用のことで、学費、滞在費、生活費などがこれにあたります。
留学先での費用
学費
オックスフォード大学の学士課程の学費は、イギリス国内またはEU圏内/イギリス国外居住者および専攻コースにより学費が異なります。
日本人留学生の場合、2026年度の学費は£37,380〜£62,820となっています。
各専攻コース募集要項内の学費詳細をご確認ください。
〈例〉
Computer Science:£59,260
Philosophy, Politics and Economics:£41,130
Psychology (Experimental):£51,880

滞在費
オックスフォード大学へ出願する際には、専攻コースを選択すると同時に所属カレッジを選ぶ必要があります。
そのため、学生寮を別途申し込む必要はなく、入学が許可された時点で自動的に学生寮の部屋が確保されます。
各カレッジの学生寮の年間費用については175日が一般的な契約期間となります。
費用には家賃のほか、食事代(1日3食)、光熱費(暖房費、インターネットアクセス、定期的な掃除サービス等)が含まれています。

以下に滞在費の例をいくつがご紹介いたします。
各カレッジの滞在費、契約期間などの詳細についてはこちらからご確認いただけます。
- Exeter College:£7,509
- Jesus College:£7,327
- Trinity College:£8,366
生活費
生活費には授業料・滞在費・食費を除き、教材費、個人的な出費、交通費など、大学在学中に支払う必要のある全ての費用が含まれます。
下記の表は、オックスフォード大学公式が公表する、月々の生活費の概算したものです。
滞在費・食費を除くと、月間約£305〜£565となっています。

出典:Living costs

日本人が使える奨学金は?
オックスフォード大学では、学部学生向けのさまざまな奨学金制度を用意していますが、そのほとんどが現地学生および特定地域からの学生を対象としたもの。
日本人留学生は、大学院進学のための奨学金制度を利用することができます。


オックスフォード大学の魅力とキャンパスライフ
世界トップクラスの教育水準と少人数制指導(チュートリアル)
「絶えざる卓越した教育研究の創造」と「新たな社会・経済システムの変革」 を目指すオックスフォード大学。
次世代を担う人材の育成、未来を切り拓くイノベーション創出などを牽引し、その成果の社会への発信と世界展開を通じて「創造と変革を先導する大学」へと進化を図っています。
そんなオックスフォード大学はイギリス最古の大学で、学部・大学院共に各種ランキングで常に上位に位置する名門校。
世界最先端の研究実績率や博士号の輩出数などにおいて群を抜いた結果を出しています。
チュートリアルとは?
オックスフォード大学における教育体制の中核を担うものが、カレッジごとに行われる「チュートリアル」と呼ばれる個別指導。学部単位で行われる講義とは別に個別指導にも力を注いでいます。
専攻分野の教授1人に対して学生は1~2人の少人数のグループで行われるチュートリアルでは、毎週課題とその課題に関連するリーディングリストが与えられます。
学生は膨大な量の書物を読みながら、自分の意見や考えをエッセイにまとめ週に1、2回、1時間ほど課題について議論。
文章力や思考力はもちろん、物事や情報を多様な角度から検討し、論理的かつ客観的に理解する力であるクリティカルシンキング(批判的思考)など、学生自らが問題や課題を発見し解決する能力を養うことができます。


イギリス最古の大学都市と伝統のカレッジ制
イギリスのイングランド東部にあるオックスフォードシャーの州都オックスフォード。ロンドンから電車で1時間ほどの場所にあるイギリス最古の大学都市です。
43のカレッジで構成されるオックスフォード大学には、メインキャンパスというものはありません。
石造りの立派なカレッジの建物や、ヨーロッパでも有数の伝統を誇る街のシンボル的存在のボドリアン図書館、世界最古の大学博物館であるアシュモレアン博物館などの歴史的な建物が市内に点在。
中世から現代までの建築物が美しく調和するオックスフォードの街は、大学の創設時から続く歴史的な雰囲気を醸し出しています。
カレッジ制とは
イギリスの伝統的なカレッジ制を採用するオックスフォード大学。
運営は独立した自治権を持つ36のカレッジと、独立したカレッジではなく大学の学部とみなされている3つのカレッジ、4つのパーマネントプライベートホール(PPHと呼ばれるキリスト教宗派によって設立された機関)で構成されています。
これに加えて外部の2つのカレッジが、神学および宗教学部が提供するいくつかのコースの大学院生を受け入れています。
学生はオックスフォードの学生であるのと同時に、カレッジにも所属。講義や試験の実施および学位授与を行う教育組織としての学部・大学院は大学の管理下にあり、カレッジは生活の基盤または個別指導が行われる場となります。
各カレッジはそれぞれに歴史や特徴がありますが、規模の大小にかかわらず全てのカレッジには以下の設備が整っています。
- ポーターズロッジ(スタッフが常駐する部屋)
- ダイニングホール
- 図書館
- 学生寮
- 個別指導が行われる部屋
- 音楽室
- ランドリールーム
- 緑地
- JCRと呼ばれる共用室

多様性に富んだ学生生活(クラブ活動・留学生)
オックスフォード大学には、学生の親睦、相互扶助、自治などを総合的に扱う学生組合Oxford SUがあり、全学生が入学と同時に自動的に加入。
選挙で選ばれた学生代表により運営されている学生組合は、多岐にわたる活発な諸活動を展開しながら学生の生活と権利を守る上で多くの成果を得ており、オックスフォード大学の発展に貢献しています。
課外活動とイベント
共通の趣味や目的をもった仲間が集まるクラブ活動や自分の世界を広げるボランティア活動など、多種多様な活動の機会を提供している学生組合。
400以上のクラブ団体が活発に活動しているオックスフォード大学では、課外活動を通じてリーダーシップやチームワークを学びながら、興味を持つ分野でのスキルを磨くことができます。

また、現状をより良くするための方法や解決すべき課題、改善策を学生自身が自発的に考え提案していくさまざまなキャンペーンを展開しています。
その他にも新入生歓迎イベント、ダンスパーティーなど年間を通してイベントを企画・実施したり、進路や履修、学生生活を送るうえでの不安や悩みなどに対応するための相談窓口を設置したりと、支援体制を整えています。

世界各国から集まる留学生
1190年に初めての留学生を受入れて以来、オックスフォード大学は教育内容と教育環境の国際化を進め、大学の特色・方針や教育研究分野、学生等の多様化を踏まえた効果的な取り組みを実施。
優れた外国人留学生や教員を積極的に受け入れることによって、大学の国際化を促し、教育・研究力を向上させています。
留学生は170を超える国々から集まっており、全学生の43%が留学生(学部課程は21%)というインターナショナルな環境が整うオックスフォード大学。
卒業生の多くはさまざまな分野で成功を収めており、その実績が名門大学としての信頼性を高めています。

日本の高校からオックスフォード大学に進学する方法

日本とイギリスの教育制度の違い
イギリスの教育制度において鍵となるステージは主に、
- GCSE取得のための学習期間(14歳から16歳まで)
- A-Level取得のための学習期間(16歳から18歳まで)
の2つ。
義務教育修了時の16歳で、全国統一テストのGCSE(General Certificate of Secondary Education)を受験します。この結果によって就職するか、専門的な資格を目指すか、大学進学を目指すか、いずれかの進路を選択します。
大学進学希望者は、16歳から18歳までの生徒を中心に大学進学のためのコースを提供しているシックスフォームカレッジでA-Level(General Certificate of Education, Advanced Level)と呼ばれる大学進学のための教育過程を2年かけて履修。
コース修了後、18歳で全国統一テストを受験し、進学する大学を決定します。
GSCE、A-Levelどちらのステージも、いずれイギリス国内外で大学に進学することを見据えたカリキュラムが組まれているため、進みたい大学、進みたい専攻コースに関連した科目を選択し履修します。
A-Levelの学習内容は日本の大学1年次に相当する一般教養課程までを修了するなど、日本の高校の授業の内容と比べると、専門性が高くなります。
先述した教育制度の違いから、日本の高校を卒業しただけでは一般教養課程を学ぶ期間がないため、イギリス大学の学部課程に直接入学することはできません。
日本の高校からオックスフォード大学の学部課程へ進学するためには、国際バカロレア(IB)やA-Levelといった資格を保持し、加えて優秀な成績を収めていることが条件となります。
またケースバイケースではありますが、APプログラムの学習終了時に行われるAP Testの5つ以上の科目において優秀な成績を収めている場合に限り、出願が考慮されることがあります。


オックスフォード大学が求める人物像
オックスフォード大学はあらゆるランキングで上位を独占する名門校。
世界で高い評価を受けている理由の1つに「多様性」に重点を置いた教育へのこだわりがあり、世界中から多様な背景や考えを持つ優秀な学生が集まることでよい学びができると考えています。
大学や学部(専攻コース)を選ぶ際には、自分の興味関心や将来の目標を慎重に考える必要があり、この選択は人生に大きな影響を与えるため、早めに計画を立て、多角的な視点から検討することが重要。
例えば、どのような専門性を身につけたいのか、将来どのような仕事に就きたいのか、学生生活をどのように過ごしたいのかなど、自分の希望を明確にすることで自分に合った大学選びができます。

オックスフォード大学では、出願する前に以下のいくつかの質問を自問してみることを勧めています。
- 自分が学びたい専攻コースがある
- 入学要件を満たしている
- チュートリアル(個別指導)は自分に合った指導形態である
- 該当分野に対する熱意がある
- 自己肯定感が高い
- 旺盛な好奇心と探究心を持っている
- 問題意識を持ち、課題に対して積極的に取り組むことができる
- 自己決定力が備わっている
- モチベーションが高い

オックスフォード大学の入学審査項目
高校時代やファンデーションコースの成績および英語力を主に重視する他のイギリスの大学と、オックスフォード大学の入学審査は異なります。
学業成績、英語力、志望動機書、推薦状といった他大学と同様の書類提出が求められるほか、
- 専攻ごとの独自の筆記試験
- 面接
- 執筆作品(専攻コースによる)
が課されています。
学業成績
全ての科目に一定以上の学力を有し、かつ専門教科において優れた学力を有する学生を求めているオックスフォード大学。
数値で評価される項目に学業成績があり、優れた学力とは高校の成績がほぼ満点であるA*A*A〜AAA(A-Level評価)、39~41ポイント(IB評価)、またはそれに近い成績が求められています。
各専攻コースでは学業成績に関する入学要件を定めているため、出願前に志望する専攻コースの要件(最低スコア)を満たしていることを確認する必要があります。

英語能力証明書
長い歴史を通して最高水準の教育を受けることができるオックスフォード大学。入学の際に求められる英語力の水準も非常に高く、合格率もイギリスの大学の中でケンブリッジ大学と並ぶ難関校となっています。
オックスフォード大学の学部課程ではおよそ21%の学生が外国出身。世界中から優秀な人材が集まり授業は全て英語で行われるため、日常的なやりとりに加えて大学レベルの複雑な概念を理解し、討論に参加、論文を書くことができるなど、専門分野に特化した高度な英語力が必須となります。
オックスフォード大学では英語が母語ではない学生には英語能力を証明するスコアの提示を求めています。リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングにおいて、TOEFLやIELTS などのスコアを提出する必要があります。
| テスト | スコア | 詳細要件 |
| IELTS | 7.5 |
|
| TOEFL | 110 |
|
出典:Visas and English language requirements


志望動機書(エッセイ)
イギリスの大学に出願する際の必須書類であるエッセイ(パーソナルステイトメント)。
エッセイで求められる要素は出願する国によって異なり、アメリカの大学はエッセイに創造性と考察力を求めますが、イギリスの大学ではより専門分野に特化したアカデミックなものを求める傾向にあります。
オックスフォード大学の入学審査では、エッセイを参考に学生の人柄や意欲、適性、目的意識などを判断し、面接試験においても使用されます。
なぜこの専攻コースで学びたいのか、将来はどんな仕事へ就きたいのかなど、具体的な根拠をもって明確にまとめることが重要となります。
自分が興味のある分野について早めに知識を深めたうえで、自分自身を深く掘り下げどんな能力やスキル、経験が活かせるかを考えておく必要があります。



推薦状
オックスフォード大学では2通の推薦状の提出を求めています。
UCASシステム上で推薦人の情報を入力すると、UCASから推薦人にフォームが送られますので、直接送付してもらいます。
推薦状は基本的に出身校の先生またはカウンセラーに作成していただく書類で、入学審査において合否を決定する際の評価の対象になるもの。
出願者自身がどのような人物なのか、専攻コースに対する意欲はもちろん、どのような知識やスキルを持っているかなども含めて、客観的に評価した内容が記されている必要があります。そのため、推薦者として適当な人物を選ぶことがとても重要となります。
専攻ごとに行われる筆記試験
オックスフォード大学では、専攻コースによって筆記試験(アドミッションテスト)が課される場合があります。
全ての試験はテストセンターネットワークであるPearson VUEを通じてオンラインで行われます。
これら試験の内容は単に学力を測定するものではなく、大学側にとって「応募者を深く知る」という意図のあるもの。
学業成績の数値からわかる学力とは異なる文章力や言語能力、数学的問題解決能力や専攻コースに関する知識などを測ります。
筆記試験は、
- AHCCAT
- BMSAT
- CAT
- HAT
- MAT
- MLAT
- PAT
- PhiIAT
- TSA
- LNAT
- UCAT
などが挙げられ、受験する試験の種類は専攻コースにより異なります。

面接
オックスフォード大学は入学審査の課程で面接を非常に重視しています。
選考では「求める人物像と合っているか」「入学への強い意欲があるか」「志望する専攻コースのことをよく理解しているか」「入学後の明確な目標があるか」などが審査されます。
オックスフォード大学の面接では、どんなに準備をしてもどう答えたらいいか分からない難しい質問をされることで知られています。
しかし、オックスフォード大学はチュートリアル形式(個別指導)をとっているため、このような面接が行われているのです。
学生をより深く知るために行われる面接では、
- 1人の指導教官に対して学生数わずか数人で行われるチュートリアル形式の指導方法に向いているか
- 学生が選択した専攻について議論を交わす、難しい質問に対してヒントを与えたら自分で思考を展開できるか
- 学生はチュートリアルという教育環境において可能性を開いていくことができるか
などを見極めます。
また、面接官の1人として必ず自分の指導教員となる予定の教授が参加するため、この学生を指導したいかどうかという極めて主観的な意見も反映されます。

カレッジ選び
カレッジは、歴史、コミュニティとしての文化、得意な学問分野、構成メンバーなど、それぞれに異なる雰囲気と特徴があります。
そのため、事前にカレッジの特徴についてきちんと調べ、自分に合ったカレッジを選ぶことが非常に大切です。
独立した自治権を持つ43のカレッジで構成されているオックスフォード大学では、入学者の選考をカレッジごとに行います。
出願の際、全ての応募者は専攻コースを選択すると同時に所属を希望するカレッジを選ぶことができますが、状況により多くの優秀な候補者に入学枠が提供できるよう、他のカレッジから入学が許可される場合があります。
また、特に希望がない場合は「オープン」申請を行い、大学から割り当てられたカレッジを受け入れることもできます。

出願スケジュール
オックスフォード大学への出願は、出願共通願書であるUCAS(Universities and Colleges Admissions Service)を通じてオンラインで行います。
UCAS出願の際に必要となる主な書類
- 高校の成績証明書
- 卒業証明書
- 英語能力試験の結果
- 志望動機書(パーソナルステイトメント)
- 推薦状
- 履歴書(学歴や職歴を記入)
カレッジへ直接提出する書類
- 追加のエッセイ(一部専攻コース)
UCASはイギリスの大学出願窓口で、希望する大学のコースを5つまで同時に出願できます。
ただし、オックスフォードまたはケンブリッジ大学を希望する場合は、両大学の中から1コースのみしか出願できません。
またイギリスの大学に出願する場合、9月1日(年によって異なる場合あり)から翌年6月30日までが出願期間となっています。
しかし、オックスフォードまたはケンブリッジ大学においては、毎年12月中旬~に応募者の中から選抜された学生を集めて面接試験を行うため、一般の大学よりも短い10月15日が出願期限となっています。


最後に
世界に認められるイギリス屈指の名門オックスフォード大学。
世界最高水準の教育を受けるためには最難関の入学審査を突破しなければならず、学業成績が優秀であることはもちろんですが、極めて重要な選考基準が面接であるなど、学生の持つ潜在能力や人柄などに重点を置く入学審査は、他のイギリスの大学にはないオックスフォード大学の特徴です。
専門分野に集中して学べることや、自分の興味やキャリア目標に合わせた学位プログラムの選択が可能なイギリスの大学への学部進学は、特定の分野で深い知識と専門的なスキルを身につけたい学生にとって大きなメリットとなります。
そのため、自分の学びたいことと希望する大学に設置されているコースをよく照らし合わせて進路を検討することが大切です。
オックスフォード大学進学に興味を持つ学生のみなさん、まずは自分の学びたい専攻コースがあるのか、そして大学が求める人物像に合っているかなどを徹底調査し、受験に臨みましょう。
「自分一人で準備するのは不安…」「何から始めればいいか分からない」という方は、ぜひ一度無料相談や、実際にイギリス留学を叶えた先輩たちの体験談を参考にしてみてくださいね!

筆者紹介:Antieやや
タイ在住。語学力を活かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、イギリスの大学で心理学、大学院で戦略マーケティングを学んだ息子あり。















